おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

秘蔵ワインと再会

2011年08月08日 | ワイン
左半身創痍。
この年で擦り傷が絶えないってどうよ。。。
何故そうなったかはmasakoちゃんとnoaちゃんのみぞ知る。
嗚呼、情けない。

昨日は母の引っ越しを手伝ってきました。
第一弾はもう運び出したんですが
第二弾でガラクタを何とかしろ…と言われ、
エアコンの効かない家でゴソゴソガサガサ動いてきました。
そこで引き取った宝物を久々に開封。




1994年からしばらく買い溜めたワインです。
その頃、実家の家業が思いっきり傾いて
お金がない中、なけなしのアルバイト代と
初任給やらで買った想い出のワイン。
劣悪な環境に放置されていたので
中身がどうなっているかは疑問ですが
一本一本に思い入れがあるんです。
いつか、特別な時に開けようと思い今日にいたる。
もう干支が一周以上してるし
そもそも長熟ワインを購入しているので
20年以上前のビンテージが殆ど。



おお、お高いワインが揃っとります。



ポイヤックのシャトーピション・ロングヴィル1984

これはワインが美味しいと知ったきっかけのワイン。
京都のアルバイト先の割烹でお誕生日祝に飲ませてもらいました。
贅沢させてもらってたな。バイトなのに。



ソーテルヌの貴腐ワイン1986

シャトー名を控えるのを忘れました。
新聞紙から取り出したら酒石が舞踊る。
飲めるのかな~。



シャトー・カルボーニュ1990

クラーブのペサック・レオニャンの白。
ジャケ買いならぬ、エチケット買いした一本。
これこそ飲めるんだろうか…



シャトーマルゴー・パヴィヨンブラン

かのシャトーマルゴーのセカンドワインの白。
何で白を買ったんだろう。
赤にすればいいのに。




シャトーデュアール・ミロン1985

ポイヤック第4級のシャトーです。
この頃、ポイヤックかぶれだったからな。




シャトージスクール1989

マルゴーの第3級。
これは是非飲みたい。
飲める状態であって欲しい。



モレ・サン・ドゥニ プルミエクリュ1986

唯一のブルゴーニュです。
ジュヴレィシャンベルタン村と
シャンボールミュジニイ村に挟まれた村。
この畑はジュヴレィシャンベルタン側なので
力強くて濃厚な味が期待できます。
飲めたらの話ですが…



シャトーウィサン クリュブルジョワ

ビンテージを控え忘れました。
サンテステフのクリュブルジョアです。
サンテステフはボルドーの中でもメルロー比率が多い土地。
どんなふうに熟成しているのかしら?



当時の私に5,000円以上のワインの出費は痛かったはず。
でも、今よりもワインが特別な存在で
ソムリエになろうと真剣に考えていたっけ。
今は飲む(浴びる・煽る)専門ですけど(笑)。


母の家を片付けていると
安易に開封してはいけない
お蔵入り写真や手紙がごっそり出てきて
一人赤面してアタフタ。
人に歴史あり…です。
とりあえず新居に持ってってもらいました^^;
老後の楽しみだな。


第一回目ワイン会in Toyohashi

2011年01月17日 | ワイン
昨日は3連チャン〆のワイン会。
Mさん主催 in Toyohashi第一回目です。
Mさんは名古屋も掛け持ちだから大変だわ^^。

会場を提供してくださったのは
とってもお洒落な「KADO」さん。
古民家をスタイリッシュモダンに仕立てた
大人のひとときを演出してくれるレストランBARです。
今回は私セレクトの5本と
Iさんセレクトの1本を持ち込ませて頂きました。
7人で仲良く分け分けする次第です。

ワインとお料理を合わせてご紹介します。


1本目…カヴァ
フォンタリャダ・ブリュット


カヴァのメイン葡萄品種3つをブレンドした一本。
柑橘系の香りと爽やかな酸が魅力です。
私が常備している泡ものです。


合わせた料理
タコのマリネ


オイルと酸味が心地いい。
オープニングにふさわしい味わいです。



2本目…白
ヴァン・ド・ペイ・.セヴェンヌ
ドメーヌ・ド・グルニエ


ソーヴィニオンブラン100%で
ヴィエイユヴィーニュ。古木です。
しかも新樽で熟成しているから
思ったよりボリューミー。
ミネラルの要素もたっぷりですが
ソーヴィニオンブランらしいチャーミングさも有ります。
いい意味で想像を裏切ってくれました。
これはコストパフォーマンス高し。


