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今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

ススキ野原、一面         2015.10.04.(2)

2015-10-14 07:25:51 | 山、花、山野草



   
 野紺菊


 国道に戻ると、またいろいろな野菊が道端に沢山目につくようになった。やはり、秋は野菊が綺麗。僕の好みだ。だから、自宅の庭も野菊が何種類か植えてある。そっちはまだ蕾なので、花を楽しめるのはもう少し、先のことだ。






 国道を少し南下すると橙色のホオズキが目に入った。以前は林道脇の沢の岸辺に群生していたのだが、今回は流されてしまったのか見つからなかったのだ。また、車を停めてカメラを片手に散策。



 



ホオズキ








シシウド


 また、少し走り峠を越えた辺りでススキの穂が綺麗に生え揃っている場所に出た。また、停車。

 ススキ野原を見ると、子供の時、千葉に住んでいた頃に秋に利根川にハゼ釣りに何度か通っていた頃を思い出す。豊里だったか、駅を降りてから利根川まで歩く間に長いことススキ野原の中を歩いた。その頃はススキは関東に多いものだと思っていて、日本中、どこにでも生えているとは知らなかった。










 ススキ野原の奥の杉林の中にお社があった。





 さて、車に戻り行く先を見上げると杉の木の間からススキが一面に生えた斜面が見えた。何度もこの道は走っているがこのことに気がついたのは初めてだった。その生え方が綺麗で、穂が光を反射して光っていた。その斜面に近づけるのかどうか分らなかったが、車を走らせて近づいてみることにした。

 行ってみるとその場所は何のことはない、戸倉スキー上のゲレンデだった。それでも、ここにこれほどのススキが生え揃う景色は観たことがなかった。









喜んでいろいろと写真を撮ってみるが、後で確認して見ればどれも大して違わない。


 斜面の上の方までススキは続いているのだが、広角ではそこまで写らない。レンズを90mmマクロに変えて写してみる。




上の部分




下の部分




      



 ススキを堪能して車に戻り、スキー場を後にして南下を続けた。







つづく。


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秋の花を見る積りで県北へ走る ブナハリタケとジンジソウ         2015.10.04.(1)

2015-10-13 20:54:41 | 山、花、山野草

野紺菊


  


 9月の初旬から夏のイグチに加えて秋のきのこが出始めて、休日はほとんどきのこ一色の日々だった。秋も深まって来て夏の暑さから解放された野の草も緑濃くなってきたので、県北の峠辺りの花を観ながらブナ帯も歩いて見たいと思って家を出た。

 いつものように高速で山崎まで走り、その後は29号で戸倉峠を目指した。山は紅葉にはまだ早いが、道の脇にはいろいろな野菊が咲いていた。野紺菊だろうか、自宅の庭ではまだ蕾だったが・・・・。

 途中から右に折れて氷ノ山へ登る林道に入った。登って行く道の脇に咲いている花を見ながら進む。







キバナアキギリ
やはり、広島で見たものは花弁に赤い斑点があったが、ここのキバナアキギリには斑点はなかった。






ゴマナ




スギエダタケ






アキチョウジ


林道沿いに咲く花は少なく、数度停まって花を観ただけでいつも谷へ下るヘアピンカーブに着いてしまった。ブナ帯に行く前に、谷を下り岩壁のジンジソウの様子を見ることにした。

