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おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

マイル消化の北海道旅〜2024晩秋3日目後半(洞爺湖)

2025年02月21日 | 旅(国内)
噴火湾沿いを走りながら一路洞爺湖へ。
11月の北海道は14時を過ぎると影が長くなり
1日が終わってしまう気配が色濃くなります。
確かこの時期は16:15ごろが日没時間。
真っ暗になる前に洞爺湖の全貌を拝みたい!と
干し貝柱以外は目もくれず
ザ・ウィンザーホテル洞爺を目指しました。


間に合った…

ホテルがある山頂に向かう道中でGoogleマップが
「絶対こっちじゃない!」という
農道みたいな道を案内します。
今まで草ボーボーの獣道をバックで引き返すなど
痛い目に遭っているため無視したら
とんでもない大回りの道となりました。
しかし無事日没前に到着!
群青に染まりつつある空と茜色のグラデーションが美しい。



ワインを飲みながら旅情を満喫

ちなみにザ・ウィンザーホテル洞爺は
2008年のG8洞爺湖サミットの舞台となったことで
世間に広く知られるようになりました。
ホテル自体は1993年に開業しており
バブル崩壊を経てオーナーが何度か変わっております。
バブル崩壊直前に着工した物件とあって
造りは驚くほど豪華でスケールもデカい!
が故に客室から大浴場がある棟まで結構歩くことになり
お風呂に入って部屋に戻るまでに湯冷めする(笑)
ホテル内はバスローブでの移動が許されておりますが
バスローブじゃ足元がスースーして寒いので
ホテルの雰囲気にはそぐわないかもしれないけれど
踝まである丹前が欲しいところです。
何度もお風呂に入るつもり満々でしたが
面倒くさくなって2回しか入れませんでした。



チャイニーズ・キュイジーヌ ラ・ヴート

ホテルにはフレンチやイタリアン、和食など
レストランが7カ所あります。
主人がフレンチは苦手だと思って中華にしたら
当日「フレンチが良かった」と言われズッコケました。

気を取り直して…


前菜
ボタンエビの紹興酒ソース、北海道つぶ貝のにんにく醤油和え
真狩村産ハーブ豚芝麻醤漬け焼き叉焼
鶏もも肉の怪味汁、北海道鮮魚の香草ソース


フカヒレ、クコ、白菜などの上湯スープ


自家製三角春巻きと海老ニラ餃子


北海道産帆立貝と鮮魚の蒸し


オホーツク斜里産サチク麦王豚バラ肉の香り醤油煮込み


花咲蟹とレタスのチャーハン


デザート

私たち以外にお客は1組だけだったような…
シーズンオフで他にもレストランはあるとはいえ
かなり閑散としておりました。
インバウンド客がたくさんいるのかな?と思うも
すれ違うお客は日本人ばかり。
インバウンドを受け入れてないのでしょうか?
お料理は…えーっと…普通めでしたw

食事中は紹興酒をいただいていたため
お部屋に帰ってワインを飲みながらのんびり。
たまにはこういう時間も必要ですね。


つづく…(あとちょっと)





マイル消化の北海道旅〜2024晩秋3日目前半(函館)

2025年02月13日 | 旅(国内)
1時間にも満たない食事時間で寿司屋をあとにし
ホテルの自室で飲み直してバタリと床につき、気づけば朝。
函館山を望む露天風呂で目を覚まし
向かった先は函館の朝市です。
前回訪れた様子と随分違うようですが気のせい?
インバウンドの旅行客がごった返し
干し貝柱をはじめとする土産物を購入しまくっていました。
干し貝柱の値札に目をやると驚きの高値!!
噴火湾の干し貝柱を買う気満々でやってまいりましたが
買う気がシュンと萎みました。
「ここで買ってはなるまい。産地へ行くべし」
と心に決め、財布の紐をギュッと締めた次第です。


とはいえ、せっかく市場まで来たし
お腹すいたから朝ごはん食べたいなー、と物色し
歴史がありそうな食堂へ入店。
店先に魚の焼き場があり創業は昭和31年とあります。
しかし、入店するときに焼き場を横目に見たら
男の人がグリルの前でボーッと座っているではないですか。
やな予感はしましたが…予感的中。

主人がホッケ定食を頼んだら秒で出てきました涙
私はイクラホタテ丼を頼んだら



ホタテスライスを重ねたら貝柱2個分くらいですかね

ご飯部分が見えないように
少ない量の具材で丁寧に敷き詰めた努力はみてとれます。

レンチンほっけ定食とイクラホタテ丼で締めて5,000円
虚無感に襲われましたが人生何事も経験と気を取り直しました。



五稜郭

前回訪れたときは五稜郭タワーのエレベーターが
信じられないほど混んでいたので断念。
今回もそこそこ盛況でしたが行列はなかったので
初めて五稜郭の俯瞰にありつけました。

