おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

日々の和の膳、備忘録。

2012年10月31日 | 和食
何だかとっても忙しくなってきました。
忙しさが忙しさを呼び寄せるのでしょうか?
仕事が重なると新たなお仕事をいただくという図式
最近定着しつつあります。
お声がかかることは有り難いこと。
誠心誠意、尽力したいと思います^^


さて、空白の日々がありましたが
ちゃんと作って食べておりました。
なのでそれらを一挙公開して
日の目を見せてあげることにします。
数日に亘っております。
流石に1日でコレだけ作って食べるのは無理。




アオリイカ

伊良湖岬で水揚げされたばかりのアオリイカ。
二杯で何と500円!
イカの王様といわれているのに・・・
海の近くに生まれて良かった^^




お造り盛り合わせ

胴はそぎ切りと鹿の子切り、
ゲソはサッと炙って酢橘でいただきました。
鯵も安かったので一部お造りに。
アオリイカは鮮度が良くても
熟成したようなコクが楽しめます。
美味しいなぁ~。





一杯の胴とエンペラは
いしるに一晩漬けてベランダ干し。
風通しを良くする為に
段ボール工作をして干場を確保。
パーティお出ししましたが
サッと炙るつもりがおしゃべりに興じてウェルダンに(笑)
グリルから香りが立ってきて気付いたという。。。
相変わらずツメが甘い私。。。





鯵のなめろう

小ぶりの鯵は2尾半叩いてなめろうに。




三河の海苔で巻くと美味しいの!

海苔のはケチってはいけません。
香り高い良いものをおすすめします。





鮭蕪菜いくらご飯

焼いた鮭を炊き込んだご飯に
蕪を塩揉みして刻んだものを混ぜ
最後に塩漬けいくらをトッピングしたもの。
秋の味覚満載ですよ~♪




〆鯖

丸っと太った鯖と目が合い
衝動買いして〆鯖に。
あしらいやツマのことを考えてなかったので
胡瓜と茗荷でツマを作ったのはご愛嬌。
レアだけれど塩と酢の主張はちゃんとある
私好みの〆具合に仕上がりました^^





穴子のフライ

三河の穴子がお値打ちだったのですが
季節は外れているので小ぶりで肉薄。
なのでフライにしてしまいました。
塩と酢橘で美味しくいただきましたよ。





打ち豆の煮付け

山形の特産品・打ち豆を人参と蒟蒻とともに。
食感がなかなか面白いです。
素朴な郷土料理ですね。





銀杏ご飯

産直では銀杏コーナーができるほど
銀杏が出盛り期で非常にお値打ち。
面倒くさいですがフライパンで炒って
ペンチでぺちぺち殻を割って薄皮をはぎ
昆布だしベースでご飯と共に炊き上げました。
美味しい!

でも、、、銀杏は食べ過ぎてはいけないんですね。
食オタクを自認しているのに
そういう知識は薄くってお恥ずかしい限り。
人様にお出しする時には気をつけなくっちゃ。





鴨の塩焼き

モモ肉が半額でした(笑)
モモ肉はシンプルに焼いて余熱で火を通し
鴨の脂で葱は揚げ焼きしています。
鴨はいい!大好きなお肉の一つです(絞れないw)。




椎茸の肉詰め

原木しいたけが産直でお値打ちに出てました。
買わない手はありません。
ちょうどひき肉があったので
香味野菜とともにコネコネして椎茸にin 。
肉詰め系料理の中で椎茸が抜群に好きだわ。





秋刀魚のお造り

そろそろ秋刀魚の季節も終わりますね。
奮発して大黒秋刀魚を1尾だけ購入。
来年、また会いましょうね♪




おから

無性に食べたくなって大量生産。
小分けにして冷凍したので
お弁当や副菜に大活躍するはず。




とまあ、こんな日々を送っておりました。
秋の夜はやはり和食中心になりますね。
だって美味しい素材、目白押しだから。
あまり技巧をこらすより
シンプルにいただくのが一番美味しいわ。
そして和食になるもう一つの大きな理由…
夕方冷えてくると熱燗が飲みたくなるから(笑)。



わ、もうこんな時間!
頑張って仕事しまーす!



Restaurant La Tranquillite de l'esprit

2012年10月30日 | お出かけ
お友達4人でフレンチを楽しんできました。
ところは「ラ・トランキリテ・ドゥ・レスプリ」さん。
私は以前にお邪魔したことがあります。
お店の名前は「静寂の空間」という意。
その名の通り一号線沿いにあるにもかかわらず
外部の喧騒は完全にシャットアウトされ
BGMもかかっておらず心地よい静寂に包まれています。
完全予約制で席数もメニューも絞られているので
オーナーがソムリエ、調理、サービスまでを担っても
厨房の騒々しさやサービスの緩慢さは一切なし。
一時は開業を夢見ていた私にとって
理想を絵に描いたようなお店です。


さて、ディナーをご紹介致しましょう。
お昼も夜もメニューは一種類。
おまかせのコースをいただきます。




北海道の幸をふんだんに使った一皿

美瑛産のジャガイモパンケーキの下には、
飴色に炒められたタマネギ、
羅臼水揚げの秋鮭に軽く火を入れたマリネ、
礼文産(利尻?)の雲丹が隠れています。
ソースはオーナーの出身地である
安曇野産山葵を効かせたクリームベース。
突出した味わいが無く、全てが調和。
ロゼのクレマン・ド・ロワールがマリアージュ。






秋刀魚の温燻とサフラン風味の大麦・レンズ豆

秋刀魚は1時間程塩して余分な水分を抜き、
煙の香りを纏わせ温燻仕上げに。
塩味とスモーキーな香りが
秋刀魚の青さや脂を上手く丸めています。
トッピングはブラックオリーブと秋刀魚のワタのピュレ。
タップナードがモチーフでしょうか?
秋刀魚を受け止めるのが大麦とレンズ豆、
雑穀を炊き合わせたもの。
サフランの香りが芳しく、優しい味わいで、
秋刀魚の塩分を中和させてくれます。
これにはアルザスのゲビュルツトラミネールを。
スパイシーで甘やかなゲビュルツとのマリアージュ、
面白かったです。





牛頬肉のブレゼ・いろいろな茸のソース

牛頬肉をブレゼ(フォンなどでゆっくりと火を入れてやわらかく煮る方法)し、
それぞれ適切な方法で調理した根野菜と合わせた一品。
いろいろな茸にゆっくり火を入れただろう
香り高いソースを絡めていただくと、
何とも上品で味わい深い。
赤ワインソースとはまた違った趣で楽しめました。
これにはシノンの対岸にあるブルグイユの赤を。
タンニンが少なくて程よい酸があり
時間の経過とともに花のような香りが立つこの一本、
優しい茸のソースに合いました。






紅芋のフリット(?)
ホワイトチョコレートのクリームと
キャラメルのアイスクリームを添えて

甘いものに興味が無い私でも
最後まで美味しくいただけました。
洋菓子店のお菓子を進んで食べる機会は少ないですが
食後のお腹の状態を推し量った上で
甘みやボリュームを適切なバランスに整えてくれる
レストランのデセールは大好きです。
苦みばしったエスプレッソの余韻とともに、
ディナーは幸せなフィナーレを迎えたのでした。



今回も非常に満足いたしました。
飲食に関わる全てを経験されたオーナーだからこそ
創り上げられる世界観なのでしょうね。
お店に飾られていた存在感のある装花も
私の大好きなお店のアレンジだと言うことが解ったし^^
尚更ファンになってしまいました。
また絶対にお邪魔します。
ご馳走さまでした!


Restaurant La Tranquillite de l'esprit


和食で美味しく日本酒を愉しむ会

2012年10月29日 | イベント
さて、某日某邸で開催された
素敵な会にご招待を受け参加致しました。
その名も「和食で美味しく日本酒を愉しむ会」。
をを、何と素敵な会なのでしょう。
お断りする理由がありません♪
参加条件は日本酒に合うお料理を持参すること。
錚々たるメンバーを前にして
妥協などしたら失礼極まりないです。
私なりに頑張って肴を用意しました。
点数が多いので短めに説明致します。



炒り銀杏

秋の訪れを感じさせる一品です。
道路に落ちていると恐ろしい臭気を発するのに
炒っていただくと何て美味しいんでしょう♪




菊花和え

私作。
菊の花と春菊、茸を煮浸したもの。
秋の香りを感じていただきたくて。



むかごの素揚げ

私持参でNTさんが揚げてくださいました。
ほんのり残る苦みがいいんです。



出し巻玉子

出汁王子、かずくん作。
今回は血合い抜きの本枯れ節を使って
優しい味に仕上げたらしいです。
今回もいい仕事してますわ。
上品な味わいがたまりません。



油麩と茄子の煮物

かずくん作。
私の大好きな仙台名物・油麩。
出汁をしっかり含んで美味しい。
茄子はあっさり別炊きにしてあるそう。
芸が細かい。よっ!料理男子^^



明太子の醤油漬け

かずくん作。
醤油・酒・鰹節・昆布で二日漬けたもの。
味わい深くて食感が優しい。
お酒が進むよ~。




辛子明太子

かずくん作。
一日半漬けたフレッシュタイプ。
粒がホロホロジューシーで美味しい。
売れるよ、これ(笑)




いぶりがっこ

かずくん持参。
秋田のお土産です。
薫製香が心地いいわ。




柿の白和え

お料理の先生・Yさん作。
収穫期を迎えたご自宅の柿と
乾煎りした舞茸が入っています。
あっさりとして箸休めに最適!




さんなみさんのいしり

今は無き発酵食品の聖地
能登の「さんなみ」さんの幻のいしり。
Aくんが所有する貴重な最後の一本の
まさに最終章を持ってきてくれました。
旨い、旨過ぎる。
願わくばケース単位で購入したい。
無理ですが。。。




べん漬け

Aくん作。
そのいしりを使った贅沢極まりない漬け物。
美味しくないはずが無い。
お酒もいいが、白ご飯が欲しくなる。




口取りの銘々皿

NTさん作のいくらの味噌漬け。
Aくん作の半年ものイカ塩辛。
私作のアオリイカいしる漬け一夜干しと
メゴチの一夜干しと
いくらの塩漬け黄身おろし和え。
全部塩っぱい。だからお酒が進む!
でも塩っぱいだけではないんです。
ちゃんとそれぞれ素材の味を活かしてる。
こういう味を共感できるお友達がたくさんいて
私、本当に幸せもの^^




鮭の西京味噌漬け

素敵なお宅を開放してくださった
S子さん作の西京漬。
無駄な甘みが無くほっこり美味しい。
流石だな~。




昆布〆競演

NTさんのヒラメの昆布〆と
S子さんの鯛の昆布〆。
ヒラメにはゆうなんば、
鯛には本山葵をあしらって。
美味しいに決まってる。
たまらない、、、




松茸の土瓶蒸し

Yさん作。
土瓶は料理教室を主催されているYさんが持参。
ご家庭に土瓶が6人分あるはずがないものね^^;
香りも味わいも最高でした。
四季折々の旬が楽しめる
日本に生まれて本当に良かった。。。
予算の都合上、松茸は海外出身みたいですが(笑)




鴨の治部煮

私作。
一つ一つ丁寧に煮上げまして
最後に炊き合わせております。
もちろんすだれ麩は必須アイテム。
鴨と椎茸の出汁をたっぷり吸って
噛むと「ジュワー」が楽しめます。
筍は季節外れなので百合根を投入。
なかなかいいアクセントになってくれました。




京芋の揚げ出し

京芋は下茹でして水にさらしてしっかり冷まし
その後あっさりめの出汁汁でコトコト煮て
冷まして一晩味を含ませています。
その水気を切って片栗粉をはたいて揚げ
とろみをつけた出汁を掛けて出来上がり。
面倒臭いったらありゃしませんが
一番好きな京芋の食べ方です。




黒糖ゼリー

S子さん作。
大人のスウィーツだわ。
これは私も美味しく頂けました^^



お酒のラインナップ



日置桜 山装ふ ひやおろし 山田錦23BY




睡龍 純米 涼 五百万石・アキツネ 20BY



日置桜 鍛造火入れにごり 山田錦20BY



日置桜 生もと純米 玉栄 20BY



小笹屋 竹鶴 生もと純米原酒 木桶仕込み 雄町 21BY



弁天娘 純米吟醸 五百万石 17BY


すんごいよー。そして全部燗(笑)
全部美味しかったけれど、
日置桜の鍛造火入れにごりと
今は製造をしていないという
酵母無添加の日置桜生もと純米玉栄、
これには涙が出てきそうだった。
17BYの弁天娘の古酒感も面白かったな。
Aくん、セレクションからお燗番、
ありがとうね~♪心から感謝。


素晴らしいお料理とお酒を楽しみながら
何を喋ったか覚えていない程舞い上がり
本当に楽しいひとときを過ごさせていただきました。
テーブルコーディネイターであるS子さんの器も
会のグレードをグググッと引き上げてくれ
何だか心がとても豊かになった気がします。


今回は第一回目で今後も継続するだろうこの会。
みんな気張ってお料理を作りすぎて食べきれなかったから
今度はセーブをしようね、という
他では考えられない規制を設けるという事態(笑)。
お酒とお料理が好き、しかもそこに妥協は存在しない…
という共通点で集まった希有なメンバーさん
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
また何らかを考えて参戦します!


ご馳走さまでした!



韓流食堂

2012年10月24日 | 韓流
純和食にする心づもりで
スーパーで食材を物色していたら
韓国春雨のタンミョンを見たとたん、
今晩はチャプチェにしようと思っちゃいました。
正真正銘の気まぐれシェフですね^^;







チャプチェ

本当は具材を別々に炒めて和えるのだけれど
面倒くさいのでフライパンで一度に炒めちゃいました。
タンミョンはお湯で戻しておき
野菜は同じくらいの大きさに切っておきます。
ヤンニョムダレで和えた牛肉を炒めた中に
硬い野菜から入れて炒めます。
ヤンニョムダレをザザーッと回しかけ
戻したタンミョンを入れて和えれば出来上がり。

あ、ヤンニョムダレは手造りです。
ニンニク、白ネギ、玉ねぎ、醤油、酒、砂糖、
胡麻油、胡麻、韓国唐辛子を混ぜてます。
コレ以外に色々なシーンで使ってますよ。





牛スネ肉入りスンドゥブ

前日に購入した牛スネ肉半額(笑)を
2回程茹でこぼして3時間ぐらいコトコト煮込み
そこへ飛び魚醤油、韓国唐辛子、コチュジャン
醤油、ヤンニョムダレなどを入れてスープに。
あとは適当な野菜とおぼろ豆腐を入れて出来上がり。
複雑な味わいと汗かく辛味がたまりません。






ジャガイモのチヂミ

ジャガイモはすりおろして軽く水気を切り
片栗粉、塩、青ネギのみじん切りを混ぜておきます。
あとは胡麻油をひいたフライパンでカリッと焼くのみ。
唐辛子酢醤油でいただきましょう。
簡単だけどビールのお供に最適です^^





チョレギサラダ

レタスにドレッシングをかけたシンプルサラダ。
ドレッシングはこれまたヤンニョムダレに
酢とレモン汁を加えたものです。



味のベースは似ていますが
素材が異なるからそれぞれのコラボが楽しめます。
旅に出るとしばらくその国にインスパイアされるのが
毎度の私の行動パターン。
しばらく続きますがそのうちパタリと作らなくなるでしょう。


因みに今日こそは純和で攻めようと思ってます。
直前での変更も大いにありえますが(笑)

Le Plat de Mon Anniversaire

2012年10月23日 | フレンチ
こういうのを自作自演と言うのでしょうか…
誕生日当日、自分で料理を作ることが多いです。
その日の気分で好きなものを作って食べられるので
楽しくて美味しいし、いいんですけどね^^


ということで昨日はフレンチな気分に。
前日まで忙しかったので
下ごしらえの類いは一切していません。
なので夕方に御用達スーパーをプラプラ歩きながら
メニューと作業行程を同時進行で考えました。




海老と蕪のビスク

天然の有頭海老が半額でした(笑)
そして蕪が6玉98円でした(笑)
スペシャルじゃない材料を
何とかバースデイ仕様にせんと
前菜とスープを兼ねた一皿に。

蕪はベルギーエシャロットと共にバターで炒め
大分前にとっておいた鶏のフォンでクツクツ煮ます。
軟らかくなったらミキサーでガーッ。

海老は身と殻に分けて背わたを取ります。
殻は菜種油でこんがりと炒め臭みを取ります。
そこへ白ワインを注いで飾りになる頭と尻尾以外
ギュッギュッと押してエキスを抽出。
ある程度煮詰めたら漉して蕪のポタージュへ投入。
生クリームと塩、カイエンヌペッパーで調味し
塩してサッと炒めた海老の身を入れて
火を入れすぎない程度に温めて出来上がり。
飾りの頭と尻尾を添えてサーブしましょう。

あ、飾りの頭からもちろん味噌はほじくり出してますよ。
余すところなくエキス分を抽出するのがミソ(味噌かぶりw)。
塩と生クリームだけでは味がボケるので
カイエンヌペッパーを入れてますが
ナツメグなどでもいいと思います。





秋刀魚とコリアンダーポテトのシャトー仕立て
落ち葉に見立てた茸のソテーを添えて

秋刀魚は三枚おろしにして腹骨と血合い骨をとり
塩してしばらく置いておきます。

でんぷん質の多いジャガ芋は皮付きのまま茹で
スッと竹串が通るようになったらそのまま放置し
お湯の温度がお風呂程度になったら皮をむいて乾かします。
少量の牛乳を加えてマッシュして滑らかにし
アンチョビが漬かっていたオイルと
ベランダからむしり取ったコリアンダーの葉を刻んで入れ
味を見て塩胡椒で調味。
何故アンチョビのオイルかと言うと…
アンチョビは食べちゃってオイルしか残ってなかったから(笑)
余り物の有効活用です^^

セルクル型の内側にオイルを塗り
ニンニクの断面を擦り付けて香りを移します。
そこへ皮が外になるように秋刀魚を沿わせ
真ん中にジャガ芋のフィリングをギュッギュ。
あとは250度に温めたオーブンで13分焼けば出来上がり。

半額以下だった大黒シメジ(笑)と
原木生椎茸はニンニクオイルでじっくり炒め
水分を抜きながら旨味を凝縮。
塩とブラックペッパーで調味し
シャトーのまわりにパラパラと散らし
最後に酢橘を全体に搾っていただきます。





相性のいい素材同士だから間違いないですよ。
セルクルが無い場合は秋刀魚でフィリングを巻いて
爪楊枝で留めて焼いてもいいと思います。
フィリングの量は少なめになっちゃいますけどね。





鴨のロティ サボイキャベツのブランシール添え

鴨ロースが2割引でした(笑)
サボイキャベツが1/4で40円でした(笑)
鴨は半額が望ましいですが
お誕生日なので2割でもいいか、とカゴへ。
定価で買ったこと無いかも^^;

鴨は皮目に切れ込みを入れて塩を擦り付け
常温で塩が馴染むまで放置しておきます。
あとは弱火で温めたフライパンで焼いては休ませ
最後は蓋をして血が安定するまで放置。

ソースはフライパンの余分な脂をデグレッセし、
フォンドヴォーを注いでデグラッセ。
バルサミコを加えて煮詰めて塩で調味すればできあがり。
フランス料理用語を多用してしまった^^;

※デグレッセ=余分な脂を拭うなどして取り去ること。
※デグラッセ=液体などを加えてフライパンにこびりついた旨味を浮き上がらせること。


サボイキャベツは鶏のフォンで茹で
塩で味付けしてあるだけです。
若干鮮度が落ちていても美味しく頂けます。




今回の火入れはなかなかでした。
ロティはお肉の温度や大きさ
そして気温によって左右されます。
上手くいったりいかなかったり…
一喜一憂で難しいけれど
成功したときの喜びはひとしお!
全体に満遍なく熱が伝わっていて
なおかつ、通り過ぎず絶妙でした。
自画自賛し過ぎ。イヤなやつ。。。
だってだれも褒めてくれないんだもん(涙)



オープニングはカヴァのハーフボトルをぐびぐび。




タウレーロのサンジョベーゼ

常備しているデイリーワイン。
作りながら白ワインをガブガブ飲み
お肉に到達する頃にはいい気分に。
スペシャルなワインを開けても
間違いなく感動半減しちゃうはず。
もったいないオバケが出るからいいんです^^;




シニフィアン・シニフィエのスペシャルパン

干し柿をたっぷり巻き込んだ限定パン。
以前食べたときに感動したパンです。
先日訪れたら再会してしまったので即買い!
やっぱり美味しい。センスがずば抜けている。
食べるのが勿体ないと言いつつ
あっという間に平らげてしまいました。




ヴィロンのレトロドール・トルナード

定番のバゲット・レトロドールをねじって仕上げたもの。
先日訪れたら定番が売り切れていたので。
トルナード、モッチリしていて美味しい。
こっち本命で買うのもアリですね。



外食するのも楽しくて美味しいけれど
自分勝手に作って自画自賛するのもオツなもの。
半額や割引素材をいかに美味しくするか…
色々と策略を練ることから始まる料理は
私にとってストレス発散法でもあり
頭の体操でもあります。
ボケ防止に料理はいいって言いますしね。
まだそんな心配したくないけれど^^;

○○歳になった今年も
料理とお酒を探求する日々を送り続けます。
その為にも健康を維持しなくては。。。
今日こそジムへ行こう!


~☆~☆~ Fin ~☆~☆~

浜名湖地魚料理 つかさや

2012年10月22日 | お出かけ
週末、プライベートと仕事でバタバタ。
そのままウィークデイに突入し
慣性の法則なのか今日も朝からバタバタでした^^;
またまたサザエさん的な思い込み行動があり
危うく人様にご迷惑をおかけするところでした。
あ、ちなみに本日私の誕生日です。
誕生日のスタートがコレ?っていう体たらく。
重ねた歳の分、成長したいものです^^;



さて、ちょっと前のランチに遡ります。
あるシェフが教えてくれた定食屋さん。
地魚料理が美味しいよ、という情報を頼りに
早速お邪魔して参りました。




つかさや

大型トラックが駆け抜ける国道一号線沿い、
シンフォニアテクノロジーの近くにあります。



レギュラーメニューの他
本日のメニューがホワイトボードに連なり
目移りしてなかなか決められません。
お腹もすいていたし色々食べたかったので
一日限定数ありの「つかさや定食」にしました。




つかさや定食全貌



鯖の煮付け

煮魚のタレは35年つぎ足して使っているそう。
醤油っ辛いですがヘンな甘みは無く
旨味が凝縮されています。
若干火を通し過ぎた感がありますが
美味しいと思います。




浜名湖のキスと何かのフライ

油の酸化臭もなくカリッと揚がってる。



地魚のお造り

ボラとヒラメとカンパチかな?
ボラは泥臭いとかんじることがあり
進んでたべることは無いのですが
これは鮮度もよく美味しいです^^



ピーマンの小鉢

甘くないのが好印象。
こういう小鉢で咽せるぐらい甘かったりすると
それだけでゲンナリしてしまうもの。



お味噌汁

お魚から出汁をとっているのかな?
素朴で美味しいです。



お漬け物

自家製らしくシンプルな味わい。


今まで何度となく前を通ってきましたが
幹線道路沿いの定食屋さん=
質より量で味は…という勝手なイメージを描き
入るのを躊躇していました。
ところが真面目でいいお店ではないですか。
お昼ご飯を定食屋さんで済ます機会は少ないですが
この日のように作るタイミングを失ってしまったり
お店の前をお昼時に通ったときなど
また寄らせていただきたいと思います。
ご馳走さまでした^^




浜名湖地魚料理 つかさや

そば處 苔清庵

2012年10月22日 | 蕎麦

駒ヶ根にあります苔清庵さんに再訪しました。
ランチタイムもだいぶ過ぎていたので
待つことも無く貸し切り状態^^
レギュラーメニューに目を通していたところ
壁面の貼り紙に視線が移りました。



全行程手造そば 手碾き

むむ。気になる。
奥様にお尋ねしたところまだあるとのこと。
少しお値段は張りますが迷わずオーダー。




お通し

胡瓜と茗荷…相性抜群。



田舎そば



鬼殻を挽きぐるんでいます。
そのためザラッとした感触。
ただ、刺すような刺激は感じません。
渋さを感じる中にも穀物の甘み。
丁寧に挽かれているのか香りも高いです。
いや~美味しい。



丸抜きそば

こちらは鬼殻を除いて甘皮付きで挽いたもの。
田舎のような荒々しさはありませんが
コシの主張はしっかりとあります。
そしてお米をしっかり噛んだような甘さが印象的。
こちらも非常に美味しい。1400円の価値があります。




薬味

どれも存在意義のある美味しさ。




蕎麦汁

出汁がしっかり効いてマイルド。
江戸前のような辛汁ではありませんが
洗練されていると思います。




蕎麦湯

白濁した別立てタイプ。
甘みも気にならなくなり、
出汁の香りが一層立ちました。


以前取材で知りましたが
石臼の手挽きは時間と根気のいる仕事です。
その手間暇を考えたらこのお値段も納得。
というか、採算度外視だと思います。
ご主人のこだわりと世界観を知ることができました。
本当にご馳走様です!


そば處 苔清庵

韓国紀行/4日目~帰国

2012年10月20日 | 旅(海外)
私は何をしにきたのだろう…
という程、前日に爆睡しまくって
最終日に寝不足解消(笑)
元気いっぱい帰国までの時を過ごしました。

母とお姑さんが眉のアートメイクをする間
送り届けて私達はウィンドショッピング。
帰りは母とお姑さん二人でホテルまで歩くので

「店を出たら左だよ、左。
そして交差点を越えて真っすぐ歩いて
あの黒い看板の前がホテルだからね!
分かった?」

「はじめてのおつかい」かっ!
サロンからホテルまでの距離、約200m(笑)


それにしても母は麿眉なのに私は図太い眉毛。
このDNAは誰から受け継がれたものなのでしょう。
生まれてこの方、眉毛を描いたことがありません。
あ、ちがう。
大学生の時に美容部員さんにそり落とされた…
その時唯一アイブロウペンシルを買ったっけ^^;



余談はこの辺にしまして
結局サロンまで母達を迎えに行き(笑)
お昼ご飯はロッテデパートのフードコートへ。
去年はリニューアル工事中だったので
どう変ったか見学がてら。
ハイテクなオーダーシステムになってました。




ピビンネンミョン

今回の旅で食べ忘れていた私の好物。
辛味噌で和えた平壌冷麺です。
これは上階のレストランフロアの方が美味しい。
ま、お値段も全然違うから仕方ないか。
添え物のスープは牛ダシタ(即席スープ)そのまま…




カルグクス

母達のオーダー。
これは貝ダシタの味ですね。
ま、フードコートですから^^;
麺は韓国うどんらしいムチッとした食感です。




キムパッ

可もなく不可もなく。



全ての工程を終えて仁川空港へ向かい
制限オーバーギリギリのスーツケースを預け(汗)
小腹が空いたので空港の簡易レストランで軽食。
食べてばっかりだわ。。。




テンジャンチゲ定食

アサリやエビのエキスが染み出た
熱くて辛いスープを飲み干しました♪
これが最後と言わんばかりに
キムチをモリモリ食べてキムチ臭上乗せ♪
1年分のキムチを4日間で食べ尽くした感じです。


今回は絶対に買い物をしないと心に決めていたので
みんなが免税店でショッピングに興じているのを
無関係なことと思考を別の方向に追いやっていました、が…
結局TOD'Sの靴を買ってしまった。。。
いいの。
私の足にピッタリ合う靴、
滅多に無いんだから。
とシンデレラぶってみる。


お姑さんと母にとって
楽しい旅になったみたいなので何よりです。
毎年「今年が最後」とか言ってるけれど
この先何回でも行けるのではないでしょうか?
女性は「イケメン」と「買い物」に目がない。
それがよく分かった旅でした^^


便乗させてもらえる私は幸せです。
ありがとうございました♪



韓国紀行、完。


韓国紀行/3日目その2

2012年10月19日 | 旅(海外)
ブリッジスタイルで爆睡した後はまた街へ…


ここでホテルのご紹介。
今までホテル内の快適性を重視して
街中から少し離れたホテルを拠点にしてましたが
今回は韓国渡航20回以上を誇る姉の提案で
明洞のど真ん中「サボイホテル」をおさえました。
地上は喧騒と独特の臭いに包まれているけれど
上階であればそれも気になりません。
どこへ行くにしても移動がラクなので
いつもよりも疲労が少なかったように思えます。
お婆さん達も「今回はラクだねぇ」と。
階段の昇降が少ない道を選んだり
お姑さんの好きそうなレストランを選んだり
評判のいいエステサロンを見つけたり、と
姉は素晴らしいツアコンぶりを発揮しています。

一方、私は飲んだくれて食べ続け。。。
姉からすれば、何かあった時の用心棒なのかな。
ハングル喋れなくても凄みは万国共通、ってか?
姉の心のサポートができているならそれでいいわ^^



さて、街歩きも終わりまして夕食の時間。
姉のお姑さんが春雨が大好きだと言うので
チムタクのお店を訪れました。




安東チムタク

チムタクは蒸し鶏と言う意味。
蒸した鶏を野菜や春雨と一緒に炒め煮した料理です。
安東の市場から生まれた料理だそう。
黒糖を使うので全体が黒っぽくなるみたいですね。
甘辛い醤油に唐辛子がピリリと効いています。
タンミョンという韓国春雨がそのタレを吸収。
結構濃い味なのでイヤでもビールが進みます。









パンチャン

ここのキムチはちょっと酸っぱめ。
鍋もの屋さんタイプです。




ケイジャンサラダ

このお店はチムタクメインでメニューが少なく
少ない選択肢の中から選んだこのサラダ。
ドレッシングはチープなシーザー系です。
鶏の唐揚げ風もジャンキー過ぎて食べられませんでした。
お皿のヘリでドレッシングを拭ってレタスをパリパリ。
それでも食べ進められません。残してごめんなさい。




チムタクのポックンパッ

春雨を食べた後のタレは
ポックンパッにしてもらいます。
ポックンパッは炒めご飯のこと。
チムタクに限らずタッカルビやカルビチムなど
最後にタレが残る料理では必ずお願いします。
お腹がいっぱいなのに止められません。
ところどころお焦げができていて美味しいの^^


この後はお付き合いでエステに行き
リンパマッサージでまたまた爆睡したのでした。
年に一回だけの贅沢かつ至福の時です。
普段はなんにもしないズボラ人間なので^^;


エステで復活したお婆さん達は
また夜中までベラベラ喋っていたとさ。
私は姉がお風呂から上がったことも知らずに…


爆睡!


3日目、完。

韓国紀行/3日目その1

2012年10月18日 | 旅(海外)
3日目にして寝不足もようやく解消。
ホテルの朝食がイマイチだったので
飛び出して朝粥を楽しんできました。
韓国でお粥と言ったらアワビ粥。
庶民はもっとリーズナブルな具を食べるのでしょうが、
観光客の我々はリッチに宮廷アワビ粥をいただきます。



その前に蒸し餃子

キムチの具と豚肉と野菜の具の2種類。
なかなか美味しかったです^^




海鮮粥

宮廷アワビ粥にしようと思ってましたが
海鮮粥には牡蠣が入っていることを知り
牡蠣ラヴァの私はそちらへふらふら。。。




牡蠣は小動物の耳みたいに小ちゃくなってましたが
エキスはしっかりと出ていて美味しかったです。
ここのイカと切り干し大根のキムチ、美味しかったなぁ。



さて、腹ごしらえした後は
頼まれたものを物色しに
漢南にあるウォーカーヒルへ。




丘の上から望む漢江(ハンガン)
この日はお天気が良くて美しかったわ。
目的のものは無かったので明洞へとんぼ返り。



そうこうするうちにお昼ごはんの時間。
私以外のメンバーは韓流から遠ざかりたいとのこと。
旅では100%その国の料理に浸りたいんだけどなぁ。
でもお財布握っている人がそうおっしゃるので
ここは大人しく従うことにしました^^;



ところはロッテホテルのイタリアンレストラン。
韓国で韓国料理以外、初めて食べるかも。
一応高級ホテルだからか
バンケットにはギャルソンが山ほどいました^^;



まずはビール♪
少し飲んでからの撮影で失礼。




パン

グリッシーニとイカスミのパン、
そしてキャラウェイの効いたフォカッチャ。
オイルとバルサミコを混ぜたものが添えられました。




アンティパスト盛り合わせ(M)

母達はランチコースにしていましたが
私と姉はアラカルトでオーダー。
アンティパストはシェアしました。
盛り合わせ…といっても魚介類のサラダ風でした。
トコブシ、ムール貝、サーモン、海老、イカなど。
想像していたアンティパストミストとは異なりましたが
悪いものは使ってないようで美味しかったです。




オマール海老のと海老のリングイネ

アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ風?
唐辛子とニンニクが効いてます。
パスタの茹で加減はなかなかですよ。
ボリュームもしっかりとありました。
サービスなどは一流ホテルのそれですが
お料理の印象としては意外と庶民風かも。
お値段はウォン安なので日本人にはお手頃かな?
街中の喧騒を忘れたい時にはいいかもしれません。



白ワインをグラスで2杯飲み、
もの凄い睡魔に襲われて一旦ホテルへ。
靴も脱がずベッドへ上半身を預け
1時間爆睡してしまいました(笑)
姉が「ブリッジみたいな格好で寝てたよ」
と私の寝姿を形容。えへへ^^;


お昼寝でパワーをチャージし
後半もサクサク動いたのでした。


つづく。。。