経堂めぐみ教会

日曜礼拝のメッセージ動画です。

11月7日礼拝「イスラエル王国⑥-脱出の道-」

2021-11-08 13:29:08 | 礼拝
サムエル記第一18章1~11節,20章35~42節

 サウルの息子、王子ヨナタンは自分自身のようにダビデを愛しました。彼はダビデに友情を示し、自分が着ていた上着や、自分の命にも等しいよろいかぶと、剣、弓、帯までも与えました。その後もダビデは戦いに出ると、連戦連勝、大きな成果を収めました。そのため、ダビデは多くの人たちから愛されました。ある時、イスラエル軍が戦いから帰ってきて、迎えに出た女性たちは、タンバリンや三弦の琴をもって勝利を喜んで歌い踊ります。(7)「サウルは千を討ち、ダビデは万を討った。」ダビデはサウル王をしのぐ勇士と歌われるようになっていきます。しかし、サウル王はこれを聞くと激しく怒り、その日以来、ダビデに目をつけるようになります。自分の王位が奪われると不安になったのでしょう。そんなある日、わざわいの霊がサウルを悩まし、ダビデはいつものように竪琴を弾きますが、サウルは突然、手にしていた槍をダビデに向かって投げつけました。ダビデはとっさによけて身をかわしました。
 
 サウルの殺意は日に日に増していき、それまで内に秘めていたダビデへの殺意をヨナタンや家来に告げるようになります。そこで、ヨナタンはダビデにそのことを伝え、彼を野に隠れるようします。一方父には、ダビデは誠実な人物であることを話し、ダビデ殺害の罪を犯さないように父を説得します。幸いにもサウルは理解したので、ダビデは再び宮廷に戻ることができました。しかし、それは一時的なことで、ダビデが再びペリシテとの戦いで大勝利を収めると、再びサウルの妬みを引き起こしたのか、王はまたしても竪琴を弾くダビデを槍で殺そうとします。やっとのことで命からがら自宅に戻ったダビデを、妻ミカルは城壁の窓から降ろし、王の家来に気づかれないよう、夜の間に町の外に逃がします。そしてダビデはサムエルのところに逃げ込みます。それを王に密告する人がいたので、王はすぐに使者を遣わします。ところがサムエルの祈りがあったからでしょう。使者たちも何度も遣わされ、サウル自らも出向きますが、この時も圧倒的な神の霊の働きによって妨げられて捕えることはできませんでした。
 
 ヨナタンのもとに戻って来たダビデは、開口一番「私と死の間には、ほんの一歩の隔たりしかない」と苦しい胸の内を訴えます。そして、ダビデはヨナタンに、王が本当に自分を殺すつもりなのかどうか、真意を探ってくれるように頼みます。ダビデは月に一度開かれていた新月際を欠席し、サウルがどのように出るか確かめようとしました。二人は二人しかわからない秘密の合図を決めていました。新月祭の第一日目は、王はダビデが欠席していることについて何も言いませんでした。しかし、二日目もダビデがいないことを不審に思い、ヨナタンにその理由を尋ねます。ヨナタンが好意的にその理由を説明したとたん、王は怒りを爆発させます。ヨナタンが父に意見すると、サウルは槍をヨナタンに投げつけて打ち殺そうとしました。それで父がダビデを殺そうと決心していることを確信しました。ヨナタンは痛む心を引きずりながら小さな子供を連れてダビデがいる野に行きます。サウル王の家来に気づかれないように、狩りをするふりをして彼はダビデに会います。ヨナタンは、その子の向うに矢を放ち、「矢は、おまえより、もっと向こうではないか。」「早く。急げ。立ち止まってはいけない。」と叫びました。安全ではない、逃げなさいというサインです。子どもが去ると、ダビデは姿を現し、ひれ伏し三度礼をし、その後二人は抱き合って泣き、変わらない友情を誓って別れました。(Ⅰコリント10:13)「神は真実な方です。あなたがたを耐えられない試練にあわせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えていてくださいます。」神は真実なお方ですので、あなたの心を平安で守り、必ず試練を通り抜けられるように助けて下さいます。日々主の平安で守られますように。
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