教科書で雑に扱われた幕末の歴史に拒否反応を起こし
大学受験を前に日本史に別れを告げた私め。
社会人になってから壬生義士伝を読んだのをきっかけに
幕末の歴史に少しずつ触れるようになり
近代日本を語る上で理解が必要な史実と認識しました。
そう遠くない過去に日本人同士が血と血で争う抗争を繰り返し
今の日本があります。
そうした歴史を詳らかにする展示が展望台にあり
一つひとつのパネルを確認しつつ
城塞を見下ろすと感慨深いものがありました。


で、お腹が空いたので昼ごはん。


ラッキーピエロのラッキーエッグバーガー

函館市民のソウルフード。
以前から気になっていましたが初食。
函館市内に多店舗展開しておりますが
店構えが個性的すぎて今まで避けておりましたw
ところがどっこい、美味しいじゃないですか!
パティがジューシーでバンズもふっくら。
フレッシュミートで作ったパティを
注文を聞いてから焼き上げるというこだわりぶり。
函館の人々に愛され続ける理由がわかりました。

購入後の着席方法が独特で(どでかい丼に席札を入れて着席)
オロオロしていたら地元の方が教えてくれました。
多分よく目にする風景なんでしょうね笑



カレーは普通でした



トラピスチヌ修道院

こちらによってクッキーとチョコレートを購入し
いざ洞爺湖へ!と車を東へ走らせると
「函館を離れる前にもう一度ラッキピエロのハンバーガーが食べたい」
と珍しく主人が揺るぎない要望を訴えてきました。
函館市内東端の店でチーズバーガーを一個購入。
助手席でニコニコしながら食べておりました笑


噴火湾沿岸で水産加工卸を見つけて
帆立の干し貝柱を産直価格で買い
函館朝市との価格差にホクホクしながらいざ洞爺湖へ。


つづく…(頑張る)

マイル消化の北海道旅〜2024晩秋2日目(札幌→函館)

2025年02月10日 | 旅(国内)
札幌2日目。
前日の夜は控えめジンギスカンだったため
朝からお腹がぐーぐー鳴って燃料切れモード。
昼に味噌ラーメンを食べると決めておりましたが
昼まで全くもたない空腹状態です。
市場の海鮮丼は観光色が強くて高くて混むので即却下。
美味しいパンが食べたいと思いサクサク検索。
そこで浮上したのがこちらのお店でございました。


ブーランジェリー・コロン

元シニフィアン・シニフィエの志賀シェフ監修のお店です。
狸小路にあるホテルから地下鉄を使って向かいましたが
地下道と地下鉄のアップダウンが激しく
直で歩いていった方がよかったと後悔しました。
それにしても11月半ばの札幌の朝は寒い!
愛知では半袖でフラフラしていたのに
札幌ではセーターとダウンを着込んでも寒かったです。



クロックムッシュとおこっぺの飲むヨーグルト

バゲットや発酵バターも買って図書館のロビーでもぐもぐ。
初めは大通公園で食べようと考えたりもしましたが寒すぎて無理。
飲食禁止じゃない陽当たりの良いスペースを拝借しました。

一旦ホテルへ戻って少し仕事をし
ようやくお昼時が訪れたのでいざ昼食スポットへ。


喜来人

5年ほど前に訪れて以来の再訪です。
以前は別の場所でしたが現在は狸小路に移転営業。
偶然にもホテルの目の前だったので開店と同時に着席できました。
場所が変わったはずなのに店内の雰囲気は全く変わっていません。
元気で明るいお母さんの接客も以前のまんま。


味噌ラーメン

ネギもりもり。
いわゆる札幌味噌ラーメンよりもあっさりとした味わいです。
主人曰く「なんか好き」だそうです。
私も「まあまあ好き」かもw


予定通りラーメンミッションをクリアしましたので
西へ300km走って目的地へ。



函館到着!

函館は8年ぶり?前回は仕事で訪れました。
函館山の夜景鑑賞はインバウンド客が多そうなので割愛。



函館カール・レイモン

こちらを訪れるのはなんと…30年ぶり。
前回は真冬の北海道一人旅で訪れました。
大きなリュックを背負って雪道を歩いていたら
横断歩道ですっ転んで亀のように起きれなくなったあの日が懐かしい。
その場に居合わせた親切なご婦人に手を貸していただき
何とか起き上がることができました。
その節はありがとうございました。
それ以来の訪問です。
ハムやソーセージを買って大満足。

夜は「梅乃寿司」さんを訪問。
写真撮影はNGなので写真はございません。
おまかせを一通りいただきました。
私たちが食べるのが早いのか
出してくださるテンポが早いのか
とにかくあっという間に終わってしまいました(滞在時間1時間切っていたかも…)
軍艦ではないイクラと本鮪が特に美味しゅうございました。
親子3人でキビキビ握る様子も見ていて気持ちよかったです。


2日目はこれにて終了!

