活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

「生きている」ということ2

2017年10月16日 | 仏教

私たち衆生が「生きている」ということは、「説明」なのです。

 

説明するにはものの実体というものがなければなりません。

 

その実体というのは何かというと「此の物」です。


説明のために自分自身を指し示せば、こういうもの(此の物)です。

 

「此の物(こういうもの)」は、「見聞覚知(けんもんかくち)」

する、そういう働きだけのものです。

 

物に執着する働きだけのものです。