今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

北信最終日 野尻湖1周 2010.08.02.(1)

2010-08-15 22:25:28 | Weblog




 最終日もすっきりしない天気。弁天島の周りにはルアーフィッシングのボートが幾つか、既に出ている。


 湖面をみると・・・



アメンボウ


 昔と変らない光景だ。ただし、ラージマウスやスモールマウス等は昔は居なかった。誰かが放流したのだろうが、この町は積極的に利用している。この湖の魚害はそれだけではなく、草魚の放流で湖から水草がほぼ無くなったこともあった。ボートで出て巨大な魚に浅瀬で出会ったこともある。虹鱒もいるようだが、水深の深いところに居るはずだ。この湖は、夏場泳げるのが魅力なのだ。


 さて、朝食を済ませてから荷物をまとめ、車で湖を1周することにした。子供の頃は、家族、友達などで歩いて1周したものだ。一日がかりの行事だったが、車なら30分もあれば1周出来る。




デッキとコオニユリ



 薄暗い林の中の道。きのこが沢山出ている。そのほとんどがクサハツやその近縁。



コオニタケ・・・・コオニユリと書きそうになった・・・




ツルタケ?


随分とごついのだが、ヒダも確認したがオオツルタケではなさそうだ。


 子供の頃、1周すると決まって休憩をして、唯一の酒屋さんでジュースを買って飲んだ、菅川村。随分、変ってしまった。車を停めて歩く。




スモールマウスバスの稚魚



昔はクチボソやヒガイ、ダボハゼが泳いでいるのが見えたのだが、今はスモールの稚魚だけだ。複雑な思いだ。


 車を進め、幾つかある展望台の一つに停める。湖面まで歩いて降りれる場所があるのだ。途中・・・・




ミヤマベニイグチ


これまで、コウジタケに沢山出会っているので、またか・・・と思ったが、青変性なく、ミヤマベニイグチのようである。



ホツツジ



 ホツツジが沢山咲いている場所を過ぎ、木に掴まりながら崖を降り湖面へ。






これで晴れていたら、湖の上に山が見えて綺麗なんだけどなぁ・・・


 展望台に戻るとベンチに・・・



     
イロガワリベニタケ


紙の上に赤いきのこが並べてあった。これは・・・、図鑑では見たことがあるのだが、実際に見るのは初めて。イロガワリベニタケのようだ。分かっていて、こんな風に展示していったのだろうか?あらためてヒダを傷つけてみる。赤変から黒変。これは、やっぱり相当やばいのだろうか?



 再度、車に乗り暫く進み、また、湖に下る。




マツオウジ?




キオン



 道を下ってゆくと、ハナイカダの木・・・




ハナイカダ



 下りきったところに古い桟橋があった。そっと近づくとスモールマウスバスが何匹かウロツイテいた。これでも30cm以上は間違いなくあるだろう・・・




スモールマウスバス



 前方には長野市の上水道の取水口が見えている。ここで、良くつりをしたものだ。







 三度、車に乗り走る。次に降りたのは砂間館桟橋。




砂間館


 外人別荘地の外れにある。夏だと言うのに営業していないようだ。確かにこの湖は寂れている。不景気で、円高で、外人はどんどんと別荘を手放しているとか・・・・


 遠くに見えている町は先ほど、車を降りた菅川村だ。


 水の中を見る・・・!




藻海老


沢山群れている・・・・。分かるかな?




一昨日の花火の不発弾


浮いていた・・・・


 少々、時間が余ったが野尻湖を1周。さて・・・どうする?

つづく。

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戸隠高原 カラマツ林の不明イグチ 2010.08.01.(5)

2010-08-15 10:55:54 | Weblog




 戸隠の薄暗いカラマツ林の根元の落ち葉に見慣れぬイグチが出ていた。イグチらしからぬ外観で、初めはイグチだとは思わなかった・・・・。薄い茶色。柔らかで水を含んだような感触・・・・、これまで、これに似たイグチさえ、観た事がない。周囲を見廻すと同じカラマツの根元に3つ出ていた。大きめのものを取りあえず、採取。






幼菌と比べると印象がかなり違い??と思ったが、傘径は10cmほど。



      


ちょっと痛んでいる。傘の縁が内側に入り込むのが特徴。


 もう少し辺りを見て廻りたかったが、両親を車に待たせていた・・・・。急いで斜面を下り車に戻り、高原を降りた。途中、綺麗な花の植え込みのある喫茶店・・・という感じではないな・・・により、一休み。ケーキと飲み物が出てくる間、庭を見て廻る。




高原植物かと思ったが・・・ オレガノ




どっかでみた・・・




ハンショウズル







ヤナギラン



 ブルーベリーのパイはちょうど前の人で売り切れだそうだ・・・・


 宿に戻り、晩飯の後、薄暗い部屋で例のイグチを取り出す。天井の蛍光灯のみではどうしても影が出来てしまう。傘は幼菌は薄い茶色、成菌は黄土色。孔口は薄黄色、孔口、柄とも傷つけると青変する。その後、退色して薄茶色から薄い赤色になるようだ。





 傘の肉も青変。管孔が随分と短い。










*帰宅後、きのこに詳しい先達に伺いをたてると、観た事がないとのことだった。そして、採集場所が戸隠ということで、亜高山帯のきのこに詳しいT氏に聞いてみた。すぐに返事を頂き、知り合いが今回とあまり離れていない場所で採集した不明のイグチと同じとのこと。日本新産種は確実で新種かもしれないとのこと。あぁ・・・、きのこも花も面白い。これじゃ、体が幾つあっても足りない・・・・。


 あ、仕事のことを忘れていた・・・。
コメント (17)
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