’ちゃんg’ の ’ぶろg’

読書メーターの記事は娘へのメッセージです。将来、同じ本を読んでくれたら嬉しいです。

9月の読書メーター

2019-10-01 | Weblog

9月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2865
ナイス数:156

新装版 竜馬がゆく (6) (文春文庫)新装版 竜馬がゆく (6) (文春文庫)感想
薩長同盟。「われわれ土州人は血風惨雨。ーー」と竜馬の絶句から始まるこの場面を、司馬先生は数年考え続けてきたと書くだけあってその熱量はシッカと伝わりましたぞ。その後伏見寺田屋で幕吏100人に囲まれ絶体絶命の境地から生還したり、薩摩霧島に新婚旅行に行ったり、第二次長州征伐では高杉晋作と騎兵隊が幕軍に対し奇跡の連戦連勝と読みどころ満載!そういえばNHK大河「龍馬伝」のお元は蒼井優がやってたんだよなぁ。あれは良かった(演技が)。
読了日:09月26日 著者:司馬 遼太郎


新装版 竜馬がゆく (5) (文春文庫)新装版 竜馬がゆく (5) (文春文庫)感想
新撰組の活躍が有名な池田家の変から蛤御門(禁門)の変と続き、長州受難の巻。そして佐幕派の台頭(佐幕の佐って、助けるって意味だったのね)。なるほど、会津戦争にしろ西南の役にしろ、このころの迫害が根底にあったのであろうな。外交とは今も昔もいと難しきことナリよ。それにしても、おリョウさん。あー、今でもいるいるこんな人。30年前でも40年前でも150年前でも、いい女の条件は変わらんもんですなぁ。ミステリー。10代のころに読んでも分かりませんて。
読了日:09月21日 著者:司馬 遼太郎


検事の信義検事の信義感想
佐竹検事シリーズの最新刊。レアケースを扱った4つの短編集。「裁きを望む」婚外子だった自分を実父に認めてもらうため一計を案じる。論告求刑無罪。佐竹、やられる。「恨みを刻む」問題判決とは。悪徳刑事、南場所長左遷。「正義を質す」保釈許可決定に不許可か、しかるべくか。「信義を守る」介護疲れの母親殺し。検察側から執行猶予付きの求刑。
読了日:09月17日 著者:柚月裕子


新装版 竜馬がゆく (4) (文春文庫)新装版 竜馬がゆく (4) (文春文庫)感想
薩会同盟による長州都落ち、そして有頂天だった武市半平太は地獄へ突き落され土佐勤王党は崩壊する。山内容堂め~~!群雄割拠し陰謀渦巻く洛中に新撰組が誕生し役者はほぼ出揃った。だんだん講談っぽくなってきたような気がする、バンバン!
読了日:09月13日 著者:司馬 遼太郎


新装版 竜馬がゆく (3) (文春文庫)新装版 竜馬がゆく (3) (文春文庫)感想
寺田屋騒動から始まり勝海舟との出会い、そしてお竜さん登場!倒幕、佐幕、開国、攘夷と歴史は運命に導かれ胎動を始める。その中心に竜馬。
読了日:09月08日 著者:司馬 遼太郎


新装版 竜馬がゆく (2) (文春文庫)新装版 竜馬がゆく (2) (文春文庫)感想
後半でいよいよ竜馬が脱藩する。それにしても司馬先生の取材力、記憶力、構成力、語彙力、読解力、エトセトラ、エトセトラ。これは正に紛うことなき天才じゃ。遥か昔に読んだとき、司馬遼太郎は天才だと思って読んではいなかったなぁ。しかし、面白い。今読んでも全然古臭くない。
読了日:09月04日 著者:司馬 遼太郎


新装版 竜馬がゆく (1) (文春文庫)新装版 竜馬がゆく (1) (文春文庫)感想
実家から持って帰ってきて30数年ぶりに再読。10代のころ夢中で読んだ記憶があり、娘にも読まそうと思ったら3分の1くらい(内容が)エロだった。しかも、挟まっていたのはフランス書院文庫の栞。何のトラップだ?こりゃ。導入部は竜馬の口数も少なく、手探りのような印象を受けた。司馬先生も連載当初はまだまだ若く(40歳)悩みも多かったのだろうな、などと生意気なことを考えてみる。
読了日:09月04日 著者:司馬 遼太郎

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コメント
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