経堂めぐみ教会

日曜礼拝のメッセージ動画です。

10月31日礼拝「イスラエル王国⑤-私たちの戦いとは-」

2021-11-01 16:47:12 | 礼拝
サムエル記第一17章3~11節,41~49節
 
 谷を隔ててペリシテ人は向こう側の山の上に、イスラエル人はこちら側の山の上に相対して陣を敷きました。戦いは膠着状態にあり、その時、ペリシテ人から一人の代表戦士が出てきました。その名はゴリヤテ、ガテの生まれで、その背丈は2メートル86センチ、頭には青銅のかぶとをかぶり、青銅のよろい、57キロもある胸当てを身に着け、足には青銅のすね当て、背中には青銅の投げ槍を背負い、槍の穂先は鉄で約7キロ近くありました。ゴリヤテは若いときから訓練された戦士でした。そして彼はイスラエルを挑発し、「一騎打ちで勝負しよう。戦っておれが負けたら、おれたちはおまえらの奴隷になる。だが、おれが勝ったなら、おまえらがおれたちの奴隷になって、おれたちに仕えるのだ。」と、40日の間、朝に夕に出てきて叫びました。しかし、イスラエル人の中には彼の挑戦を受けて戦う者は一人もなく、意気消沈しただ恐れおののくだけでした。

 ダビデはまだ少年でしたのでこの戦いには参加していませんでした。父エッサイに頼まれて、戦いに出ている3人の兄に食べ物を運び、安否の確認のために戦場にやってきました。ちょうどその時、ゴリヤテが陣地からやって来て、いつもの調子で、イスラエルを侮辱するのをダビデは耳にします。ゴリヤテの挑戦に、誰も応えず恐怖に震え上がっている様子を見たダビデは怒りをあらわに声高に叫びます。(26)「この無割礼のペリシテ人は何なのですか。生ける神の陣をそしるとは。」臆病風に吹かれるイスラエルの中で、ただ1人勇敢なダビデのことばがサウル王の耳に入り、サウルはダビデを呼び寄せます。ダビデは、(32)「このしもべが行って、あのペリシテ人と戦います。」とサウルに申し出ますが、王はダビデがまだ若いので許しません。しかしダビデが執拗に、これまで羊の番をしながら獅子や熊を打ち殺したこと、このペリシテ人も生ける神の陣をそしったのだから同じようになり、主はこの敵の手からも私を救い出してくださると訴えたので、王はダビデを送り出しました。ダビデは「自分の杖を手に取り、川から五つの滑らかな石を選んで、それを羊飼いの使う袋、投石袋に入れ、石投げを手にし」ました。戦う武器は、石投げと川から取ってきた石だけです。
  
 ゴリヤテはダビデを見て、彼が若くて紅顔の美少年だったのでさげすみました。一方ダビデは(45)「おまえは、剣と槍と投げ槍を持って私に向かって来るが、私は、おまえがそしったイスラエルの戦陣の神、万軍の主の御名によって、おまえに立ち向かう。」神ご自身が戦われることを信じて立ち向かいました。(46~47)「すべての国は、イスラエルに神がおられることを知るであろう。ここに集まっているすべての者も、剣や槍がなくても、主が救いをもたらすことを知るだろう。この戦いは主の戦いだ。主は、おまえたちをわれわれの手に渡される。」このように、ダビデのことばには神への信仰があふれています。ダビデはすばやく走っていき立ち向かい、手を袋の中に入れて石を一つ取り、石投げに入れて、勢いよくぐるぐると回して、ゴリヤテに向かって放ちました。石は見事ゴリヤテの額に命中し、石は額に食い込み、ゴリヤテはそのまま前に倒れました。それを見たペリシテ人たちは恐れて逃げていきました。このことは信仰者にとっての霊的な戦いを表しています。しかし、復活されてすでに敵に勝利された主が共にいてくださるので勝つことができるのです。(エペソ6:10)「主にあって、その大能の力によって強められなさい。」私たちは主にあって強くされます。(17~18)「御霊の剣、すなわち神のことばを取りなさい。あらゆる祈りと願いによって、どんなときにも御霊によって祈りなさい。」私たちの武器はみことばと祈りです。みことばと祈りによってサタンに立ち向かっていけるのです。弱い私が勝利できるように、今日もみことばと祈りによって私を強めてください。
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