車を川の脇の路側帯に停めた。靴を履き替え、スパッツをつけ、そしてその上からメントール入りのスプレーをたっぷりとかけた。その後、登山口からしばらく川沿いを歩き、杉林の中に続く斜面を登っていった。
実は2週間前にキバナサバノオを探しに行った山の、他の登山口あたりから沢を登りつめた左の広葉樹林にクマガイソウが咲いているという情報を友人が聞きつけてきたのだ。キバナサバノオ探しは登山口をかえなければならなかったし、うまくすれば、キバナサバノオとクマガイソウを両方見つけられるかも、と思って行くことにした。情報はイマイチはっきりしないし、難しいだろうなとは思ってはいたのだが・・・・
杉林を登ってゆくと・・・・
不明
もう、きのこの季節も近いな・・・・
一応、ご挨拶
道は二つに分かれていて山頂へは直進。だが、別れた先に小さな滝が見えたので様子を見に行くことにした。
コチャダイゴケ?
きのこを撮っている間に友人は先に行っている。
タチネコノメ
大したものがないので登山道に戻って登っていった。登山道は急に傾斜がきつくなり、登りきると何と林道に出てしまった。登山道を林道が横切っているようだ。林道を越えて登山道を進むと目の前にヤマシャクヤクの木があった。
ヤマシャクヤク
花はとっくに終わって種が出来始めていた。
沢沿いを情報どおり登ってゆくのだが、この沢である保証はない。
イワタバコ
沢の岩にはイワタバコとかジンジソウとかが張り付いていて良い雰囲気ではあるが・・・・、登山道はかなり崩れていて不安な道が続いていた。行く手に滝が見えたので登って行く途中に・・・・
オオセミタケ
後で掘り出すことにして、目印をつけてから滝まで歩いていった。
千葉の滝
ここまで登ってきたが、どうも花の気配がない。友人は「そういえば、登山道じゃない方だ」といっていたような気がすると言い出した。何だ、違うじゃないか。ということで戻ることにした。オオセミタケは忘れずに採集。
その後、沢で泥を綺麗に落としてザックに入れた。
その後はゆっくりと下る。
ヒメレンゲ
林道まで戻って、足許をチェック。ムム・・・
ヒル
やっぱりいたか・・・。丸くなっていたが、地面に落とすとゴムのように伸びて逃亡しようとする。一匹だけ踏み潰してもしょうがないので放っておいた。登山道じゃない方というと、さっきの滝のあったところだろうか。戻って滝の先を登っていくと、また急斜面になり、林道に出てしまった。さっきの林道と同じだな・・・・。一体、何やっているんだろう・・・・
しょうがないので林道を奥に歩いて行くと・・・・
フジ
これは見覚えがあるぞ・・・・
ジャケツイバラ
ジャケツイバラは林道の左右に沢山生えていて、よそ見をして歩いていると棘に引っかかって痛い目をみる。そして、谷の下の杉の木の上まで這い登っている。
花は少しだけ咲き始めているが、これが満開になったら綺麗だろう。ということで、次の週にまた来ようとか言って盛り上がっていたが、今日の目的はこれじゃない。林道が行き止まりになったところで一休みして昼飯を食べた。
その後、来た道を戻り、林道を下っていった。
山頂方面?
ヒメウツギ?
崖に沢山咲いている花、アブラナ科なのは確かだけれど分からない。
ハクサンハタザオ(実は今日、また行ってきて教えてもらった)
道の脇に滝があって苔が綺麗に生えていた。
滝の写真を撮っていたが、沢を登りつめ・・・というのはこれじゃないかと思って、崖を攀じ登りしばらく登っていってみたが・・・・沢の左側は杉林の急斜面が続いていて、やはり断念。両足が攣ってしまうが何とか道に戻った。結局、諦めて帰路についた。
・・・トンボ
空を見上げると大きな鳥が真上を飛んでゆくのが見えた。
オオタカ?
不確かな情報で探しに来るとこんなもんだ。ジャケツイバラも見つかったし、良い運動になったと思って満足して帰ろう。
フタリシズカ