’ちゃんg’ の ’ぶろg’

読書メーターの記事は娘へのメッセージです。将来、同じ本を読んでくれたら嬉しいです。

9月の読書メーター

2021-10-01 | Weblog

9月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1697
ナイス数:160

火喰鳥―信太郎人情始末帖火喰鳥―信太郎人情始末帖感想
間違えた。最初の方で似たような女の人の名前がたくさん出てきて混乱した。「おぬい」「おさだ」「おふじ」「おみち」「おゆみ」。そのあと「おすず」「おかつ」「おます」「おとよ」も出てきた。全部ひらがな。狭い世間の舞台映えしそうな人情噺で先が長くなりそうな予感。とりあえず次は今村翔吾の「火喰鳥 羽州ぼろ鳶組」を予約するつもり。
読了日:09月29日 著者:杉本 章子


十の輪をくぐる十の輪をくぐる感想
1964年と2020年の東京オリンピック開催時期にまつわる一つの家族の話。半分くらいまでは現代のクズ親父とその父親もクズだったという話で読んでてツラかったー。その間にいくつかのミステリーが出てきて「この伏線回収の話かー」と思ってたら、まさかのADHD展開。ものすごくできた現代の愛娘に「お父さんはADHDなんだよ」と諭されてからの展開が本当の伏線回収だった。ちょっと上手く行きすぎな場面もあるけれど、ADHDを知らしめるために小説という手段を取ったともいえる。参考文献に岩波明の「大人のADHD」とあった。
読了日:09月16日 著者:辻堂 ゆめ


合成生物学の衝撃合成生物学の衝撃感想
・ミニマル・セル「生命の維持に欠かせない最小のゲノムとは何か」「J・クレイグ・ベンター研究所」「ヘイルメリー・ゲノム」「53万塩基対、473遺伝子」・遺伝子ドライブ「改変遺伝子が集団全体に広まる」・DARPA「合成生物学最大のパトロン」「自前の研究施設を持たず、強力な権限を持つ約100人のプログラム・マネージャーが在籍」「任期は3~5年、ほぼ全員が終身雇用の大学教授の職を辞してやって来る」

マイコプラズマ・ジェニタリウム「自然界で最小のゲノムを持つ」「58万塩基対」
ヘモフィルス・インフルエンザ 対象生物のゲノムにX遺伝子を含む塩基配列を挿入する。ただし、その配列にはCRISPER自体、つまりガイド役のRNAとハサミ役の酵素を作り出す部分もセットになっているのがポイントだ。
自然保護活動の非営利組織「アイランド・コンサベーション」
NIH「国立衛生研究所」
DARPA「国防高等研究計画局」「リビング・ファウンドリ・プログラム」「バージニア州アーリントン、ショッピングモールの向い」
AID「非配偶者間人工授精で生まれた子供のアイデンティティクライシス(自己喪失)」「自分が人ではなく精子というモノから生まれたような気がした」
生物医学研究所「スクリプス研究所」「ソーク研究所」 「シンセティック・ゲノミクス社(SGI)」「ヒューマン・ロンジェビティ社(HLI)」
ヘイルメリー・パス「アメリカンフットボールで試合終了間近に一発逆転を狙うロングパス」
iGEM「合成生物学の国際学生コンテスト」
内閣府が主導するImPACT(革新的研究開発推進プログラム)

読了日:09月11日 著者:須田 桃子


ジュリーの世界ジュリーの世界感想
1970~80年代に実在した浮浪者「河原町のジュリー」。今でいうホームレス。当時、京都在住の人々には知られた存在で、蔑まれるでもなく排除されることもなく、ある種の有名人だったそうです。その不思議な存在(現象)に魅了された作者は「河原町のジュリー」を記録として残すべく、当時の世相・風俗と密接にリンクさせ、フィクションとして昇華させました。終盤、戦争中の慰安婦の描写がでてくるので、苦手な方は要注意です。
読了日:09月07日 著者:増山 実


ババヤガの夜ババヤガの夜感想
シスターフッド物でCEROレーティングだとZ。思ったよりボリューム少なめで少し物足りなかった。ネタバレ要素があるので詳しくは書けないが、途中で「おおっ」ってなる。最後はちょっと切ない。ババヤガ(Baba Yaga)はスラブ民話にでてくる魔女のこと。日本では鬼婆。他の人の感想読んでたらカバー裏に何かあるみたいなので今度本屋さんで探してみよう。
読了日:09月03日 著者:王谷晶


滅びの前のシャングリラ (単行本)滅びの前のシャングリラ (単行本)感想
面白かった!巨大隕石の落下によりあと一か月で人類が滅亡するという状況で、各々が最後に辿り着いたシャングリラ(理想郷)とは。一人の女を忘れられないヤクザ、理想の家庭を築きたかった女、本当の両親を探したい孤高の美少女、少女を守りたい息子。共に行動することにより、最後には理想的なひとつの家族となる。雪絵がだんだんと江那家に馴染んでくるところが良かった。ちょーっとアクセルワールド入ってたかな。
読了日:09月02日 著者:凪良 ゆう

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