’ちゃんg’ の ’ぶろg’

読書メーターの記事は娘へのメッセージです。将来、同じ本を読んでくれたら嬉しいです。

3月の読書メーター

2023-04-10 | Weblog

3月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1666
ナイス数:199

キュレーターの殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)キュレーターの殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
600ページ超で読み応えがあった。クリスマスにおきた3件の猟奇的殺人の捜査に駆り出されたポーと妊娠8か月のフリン警部、そしてティリー。今回はティリーの出番が多くて嬉しい限り。頭脳が冴え渡っていて読んでいて爽快。反面、ポーに対する口調が幼く感じられ、そこがいいんだか何だかなー。個人的にはもっと変人でいてほしい。捜査の行方は細い手掛かりがアミダクジのようにランダムにあっちに行ったりこっちに来たり。グロ成分も今回は控えめ。まぁ、今回はティリーを堪能したのでヨシとしよう。
読了日:03月28日 著者:M W クレイヴン

 

赤と青とエスキース赤と青とエスキース感想
最初(一話目)はね、もう、甘々の甘!まるでハチミツぱんにいちごジャムをはさんで砂糖をまぶしたような。ウム、嫌いではない。むしろ好き。その後の額縁職人・・の親方。熱く語るところがよき。三話目が一番好きかも。そして、なぜ場末の喫茶店にエスキースが飾ってあったのか謎が残る。四話目の途中で「もしや?」と思った予感は正しかった。最後、エピローグで全てのエピソードが繋がった時の感動は・・・読んでみてからのお楽しみ!

読了日:03月15日 著者:青山 美智子
スモールワールズスモールワールズ感想
「スモールワールズ」だから「世間は狭い」か。最初の「ネオンテトラ」と最後の「式日」はハッキリ書いてあったけど、他もゆるく繋がっているんだろうな、弁護士だったり高校だったり。「魔王の帰還」がよかった。(漁港の肉子ちゃんを思い出した)
読了日:03月10日 著者:一穂 ミチ


アラスカ物語 (新潮文庫)アラスカ物語 (新潮文庫)感想
明治時代に一人アラスカに渡り、砂金を掘り当てエスキモーの大酋長になった日本人、フランク安田の偉人伝。明治15年に両親他界で一家離散、三菱汽船で給仕、恋人と別れてアメリカへ、サンフランシスコで農奴、化粧品会社の工員、沿岸警備隊のキャビンボーイ、アラスカで流氷に囲まれて遭難、ポイントバローへ救援要請、エスキモーのリーダーへ。クジラやアザラシ猟を生活の糧としていた当時のエスキモー文化(生肉ハラ一杯)や極夜での生活も興味深い。自分だったらクリアーするまで20回以上は死んでると思う。
読了日:03月05日 著者:新田 次郎

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