’ちゃんg’ の ’ぶろg’

読書メーターの記事は娘へのメッセージです。将来、同じ本を読んでくれたら嬉しいです。

8月の読書メーター

2020-09-04 | Weblog

8月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1669
ナイス数:119

隔離島: フェーズ0 (新潮文庫)隔離島: フェーズ0 (新潮文庫)感想
いやー、面白かった。中盤までは島の因習や登場人物のキャラ説明で遅々として進まなかったけれど、主人公の同級生が不慮の死を遂げてからは、誰が味方で誰が敵かわからず、島民全員が敵?みたいな展開になって超ミステリー!この疑心暗鬼に囚われる過程が、感情移入しまくりで最後までイッキ読み。最終局面で明らかになる巨悪の動機にも違和感なく、納得のタイトル回収でした。洞にはホントに何もなかったのかが気になる~。
読了日:08月29日 著者:仙川 環


総理の夫 First Gentleman (実業之日本社文庫)総理の夫 First Gentleman (実業之日本社文庫)感想
150ページくらいまで「いつ面白くなるんだろう?」と思いながら読んでたけれど、ハニートラップに引っかかって読む気力が失せた。「情けない男の話は合わないなぁー」とあきらめかけたんですが、読メの感想を読んだらみなさん絶賛じゃないですか!おっかしいなーと思いながらスピードを上げて読んだところ、まあ面白かった。読メがなかったら最後まで読めませんでした。感謝を。公約にしろ解散にしろ、だいたい現実の二番煎じなので鼻白んでしまうのは少しひねくれてるかな?最後に代表質問を受けていたので、結局は撤回したんですね。
読了日:08月26日 著者:原田マハ


法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)感想
なかなか魅力的なヒロインが登場。捜査パートと昆虫パートは面白かったけれど、前半にちょっと冗長なところがありましたよね?あと、犯行の詳細については犯人しか知らない事実とはいえ、最後に犯人が全てを語るのは安易だったかなぁ。でも、ウジ虫から捜査のカギとなるアレの発見シーンとか、刑事の執念で行方不明となった彼女を発見するラストとかは読みごたえありました。とりあえず次も読んでみよう。
読了日:08月23日 著者:川瀬 七緒


旅屋おかえり旅屋おかえり感想
ALSを患った華道の家元の娘が最後の願いとして「角舘の満開の枝垂れ桜が見たい」という。行けなくなってしまった自分の代わりに旅屋に旅を依頼する。突然の事故に愛娘を失い、死に目に仕事を優先させた夫を許せない元妻。どちらにも死の影が纏わりつくが、最後は再生の物語として希望が見出せる。原田マハ、全力で泣かせにかかってきてます!(初出は2009年9月~2010年12月。震災の前だった)
読了日:08月18日 著者:原田 マハ

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