’ちゃんg’ の ’ぶろg’

読書メーターの記事は娘へのメッセージです。将来、同じ本を読んでくれたら嬉しいです。

2月の読書メーター

2020-03-03 | Weblog

2月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2725
ナイス数:199

人生で大切なことは泥酔に学んだ人生で大切なことは泥酔に学んだ感想
人生に大切なことはあまり書いてなかったな。酒乱には気をつけろ、ってことくらいか。面白かったのは、太宰治(走れメロス実話説)、三船敏郎(車で戻ってきて銃弾)、永淵洋三(あぶさんのモデル)、白壁王(光仁天皇)、福沢諭吉(全裸で乱入)、中原中也(「俺は悲しい!」と叫んでふて寝)、平塚らいてう(男のやることは全部やる)、黒田清隆(酔っぱらって住民を誤射)。昔の文士の酒乱はネタだな。ただ単に当時流行ってたんだと思う。
読了日:02月26日 著者:栗下直也

 


カササギ殺人事件〈下〉 (創元推理文庫)カササギ殺人事件〈下〉 (創元推理文庫)感想
上巻からフラグが立ちまくりで、全部覚えておくの疲れた。最後は納得の終わり方で大変満足。アティカス・ピュントのところだけでも十分に面白い。
読了日:02月23日 著者:アンソニー・ホロヴィッツ

 


カササギ殺人事件〈上〉 (創元推理文庫)カササギ殺人事件〈上〉 (創元推理文庫)感想
たった今、上下巻とも読み終わり。なんかへんなプロローグだなーと思ってたら、そういうことでしたか。これは初めて読むタイプのミステリーだった。こりゃ、構想から執筆までに15年もかかるわけだ。下巻の1ページ目を読んだ時の衝撃といったら!
読了日:02月23日 著者:アンソニー・ホロヴィッツ

 


本所おけら長屋(二) (PHP文芸文庫)本所おけら長屋(二) (PHP文芸文庫)感想
久蔵とお梅ちゃんは、まだくっついてなかった。それにしても面白い。絶対に酷いことにならないし、一話完結でサラッと読めるので、こりゃシリーズ100万部突破するわけだ。「あいおい」のお里さんとの馴れ初めと、「つじぎり」で鉄斎が居住まいを正して頭を下げるところがよかった。次巻も読むよ。
読了日:02月16日 著者:畠山 健二

 

世界を7で数えたら (SUPER!YA)世界を7で数えたら (SUPER!YA)感想
図書館に長いこと所蔵されなかったけれど、久しぶりに検索してみたら入庫されてた。ずっと前から読みたかったので嬉しい。見た目は子供で頭脳は大人のギフテッドな女の子が、両親の突然の不幸という孤独と絶望の底から復活するまでを描く。作者が映画の脚本、監督を手掛けているだけあって、泣かせるポイントが上手い。パティがウィローを無言で抱きしめるところや、ウィローが天窓ごしに月を眺めるシーンにはホロッときた。映画「バグダット・カフェ」みたいな、最後はやさしさにつつまれる物語でした。
読了日:02月15日 著者:ホリー・ゴールドバーグ スローン

 


土漠の花土漠の花感想
冒頭からいきなりテンションMAX!ジャック・バウアーも真っ青になる展開(ピンチ)がこれでもかっ!ってくらい続いて、読むのを中断するタイミングが見つけられない。「ひと息ついたなーと思ったら崖から突き落とし、突き落す。」の繰り返し。わかっちゃいるけどやめられない。これぞ一気読みの極致。ソマリアに限らず死と隣り合わせの世界では、敵も味方も無辜の民も、必死で生きようとして必死で人を殺そうとするんだろうな。
読了日:02月11日 著者:月村 了衛

 


本所おけら長屋 (PHP文芸文庫)本所おけら長屋 (PHP文芸文庫)感想
一話目の「だいくま」はイマイチだなぁ、と思っていたら浪人の島田鉄斎が出てきてから俄然面白くなってきた!この長屋に住みたい!江戸っ子気質と江戸情緒の良きところを、往時の文化を交えて泣ける人情噺に仕立てています。久蔵とお梅ちゃんは所帯を持つことができたのかが気になる~。次巻へゴー!
読了日:02月09日 著者:畠山 健二

 


不愉快犯 (講談社文庫)不愉快犯 (講談社文庫)感想
売れっ子ミステリー作家による自作自演の完全犯罪は実現するか!?(絶対しないって)全てが予定調和に向かっているシナリオであるにもかかわらず、やはりページを繰る手が止まらない。この完全犯罪を目論むミステリー作家の小憎らしいこと!勧善懲悪好きな日本人の機微に触れるキャラ作りに脱帽。佐藤巡査部長はもっとキレッキレでもよかったけれどね。「監禁致傷」と「強盗致傷」の対比がもっと鮮明だったらスッキリ腑に落ちたかも。いずれにしても相変わらず一気読み必至の木内節でした!
読了日:02月05日 著者:木内 一裕

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