活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

「生きている」ということ1

2017年10月15日 | 仏教

「生と死」の区別はどこでつけるのでしょうか。


これは大問題だと思います。

 

今までも仏教以外では「生と死」の区別をつけているものは

ありません。

 

私たち衆生は、お父さんお母さんの因縁を借りて現実にこのように

ありますが、こういう状態を人間(にんげん)は「生きている」と

いっています。

 

ものが見える、音が聞こえる、話が出来るわけです。

 

これはあくまで、「生きている」ということの説明の域を

脱しません。