’ちゃんg’ の ’ぶろg’

読書メーターの記事は娘へのメッセージです。将来、同じ本を読んでくれたら嬉しいです。

5月の読書メーター

2023-06-13 | Weblog

5月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1265
ナイス数:165

もう別れてもいいですか (単行本)もう別れてもいいですか (単行本)感想
リアルだー!澄子にしろ孝男にしろ、ホントにいそうなところが想像力が豊かというか、作家の筆力なんだろう。そうか、婦人公論の読者はこういうの読んで勉強してるのか。こりゃ男が負けるわけだ。
読了日:05月23日 著者:垣谷 美雨


方舟方舟感想
なるほどねー。クローズド・サークルの中のフーダニット。方舟とよばれる地下建築という特殊な状況下と豊富な小道具類。いちいち状況説明があって強制誘導されている気分にさせられるが、わからなかったのは動機。翔太郎の謎解きに応え、告白する動機にも伏線はあったが、、、。これは「結末はだれにも話さないでください」ってやつですね。面白かった!
読了日:05月13日 著者:夕木 春央


箱庭の巡礼者たち箱庭の巡礼者たち感想
とっても読みやすい。「クラウド・アトラス」日本版のような。干渉できない箱の中の王国に魅せられる異世界物かと思ってたら、次元鉄道が存在するファンタジー、時間をスキップするタイムトラベル、ヘンテコな接着剤で事件を解決するクライムノベル、AIが自我をもつSF、吸血鬼や未来予知者まで登場し、最後はディストピア円環と全部つながってて全部面白い。これは「クラウド・アトラス」を超えたかも。
読了日:05月07日 著者:恒川 光太郎


ラブカは静かに弓を持つラブカは静かに弓を持つ感想
音楽教室で演奏される楽曲に著作権料を課すか否か。現実の世界では「生徒による演奏には使用料請求権なし」となったようですが、そこに至るまでの架空の団体による訴訟対策(スパイ活動)の話。「スパイもの」って書いてあったんで超ワクワクして読み始めたら意外に地味だった。主人公(橘樹)がイケメン設定だったのがいろいろ納得。最後、信頼関係をぶち壊してから再構築していく過程はリアルでしたね。読後感は爽やか。リアルといえば主人公が退社する日の三船さんの応対がリアルすぎます、くぅ~~!
読了日:05月06日 著者:安壇 美緒

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