サッポロで走ってる

札幌と近郊のマラソン大会に参加してます。マラソン完走記以外にも旅行記など気の向くままに書き続けています。

2023 100㎞歩こうよ大会 摩周・屈斜路 完歩記2

2023-07-01 | 完走記
7月1日(土)
3:20 起床。夜中に雨が強く降る音がしていた。外を確認すると、やっぱり雨。
とりあえず寝汗かいたので、軽くお風呂に入る。

4:00 チェックアウト
ホテル出てすぐに雌鹿4頭の群れに出会う。

4:05 川湯ふるさと館で受付し荷物を預ける。一旦来ていたポンチョを脱ぐ。続々と参加者が集まってくる。経験者たちが過去の大会のことや、別の大会でお会いしましたねなど思い思いの会話をしているのが聞こえてくる。ホテルでおにぎり1個と饅頭1個食べてきたが、受付でおにぎり2個頂いて、1個食べる。もう1個は途中で食べることにする。

4:30過ぎ 開会式

5:00 スタート
天気予報どおり雨なので、ポンチョ、カッパのズボン、ゴアテックスのシューズの防水対策ばっちりの格好でスタート。
気温は13度ぐらいかな。涼しいがカッパを着ているので、寒さは感じない。
先頭のグループは歩くスピードが速い。このグループに合わせたら持たないと判断して、すぐに自分のペースで歩く。自分のイメージでは1㎞11分半から12分で、1時間5㎞、10㎞は2時間を想定。
歩き始めてすぐに両足の小指がシューズの中であたっている感覚がして嫌な感じ。その後もずっと小指の違和感は続く。
国道391号線に出てからしばらく歩き、右に曲がって道道52号線に入り硫黄山のほうへ向かう。硫黄山を通過し再び川湯温泉街に戻る。大鵬記念館、セイコーマートが見えて、左に曲がり、再度川湯ふるさと館に到着。寒くて尿意があるので、一旦トイレに立ち寄る。

すっきりしたところで、集団に戻る。これからは屈斜路湖畔沿い(道道52号線)を進む。
雨は開始2時間ぐらいで上がったが、気温が低いのとたまに霧雨があるので、カッパは着続ける。カッパをしまって身軽になっている他の参加者もちらほら。寒くないのだろうか。寒くて発熱することで体力を消耗しないように、できるだけ温かい恰好でいる作戦。風が強い予報でもあるので、体力の消耗は極力避ける。なにせ100㎞を徹夜で歩くのだから。

このころになると周りの歩く人も同じペースの人たちになる。
まだ、お互いに実力を探っているのか、ライバル意識があるのか会話がない。
このころには天候は曇り。雨の気配はなさそうなのでポンチョをリュックにしまい、薄手のパーカーとウィンドブレーカーを着る。この大会のためにリュックを購入したのは正解だったが、必要な物しか入れてないけどリュックが重く感じて腰に疲れが出てきたところ。ポンチョとパーカーとウィンドブレーカーの交換は正解。リュックが少し軽くなって歩きやすくなった。
まだお腹は減っているわけではないが、スタート前にもらったおにぎりを食べる。


7:40 屈斜路湖畔の最初のトイレスポットの砂湯。
せっかくなので記念写真撮りましょうかと声をかけても遠慮がちで断られる。でも、自分の写真は遠慮なく撮ってもらうと、せっかくだしということでお互いに記念写真。
歩きを再開。相変わらず小指に違和感があるし、木のない湖畔沿いは強風。ウィンドブレーカーとカッパのズボンがないとと体が冷えてしまう。

