’ちゃんg’ の ’ぶろg’

読書メーターの記事は娘へのメッセージです。将来、同じ本を読んでくれたら嬉しいです。

11月の読書メーター

2023-12-04 | Weblog

11月の読書メーター
読んだ本の数:1
読んだページ数:352
ナイス数:46

メロスの翼メロスの翼感想
読んでからちょっと時間が経っちゃったのでうろ覚え。中国の卓球のナショナルチーム代表選手(補欠繰り上がり)がユニフォームに日の丸を縫い付けていた(現実にはあり得ない)、ってのがミステリーでした。そのミステリーに惹かれて中盤までは大変面白かった。キャラクターもいいしツンデレ彼女(ここ重要)もでてくるし。ここまで読んで「ああ、ミス・パーフェクトの人か~。でも、これは面白いかも!?」と思ったのも束の間。翼はいいけど、なんでメロス?動機も弱いし、もうちょっと何とかならんかったのかなぁ、と思った。(個人の感想です)
読了日:11月28日 著者:横関 大

読書メーター

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10月の読書メーター

2023-11-16 | Weblog

10月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:936
ナイス数:99

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん7 (角川スニーカー文庫)時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん7 (角川スニーカー文庫)
読了日:10月22日 著者:燦々SUN

 


常設展示室 (新潮文庫)常設展示室 (新潮文庫)感想
ヤベー、朝の通勤電車で最終話を読んでて泣きそうになってしまいました。アートに携わるギャラリーのエージェントだったり、キュレーター、ちょっと年齢高めの女性たちのお話。ゆるく繋がりがあり、みなさんあんまりハッピーエンドな話ではないんだけれど、ポッとこころに明かりが灯るような短編集でした。最終話は、なんか巨人の星の幼少期の家が思い浮かび「今どきこんなテンプレ・・」とは思いつつも、まんまと術中にハマってしまいました。マハだけに。
読了日:10月22日 著者:原田 マハ


ミス・パーフェクトが行く!ミス・パーフェクトが行く!感想
現職総理大臣の隠し子で、厚生労働省のキャリア、バリバリ仕事ができる20代後半で美貌の持ち主。現職総理の隠し子であることがマスコミにバレそうになると厚労省をスパッと辞めて、そこからさまざまな業界に一兵卒として入社し(素性がバレそうになり次々退社)、その会社にある無理難題を解決していくという設定。テレビドラマの原作になりそうな、でもちょっと主人公には感情移入できないかなぁ。
読了日:10月22日 著者:横関 大

読書メーター

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月の読書メーター

2023-10-07 | Weblog

9月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1184
ナイス数:114

死に神のレストラン死に神のレストラン感想
「アルファポリス」って知らなかったけど「小説家になろう」みたいな投稿サイトで人気がでて出版に至ったようだ。現世に強い未練が残っているため成仏できないが思い出に残る料理を食べて昇天するためのレストラン。ホンの一瞬現世に干渉できるという、流れの料理人やら珈琲店が登場しそうな設定だが「お前(主人公)はすでに死んでいる(byケンシロウ)」のがちょっと違う。1~3話目はウジウジしていていただけないが(未練を残して死んでいるのでしかたないけれど)猫と最終話はなかなか良かった。最初の方は出版のための書き下ろしかな?
読了日:09月19日 著者:東万 里央


オービタル・クラウドオービタル・クラウド感想
超絶面白い!こんな本に出合えるとは、なんて幸運なんでしょう。まるで道を歩いていて1万円拾ったような。(拾ったお金は届けましょう)スパイ物としてジェイソン・ボーンより面白い。イーロン・マスクは確実にロニー・スマークの後を追いかけているし、カズミ、アカリ、アゲハ、関口、CIAとまさに天才たちの遊ぶ庭。通勤時間は至福の時間でした。
読了日:09月16日 著者:藤井太洋


ハンチバックハンチバック感想
なかなか痛い小説です。ぜんぜん馬鹿にした意味でなくて、心に刺さる、というよりはやっぱり痛い。芥川賞受賞作。ハンチバックとは「せむし男」のせむしのこと。主人公は著者と同じ遺伝子異常の重度障がい者。導入部のエロティックな部分にしろ、現代の風俗事情、最後のギミックなど、賞を切望しているというか、何とかこの世の中に爪痕を残したい、みたいなものが伝わってきて、選考委員は同情票か?などと不遜なことを考えてしまう。ともあれ、ハンディキャップの人の内面という意味では衝撃的であり、世の中に一石を投じたのは確かだ。
読了日:09月07日 著者:市川 沙央


