’ちゃんg’ の ’ぶろg’

読書メーターの記事は娘へのメッセージです。将来、同じ本を読んでくれたら嬉しいです。

12月の読書メーター

2020-01-02 | Weblog

12月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1132
ナイス数:159

【2019年本屋大賞 大賞】そして、バトンは渡された【2019年本屋大賞 大賞】そして、バトンは渡された感想
戸籍上の父親が3人母親が2人で、現在は3番目の若い父親である森宮さんと2人暮らしをしている女子高生。前半は、なんでこんな関係になったのか?を軸に進む謎解きストーリー。その間に高校生活のいざこざや、おとぼけキャラ森宮さんとの日常のやりとりが淡々と進んでいく。優子の保護者たらんことを至上目的とする森宮さん。優子のためならば何でもアリの梨花さん。ツッコミどころは多々あれど、その時々の親の優しさに囲まれて優子は大人になって行く。そして、バトンは渡された。光の中へ。2019年の本屋大賞受賞作。
読了日:12月28日 著者:瀬尾まいこ


とりあえずウミガメのスープを仕込もう。とりあえずウミガメのスープを仕込もう。感想
好きだ。素直なところ、頑固なところ、ちょっと捻くれたところ、達観したところ、感受性が強くて傷つきやすいところも。鼻が自慢なところは自分と同じだ。宮下さんの日常の料理にまつわるエッセイ集。「栗ごはん」を食べたいと言った友人のお父さんの奇跡、「ものすごく美味しいフレンチ」を食べた時の「家族に食べさせたい」もいいし「水ようかん」や「バレンタインデーのチョコレート」での話もラブラブでうらやましい。「塩鮭4切れ」のエピソードは自分に起こっている現象を冷静に自己分析できていて舌を巻く。いつかお会いしてみたいものです。
読了日:12月18日 著者:宮下 奈都


百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)感想
タイトルから受ける深遠な印象とは程遠く、高尚でも難解でもなく、ただの面白いドタバタ喜劇、あるいは悲劇。戦争やいくつもの事件、その中に数えきれないほどの人生があってアッサリ死ぬ人と信じられないほど長生きする人がでてくる。また、時々思い出したように「孤独」というキーワードが出てくるが取ってつけた感が否めない(笑)副題を付けるなら「ブタの尻尾で始まりブタの尻尾で終わる性豪伝説」または「マコンドのノストラダムス」みたいな。それにしても長かった。しかも字が小っさ!あと、wikiの登場人物紹介が簡単すぎ(笑)
読了日:12月16日 著者:ガブリエル ガルシア=マルケス

読書メーター

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする