’ちゃんg’ の ’ぶろg’

読書メーターの記事は娘へのメッセージです。将来、同じ本を読んでくれたら嬉しいです。

4月の読書メーター

2023-05-06 | Weblog

4月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:848
ナイス数:98

チョウセンアサガオの咲く夏チョウセンアサガオの咲く夏感想
ちょっとホラーなものから昔ばなし的なものまで、書き溜めた短編集をまとめた一冊。最後に佐方がカメオ出演していて、ちょっとトクした感じ。よかったのは「泣き虫の鈴」。大正八年生まれ、12歳の八彦は凶作で口減らしのため奉公にだされた先で辛い日々を送る。そこに現れた目の不自由な女芸人(瞽女:ごぜ)見習いキクとの交流。少し泣きそうになった。
読了日:04月29日 著者:柚月裕子


血を分けた子ども血を分けた子ども感想
SF作家という肩書。さて、本人は望んでいたのだろうか?表題作は「約束のネバーランド」の設定に似てる。この設定にラブストーリーと成長の物語と男性妊娠物語、恐怖心を和らげる試みを一つの物語として完成させる発想がユニーク。「夕方と、朝と、夜と」は遺伝子疾患を題材とした実験的な小説。「話す音」は人類がウイルスに侵され言葉が失われた世界。「近親者」では近親相姦を扱う。全ての物語の根底にあるものは愛。それも、かなり熱めの。オクティビア・バトラー、カッコいい名前だ。黒人女性だとは途中まで気づかなかった。
読了日:04月08日 著者:オクテイヴィア・E・バトラー


逆転美人 (双葉文庫 ふ 31-03)逆転美人 (双葉文庫 ふ 31-03)感想
第一章は美人の不幸自慢。読み進めるのがツラくてナナメ読み。追記の部分で「あー、16歳の娘が書いたって設定だったのね」と納得。16歳の文章作成能力を再現する才能に脱帽する。そして惹句にあった「全ミステリーファン必読、文学史に残る伝説級超絶トリックに驚愕せよ!!」。。。。って、驚愕しなかった。「あーー」って感じ。読み返して「へーーー」って思った。すみませんね労作なのに。これで売ろうとする双葉社スゲーな。覚えておこう。
読了日:04月01日 著者:藤崎 翔

読書メーター

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 3月の読書メーター | トップ | 5月の読書メーター »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事