合わせた料理
厚切りスモークサーモン


これは事前にオーダーしておいたもの。
しっかり厚みもあるから薫製香に味が負けてません。
ボリューミーな白が引き立ちます。




3本目…白
ヴァン・ド・ペイ・ドック
キュベ・ド・ブリュ


シャルドネらしい白を、と
インポーターさんに選んでもらった1本。
最初冷えすぎていて香りが閉じていましたが
グラスを手のひらで温めて温度を上げると
ミルクキャラメルのような甘やかな芳香が立ちました。
味わいも複雑で味蕾を全て刺激します。旨し。


合わせた料理
魚介のすり身フリット


海老・イカ・白身魚の三種はんぺんです。
山芋などのつなぎが入っていないのかな?
食感もしっかり楽しめます。

しかしここで問題が…
我々の飲むペースが早すぎて
このお料理がサービスされた頃
既に赤に手が伸びておりました^^;
慌てたオーナーが「是非白ワインを合わせてください」と
白ワインを一杯サービスしてくれたんです。
「じゃ、もっと早く飲もうか」
と本末転倒なことを言い出す飲んべえ達(笑)。
愛すべき酔っぱらいです。



4本目…赤
チリ
ビーニャファレルニア・シラー・リゼルヴァ


あえてシラー100%を選びました。
スパイスの香りやブラックベリーの香りがする
おりこうさんのシラーです。
このコストパフォーマンスも高い!


合わせた料理
牛のたたき・山葵マヨネーズ添え


牛のたたきは完璧な火入れ。
私はマヨネーズ無しでもOKです。
ワインとしっかりマリアージュしてました。



5本目…赤
シャトー・デュ・クーヴァン


ポムロールの代表品種、メルロー80%と
カベルネフラン20%の配合です。
シルキーなメルローの味わいを
カベルネフランの苦みで引き締め
正当派な仕上がりでした。
2002のビンテージですが
もう少し寝かしても花開くかも。
今回のタイミングでも抜群でしたけど。


合わせた料理
豚肉のロックフォール包み





中を開くとブルーチーズの王様が飛び出します。
かなりの塩分でしたが
ワインが美味くまとめてくれました。


6本目…Iさんからゲストの赤
ビーニャ・ヴァロリア・リゼルヴァ


品種は書いてありませんでしたが
リオハだからきっとテンプラニーニョでしょう。
タンニンは低くとってもエレガントな味わい。
リゼルヴァだからしっかり熟成香も出ています。
何だかほっとする味わいでした。
ごちそうさま。



Mさんと「ワイン多いかしら?」と
いらぬ心配をしておりました。
本当にいらぬ心配でした(笑)。
最後には〆でラムを啜っていた我々です。


お店の方も1本ごとにグラスを変えてくださったり、
料理のタイミングを我々の飲むペースに合わせようと
きっとサービスも厨房も大変だったと思います。
本当に感謝しています。そしてごちそうさまでした。



が、しかし…
ここで終わらない私ども。
何とあの大雪の中、
近くのラーメン屋へ滑らないよう恐る恐る歩き
ビールと餃子とラーメンを平らげておりました。
お陰で今朝は超ニンニク臭い!!!
自分の吐く息で起きたほどです。

そういえば満腹でラーメンが食べられない…
というHさんのラーメンにまで
箸を突っ込んで請け負っていた記憶が…

どんだけ飲んで食べるんだ!
と反省しながらもニヤケております。

あ~楽しかった。
皆さん、お疲れさまでした。


今日はダンサーJさんから買い受けた
ぷりっぷりの牡蠣でカキフライだわ。
オイル漬けも作らなくっちゃ。
Jさん、いつもありがとうございます。


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久々のブルゴーニュ・ポマール

2010年12月29日 | ワイン
昨日は母と姉を招いての忘年会。
本当は昼過ぎにオフィスを出て
フレンチをフルコースで、
と思っていたのに番狂わせ。
今年に限って夕方まで大掃除だったんです。
テンションまる下がり(涙)。

