’ちゃんg’ の ’ぶろg’

読書メーターの記事は娘へのメッセージです。将来、同じ本を読んでくれたら嬉しいです。

4月の読書メーター

2022-05-03 | Weblog

4月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:918
ナイス数:165

【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (『このミス』大賞シリーズ)【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (『このミス』大賞シリーズ)感想
テレビドラマが始まったタイミングで図書館の順番が回ってきた。リーダビリティはあったけれど、遺言状の内容がいまいちシックリこなくて、その印象を引きずりつつ最後までいって「えっ、そっち?」みたいな終わり方でした。いろいろツッコミどころはあるけれど、一番は主人公に感情移入できなくて没入感がなかったことかな。これはキャッチーなタイトルと宣伝が功を奏した例だと思う。(あと、著者の経歴も)
読了日:04月27日 著者:新川 帆立


羊は安らかに草を食み羊は安らかに草を食み感想
孤児として満洲から引き揚げた少女の物語。少女の視点なので語り口は優しい。しかし、そこで語られるのは集団自決するまでの過程であったり、初年兵に度胸をつけさせるために行われた捕虜刺突訓練の狂気であったり、男の欲望のために無抵抗に連れ去られる妻や姉、暴力に屈し絶望する家族。そのギャップに戦慄する。死に怯えながら眠り、死体から略奪し草の根を食べ泥水をすする戦争のリアルがここにある。今こそ全世界の人々が読むべき物語。第五章の「旅の終わり」は謎解き部分ではあるものの、反戦への思いを削いでしまいそうで少し残念でした。
読了日:04月21日 著者:宇佐美まこと


生物はなぜ死ぬのか (講談社現代新書)生物はなぜ死ぬのか (講談社現代新書)感想
2章の途中までは高校の生物の教科書みたい。3章ではいろいろな生物の死に方。ハダカデバネズミの生態が面白い。女王ハダカデバネズミがいて、そのネズミしか子供を産めない。働きハダカデバネズミは仕事が細かく分業されていて、子供の体温が下がらないよう肉布団専門の係がいる。土の中で30年寝て過ごすのが仕事。長生き。テロメアと老化があまり関係ないというのは知らなかった。活性酸素の除去やジェネリックのメトホルミン(糖尿病の治療薬)にアンチエイジングの効果が期待されるとのこと。難しいところはサラサラ~っと流し読みで。
読了日:04月10日 著者:小林 武彦

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