谷は深く、道もないので一度下ると帰りが辛い。連れは車で待っていると言う。

急斜面を20mほど下った所に白っぽいきのこの幼菌が出ていた。




まるでホンシメジ。一つ採って裏を見るとヒダは密で見えない程。



柄の表面は僅かに筋が入っているように見える。シメジの仲間であることは間違いなさそうだ。




かなり沢山でていて、一応収獲した。


さらに斜面を斜めに横切るように下る。しばらく下ってようやく谷の底に着いた。底には大岩がゴロゴロしていて、おまけに流されてきた倒木が横たわり容易には進めない。

太いブナの倒木に白い硬質菌が出ているなと思ったが、近づいてみると若いブナハリタケだった。









ブナハリタケ
あまり好みのきのこではないが、若くてまだ独特の匂いもない上モノなので、袋に一つだけ収獲した。全部採っていたら、持ち運べない量だ。


ブナハリタケをザックに仕舞い、沢を渡る場所を探す。ジンジソウは対岸の岩壁に沢山張り付いていた記憶がある。




対岸の岩に飛び移り、辺りを見回す。少し下り過ぎたようだ。岩壁は100mほど上流に見えていたが、遠目にはジンジソウが張り付いているようには見えない。不安に思いながら登る。





      



ジンジソウ
数は多くないが、ちょうど見頃の様子。

さらに登りながら倒木についたきのこやジンジソウを探した。



ブナハリタケ



ツキヨタケ






      
ジンジソウ

せっかく谷を下ってきたから、もう少し散策したい気もしたが連れが退屈しているだろうから戻ることにした。

かなり登ったので車までの距離は近くなったが、傾斜は急で直登に近い。でも登りなら何とかなる。車に戻ると連れは鍵を掛けて毛布を被って寝ていた。

それならもう少し遊んでくるんだった。。。ブナ帯まで行くつもりだったが止めて、赤西渓谷を歩くことにした。ブナ帯のきのこには少し早いような気がした。

きた道を戻り、途中、またジンジソウなどを見ながら下った。














      


つづく。



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黄金の稲穂 山田錦と愛山(あいやま)          2015.10.03.(4)

2015-10-12 20:18:45 | その他




 きのこの山からの帰り道、道の脇に獺祭の幟が並んでいた。獺祭はこのところの贔屓のお酒の銘柄のひとつだが、自宅周辺の山田錦の田圃と契約しているのだ。去年は随分早くから幟を立てていたが今年はポツリポツリと立っているだけで、どうしたのかなと思っていたのだが、収穫の時期になってそこら中に立て始めたようだ。

 早くから立てると色褪せるし、台風で倒れもするからちょっと賢くなったのかもしれない。幟の間から田圃を撮る。





 自宅の周りは一面、酒米の田なのでこういう景色は毎年のことなのだが、黄金色の田が夕陽に照らされて輝いているとどうしても写したくなってしまう。去年も、今年も。

















 いろいろ、考えて撮るのだが後で観ればどれも似たようなもので、進歩なし。



      





どうも獺祭の宣伝をしているみたいだ。


 車を停めてカメラだけ持って歩いて廻る。車道を歩くと車に轢かれそうにそうになるので田の畔道を歩いていると、稲の間から子狸が顔を出して車道を渡ろうとしていた。様子を伺っている。

 立ち止まって様子を見ていたが、子狸と目が合った。そこで、「やめときな。」と声を掛けると、慌てて稲の中に戻って行った。畔を進んで行くが狸の姿はもう見えず、稲穂が不自然に動くこともなかった。



      



 来週は秋祭りだ。神社の入口には幟が立って、準備が始まっている。








      



 車に戻り自宅に向って少しばかり走った。自宅から少し坂を下った辺りにも田圃が広がっているのだが、その田は剣菱酒造が契約している。最近まで知らなかったのだが、剣菱が契約して栽培している酒米は愛山(あいやま)という品種だ。










愛山の方が少々、色付きが遅いようだ。


 そして、丈が山田錦よりも少し低いような気がする。






 愛山という品種は幻の酒米とも言われるているらしいが実際はそんなことはない。愛山は大粒で酒造りに適した米だが、背が高くて倒れやすいので農家にとっては作りにくい米だ。そこで剣菱酒造は自社の契約田で40年間、愛山を保護して作ってきたらしい。それが、あの阪神大震災で剣菱酒造が被害にあって、その年の酒造りを断念してから他の蔵に広まってしまい、今では多くの蔵が使っているということだ。






      