集合時間を1時間遅くし
急いで用意と言っても
1時間でフルコース製作は無理。
結局鍋にしました。
具材はそこそここだわりましたけどね。

で、フルコースと一緒に楽しもうと思ってたワイン。



パランのポマール プルミエクリュ

ワインを勉強してた頃
こんな繊細で旨味のあるワインがあるのか!
と感動したワインです。
ブルゴーニュの中でも好きな1本。
って言ってもブルゴーニュの赤は
美味しさを求めるとかなり値が張るので
そんなに飲んだ経験はありませんけど・・・

これもセールで買って4800円。
一人で飲んではもったいないので
鍋とは相性NGでしたが
今年最後と勢いづいて開けちゃいました。

う~ん。素晴らしい。
甘いベリーをミックスしたアロマと
後から追いかけてくるスミレのようなブーケ。
ピノ・ノワールの優秀作品です。
味わいも驚くほど濃い!
果実味が凝縮されて口内にまったりと絡みつきます。
先日のサントネーはピークを超えてましたが
これは今一番花開いているかも。
また買っちゃおっかな。
浪費癖に火が付いちゃった。


そし今朝食べた一品。


鰤の三五八漬け

ちょっと焦がしちゃいましたが
ねっとりとして豊かな甘味で美味しかった。
思わずご飯おかわりしちゃいました。
ヘルスメーター、乗るのやめとこ。。。



ささっ、これから旅支度をしなければならぬ。
6泊7日の江戸・下総の旅に出て参りまする。
今宵は品川宿の旅籠まで走りますぞ。
明日は赤坂村でござる。いざ!

一緒に年を重ねたワイン

2007年11月24日 | ワイン

昨日は名古屋のAtsu邸で合同誕生日パーティを催しました。晩餐の様子です。デパートで買った惣菜や手作りのものなど含めてささやかながらも楽しいパーティ。しかし・・・あのデパートの惣菜って、何であんな高いんだ?蛸のマリネ200グラムで840円は高すぎる。手間を惜しんだ私が悪いのだけれど。

ロゼのシャンパーニュで乾杯。クリーミーな泡とピノノワールの苦味が心地よい一本。あっという間に空いてしまいました。こんだけ注げばそりゃあっという間に無くなるか。そして・・・

じゃーん。バルベーラのバースイヤーワインです。思いっきり年がばれます。ま、いいか。丸善のアドバイザーには30分で飲みきって、と言い渡されていたこのワイン。もういっちゃってるか心配しつつオープン。おお!長いコルクがワインをきっちりまもっています。バイオレットというよりは褐色がかった朱という感じ。そして香り。ゆっくり熟成したことを物語る芳醇な果実の香りがします。鼻を突っ込みたいぐらい(お下品)。さあ味わいます。酸味がしっかりある!深い味わいの中にこなれた酸が心地いい。まだまだ現役です。いやー良かった美味しかった。いい買い物したという感想です。一緒の年に生命を受けて同じときを重ねてきたワイン。イタリアと日本という遠く離れた場所で育ってきた私達が、縁あってこうして出会えたことを幸せに思います。そしてその瞬間を一緒に楽しめた友達に巡り合えたことも。リアリストの私をロマンティストに変えてしまう彼女(ワインのことです)。グラッツェです。

バースデイパーティ

2007年10月24日 | ワイン

牛しんたま(ランプ肉)のユッケです。うっすら味付けしてあります。絶品です。

オードブルにはハーフのシャンパーニュを。急遽用意したのでモエに決定。久々に飲みましたが、王道という味ですね。

メインのシャトーブリアンのステーキ。うふふ、正直高価なシロモノです。こんなときしか食べられませんものね。上にちょこんと乗っかっているのはフォアグラのソテー。

こちらにあわせたのは、イタリアはサルディニア島のワイン。大きなグラスに注いだとたん。危険な香りが。グラスに顔を近づけると魅惑的な芳香にクラクラきてしまいました。グラスの中に思わず飛び込んでしまいそう。間違いなくその前に割れてしまいますが。。。奮発しただけのことはありました。リンク貼りましたので興味のある方はどうそ。

