
「今日の出来事 短縮編」に書いた通り、10日は朝から庭の整理をしていた。長野で松茸を採った日、友人から兵庫ではコウタケが大大爆発しているとの連絡があった。その翌週にさっそく自分のコウタケのシロを見に山に行ったのだが、山の登り口に知人の車を含めて数台が停まっていて相当の人がキノコ狩りに入っているらしかった。
その日はコウタケは諦めてハタケシメジのシロを訪ねることに予定変更した。そして1週間が経ったのだがその間に雨は降らず、きのこは期待薄と考えて朝から庭の花を見たり伸びすぎた枝を切ったり、片付けをしていたのだ。


ホトトギス達


庭では去年、植えたタイワンホトトギスが相変わらず沢山咲いていた。幾つかの種が混じっているという苗をオークションで安く買ったのだが、その通り、青味がかった花や桃色の花、微妙に特徴の違う花が咲いて楽しい。
以前から庭に植わっていたホトトギスも満開になった。


そして、南側の庭に植えてある野紺菊はそろそろ、咲き始めるところ。

野紺菊

ダイモンジソウ
庭の片付けが一段落した午後3時半に、山の様子を見ておこうと思い立ちコウタケのシロのある山に向った。翌日は友人と山に花を見に行く予定にしている。
山は乾燥していてきのこは期待できないし、その前の週におおかた知人達に採られてしまっているだろうと思っていたので、のんびりと散歩気分で歩いていたのだが、道の脇の笹の間からチラリと見えた。
あれ?シャカシメジじゃない?

シャカシメジ
笹を分けて入り込むとシャカシメジの大きな株があった。そして、その近くに・・・・


他にも小さな株が二つ。枯れ葉を目立たないようにのせて隠した。人が探さないような場所だが、ひょっとしたら今日は誰も山に入っていないのかもしれない。シャカシメジを収穫して、山をさらに登って行くと、またあった。

この場所は山道から見える場所だから、やっぱり今日は誰も入っていないに違いない。上に乗った枯れ葉をとって収穫。

さらにもう一つ。

シャカシメジ
本当に今日は想定外だ。この山はそんなにシャカシメジの出る山ではないのだが、今日はシャカシメジでザックがかなり重くなった。一応、コウタケのシロもチェックすることにして、さらに奥に登って行く。

ナラタケ
一つ目のシロには何も無かった。特に誰かが採った気配も感じられない。今年は出なかったのだろうか。さらに奥へ。

また、ナラタケ
午後の5時を過ぎた。辺りは薄暗くなってきていて、きのこは見つけにくいくらい。最後のシロについてウロウロと歩いて探していると・・・・

細い木の根元に2つだけ、コウタケが出ていた。
その時はまだ、誰かの採り残しだろうと思っていた。丁寧に撮って、採ってザックに入れた。さて、暗くなるから戻ろうと思って視線を上に上げると・・・・

コウタケ

ここのシロは誰にも見つかっていなかったようだ。

乾燥し始めているところから考えるに、おそらく1週間前には出始めていたと思われる。
思い込みは危険だ。今日は想定外の収穫だったけれど、体を動かしてみないと幸運は訪れないということだね。