剣菱酒造 愛山契約田


 陽が沈もうとしている。







 車に戻り、今度こそ自宅も帰ろう。ここから自宅まで500mくらいかな。畔焼きが始まった。






長い一日のおわり。



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ハタケシメジの収穫のあと、蕎麦、立杭焼、またきのこ。          2015.10.03.(3)

2015-10-11 21:57:20 | きのこ など




 はたけしめじを収穫し終えたのはちょうど、正午ころだった。腹も減ってきたので帰り道にある蕎麦屋に寄った。初めて入る店で、山の麓を分譲した住宅地の一角にある。何となく仕事を退いた後に夫婦で蕎麦屋を始めたという感じの店だった。

 蕎麦二人前と天婦羅を食べた。蕎麦はしっかりしていて香りも良かった。蕎麦汁はもう少しかな。

 その後、少し走り兵庫陶芸美術館に寄った。勤め先の美術館の入場券を貰ったので、見物してついでに土瓶蒸しの道具でも買おうかと思ったのがその動機・・・



      

付き辺りを左に曲がり・・・・





次の付き辺りを右に曲がると・・・・


 ホールになっていて、その階段を下る。


      





古丹波の展示


      



      

古いものらしい。こういうの見ていると骨董に嵌る人の気持ちが分るような気がしてくる。





 美術館を出て立杭焼の店に行ってみるがやっぱり古丹波のような味わいのあるものは目につかなかった。そのまま、自宅に一度戻り連れ合いを降ろしてから、また違う山の様子を見に行った。

 山では随分早くにクリフウセンタケやサクラシメジが出てしまい、その後は訪れていなかった。1週間ほど雨も降っていなかったので何も出ていないのかもしれなかった。

 川から立ちあがる斜面を見ながら歩いていると茶色の傘のきのこが幾つか見えた。登ってみると・・・・




キツネタケ
なあんだ。。。


 でも、その近くにはクリフウセンタケ??



ショウゲンジ
急斜面に出ていたのはショウゲンジだった。足を滑らせれば、下に見えている車道まで真っ逆さまだ。


 深追いせず斜面を降りた。


  
左:アカヤマタケ
右:Hygrocybe sp.


 山では出遅れていたショウゲンジがそこら中で出ていた。






ショウゲンジ
蕾の姿の良いものだけを袋に収穫した。


 その他には・・・・




ウラベニホテイシメジ老菌




サクラシメジ老菌


 周辺を歩いて散策するが、やはり大したものは見つからなかった。








乾燥したウラベニホテイシメジ



 山の様子も分ったので降りて車に向う。すると、来た時は全く気がつかなかったのだが・・・・



      

細い立ち枯れの木にウスヒラタケが沢山出ていた。これも収穫してザックに収めた。


 ショウゲンジとウスヒラタケの収穫は帰り道に住む娘に押し付けて、自宅に向った。これ以上、きのこを自宅に持ち帰るのはヤバイ。


つづく。

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今日の出来事 短縮編          2015.10.10.(0)

2015-10-10 22:47:19 | きのこ など




 今日は久し振りに庭の整理を朝からしていた。午後の3時半を過ぎてから、このまま一日、庭仕事は嫌だなと思って近くの山の様子を見に行ってみた。最近、この山は休みの日はキノコ採りの人がかなり入るので、何もないかと思ったらウソみたい。




シャカシメジが大株3つ。小さいのは幾つかあったけれど、枯れ葉をかけて隠してきた。


 それと驚きだったのは、もう出終わっていると思っていたコウタケ。





 
 もう疲れてシャカシメジの下調理はやる気になれないのでそのまま冷蔵庫へ。

 晩飯にはアカモミタケのオムレツ。歯応えが面白い。GOOD。




あ、アカモミタケ編もまだアップしてなかった。。。



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楽しみにしていたベニテングタケ試食・・・・ 哀れ、即身成仏      2015.10.09.

