’ちゃんg’ の ’ぶろg’

読書メーターの記事は娘へのメッセージです。将来、同じ本を読んでくれたら嬉しいです。

6月の読書メーター

2020-07-03 | Weblog

6月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2284
ナイス数:157

大人は泣かないと思っていた大人は泣かないと思っていた感想
「セカチュー」みたいに泣かせに来るのかと思ってたら、ぜんぜん違った。イマドキの若い子と旧習のしがらみから抜け出せない大人たちの、それぞれの踏み出せない「あと一歩」について。淡い片思いのまま待ち続けて30歳の平野さん。いいわー、ファミレスで相談するシーンとか笑かせてくれるし。「わからん」けど大事なことはわかってる鉄也と男前の木原さん(彼女)。イザというときには肝が据わる翼と真直ぐに見つめてくる小柳さん。登場人物がみんないい人で安心して読める。これは本のタイトルで損してるんじゃないかなぁ~?
読了日:06月30日 著者:寺地 はるな


なめらかな世界と、その敵なめらかな世界と、その敵感想
「なめらかな世界と、その敵」トランプの説明のところまでチンプンカンプンだった。パラレルワールドを自由に往来する、人間が量子的な存在だったら?という設定。「ゼロ世代の臨界点」ミレニアルではなく1900年代の話だった。「美亜羽へ贈る拳銃」一番お気に入り。22世紀には普通に存在する恋愛ドラマになっているかもしれない。ワクワク。「ホーリーアイアンメイデン」超能力で世界を和平へと導く姉への書簡小説。「シンギュラリティ・ソヴィエト」2つの国のAIが人間を駒にして戦う。「ひかりより速く、ゆるやかに」漂流教室の~足りひん

タイトルは鈴木健(もしくはカール・ポパー)、表紙は赤坂アカ(かぐや様)ときて、中身は至極まっとうなSF。ちょっとクドイところはモリミー(京大)っぽかった。「ひかりより~」の作中作も素晴らしくって、ぜひこれはアニメ化してもらいたい。
読了日:06月30日 著者:伴名 練


11月に去りし者 (ハーパーBOOKS)11月に去りし者 (ハーパーBOOKS)感想
1963年11月、ケネディ暗殺の日から10日あまりの逃避行を綴ったロードノベル。アメ車のインパラやエルドラドなどが現役だった頃、手練れの殺し屋に命を狙われながら偽装家族となってルート66からL.A.を目指すギャング幹部のギドリー。バーボン・ストリートでヤク中がアルトサックスで「ラウンド・ミッドナイト」を吹く60ページあたりからハマって、あとはイッキ読みだった。忍び寄る追手と次々と訪れるピンチに悲惨な予感しかしないぜ!映画化するんだったら、バローネはジェイソン・ステイサムでお願いします。ハゲだけど。
読了日:06月22日 著者:ルー バーニー


わたしの良い子 (単行本)わたしの良い子 (単行本)感想
椿おねえちゃん、達観してるというか超然としてて、ちょっと天然で強くて脆くて、それでいて際限なく優しい。過去のデータから浮気の可能性を否定したかと思えば、高雄よりいい男はいないと断言する。これは惚れてまうやろー!ツンデレ最高。8月の終わりに「ただ生きてほしい」と願い、また、鈴菜の誤解が解けるシーンでは号泣必至。愛が溢れているという表現は陳腐だと思うけれど、この物語の場合には臆面もなく使うことができる。愛が溢れていました。
読了日:06月15日 著者:寺地 はるな


後宮の花は偽りをまとう (双葉文庫)後宮の花は偽りをまとう (双葉文庫)感想
科挙に合格した才女、仕事一筋で可愛げのない下級官吏のもとに皇帝の弟から来た仕事の依頼とは?これは、ハーレクインかっ!?ちょっと登場人物が多すぎたり、漢字の名前がイメージしにくかったり、皇帝なのに立場が弱かったり、幼い日の伏線回収が唐突すぎたり、もっとデレとけ!っとか。オレはツンデレが好きなんだ!
読了日:06月14日 著者:天城 智尋


プリズンホテル 1 夏 (集英社文庫)プリズンホテル 1 夏 (集英社文庫)感想
これは三谷幸喜じゃないの?と思いながら読んでました。こっちの方が先か。三谷幸喜、絶対読んでるな。母親出奔の真相が明らかになるのがメインストーリーだとは思うけれど、ちょっとなんだかな。。。続く秋、冬で面白くなってくれることを願いつつ。
読了日:06月13日 著者:浅田 次郎


薬屋のひとりごと9 (ヒーロー文庫)薬屋のひとりごと9 (ヒーロー文庫)感想
医者の知識をつけるための腑分けの勉強と南方へ向かう準備編。前巻くらいからパワーダウンしてる感が否めない。これから盛り上がっていくのだろうか?
読了日:06月10日 著者:日向 夏

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