今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

北信を歩く 妙高高原 ススケヤマドリ 2010.07.31.(1)

2010-08-07 21:25:57 | Weblog

黒姫山



 両親と一緒に子供の頃、毎夏通っていた高原に行ってきた。もう、親は年なので一番、疲れないように移動する。黒姫の駅までは電車、駅には車で迎えに行き、その後は車で昔懐かしき場所を歩く・・・・予定。



 自宅を朝の5時に出て、ひたすら高速を東進する。小牧JCで北上して中央道に進み、さらに長野道に抜ける。その後、上信越自動車道を走った。



 黒姫の駅に着いたのは12時30分過ぎ。早すぎた・・・・・、電車の到着は14時だ・・・。もう、10年以上、この辺りには来ていないので、道も随分変ってしまいさっぱり分からない。昔はなかった道の駅に寄って情報収集。





ヘブンリーブルー



 一番か、二番目に好きな西洋朝顔だ。やっぱり、高原のアサガオは青が綺麗だ。さて、微妙な空いた時間、どうしようか。


 近くの黒姫高原の方に車を走らせた。途中・・・・




アジサイ



 道の脇にアジサイが沢山、植えてあるのだが、とにかく、青が綺麗だ。黒姫のスキー場に向かって走り、なつかしいゲレンデの辺りまできた。この辺りの目印だった、シャレー黒姫は・・・・もう、無かった。



 近くに車を停め、散策。






ギボウシ


このギボウシは、子供の頃から毎年、見てきたもの。でも本当の名前を知らない。





ウツボグサ



高原のウツボグサは華奢で、花の色も淡く、優しい・・・



 きのこだ。







イグチのようだが・・・・



     
ススケヤマドリタケ??     Boletus hiratsukae Nagasawa?



自宅周辺でヤマドリタケモドキは山ほど見てきているが、これは違う。傘表面の様子も違うし、柄の色の濃さが違う。採ろうとして折れてしまった柄の匂いは、まさにヤマドリタケモドキと同じ。柄の網目は根元まで入っている。これまで、見たことはないのだがススケヤマドリタケでは・・・・







柄の地の色と網目の色が見分けるポイント・・・、この個体は地の色は濃く、網目の先が白いススケヤマドリの特徴を持っているように思う。 




カバイロツルタケ     Amanita fulva (Schaeff.) Fr.


普通、これはカバイロツルタケとするのだろう。八ヶ岳周辺では、妙に色の薄いカバイロツルタケがあったし、これも自宅周辺でいるカバイロツルタケとはちょっと、違う雰囲気だ。ヨソオイツルタケのこともあるし、このあたりは今後、精査されるべきところのような気がしている。




コウジタケ     Boletus fraternus Peck



鮮やかな赤。なかなか、自宅周辺では、これだけ鮮やかな赤には出会えない・・・。




コウジタケ    青変性を確認・・・




 黒姫高原を後にして、もう少し走り、杉の沢方面に向かった。白樺の木が増えてきた辺りで車を停め、歩いてみる・・・・




白樺林への道





アセタケの仲間    八ヶ岳でも良く見る大型のアセタケ







これは、多分クロハツだろうな、と思ったが確認せず。




タマゴタケ     Amanita hemibapha (Berk. & Broome) Sacc.



一瞬、ベニテングタケかと思った。というより、ベニテングタケを目当てに歩いていたもので・・・。でも、綺麗な姿だった。









ツルタケ     Amanita vaginata var. vaginata (Bull.) Lam.






タマゴタケ     Amanita hemibapha (Berk. & Broome) Sacc.





ドクツルタケ     Amanita virosa (Fr.) Bertill.


死ぬよ・・・食べると・・・





クロチチダマシ     Lactarius gerardii Peck






オカトラノオ




 白樺の林の中にオカトラノオが沢山咲いていた。時計を見ると、両親の乗った電車が駅に着く時間が迫っていた・・・・。



 あわてて、車に戻り高原をひた走る・・・・


 何とか、間に合った。




長野発、上越行き?


コメント (2)
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