2015-10-10 07:52:42 | きのこ など




 飯田の松茸山で何故か生えていたベニテングタケ。とても味の良い毒きのことして有名だ。一人で1本の半分くらいなら毒性もないという話しは何度か聞いていた。だから丁寧に持ち帰り冷蔵庫にしまっておいた。

 帰宅後、収穫してきた松茸を食べたりしていてなかなかベニテングタケの試食はできなかった。翌週は大事な会議が3日続いて、とうとう明日は週末という今日、冷蔵庫にしまっておいたベニテングタケを取り出してみると・・・・・

 カラッカラ。そうだった、紙袋に入れておいたのだった。また、試食する機会を逃してしまった。これで2回目・・・・がっくり。。。



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ハタケシメジの収穫          2015.10.03.(2)

2015-10-09 21:48:20 | きのこ など




 道の脇から斜面を除きこんだときから相当な数のハタケシメジが出ていることは分った。であれば、ザックを降ろして袋を手に収穫するしかない。ハタケシメジは襞が密でその隙間に土が入り込んだら、後が厄介だ。今日はうっかりして鋏を持ってくるのを忘れていた。






ハタケシメジ


 であれば、傘を上にして袋の中に積み上げるしかない。

















 幼菌の姿がほとんど見当たらない。かなり前に出始めてその後は雨が降っていない状況。そうであれば、1週間ほど前に長野に遠征する前日までにかなり降った雨で出だしたのだろう。






















 長野から帰ってから、ほとんど雨が降っていないので途中で生長を止めてしまったものもあるようだ。







 ひたすら斜面のハタケシメジを収穫する。ハタケシメジはホンシメジの旨みには叶わないが、歯切れよく味も良いきのこだから丁寧に採る。

 ビニール袋5つに一杯に収穫して車に運んだ。

 あぁ、頭を下げて収穫したきのこを貰ってもらう日々が続く。帰宅したら収穫したハタケシメジの下調理をしなければ。今度は誰に貰ってもらおうかと考えながら山を下った。



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週末、やりたいことはいろいろあるけど・・・           2015.10.03.(1)

2015-10-08 23:06:12 | 山、花、山野草



 
 やっと迎えた週末、やりたいことは沢山ある。その一つは寝坊。だから、出だしが遅くなるのはしょうがない。

 寝坊意外のやりたいこと、新しいマクロのレンズで写真を撮りたい。気になっている山の様子を見たい。一面の田圃で稔っている稲を見たい。。。朝食後、庭に出てまず変化がないかをチェック。



秋明菊原種
咲き始めていた。


      
ダイセンオダマキ
狂い咲き?


 それから、去年見つけたアキチョウジが沢山咲く山寺のハタケシメジのシロを見に出掛けた。自宅から30分ほど走ってから、薄暗く細い道を登って行き、砂利の撒かれた駐車場に車を停めた。







 去年はこの駐車場の砂利の間からもハタケシメジが沢山出ていたんだけど・・・・





ようやく見つけた。でも、数が少ない。もう一雨降ってから出だすのかもしれない。


 細い道を歩いて登って行く。道の両脇には去年と同じようにアキチョウジが沢山咲いていた。












アキチョウジ


 アキチョウジの間に・・・・



エリマキツチグリ


 去年、ミカエリソウが沢山咲いていた辺りは刈り取られていて残念だったけれど、僅かに残った株に花が付いていた。



ミカエリソウ







 さらに登った所に寺があって、その裏には秋明菊が花盛りだった。






      







 そして去年、沢山、ハタケシメジの出ていた斜面を覗き込むと・・・・








出ていた。


 ザックを降ろし、袋を取り出した。さて、収穫だ。


つづく。 

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京都外出  御所のきのこ           2015.09.29.