名探偵外来 泌尿器科医の事件簿名探偵外来 泌尿器科医の事件簿感想
これは面白い!本業はお医者さんか?と思ったけど、いろいろなジャンルの本を書いているようだ。思わずクスリとしてしまう医療関係あるある話は、取材協力者とかなり親密にならないと書けないのでは?反面、事件の内容はネットのメディカル相談の犠牲者、育児本を信奉して無意識の児童虐待、〇〇〇の幻肢痛、人口透析患者に対する偏見(長谷川豊か!)と、かなりシリアス。登場人物のキャラは立っているし、同期生との距離や忍者との三角関係に発展しそうな展開など、ぜひともシリーズ化を希望します!
読了日:09月03日 著者:似鳥 鶏

読書メーター

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月の読書メーター

2023-09-03 | Weblog

8月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1956
ナイス数:167

脳はなぜ「心」を作ったのか―「私」の謎を解く受動意識仮説脳はなぜ「心」を作ったのか―「私」の謎を解く受動意識仮説感想
お医者さんでもなく専門家でもない、どっちかっていうとエンジニアな人。1962年生まれの人が42歳の時に書いた本。20年前の最新の研究成果が盛り込まれている。ARの概念がこの時あったとは驚き。恐怖や怒り、欲求は生物としての本能、それを昇華させたものが心であり、これこそが進化。コギト・エルゴ・スムがすべての始まり。などと語りたくなってくるような本。DNAには記憶が刻まれていると思う。年に1回、東京湾でゴカイが産卵のために一斉に海面にでてくるとかね。とても読みやすい。クオリアってSONYが良く使ってたなぁ。
読了日:08月28日 著者:前野 隆司


バッド・コップ・スクワッドバッド・コップ・スクワッド感想
木内一裕はいつも楽しみにしている作家さんですが、今回はいつもの冴えがなかったような。。。冒頭からバッド・コップのスクワッドが闇すぎる。所轄の刑事さんて、そんな拳銃持ってていいんだっけ?とか、交渉術をメインに描きたかったのね?とか、真樹さん、もうひと絡みして欲しかったな、とか。ちょっと消化不良。
読了日:08月28日 著者:木内 一裕


踏切の幽霊踏切の幽霊感想
面白かった!幽霊話なんで現実には起こりえないんだけど、ホントにあったんじゃないか?ってくらいものすごくリアル。序盤の事件への巻き込まれ方から、少しずつ小出しにされる謎。その謎に対峙する際のアプローチがとても自然で物語にグイグイ引き込まれていく。ヘタに中途半端にならずに、幽霊の方からバンバン事件解決(?)に向けた向けたヒントが出てくる振り切り方が潔い。夏の夜の読書にピッタリです。
読了日:08月19日 著者:高野 和明


探花―隠蔽捜査9―探花―隠蔽捜査9―感想
ラストは怒涛の逮捕劇。でもまあ日米地位協定とか息子の失踪とかはいらなかったかな。探花とは中国の科挙で3番目の成績のこと。1位は状元、2位は榜眼なんだと。ハンモックナンバーは、もともと海軍で使っていた卒業席次のこと。
読了日:08月09日 著者:今野 敏


夏物語夏物語感想
なんかすごいものを読んでしまった!豊胸手術やAID、不感症の話題から小説家と編集者の関係、文学スタイルについての主張がリアルすぎてこれは私小説だったのか?と思えるくらいの熱量と文字数(字が小さい)。それと全ての登場人物に感情移入できてしまう言語化能力の高さにビックリ。最後の方で夏子推しの理由、謎解きがみたいのがあって仙川さんが抱き着いたシーンがあとからジワジワくる。夏子の造形についての記述が少なかったんで川上未映子を調べたらめっちゃ美人!こんな人が夏子だったら絶対惚れてまうがな~。
読了日:08月06日 著者:川上 未映子


