おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

年越し瀬戸内プチ周遊/興福寺からのヴィラ・アイーダ

2019年06月08日 | 旅(国内)
昨日とうとう梅雨入り宣言が出されました。
キツめのくせ毛を持つ私めには
憂鬱な季節到来です。
この歳になってだいぶ開き直ってしまい
昨今はくせ毛風のパーマを装い
クセを隠さぬまま外出したりしております。
だってブローしても外に出れば一気に収縮が始まるんですもの。
波打ち際で砂の城を必死に築城するかのごとく
骨折り損のくたびれもうけ。
こうした作業に割く時間を勿体なく思えるようになっては
女も終わりでしょうか・・・
女が終わる前に梅雨が終わって欲しい。


さて、梅雨だと言っているのに年越しの話題。
その前にGWの九州やら秋の北海道やら
色々書き残したい旅紀行があるのですが
どうにも追いつかないので
手っ取り早く書けるところから始めます。


昨年から今年にかけての年越しは
瀬戸内の東側をちょろっと周遊する旅に出ました。
和歌山→香川→高知→淡路島という経路。
まずは道中にある奈良へ立ち寄りました。



興福寺

国宝の宝物館を鑑賞し。
花より団子の私め
芸術を愛でるだけの審美眼がございません。
しかし触れれば温もりが伝わってきそうな
阿修羅像の肉体美と表情には流石に感動しました。
天平文化、凄い。


魂を揺さぶられてお腹が空いたので
近くの蕎麦屋へと思ったのですが
御目当ての店はことごとく臨時休業。
勘を頼りに入ったお店が
なかなか秀逸でございました。



ニシン



天ぷら

大将がご馳走してくれました!
閉店間際の最後の客であることと
息子さんが豊橋で働いているので
ご縁を感じて、がご提供の理由。
私の車の豊橋ナンバーを見るや否や
とても嬉しくなったんですって。
きっと自慢の息子さんなのでしょうね^^
ありがたくビールとともにいただいた次第です。



お蕎麦

細打ちで香りも良いです。
期待以上に美味しゅうございました。
ご馳走様でございます!


その後は一路和歌山へ。

目的地は






ヴィラ・アイーダ

前々から訪れたかったお店です。
ダメもとでネット予約しましたところ
お店の方から直接お電話をいただきました。

「ご予約承りの返信をしたのですが
送信エラーになって・・・」


わっ!すっ、すみません!
返信用のアドレス欄に誤ったアドレスを入力した様子。
かろうじて電話番号はあっていたので
ご返信いただき予約が成立しました^^;


さて、魅惑的なディナーの始まりです。
品数が多いのでサッサと進めます。




口取り

豚のリエット。
下のサクサクしたチュイルが印象的。




ルートフェンネル

酢漬けだったかな?
健やかな土壌を感じさせる濃厚な余韻。



ムール貝 カラスミ ニンジン

ムール貝が磯の香りを連れてきて
カラスミの塩味がニンジンの甘味を引き立てます。






自家製パン


ほうれん草

味が濃いがエグくない。
野菜そのもののように見えて
ちゃんとした料理として成立。


牡蠣とケール

ケールと牡蠣のミネラルが手を携え
想像の上をいくコンビネーションを楽しませます。






黄色ビーツ&黄カブ

同じような形状の二種の野菜ですが
それぞれの持ち味をしっかり主張。
こちらも味が濃ゆいです。






小かぶ 柚餅子 オゼイユ

蕪の美味しさ炸裂!
シェフ、柑橘使いがお上手です。






里芋のガレット 山わさび 黒大根

じゃがいもにはない食感と風味。
このガレットには感動しました。






オレキエッテ チーマ

耳たぶのようなオレキエッテと
チーマデラーパの組み合わせ。
チーマのほろ苦さに早春を感じます。






カリフラワー スズキ ガランガー

お店は内陸部ですが
程よく脂ののったスズキ。
近くに海があることを感じさます。
ガランガーの清涼感がアクセント。






シルクスイート 真鴨

ヘモグロビンを感じる真鴨とそのジュのソース。
咀嚼し飲み込んでしばらくすると
体の奥から力がみなぎるのがわかります。
冬の滋養源であり大ご馳走。
少量でもしっかり食べた感覚が残りました。



仏手柑 柚子

お口直し。
海を超えれば四国なのね、と独りごちながら
仏手柑の香りを鼻腔に満たす。







柿のデザート。
あまり好きでない柿ですが
これはディジェスティフのお供に最適。


良い素材を集めることが一番。
それさえあれば余計な手を加えない、味を足さない…
そんな考えを具現化したような内容でした。
一皿一皿のポーションは小さく
がっつり食べたい人には物足りないかもしれません。
正直、私も満腹にはなりませんでした。
しかし全てを食べ終えた後の心の充足感は
かなりあったと思います。
奥さまセレクトのワインペアリングも
意外性があるように見えて
料理にきちんと寄り添うあたり、素晴らしい。
なかなか立ち寄れる場所ではありませんが
また違う季節に伺いたいわ。
ご馳走様でございました。



よせばいいのに和歌山ラーメン・・・あゝ

ラストで味噌をつけるオチ(汗)


続く・・・

4 コメント

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Unknown ()
2019-06-08 14:54:39
一品の盛り付けが上品過ぎて食べた気がしないんじゃないの?って思ってたら、ラーメン登場で爆笑。
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Unknown (大盛)
2019-06-08 16:14:55
ラストで辛ラーメンを食べた俺としては共感しかないw
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Unknown (mie)
2019-06-09 08:58:46
〼さん

心は満たされましたけど、やっぱりお腹は・・・(笑)
一口すするや否や、激しく後悔しましたけど^^;
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Unknown (mie)
2019-06-09 09:01:11
大盛ちゃん

イタリアの余韻を帳消ししそうな辛ラーメンwww
海外行くと汁物が欲しくなりますよね。わかりますw

このラーメンは和歌山に立ち寄ることがあっても、一生食べないと思う(汗)
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