2015-10-07 22:54:00 | きのこ など
      



 平日は忙しくて、休日も遠出で忙しい日々。秋になって自宅の庭でも植物が息を吹き返しているのを感じてはいるけれど、じっくりと見ることが出来ないでいる。

 でも、朝、出勤の前に少しだけ庭に出ると、季節がどんどんと進んでいるのに気がつくのだ。







      
ホトトギス達


 勤め先に行き、メールのチェックを終えて外にでた。今日は京都大に外出して打ち合わせをすることになっているのだ。御所が近いから時間が許せば、御所のきのこの様子を見てから帰ろうと思っていた。

 中国道を走り、名神に移ってから京都南で高速を降りた。昼飯を食べておかなければ・・・・





ニンニクはやめておこうかな。



 仕事の打ち合わせを終えてから、京都御所に着いたのは午後3時過ぎ。





少し、散歩をしてから帰ろうか。。。


 数年前に御所を歩いた時にチャタマゴタケやタマゴタケが出ていた辺りをまず歩いてみるのだが、何もなかった。それよりも地面が乾燥していてきのこの姿をほとんど見ていない。




Amanita sp.





森の中ではしばしば、銀杏が樹下に銀杏を落として結界を作っていた。


 このところ、ほとんど雨が降っておらず、きのこを探すのは難しい状況なのだが、粘ったせいかきのこの姿は本物?












Amanita sp.
個人的にはチャタマゴタケだろうと思っている。


 初夏のころに来て散策してみたかったのだが、遅くなりすぎた、来年は夏キノコの時期にまた来たいものだ。仕事場に戻ったのは午後6時過ぎ。










 夕焼けこ焼けで、帰ろう。




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恒例のマツタケ鍋           2015.09.29.

2015-10-07 07:59:21 | きのこ など



 恒例のマツタケ鍋をした。マツタケと白菜くらいであとは出汁くらいに考えていたけれど、今回はいろいろ入れ過ぎたかもしれない。

 でも、相変わらず、マツタケの土瓶蒸しのがぶ飲み、の印象は健在だった。あぁ、贅沢。



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松茸狩りの2日目、早朝出発のはずが・・・・        2015.09.27.

2015-10-06 22:04:28 | きのこ など

unknown



 最初の予定では2日目が真剣勝負、朝の4時には家を出て松茸山を絨毯爆撃する予定だった・・・・。でも、初日の意外な収穫とその後の美酒と御馳走のお陰で、僕としては「もう、良いや ^^;)」って感じ。

 それでも、布団の中で耳を澄ませていると誰かが起きて歩いている音がする。じゃ、やっぱり起きるか!と一人ごちて用意をする。今日はユズキ君も一緒で三人で松茸を探す。きのうと同じ場所に車を停めて、最初の急斜面を登り始めたのが8時過ぎだった。

 登り始めの沢の脇の倒木に見たことのないきのこが出ていた。そして・・・・




クロラッパタケ
前日もかなり見ているのだけれど、撮る余裕がなくて・・・・


 この日も松茸は直ぐに見つかった。




マツタケ


 次はユズキ君が見つけた双頭の・・・・










 その後、しばらくの間、松茸探しに専念。かなりの数を収穫するも記録は残っていない。

 それから、松の木が少なくて比較的明るくなだらかな斜面を歩いていて、驚くものを見つけた。



      
ベニテングタケ


 この松茸山でベニテングタケを見るのは初めてだ。周囲にはもちろん、白樺やダケカンバ、シラビソなどはない。しめしめ、と思い収穫した。今度こそ、試食しよう・・・・


 でも、このショッキングな発見が良くなかったのだろうか・・・・。僕の目にはマツタケが写らなくなってしまった。




ヌメリアイタケ
去年は群生していたけれど、今年はパラパラ。



 それから、去年も収穫した場所では・・・・




クリフウセンタケ
マツタケ以外は、痛むのでSTさんの籠に入れて貰った。



      



 松茸山の中でも携帯は圏内で、友人からメールが届いた。文面は「もう松茸いいから早く帰って。コウタケのシロをチェック下用が良い。大変なことになっているかもよ。」。状況は何となく分ったけれど、そうは言ってもね・・・・。何処でもドアがあるわけじゃないし、ここは長野県だから。