彩無き世界のノスタルジア彩無き世界のノスタルジア感想
「名も無き世界のエンドロール」の長いエピローグというかアナザーストーリーのような。「名も無き~」のエピソードがところどころに散りばめられていて、またあの世界に揺り戻される感じが懐かしい。おお、これがノスタルジアか。
読了日:08月06日 著者:行成 薫

読書メーター

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

7月の読書メーター

2023-08-09 | Weblog

7月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1329
ナイス数:137

目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】感想
経済教室といいつつ日本の20年間のデフレを検証する。政治と政策が逆バリを繰り返したため、なるべくしてなったデフレと喝破し個人名を出しまくって喧嘩上等、炎上必至。勇気あるなぁ。後だしジャンケンみたいだけど、確かに20年間デフレだしね。読んでると逆に愚民政策で仕組んでデフレにしてたんじゃないかとさえ思えてくる。暗殺されませんように。
読了日:07月30日 著者:中野 剛志


清明: 隠蔽捜査8清明: 隠蔽捜査8感想
警視庁大森署から神奈川県警刑事部長に着任したところから始まる今回の竜崎。解説読んでナルホド、と思ったけれど久々の隠蔽捜査回帰だったらしい。最近はテレビの杉本哲太にキャラクターが引っ張られた感じがしてたけど、今回はイメージ通りの竜崎が戻ってきた感じでよかった。伊丹刑事部長はもう古田新太でいいや。
読了日:07月30日 著者:今野 敏


名も無き世界のエンドロール (集英社文庫)名も無き世界のエンドロール (集英社文庫)感想
ストーリーは途中で想像がついたけど、壮大な復讐劇の舞台がどうなるかと期待しながら読み進めることができた。幼いころの友情、仲間、三角関係と青春てんこ盛りな過去パートは胸アツ。最後のポケットで長い余韻に浸りつつ、久々に目からアセが。映画の方はどうかなー。多分観ると思うけど、設定が少し変更されてるみたいだし原作の方がよさそうな印象。面白かった!
読了日:07月30日 著者:行成 薫


オオルリ流星群オオルリ流星群感想
45歳同級生のキュンキュン。なぜ高校時代に人気者の彼は自死を選んだのか?とのミステリーが軸にあり、その謎と実話にヒントを得たという私設天文台を造り上げるまでのストーリーテリングが面白い。人はいつまでも青春だなぁというのと、スイ子の内面がはがされて行く過程が読んでて痛かった。
読了日:07月09日 著者:伊与原 新

読書メーター

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月の読書メーター

2023-07-06 | Weblog

6月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1071
ナイス数:72

宇喜多の捨て嫁 (文春文庫)宇喜多の捨て嫁 (文春文庫)感想
仕物(しもつ)、謀殺、暗殺、返り忠に尻はす腐臭と、まぁ読んでて気が滅入る。戦国の世の命の軽さと権力闘争の愚かさよ。全員不幸になって終わる。好意的に取れば、妻が自害してから狂った(どうでもよくなった)と同情もできるが、娘たちを不幸にした史実が事実。相容れない。本書では、最初に戻って小梅が不憫だった。
読了日:06月30日 著者:木下 昌輝


銀河の片隅で科学夜話 物理学者が語る、すばらしく不思議で美しい この世界の小さな驚異銀河の片隅で科学夜話 物理学者が語る、すばらしく不思議で美しい この世界の小さな驚異感想
この宇宙が誕生してから138億とか146億年前とかいってるのに、500億年先の未来を語るところからぶっ飛んでいる。エッセイなんだけど本職の科学者のエッセイなんでアタマのいい人の普段の思考回路がどんなふうになってんのかが垣間見えて興味深い。エッセイの中でカルダシェフ・スケールとか普通にでてきて、こんな大人にわたしは・・・なれないって。関係ないけど、シラードはもっと評価されていいと思う。
読了日:06月23日 著者:全卓樹


黒石 新宿鮫Ⅻ黒石 新宿鮫Ⅻ感想
大沢節が炸裂、といったところ。過去の事件の続編だったが昔すぎて忘れた。全般的に地味だったけれど惰性で読める。阿坂課長の登場シーンが楽しみ。そういえば、晶は今なにやってんだろうね。
読了日:06月23日 著者:大沢在昌