次のトイレスポットまでは思ったより長い。
2つ目のトイレスポットのコタン温泉。
数十メートル先に無料の露天風呂があるが、そこまで行かずトイレ休憩のみ。砂湯のトイレに行ったばかりだが、この後和琴半島まで行く間にトイレがないので、少しの尿も残さないように用を足す。湖畔からの横風が強い。帽子が飛ばされないように抑えながら歩く。
長い屈斜路湖畔沿いから離れると風は弱くなり、晴れ間も出てきた。ここでやっとカッパのズボンを脱ぐ。ジャージになると歩くペースが少し上がった。カッパのズボンを裏返して汗で湿った内側を乾かす。ズボンはリュックに入れずビニール袋に入れて持って歩く。腰への負担を減らす作戦。

屈斜路湖の道が終わり、右に曲がって国道243号線を進み和琴半島を目指す。過去に旅行で訪れたことはあるが、車と歩きの距離感が全然違う。なかなか和琴半島の看板が出てこない。ウィンドブレーカーも脱ぎ、パーカーとジャージの格好になる。ウィンドブレーカーもビニール袋に入れて持って歩く。スタートしてから一番身軽になった。

しばらく進むと風を遮るものがなくなり風が出てきた。ウィンドブレーカーは着ることにした。スタート前におにぎり2個と饅頭1個食べて途中でもおにぎり1個食べたが、腹が減ってきた。

和琴半島の看板が見えてきた。右に曲がり第一チェックポイントに向かう。
半島に向かう道は折り返しになっているので、先を歩いている人たちとすれ違う。挨拶する人しない人色々だが、みんな元気そうだ。この後すれ違うコースがないので、先を行く人たちを見るのはここが最後。

10:15頃 第一チェックポイント
和琴半島 27.6km地点(区間距離26.7km)
第一チェックポイントまで長いなーという感想。まだ序盤だし、2つのトイレスポットに大会スタッフがいてくれて案内や声掛けしてくれているが、やはり27.6㎞は長い。すでに5時間以上が経過している。スタッフにゼッケンを確認していただき、バナナを頂く。ちょっと休んで出発。次は屈斜路プリンスホテルで豚汁だ。

風は相変わらず強め。ジャージでは寒くなってきたのでカッパのズボンを履く。

11:10 第二チェックポイント
屈斜路プリンスホテル 31.8km地点(区間距離4.2km)
先にホテルロビーのトイレに行ってから駐車場横のチェックポイントに向かう。おにぎり2個と豚汁頂く。
ここで思い切って靴下を変える。今まで履いていたのは冬用の厚手の靴下だが、冬のランニング用に買った靴下に履き替える。
食べ終わったら出発。次は前半の山場と考えている第三チェックポイントまでの25.3㎞の道のり。

津別展望台方面の道道588号線に入り、進んで少し上った後左へ。これまで歩いてきた243号線と並行する山側の道を進む。靴下を変えて正解だった。小指にあたる感覚がなくなった。靴下が原因だったのか。。。きっと中の縫い目が当たっていたのかな。ランニング用の靴下はいい。これで悩みが一つ解消された。
前には200m先に2人、後ろには一人いたと思うが、しばらくして姿が見えなくなった。前の2人との距離間が変わらないまま1時間以上歩く。曇ったり晴れたりを繰り返し、ウインドブレーカーとカッパのズボンの中は汗で濡れている。追い風だが強めなので汗をかいている背中が冷える。自分のペースが上がったのか前の2人のペースが落ちたのかわからないが、少しずつ追い付いて、追い越した。その先を歩いている方も道端で休憩しているところで追い越す。ここでやっと243号線との並行線が終わって、左に曲がり屈斜路湖方面に向かう。
スタッフの案内で243号線の交差点を渡り、道道52号線に入り、来た道を戻る。
一度歩いてきた道中は把握できている。常に500ml2本のペットボトルの水を持っているのを1本に減らす。リュックが軽くなった。
ここまで40kmぐらい歩てきただろうか。脚の小指とリュックの重さの問題を何とか解消した。ただ、疲れも出てきた。