 その後も順調に松茸をゲットして昼に山を降りた。途中のスランプもあったけれど、三人でおそらく40本は採ったと思う。車で飯田から恵那に移動し、昼飯は恵那のラーメンを食べた。ちょっと懐かしい味・・・・

 それから、STさんの家に戻り荷物をまとめてから帰路に着いた。その前に、スーパーで氷を買いダンボール箱を貰った。収穫したきのこを冷蔵保存して、高速を走った。明石の友人宅に寄って松茸とコウタケをちょっと交換してから帰る積り。





玉津インターに着いたのは午後6時前。中秋の名月が東の空から登り始めた頃だった。


 しかし、車はなかなか動かない。明石の街は大渋滞だった。30分ほど牛歩を続けたが、国道で起こったバイクと車の事故が渋滞の原因だったようだ。救急車が対向車線を走り去ってから流れ出した。

 友人宅で数本の松茸と数本のコウタケを交換。その後、約1時間をかけて帰宅した。





友人と娘の家へのお裾分け分、10本を除いた収穫。


 驚いてしまった。30本弱が写っているということは、今回持ち帰った松茸は40本ほど。STさんやユズキ君が沢山、僕に松茸を持たせてくれたんだな、と感謝。今回は、いつも話だけを聞かせている母や姉達にも送って上げられそうだ。

 早く、風呂に入って寝たいのだが、その前にやらねばならないことがある。コウタケを掃除して・・・・





干す。






 早く寝よう。明日は会社の動物慰霊祭があるんだ。



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その日の晩餐   松茸尽くし        2015.09.26.(2)

2015-10-06 08:07:04 | きのこ など



 ビールを飲んで落ち着いていると奥さんとユズキ君が帰宅。ユズキ君は4年生になって随分背が伸びた。僕がユズキ君と遊んでいる内に、焼き松茸の準備が進行中。小振りの蕾を幾つか炭火で焼く。

 まず、1本。塩をパラリ。スダチを絞る。




あぁ、旨い。




焼き加減はというと・・・・




こんな感じ。松茸が汗をかきだしたタイミングが美味しい時だ。


 今年も焼き松茸を食べながら夕陽が沈んで行くのを眺める。






 そして、夕陽が沈む。








ビールとお酒




ユズキ君と僕


 STさんのお得意料理。




松茸のクリームパスタ
極上の味だ。


 初日の夜が更けて行く・・・・・。



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松茸狩り 様子見の予定が・・・・        2015.09.26.(1)

2015-10-05 21:45:07 | きのこ など



 
 いつも松茸狩りに呼んで頂いているSTさんから「初松茸」の連絡があったのは9月16日だった。9月末頃がピークになるだろうとのこと。自宅周辺では既にクリフウセンタケやサクラシメジが出始めて、今年は早い!!と騒いでいたのだが、松茸は例年通りのようだ。

 松茸は初期にはコロと呼ばれる大きく育たないものが出始めて、その後、そこそこ大きくはなるが堅くて味の悪い松茸が出て小休止。それから軸の太い本番の松茸が出始めるらしい。9月の26日か10月の3日、どちらも空けてあるから勘で選べと言う。宿の予約が出来た方で行くことにしたのだが、何とその辺りは全て満室だった。最近、日本のホテルは中国人に占領されてしまったのだろうか・・・・

 25日にSTさんからTELがあり、本番の軸の太いマツタケが出始めたようだとの連絡があった。厚かましく、STさんちに泊らせて貰うことして26日の5時半に家を出た。それでも、僕の到着する昼ごろから山に行くのでは、朝一番から登っている競争相手が採った後だから様子見程度で、勝負は翌朝になるという話しを聞いていたので、途中、のんびりと朝飯を食べたり休憩したり。。。