読書メーター

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月の読書メーター

2023-06-13 | Weblog

5月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1265
ナイス数:165

もう別れてもいいですか (単行本)もう別れてもいいですか (単行本)感想
リアルだー!澄子にしろ孝男にしろ、ホントにいそうなところが想像力が豊かというか、作家の筆力なんだろう。そうか、婦人公論の読者はこういうの読んで勉強してるのか。こりゃ男が負けるわけだ。
読了日:05月23日 著者:垣谷 美雨


方舟方舟感想
なるほどねー。クローズド・サークルの中のフーダニット。方舟とよばれる地下建築という特殊な状況下と豊富な小道具類。いちいち状況説明があって強制誘導されている気分にさせられるが、わからなかったのは動機。翔太郎の謎解きに応え、告白する動機にも伏線はあったが、、、。これは「結末はだれにも話さないでください」ってやつですね。面白かった!
読了日:05月13日 著者:夕木 春央


箱庭の巡礼者たち箱庭の巡礼者たち感想
とっても読みやすい。「クラウド・アトラス」日本版のような。干渉できない箱の中の王国に魅せられる異世界物かと思ってたら、次元鉄道が存在するファンタジー、時間をスキップするタイムトラベル、ヘンテコな接着剤で事件を解決するクライムノベル、AIが自我をもつSF、吸血鬼や未来予知者まで登場し、最後はディストピア円環と全部つながってて全部面白い。これは「クラウド・アトラス」を超えたかも。
読了日:05月07日 著者:恒川 光太郎


ラブカは静かに弓を持つラブカは静かに弓を持つ感想
音楽教室で演奏される楽曲に著作権料を課すか否か。現実の世界では「生徒による演奏には使用料請求権なし」となったようですが、そこに至るまでの架空の団体による訴訟対策(スパイ活動)の話。「スパイもの」って書いてあったんで超ワクワクして読み始めたら意外に地味だった。主人公(橘樹)がイケメン設定だったのがいろいろ納得。最後、信頼関係をぶち壊してから再構築していく過程はリアルでしたね。読後感は爽やか。リアルといえば主人公が退社する日の三船さんの応対がリアルすぎます、くぅ~~!
読了日:05月06日 著者:安壇 美緒

読書メーター

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4月の読書メーター

2023-05-06 | Weblog

4月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:848
ナイス数:98

チョウセンアサガオの咲く夏チョウセンアサガオの咲く夏感想
ちょっとホラーなものから昔ばなし的なものまで、書き溜めた短編集をまとめた一冊。最後に佐方がカメオ出演していて、ちょっとトクした感じ。よかったのは「泣き虫の鈴」。大正八年生まれ、12歳の八彦は凶作で口減らしのため奉公にだされた先で辛い日々を送る。そこに現れた目の不自由な女芸人(瞽女:ごぜ)見習いキクとの交流。少し泣きそうになった。
読了日:04月29日 著者:柚月裕子


血を分けた子ども血を分けた子ども感想
SF作家という肩書。さて、本人は望んでいたのだろうか?表題作は「約束のネバーランド」の設定に似てる。この設定にラブストーリーと成長の物語と男性妊娠物語、恐怖心を和らげる試みを一つの物語として完成させる発想がユニーク。「夕方と、朝と、夜と」は遺伝子疾患を題材とした実験的な小説。「話す音」は人類がウイルスに侵され言葉が失われた世界。「近親者」では近親相姦を扱う。全ての物語の根底にあるものは愛。それも、かなり熱めの。オクティビア・バトラー、カッコいい名前だ。黒人女性だとは途中まで気づかなかった。
読了日:04月08日 著者:オクテイヴィア・E・バトラー


逆転美人 (双葉文庫 ふ 31-03)逆転美人 (双葉文庫 ふ 31-03)感想
第一章は美人の不幸自慢。読み進めるのがツラくてナナメ読み。追記の部分で「あー、16歳の娘が書いたって設定だったのね」と納得。16歳の文章作成能力を再現する才能に脱帽する。そして惹句にあった「全ミステリーファン必読、文学史に残る伝説級超絶トリックに驚愕せよ!!」。。。。って、驚愕しなかった。「あーー」って感じ。読み返して「へーーー」って思った。すみませんね労作なのに。これで売ろうとする双葉社スゲーな。覚えておこう。
読了日:04月01日 著者:藤崎 翔