いい思いをいたしましたが、飲み物食べものって、当たり前ですがお腹に収めてしまったらそれで終わり。少々身になって排泄されていくだけです。この刹那的なところが私は好き。まるで人の人生みたいですよね。どんなに生前財産を築いても、死ぬときは何も持ってはいけない。ただ美味しかった、楽しかったという想い出が残るのみ。だから今日も私はおいしい想い出を創ろうと探求していくわけです。3●才の抱負みたいになっちゃいました。。。これからも頑張ります(誰に宣言しているのか・・・)。

ビオワイン

2007年06月09日 | ワイン

先日、浜松まで日本酒を買いに行ったときに、ついつい衝動買いしてしまったワインです。一見普通のワインに見えますが、このボトル、なんとリサイクル品なんです。栓もコルクではなく、よく焼肉のタレなんかに使われているプラスティックのもの。しかも750mlではなく1ℓという容量。ラベルも素朴なデザインで、「わしをこうてくれ」と訴えかけるような佇まいで陳列されていました。買わないわけにはいきません。ビオワインですから、農薬や除草剤を極力使用せず、酸化防止剤も添加しないというスタイル。以前はそういうものにちょっとした偏見を持っていたけれど、実際次の朝の目覚めがよく、酸化防止剤抜きのよさは体が証明しているので、受け入れるようになりました。ただ、手間暇かかる製造方法なので、ちょっと高いのが難点。たまにしか呑めませんね。
ところでお味。もう少し安かったら、ケース買いしてがぶ飲みしたい感じ。フルーツの味がしっかりしていてしつこくない。二日目もその味わいは衰えず、むしろ旨くなっていたかな。現地の人はこの瓶が空くと、また醸造もとに足を運んで、再びワインを満たすのだろうか。ううっ、うらやましい。

ま、日本は日本酒という世界に誇れるお酒があるので、そちらを気兼ねなく呑めば良いのです。ということで今日は天月さんにいってきまーす。

レイクサイドビュー

2007年06月01日 | ワイン


今、おうちで休憩中です。さっき浜名湖畔のリゾートヴィラとオーベルジュに取材へ行って来ました。いい天気で素晴らしい眺めでしたよ。社用車にCDプレーヤーが付いていたのを発見したので、スティービーワンダーをお供にドライブ。30分ほどで非日常感覚を味わえるのはいいですね。白ワインとパンかなんか持ってゴロッとしたかったな。飲酒運転になっちゃうか。
写真は先日飲んだチリの赤。1000円ちょっとのお値段にしてはビヤンでした。また買ってみよう。

今日は仕事をさっさと終えてMさんのご招待で筝の演奏会と呑みに行って来ます。明日仕事だからセーブしなくてはならないのが残念。でも、めいっぱい楽しんできます。


やってられない日々

2007年03月10日 | ワイン



リゾートフルな一日を過ごしてきました!
うそ。そんな暇があるわけが無い。浜名湖の某リゾート施設に取材に行って、仕事じゃなかったらなー、とため息混じりに撮った写真です。頭の中は原稿のことばっかり。あー、この締め切り呪縛から逃れたい・・・。
やってられない怒涛の日々。料理もきちんと作れません。鍋と鉄板が不本意にも大活躍。よってアップできるようなメニューは無しです。こんな毎日は飲まなきゃぁやってられない、ってことでネットで衝動買いしたワインをアップ。イタリア・ロマーニャのサンジョベーゼ・スペリオーレです。本当かどうか知らないが、市価の半額という触れ込みで売り出されていたもの。6本購入で送料・代引き手数料無料という文句に踊らされて6本購入。意外とウマイ!ピノノワールが熟成したようなちょっと皮っぽい匂いもするし、色も褐色でいい感じ。味の余韻も長い。結構いい買い物したようです。どんなに帰宅時間が遅くても、飲む量は減らない私。ノルマのように一定量をクリアしている今日この頃です。もっとゆっくり飲みたいよー。