 STさんの家に着き、そこから飯田の山の下に到着したのは11時。最初の急な斜面を100mほど一気に登った。汗が吹き出し息があがる。いつもあまり松茸が見つけられないのは写真ばかり撮っているからじゃないかと思って、今回は携帯のカメラしか使わないことにしようと思っていた。斜面の途中からSTさんと別れて探し、尾根の上で落ち合うことにしたのだが、すぐにSTさんの声がして松茸があったから来るようにと言う。このパターンは拙い流れだなと思いつつ、写真を撮りに行った。








マツタケ






 そして、その周辺で10分程の間に8本をゲット。







 次のポイントに移動しようとして滑り落ちそうになる。





ウワッ




フジウスタケ
でかい。。。


 尾根まで一度登り、反対側をチェックすると・・・・




・・・・コウタケ?傘が15cmほどあるのが幾つも並んでいた。慌てて籠に放り込んでいくが、臭いを嗅ぐとあれ?ケロウジじゃないか。でも、最後に放り込んだのは松茸だった。


 この山のきのこは何でも大きい。ショウゲンジもケロウジも自宅周辺では見たこともない程、大きくなるのだ。

 次の斜面で・・・・





この場所で松茸を6本見つけたのだが、幾つ分るだろうか・・・・



 さらに・・・・





大きい・・・・





さらに大きいのが二つ・・・・。松の葉を剥いで見ると・・・・







これは見事。根元が付いている夫婦松茸。ずっしりと重い。


 時々、明らかに人が歩いた痕が残っているのだが、その割に開きの松茸も出ていたりする。












ムラサキナギナタタケ



 足許の斜面の松茸を探しながら、ふと目線を上げると谷を隔てた先の斜面に大きなきのこが見えていた。あれ、松茸じゃない?





滑り落ちそうになりながらも近づいてみると・・・・







でかい。傘の径は16cm、重さは232gあった。


 初日は約2時間で山を降りてきた。もう満足。。。降りてから川沿いの道を停めておいた車まで歩いた。



アケボノソウ



ビックリするくらい色の濃いアケビ


帰り道、いつもの店で鴨汁蕎麦を食べてから帰宅。そして、記念撮影だ。







 ビールが旨い!


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今年はドングリも豊作        2015.09.28.

2015-10-03 07:36:42 | 




 恵那から帰宅した翌朝、眠い目を擦りながら出勤する。車を駐車場に停めて降りて驚いた。足許にクヌギのドングリが一杯落ちていた。




歩いていて、ドングリを踏むと足の裏が痛い。


 慌てて土の上へ逃げることにした。先に進んで行くとコナラの木の下を通る。夏にはスズメバチが沢山集っていた木。




こっちにも沢山落ちていた。


 今年はドングリは豊作のようで、森の熊さんも喜んでいるだろう、きっと。。



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西山高原        2015.09.21.

2015-10-02 19:22:03 | 山、花、山野草




シルバーウィークは親父の相続の手続きの締め切りが迫っていて21日から福山に行く予定にしていたのだが、19日に嫌になるほどクリフウセンタケを収穫してしまい、20日は山に行く気力も残っていないので夜には福山に行くことにした。そして、翌日夜には母と姉と三人で例の店で飲んだ。

 その翌日、久し振りに母を連れ出してドライブに行った。行き先は東城、そして西山高原。母はあまり長くは歩けないのでほとんど、走るだけなのだが時々、降りて歩く。成羽川にかかるつり橋を渡り、途中で写真を撮った。


  
      


 10年近く前、親父を連れ出してこの辺りをドライブした時もこの橋の上で写真を撮ったのだった。その時のことが思い出される。あの時は橋を渡り切って、登った辺りに何かがあったような。

 今回は渡らずに戻り、ちょっと走っては花を探した。



  
アケボノソウ
いつの間にか、アケボノソウの季節になった・・・・


  
セトウチホトトギス
群生はしていないけれど、日陰の樹下にポツポツと咲いていた。


  
キク科、シソ科
秋の花達



アケビ
沢山成っていた。崖を攀じ登って採ろうと思ったが、我慢。




キバナアキギリ
こんなに赤い斑点あったっけ?




モミジガサ







 帰ろう。





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