活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

相対的認識3

2020年07月07日 | 法理

「常住壊空(じょうじゅうえくう)」という四つの条件因果関係で転々としていたものは、移り変わりを繰り返すものです。

どんなにしても生は生で、そのままであり、死は死でそのままなのです。

 

どんなにしても、「一度に二つのものを考えられない」ということです。

 

対象として認めるものは何にも無いということなのです。

 

それを暫く、仏道というおシャカ様の教えに因って修行していきさえすれば、必ずそれが「成るほど、ひとつのものであった」と気が付きます。

 

それを「見性(けんしょう)」といっています。

別の言葉でいえば「ものの真相を看る事」を見性というふうに呼んでいるわけです。