読書メーター

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月の読書メーター

2023-04-10 | Weblog

3月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1666
ナイス数:199

キュレーターの殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)キュレーターの殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
600ページ超で読み応えがあった。クリスマスにおきた3件の猟奇的殺人の捜査に駆り出されたポーと妊娠8か月のフリン警部、そしてティリー。今回はティリーの出番が多くて嬉しい限り。頭脳が冴え渡っていて読んでいて爽快。反面、ポーに対する口調が幼く感じられ、そこがいいんだか何だかなー。個人的にはもっと変人でいてほしい。捜査の行方は細い手掛かりがアミダクジのようにランダムにあっちに行ったりこっちに来たり。グロ成分も今回は控えめ。まぁ、今回はティリーを堪能したのでヨシとしよう。
読了日:03月28日 著者:M W クレイヴン

 

赤と青とエスキース赤と青とエスキース感想
最初(一話目)はね、もう、甘々の甘!まるでハチミツぱんにいちごジャムをはさんで砂糖をまぶしたような。ウム、嫌いではない。むしろ好き。その後の額縁職人・・の親方。熱く語るところがよき。三話目が一番好きかも。そして、なぜ場末の喫茶店にエスキースが飾ってあったのか謎が残る。四話目の途中で「もしや?」と思った予感は正しかった。最後、エピローグで全てのエピソードが繋がった時の感動は・・・読んでみてからのお楽しみ!

読了日:03月15日 著者:青山 美智子
スモールワールズスモールワールズ感想
「スモールワールズ」だから「世間は狭い」か。最初の「ネオンテトラ」と最後の「式日」はハッキリ書いてあったけど、他もゆるく繋がっているんだろうな、弁護士だったり高校だったり。「魔王の帰還」がよかった。(漁港の肉子ちゃんを思い出した)
読了日:03月10日 著者:一穂 ミチ


アラスカ物語 (新潮文庫)アラスカ物語 (新潮文庫)感想
明治時代に一人アラスカに渡り、砂金を掘り当てエスキモーの大酋長になった日本人、フランク安田の偉人伝。明治15年に両親他界で一家離散、三菱汽船で給仕、恋人と別れてアメリカへ、サンフランシスコで農奴、化粧品会社の工員、沿岸警備隊のキャビンボーイ、アラスカで流氷に囲まれて遭難、ポイントバローへ救援要請、エスキモーのリーダーへ。クジラやアザラシ猟を生活の糧としていた当時のエスキモー文化(生肉ハラ一杯)や極夜での生活も興味深い。自分だったらクリアーするまで20回以上は死んでると思う。
読了日:03月05日 著者:新田 次郎

読書メーター

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2月の読書メーター

2023-03-05 | Weblog

2月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1005
ナイス数:94

汚れた手をそこで拭かない汚れた手をそこで拭かない感想
読み終えてタイトルが秀逸。ちなみに汚れた手はでてこない。星新一のショートショートのような、ジトーーッとした短編集5作。脚立から落ちた人、プールの水を抜いてしまった話(そういえば、そんなニュースがあったっけ)、盗電の話、映画のお蔵入り。最後のミモザに出てきた瀬部は、生瀬勝久のイメージ。全てひとひねりしてあって、謎という意味のミステリーよりは怪奇に近い。なんだか、運気が下がりそうな・・・
読了日:02月28日 著者:芦沢 央


ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 17 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 17 (GA文庫)感想
1年9か月ぶりに新作が出たので復習のための再読。フレイヤ様の恋焦がれる気持ち、アイズの起こした奇跡、ヘスティアの神威、ラスト怒涛の総攻撃と、やはり読ませるし面白い。新作は軒並み高評価なのでチョー楽しみ!
読了日:02月12日 著者:大森藤ノ


レジェンドアニメ!レジェンドアニメ!感想
既刊「ハケンアニメ!」のスピンオフ集。2014年ころから不定期に書かれていたようだ。「ハケンじゃないアニメ」は書き下ろし。この書き下ろしがね~、電車の中で読んでてナミダ出そうになった。情けない青二才書かせたら天下一品だなっ、辻村深月!そのあとの「次の現場へ」も最後ナミダ出そうになった。このチヨダ・コーキと赤羽環がでてくるところが満を持してというか、作品の層が厚いというか~、たまりませんなぁ。映画の方はイマイチだったけれどな。
読了日:02月04日 著者:辻村深月

読書メーター

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする