経堂めぐみ教会

日曜礼拝のメッセージ動画です。

6月6日礼拝

2021-06-07 14:50:55 | 礼拝
民数記13:25~14:9「偵察隊の報告」
   
 モーセとイスラエルの民は、とうとう神が父祖たちに与えると約束されたカナンのすぐ近くにまでやってきました。その時、主はモーセに (2)「人々を遣わして、わたしがイスラエルの子らに与えようとしているカナンの地を偵察させよ。」と言われました。そこでモーセは12部族から一人ずつを選び、その調査内容を伝えます。カナンの地に住んでいる人たちが、強いか弱いか、多いか少ないか。住んでいる町について、良いか悪いか。宿営かそれとも城壁がある町か。土地は肥えているか痩せているか、木があるかないか。12人の偵察隊は、モーセの命令に従い、南はツィンの荒野から北はレボ・ハマテのレホブまでを調査しました。パレスチナの南の端から北の端まで、移動距離は千キロ近くにも達しました。

 40日後、偵察隊はモーセとアロン、全会衆の所に戻って来て、その様子をモーセに報告しました。確かにそこは、豊かな肥沃な土地だけど、いたるところに、背が高く力強い民族の「アナクの子孫」が住んでいました。そして町々はとても大きく城壁に囲まれていたのです。この報告を聞いたイスラエルの全会衆は、目の前が真っ暗になりました。民の間でつぶやきと嘆きが起こり始めました。その時、カレブが民を静めて言いました。(30)「私たちはぜひとも、上って行って、そこを占領しましょう。必ず打ち勝つことができます。」しかし、ヨシュアを除く他の10人のメンバーは反対のことを言いました。(31)「あの民のところには攻め上れない。あの民は私たちより強い。」そこで見た民はみな「背の高い者たち」で、「私たちの目には自分たちがバッタのように見えたし、彼らの目にもそう見えただろう」と、とても上って行って戦える相手ではないと言ったのです。すると、全会衆は声を上げて叫び、その夜を泣き明かしました。絶望した彼らは、モーセとアロンに不平をぶつけました。そして「モーセに代わる頭を立ててエジプトに帰ろう」と言い出したのです。するとその時、ヨシュアとカレブは、民の不信仰を見て、自分たちの衣を引き裂き言いました。(8~9)「もし主が私たちを喜んでおられるなら、私たちをあの地に導き入れ、それを私たちに下さる。あの地は乳と蜜が流れる地だ。ただ、主に背いてはならない。その地の人々を恐れてはならない。~主が私たちとともにおられるのだ。彼らを恐れてはならない。」ヨシュアとカレブは、人々の頑なな心を主に向けようと懸命に説得ました。しかし彼らは二人を石打ちにしようとしたのです。すると主の栄光が彼らの上を照らし、民の不信仰を怒り滅ぼすとおっしゃいました。モーセはすぐに主にとりなします。神はモーセの祈りを聞かれ、そのさばきを思い直してくださいましたが、神に聞き従わなかった不信仰の罪のために、民はこの後、40年間も荒野でさすらうことになり、ヨシュアとカレブ以外の大人は約束の地に入ることができませんでした。

 12人の偵察隊は同じものを見ているはずなのに、まったく違う意見でした。なぜでしょう?それは、物事を見る視点が違っていたからです。カレブとヨシュアは、神を通して、信仰の目で捉えました。どんなに自分たちに力がなく、困難に思えても、神が与えると言われるなら、神が敵に勝利させ、その地を与えてくださると信じていたのです。しかし他の十人はその地の背の高い者たちと自分たちを見比べ、自分たちがバッタのようにしか見えず、背の高い敵を見て恐れました。 (4:9)「主が私たちとともにおられるのだ。彼らを恐れてはならない。」ヨシュアは共におられる主を見ていたので、このように告白することができました。「ヨシュア」(主は救い)という名は、主のみがイスラエルの救いという意味です。救いなるイエス様に目を向けてまいりましょう。
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