’ちゃんg’ の ’ぶろg’

読書メーターの記事は娘へのメッセージです。将来、同じ本を読んでくれたら嬉しいです。

12月の読書メーター

2023-01-06 | Weblog

12月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1817
ナイス数:203

蝶の眠る場所蝶の眠る場所感想
面白い、イッキ読みでした。死刑執行された事件の真相を探るドキュメンタリー制作者が、この事件は冤罪なのか、なぜ冤罪が生まれたのか、なぜアリバイや目撃証言は翻ったのか、というミステリーを地道な取材で解き明かしていく。他の人も書いているけれど、いろいろな話題がつめこまれている(冤罪、死刑制度、DNA鑑定、ネグレクト、スクールカースト、ターミナルケア、統合失調症、共感覚、昆虫、ショパン、J・デュ・プレ、ポーランドのマイダネク)が、「あふれ出す愛情とは?」が隠れたテーマだったように思う。
読了日:12月28日 著者:水野 梓


爆弾爆弾感想
超絶面白い!ザブトンだったら3枚!ロマンスグレーのエリート捜査官と50手前のメタボサイコパスが対峙する狭い取調室を軸に、アウトロー等々力、賑やかしモブ系の巡査コンビが爆弾テロに挑むスピード感あふれる第一部!まるで上質な連続ドラマを1クール観たような満足感。そして真相に迫る第二部は動機となる個人と他者、人間の社会性について「あなたの考えは?」と挑まれているような展開で、読み終わった後、マジで鳥肌が立ちました。題材的に映像化は難しいかもしれないけれど、もし映像化するんなら類家(るいけ)さんは菅田将暉でヨロ。
読了日:12月22日 著者:呉 勝浩


彼と彼女の衝撃の瞬間 (創元推理文庫 M フ)彼と彼女の衝撃の瞬間 (創元推理文庫 M フ)感想
予想外の展開とどんでん返しが待ち受ける、第一級のサスペンス!との惹句が踊る。確かに。中盤まで彼(ジャック)にも彼女(アナ)にも感情移入できず、読むのに時間がかかってしまった。犯人像を誘導し、そのたびに最も疑わしい容疑者が殺されるという。最後は・・何でもありみたいな(遺書の切れ端がねぇ~)。。騙された感はないけれど、ホラー要素もあってリーダビリティはあったかな。モヤモヤが無くなって読後感はスッキリ。「ときどき私は嘘をつく」も読んでみようかな。
読了日:12月18日 著者:アリス・フィーニー


透明な螺旋透明な螺旋感想
1年2か月待ってヤットキター!!と喜び勇んで図書館行ったら休みだった月曜日。今日(もう昨日)のお昼に取りに行って、やっぱし数時間で読んでしまった。面白い!わかってるなら買えよって話ですが。。。読みやすいし脳内再生しやすいし、同じような年代の老婆が登場してきて少し混乱させるところがトリックっぽくって、やっぱり東野圭吾すごいわー。最後の方で湯川先生の驚愕の事実は出てくるし、大満足で読み終えましたのこの時間(A.M.1:00)。
読了日:12月07日 著者:東野 圭吾


おとなになるのび太たちへ: 人生を変える『ドラえもん』セレクションおとなになるのび太たちへ: 人生を変える『ドラえもん』セレクション感想
本の作り方として面白い。マンガのドラえもん本編があって、そのエピソードについて各界の著名人(チームラボ代表、プロゲーマー、ユーチューバー、菅田将暉、辻村深月、向井千秋さんなど)が大人になるのび太たちへ自由に語ってもらうという。たぶん、編集者が作品の候補を持って行って「こんなんどうですか~?」とかやったんだろうな。菅田将暉は途中までよかったんだけれど~。辻村深月はファンを公言してるだけあって題材のチョイスも内容もさすが。ドラえもん、全部読んだつもりだったけど半分くらい知らなかった。
読了日:12月05日 著者:

読書メーター

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする