おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

2019年の誕生日を迎えまして/ホルモン記念日

2019年10月29日 | つぶやき
ご無沙汰しております、こんにちは!
一週間前、即位の礼正殿儀と同日に誕生日を迎えまして
40代も残すところあとわずかになった年女です。


この一年、色々ありすぎまして
一年前のことを遠い昔に感じます。
私の人生、約12年に一度大きな転機が訪れるのですが
まさにこの一年がその節目となりました。
ちなみに約12年前にはサラリーマン生活に別れを告げ
何の因果かライターという仕事に就き
2nd marriageをしたという・・・激動すぎですよね^^;
今回も負けず劣らず激動でした。

去年の夏頃だったでしょうか?
主人から仕事がしんどいという相談を受けたのです。
実は主人はサラリーマン時代の一年後輩(年はひとつ上)。
某コンビニエンスストア本部にお互い新卒で就職し
私は商品部でバイヤー兼広報を担当したのち
お店の経営アドバイザー職に就いておりました。
主人は現場の生え抜きとして同じく経営アドバイザーに。
経営アドバイザーと一口に言っても
指導内容はオフィシャルな事項から
場合によっては私生活まで多岐にわたります。
新人の頃は本部に協力的で経営状態も良いお店を任されるのですが
ベテランの域になってくると
いろんな意味で難しいお店を任されるようになります。
私も難しいお店を多数任されて
人生諸々に疑問を持って退社に至りました。
しかし彼の担当していたお店に比べれば可愛いもの。
直属の上司さえも恐れおののく問題店を任され
指導中に包丁が飛び出す修羅場もあったとか。
どちらかというと逆境に燃えるタイプで
自分の考えが正しいと言う自信があれば
何が起きても怯みませんし泣き言も言いません。
そのように困難な状況下でも弱音を吐かなかった主人が
辛い心中を吐露。
これは限界だな、と思い


「短い人生だから、好きなように生きたらいいよ」


と私は彼の背中を押し、意に従うことを決意。
気持ちを切り替えたら行動が早い人なので
たちまち新しい就職先を見つけ
住まう場所の下調べを入念にして現在のマンションを契約。
引っ越し屋も引っ越し日もいつの間にか決まっており
私は嵐に飲まれるように体を動かすのみで
気づいたら今いる場所で生活が始まっておりました。
彼は新しい環境で生き生きと働き始めましたが
その後のダメージが大きかったのは、、、私。
豊橋にはしょっちゅう帰っているし
ほんのわずかな時間で名古屋に出ることができ
出れば友達との楽しい時間が待っています。
しかし、住まいの周辺に知り合いが誰もいないというのは
実に心もとないことだと実感しました。
引っ越してから3ヶ月ほどはメンタルやばかったです^^;
しかも、マイナスの感情に体の変化が大きく影響…
そうです、更年期です。
女性として生を受けた以上抗えない体の変化。
思えば30年前、私の実母が今の私と同年齢で
更年期の真っ只中でした。
当時、長姉の結婚を控えており
更年期を迎えた母とマリッジブルーの姉が
激しいバトルを繰り広げていたことを思い出します。
ある朝、姉が結婚式で持つブーケのことで口論になり
穏やかな母が床に茶碗を叩きつけて割った時は心底たまげました(笑)
ということで、私もターニングポイントに差し掛かった様子。
今のところ、ふとした時に心がザワザワする程度で
いきなりカッとすることはありませんし
ホットフラッシュ等もございません。
これから色々な変化があるのでしょうね。


そこでまたまた思い出すのが
ライターとして駆け出しだった頃に行った
ある女性へのインタビュー。
豊橋市出身で早稲田小劇場で活躍した舞台女優さんで
とても素敵な方でした。
当時その方は更年期を終えたばかりで
終えた後の感想を聞かせてくれたのです。


「女である間はホルモンに左右されっぱなしよ。
更年期はその卒業式のようなものね。
むやみに怖がる人もいるけれど
誰にも起こる心身の変化なの。
台風のように到来が分かっていれば対策もできるし、
終わってみれば、スカッとしたもんよ。

女としての役割が終わった今は
老いとうまく付き合うことが課題ね。
耳が遠くなって目が悪くなって…
でもね、ポジティブに考えれば
世の中の雑音を聞かなくていいし
汚いものを見なくて済むのよ。
こうして人間はいろんな機能失って
枯れるように人生を終えるの。
抗ったって仕方ないじゃない、ハッハッハッ」


と舞台女優ならではの腹式呼吸で
豪快に笑い飛ばされたたのを覚えています(笑)
その時は「人生達観したかっこいい人だなぁ」
とボンヤリ思っただけでしたが、
今はお言葉がジワジワきます。
私の人生も季節で言えば秋に差し掛かったのだな、と。
ただ、都合の良いように考えれば
荒れた畑を耕して蒔いた種がちょうど実る頃。
どんなご収穫ができるか楽しみです。


いつものごとく話があっちゃこっちゃに行きましたが
私の人生、気の休まることは無いんだなぁ〜と実感中。
渦巻く感情をコントロールしつつ
美味しくて食べると元気が出る実を探し求め
ぼちぼち歩いていく所存です
こんな私ですが
これからもよろしくお願いいたします!



淑女会Vol.31in韓国/3日目〜〇〇市場と広蔵市場

2019年10月19日 | 淑女会
ご無沙汰しております。
台風に豪雨と穏やかでない秋の空。
女心と秋の空…そうか?と今まで思っていましたが
今年の秋空はめまぐるしく表情が変わりますね。
兎にも角にも、
これ以上被害が大きくならないことを祈ります。


さて、淑女会in韓国もいよいよ大詰めです。
朝食を食べて英気を養った後は
市場に繰り出してショッピングタイム。
まずは中部市場(もしかして違うかも汗)に向かいました。


なんて書いてあるんだろう?



真剣に見はじめたら前に進まない



葉物野菜もよりどりみどり


目の毒だらけです。
搾りたてのごま油や
韓国唐辛子、山椒、海苔などを購入し
後ろ髪を引かれながらお次は広蔵市場へ。









おひさの生レバーとユッケでございます!

しかし、思ったほど箸が進みませんでした^^;
生物をサクサク消化できなくなったからでしょうか。
最近あんなに好きだったお刺身も恋しくなくなってきましたし。
野菜も火を通した方が好き。
日本では食べられないというフラストレーションは
しっかり満たしたので良しとしましょう。
生肉補給後は市場を散策して消化を促します。




緑豆チヂミ

緑豆の粉を挽くところから自家製です。
これ、とても美味しゅうございました。



麻薬キンパッ



ちょっとだけ飲んで・・・


広蔵市場、大満喫しました!
アテンドしてくださった雅子先生、
Yさん、Aさんに心から感謝します!
東京の皆さんがいらっしゃらなかったら
ここまで充実した3日間は過ごせなかったはず。
地下鉄のチケットばっかり買って
ずっと走っていた気がしますが
そんな忙しなさもいい思い出です。



さよなら、韓国。ありがとう、韓国。

個人レベルでは仲良くしましょう。



淑女会韓国旅行完結を祝って、乾杯!

機内でも思い出話に花を咲かせ
また行こうね、
と誓った淑女たちでありました。
全てに感謝。

〜完〜

淑女会Vol.31in韓国/3日目〜朝食はプックォクッ

2019年10月13日 | 淑女会
前夜はひそひそ声で盛り上がり(笑)
解散した後も私めは単独仕上げのハードリカー。
旅の初日の夜は少々興奮して寝つき悪めですが
2日目ともなると寝具が体に馴染み一瞬にして深い眠りへ・・・
眠りが深すぎて目覚めたタイミングは
Y子ちゃんからのモーニングコール。


「もしかしてmieさん、寝てない?」

と。。。
ハッとして時計を見たらロビー待ち合わせ時間の5分前。
瞬発力だけには自信がありまして
飛び起きて5分後にロビーへ降りました。
ちゃんと歯も磨いて顔も洗って化粧もしましたよ。
そこはかとなく仕事が粗いですけど(汗)
Y子ちゃん、起こしてくれてありがとう!

なんとか予定通り東京チームの皆様と合流でき
朝ごはんの会場へと向かいます。





プックォクッチプ

干しスケソウダラのスープ専門店です。
二日酔いには覿面に効果あり、との謳い文句。
二日酔いでもないし胃袋も全然疲れてないけど
頭と体が布団の中にいた時のまま。
温かいスープの力を借りて
目覚めさせていただきましょう。



ニラ、キムチ、チャンジャ


プックォクッ

干し鱈がゴロゴロ入った優しいスープ。



アミエビの塩辛で塩分を調整します。



キムチを入れて味の変化もつけて。



いただきます♪

できることならスプーンじゃなく
丼から直接すすりたいところですが
ここは韓国。それはお行儀悪い行為です。
猛スピードでスプーンを動かして
速やかに体内へと流し込みました。
おかげで頭も体もスッキリおめざ。


日本で朝食を提供している外食店って
牛丼屋さんや喫茶店ぐらいかしら?
宿泊先以外での外朝食って摂る事ないから
私が知らないだけ?
何れにしても顆粒の味噌汁で始まる朝は寂しすぎるし
マーガリン塗ったトーストと
固茹ですぎる卵は遠慮したい。
こういうお店なら外朝食も楽しめますね。
誰かやって!


3日めの続きに続く…

淑女会Vol.31in韓国/2日目〜カンジャンケジャンと秘密のマッコリ

2019年10月07日 | 淑女会
急に秋の涼しさがやってきました。
こういう時に体調を崩すものです。
いまだに真夏と変わらぬ姿で睡眠をとっておりますゆえ
今夜あたりはおとなしく布団に身を包もうと思います。


さて、韓国2日目の続きへ移ります。
サンパッチを後にして
大量のパンを一旦ホテルへ置きに帰り
再び街へと繰り出します。
東京チームと別々で夕食会場へ向かうことになり
我々、というか私が持ち込みワイン用の
オープナーを持参するミッションを担っていたのですが
地下鉄に乗ってから忘れたことに気づく大失態。。。
夕食会場近くの荒物屋で調達することができ
ことなきを得ました。
全くもって使えない人間だ、私は。




ハンチュンサン カンジャンケジャン

カンジャンケジャン専門店です。
お店のご好意で
ワインの持ち込みをお許しいただきました。
ただし、グラス等のご用意はないので
ワイングラスとオープナーは持参です。
では、改めましてかんぱーい!
とAさん持参のシャンパーニュを開けようとしたところ
瓶から栓が離れるや否や暴発!
暴れ龍の如く吹き出した飛沫が
あたり一面に広がりました。
私たちはいいけど、後手の韓国のお客様は…
と恐る恐る後ろを振り返ると
特に嫌な顔もせず濡れたところを拭いておられます。
みんなで「ごめんなさい!」を合唱したら
「ノープロブレム」と手のひらをふって
顔をしかめるどころか笑顔まで見せてくださる。
なんとまあ紳士で心の広い方たちなのでしょう。
丁重にお詫び申し上げて
食事の時間に突入しました。



カンジャンケジャン

ワタリガニの薬味醤油漬です。
食あたりを起こした話をよく聞きますが
私は今のところ大丈夫ですし
今回も大丈夫だと信じていただきました。
カニの身に特製の薬念醤油が染み込んでいます。
細部までガジガジ齧って余すところなくいただきました。
甲羅にご飯と醤油を入れて混ぜ混ぜしたのも美味。
許されるのならあと3杯ぐらい食べたかった。



もちろんバンチャンもあるよ



タコの鍋

泡被害者の方達が食べている
タコ料理が美味しそうで
これかな?と頼んだら全然違った様子。
クセのある貝が全体の味を席捲し
みんな箸が進みませんでした^^;


カンジャンケジャンを堪能して
ここへ行かないと帰れないと
東京の皆様に連れて行っていただいたのが



秘密のマッコリ居酒屋

アルミのオケと小鉢。
小学校の給食を思い出す世代です(笑)。
お店のオモニが自家製しているようで
お願いすると大きな貯蔵庫から出してくれます。



乾杯!