トイレスポットのコタン温泉。
この手前で霧雨になった。濡れるのが嫌なので、トイレ休憩の際にポンチョを着る。ただ、トイレから外に出ると先ほどの霧雨はやんでいた。時間のロスだった。
黙々と歩いていると、72歳の男性の方に追いつかれ、声をかけられる。健脚だ。
その方は100kmウォークは初めてで、最長で歩いたのは登山で56kmとのこと。そっちのほうが大変だろうと思いながら、しばらく一緒に歩く。木々に挟まれた道道52号線は屈斜路湖からの横風が強い箇所がある。私は何も考えずに歩けていたが、その方曰く建物が少なく景色が単調とのこと。確かに言われてみればと思うが、感じ方は人次第。

15:00頃
トイレスポットの砂湯。
どうやらここがちょうど半分の50km地点のようだ。とりあえず休憩など含めても50km10時間、1時間5kmのペースで進めている。
各チェックポイントでは水とスポーツドリンクを配布してくれているので飲み物を買う必要はなかったが、リュックを軽くするために飲み物を減らしていた。なので、スタートしてから初めて自販機で飲み物を買う。何かお金を出すのが特別な行為みたいに感じた。それぐらいチェックポイントではサポートがあり助かってました。

先ほどの男性は私よりもちょっとだけ多く休憩をとるようなので、一旦ここでお別れ。先ほどのペースならいずれ追い付かれると思いながら先に歩き始める。第三チェックポイントの川湯ふるさと館に戻ればお弁当が食べられるということだけを考えて歩いてました。集中力がなくなり、歩道の凹凸で左右にふらついたり、屈伸したり、アキレスけんを伸ばしたりと歩くリズムが最も乱れた区間。この状態で後半歩けるのかなとリタイアを真剣に考える。
結論としては
・とりあえず川湯ふるさと館に戻って弁当を食べる
・リュックの中身を減らす
・靴をマラソンシューズに履き替える
・夜の寒さに備えて着替える
ことはしよう。第四、第五チェックポイントまでの区間はそれぞれ約10kmで2時間以上歩くから、ギブアップするならそのあたりかななども考える。
何人かに抜かれた後、先ほどの男性が追い付いて、また歩きながら話す。どうやら股関節が痛くなってきたようで、弱気の発言が増えてきたかな。ただ、私はペースアップできないのでお先どうぞと言って先に行ってもらう。
追い抜いて行った人たちも脚が痛そうに歩いていたりと順調ではないようだ。
脚の痛みは回復しないが、やっと川湯温泉街戻ってきた。

16:40 第三チェックポイント
川湯ふるさと館 57.1km地点(区間距離25.3km)
やっと前半が終わった。夜間歩く時のための反射タスキと預けていた荷物を受け取る。トイレに行った後、お弁当も受け取る。
先についている人たちが、お弁当を食べていたり、仮眠してたり、ペアでマッサージしていたと様々に過ごしている。
とりあえずポンチョ、カッパのズボン、パーカーを脱いで身軽になる。
靴下を脱ぐと左右の足の小指の外側にまめができていた。これが違和感の原因か。でも、途中で靴下を変えて悪化させなくてよかった。足の裏にはまめはできていない。脚全体の筋肉が疲労して攣りそうなときもあったが、足の指でグー、パーを繰り返すことができる。意外と大丈夫なのかなと思う。グー、パーしても攣らないので、とりあえず次のチェックポイントまで行くことにする。
お弁当を食べる元気はまだ残っている。
マラソンシューズに履き替える。(むくんだ脚のためにも靴ひもは緩める)
リュックの中から虫よけスプレー、予備のタオルなど減らせるアイテムを減らす。
ヒートテックの長袖に着替えて、冬用の手袋に交換して、後半の準備をする。
夜は夕方の気温より2,3度下がるぐらいだが、真夜中だし、風が強い予報なので、もう一度夜の寒さに耐えられるか再確認。
休憩していた時間は40分ぐらい。


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