’ちゃんg’ の ’ぶろg’

子供も成長したので、これからは趣味のバイクブログとして再出発します。

a dream come true

2015-03-24 | バイク



a dream come truecomeは動詞comeの現在形ではなく,過去分詞形。come trueは名詞dreamの後置修飾語。a dream come trueの意味は「本当になった夢」。

疑問に思われたのは,a dream that has come truethat hasを省略したa dream come trueがOKであるということを学校や学習英文法で教わらなかったからだと思います。確かに,「名詞+関係代名詞+has/have+過去分詞」の「関係代名詞+has/have」を省略することは普通はできません。a dream come trueは特例なのです。

省略できるのは「関係代名詞+be動詞」であり,「関係代名詞+has/have」ではないのです。
では,どうしてa dream come trueはOKなのでしょうか。まず,完了形の歴史を簡単に見てみましょう。古英語(700年-1100年)では,comegoのような移動を表す自動詞は,完了形をつくるときにwesanという完了の助動詞を使っていました。このwesanが今のbe動詞に当たるのですが,今のbe動詞のwaswereにその形が残っています。移動を表す自動詞の完了形は,他のすべての動詞の完了形が「have+過去分詞」に変わった後も,19世紀末までは「be+過去分詞」でした。「冬が去った」はWinter is gone,「春が来た」はSpring is comeで表されていたのです。

a dream come trueのもとの形は,実は,a dream that/which is come trueだったのです。ここからthat/which isの部分が省略規則で省略されて,a dream come trueができたのです。今の英語ではcomegoのような移動を表す自動詞も完了形は「have+過去分詞」で表します。a dream come trueはシーラカンスみたいなもので,昔の英語の形が残っている生きた化石なのです。現在,自動詞の過去分詞で始まる名詞後置修飾語はa dream come true (およびそのバリエーションであるdreams come trueとか(1)any dream come true)と,「過ぎ去った日々」という意味を表すdays gone byという形(およびそのバリエーションのyears gone byとかmonths gone byなど)を除くとほとんどありません。

copyright: 大阪大学教授 岡田伸夫


こんな文章が書けたらいいよねえ・・。

コメント