危険な飲みやすさ。まるでカルピスです。
しかし苦い思い出が私のペースをセーブします…

〜回想〜
あれは15年近く前。
Atsuとスペインに行く前日のことでした。
関空からの出発だったため
難波あたりに宿を取り
せっかくだからと夜の街へ繰り出しました。
何軒目だったかしら?
韓国の方が経営されている居酒屋に迷い込み
そこで出してもらったマッコリがあまりに美味しく
かっぱかっぱ飲んだところ
翌日史上最悪の二日酔いに。
機内食はもちろんのこと水も飲めない。
トイレと座席を何往復もして
ようやく収束した頃にはスペインに着陸してました。
多大なるご迷惑をおかけした隣人殿、
その節は誠に申し訳ございませんでした。
もがき苦しんでいる時にAtsuから
「胃薬飲んだら?」と言われ
自分がそれまで胃薬というものを飲んだことないことに気づく・・・
頭痛薬や胃薬っていつ誰が飲むんだろう?
とCMを見ながら疑問を抱いていた私め
こういう時に飲むんだ、と悟り記念日を迎えました。

〜回想終わり〜

と当時の苦しさを反芻し
セーブしながらも3杯ぐらいは飲んだかしら?
お店のお母さんの顔を見たら
推定年齢からして驚くほど肌ツルッツルで
「杜氏の肌は美しい…」的な
美肌にあやかりたい気持ちが勝りまして。
おかげさまで翌日も元気一杯でした^^



ホッケ

なぜかマッコリとセットになって出てきます。
しょっぱさとマッコリ、確かに合いますね。


とりとめもない話をしながら
アルミの器を酌み交わし
夜は更けて行ったのでした。

と私たちの夜は終わらない。
2日目の夜も淑女たちのパジャマパーティ開催。
前日の猛省を忘れることなく
ひそひそ声でワインを酌み交わしました。
ひそひそ声って、案外響くんですけどね^^;


3日目に続く…



淑女会Vol.31in韓国/2日目〜サンパッチ

2019年10月02日 | 淑女会
N子先生がパンを爆買いして気が済んだ後は(笑)

「一緒に行って損はさせないから」

と、惚れてまうやろ!
的な約束をしてくださった
東京の皆様と合流いたします。



ところは東大門の元祖サンパッチ

東京の皆様のアテンドでお邪魔しました。
大量の野菜で焼いたお肉を巻き巻きしていただくから
東京の皆様間では通称「まきまき」。



大量の野菜

なるほど、まきまき材料たっぷりです。
おかわりは当然し放題でございます。



バンチャンもよりどりみどり



豚三枚肉ロール

脂の多い豚の三枚肉を薄切りするんは至難の業。
冷凍してスライスするのは理に適っております。



テーブルに隙間なし

この後はひたすら焼いて巻き巻きに徹し
スマホを手に取るタイミングはありませんでした^^;
紙おしぼりがあっても常に手はベタベタ。
エゴマやセロリ、三つ葉など
香り高い葉物野菜が勢ぞろい。
薄切り三枚肉の脂も鉄板の下に落ちるから
たくさん食べても胃もたれしません。
肉入りのコチュジャンがとても美味しく
売ってくれないか?と交渉したけどダメでした。
日本の焼肉店ではチシャバを頼むだけで
そこそこのお値段を取られます。
お料理の価格に組み込まれているとはいえ
葉物食べ放題で種類も豊富なこの料理
日本の飲食店では再現が難しそうです。
もちろん家庭でも。
ご馳走様でした!



2日目の続きに続く…