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コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

内容のリフレーミング

2019-01-29 07:00:00 | Weblog
内容のリフレーミングは、
状況は保ちながら振る舞いの意味を変えるものです。
つまり、
同じ状況下で、
否定的に見える言動のなかに
肯定的な意図や意味を見つけ出すことをいいます。

どこに焦点を当てるかによって、
経験の内容は決まります。
相手の言動のどこに焦点を当てるかによって、
どのような意味をもたせることもできるのです。

内容のリフレーミングは、
次のような発言に対して効果的です。
「私は公平に評さないとやる気がなくなってしまうのです」
「締め切り期限が迫ってくると、
私はパニックに陥ってしまい、
何も手につかなくなるのです」

例えば、
「私は人に強く要求されると頭にきてしまうのです」
という発言に対し、
「あなたはそれだけ自分でイニシアティブを取ろうという意欲が
あるのですね」
と対応すると、
同じ振る舞いに肯定的な価値が発見できるのです。

質問によって、
相手自身にリフレーミングさせることもできます。

「その行動は、ほかにどのような意味を持っているのですか?」
「その行動に肯定的な意図があるとすれば、それは何ですか?」
「その行動は、ほかにどのような表現で言うことができますか?」

このような質問をすることによって、
問題となっている行動に違う意味づけをすることができます。

相手が問題だと思っていた行動を否定することなく、
もっと効果的な行動を探しにいくことができるのです。
その言動の意味を承認した上で、
違う言動を選択する自由を手に入れます。

フレームを変えると、意味も変わります。
そして、意味が変わるとき、
反応と行動も変わります。

リフレーミングによって、
否定的な体験にはまっていた相手に対して
より肯定的で効果的な言動を選択できるように導くことができるのです。

コーチングは相手が自分の問題や課題に自発的に、
そして意欲的に取り組んでいくことを援助します。

ですから、
コーチは回りくどい言い回しや
長々とした自分中心のおしゃべりをしないで、
相手の資源、 解決能能力と意欲に焦点を当てている必要があるのです。

人は内的な動機づけによって自発的に動きます。
人は自分の言動を選択しているのです。
何のために選択するかというと、
基本的欲求を充足するためです。
基本的欲求を充足するためには、
抽象的な欲求に直接的に取り組むのではなく、
欲求からくる具体的かつ現実的な目標や願望を
達成する必要があります。

ですから仕事においても、
自分自身の充足のために自分の目標に対して
自分の選択したやり方で取り組みたいのです。

コーチング・スキルは
関係者の誰にとってもうまくいく目標設定と
実行計画を探る有効な手段となりえます。