つづく…(多分)

マイル消化の北海道旅〜2024晩秋1日目(札幌)

2025年02月09日 | 旅(国内)
昨年の11月、久々に北海道へ行ってきました。
かつては飛行機を使う出張がまあまあな頻度であったため
航空会社のカードを作ってフライトマイルを貯めつつ
ショッピングマイルもコツコツ貯めていたんですが
最近はオンラインが主流で遠方取材がめっきり減りました。
中途半端に貯まっているマイルを消化して
カードを解約してしまおうと
昨年の夏頃から北海道行きを計画しはじめたものの
10月まではオンシーズンで保有しているマイルでは全然足りない…
11月の半ばに漸く保有マイルに見合った便が見つかりました。
紅葉は終わり、中途半端に寒いけど雪もないから完全にオフシーズン。
ウニもシャケもとっくに終わってしまっていますが
オフシーズンならではの楽しみ方もあるだろうと
マイルをほとんど使って行ってきました!
こうでもしないとまとまった休みも取れないですしね。



JAL札幌行きの最終便で

中途半端に空港で時間ができたので
「フライト・オブ・ドリームズ」でビールを飲んで
ダラダラする時間もまた贅沢。
写真は撮っておりません。
フライト・オブ・ドリームズの詳細はこちらをご覧ください


札幌に到着してレンタカーを使い
一路札幌へ。
1日目の夜はジンギスカンと決めていたのですが
閉店時間が微妙に心配な店をセレクトしておりました。
しかも予約ができない店でぶっつけ本番。

そのお店は羊飼いの店「いただきます。」さんです。

前に3名様の待ち客が1組ありましたが
食事を終えた1組が帰られたものの
席が足らず座れなかったたよう。
「2名ならすぐ座れるみたいですよ」
と親切にも譲っていただきました。
ありがたいことです。

こちらは牧場直営のジンギスカンの店で
自社で育てたサフォーク種の生ラムがいただけます。
時間が遅くて売り切れている部位もありましたが
ヒレとマエバラとコリコリとした部位(名前失念)にありつけました!


写真はマエバラ

マエバラも美味しかったですがヒレが泣けるほど美味!
塩をパラパラっとかけるだけでラム本来の味わいが引き立ち
臭みも脂っこさも全くないのに旨みの余韻あり。
今までいただいたラムの中で最も美味しいラムでした。



羊飼いのクッパ

のっけから〆メニューを頼む主人。
ご飯がスープを吸ってふやけてくるのを見かねて
食べるサポートをしていたら
不覚ながらお腹がいっぱいになりました。
もう、頼むタイミング!!!


食事している間にラストオーダーの時間が訪れ
この日はこれにて終了です。
翌日はブ〜ンと西の方へ旅をします。


つづく…(のか?)

2021GWうどん巡礼の旅/後編

2021年07月27日 | 旅(国内)
塩分取りすぎてアンパンマン状態になった顔で
二日目の朝を迎えました。
実はこの時に見た自分のパンパン顔に嫌気がさし
ダイエットを本気モードにギアチェンジしようとした経緯があります。
しかし、チェンジするのは旅を終えてから。
なんのために四国まで来たのかわからなくなるので
滞在中は糖質や塩分のことは意識から除外します。
ということで、朝食からうどん巡礼を始めますよ!


おうどん瀬戸晴れ

歴史の舞台・屋島の近くにございます。
10時前に到着しましたが
すでに満席で待ち客もあり。
地元の方に支持されている感じです。


かき揚げ

お隣さんが頼んでいるのを見てつい。
円柱型ですが油も切れていてサックリタイプでした。


鳴門わかめ(冷)

朝食にはワカメが必須な体質です。
ということで鳴門わかめ載せ。
わかめうどんを頼むと
戻し切れていない塩蔵わかめが乗っていて
硬いししょっぱくて食べれない時が多々あります。
それでもワカメが食べたくて懲りずに頼むのですが
このわかめはやわらかくて風味もあって美味でした。
そして出汁とうどんもかなりいい!
ここは次回も必ず立ち寄ります。

おうどん瀬戸晴れ



さぬきうどん溜の冷かけ

以前、さぬき市のアスパラ農家さんに教えていただいたお店。
今回で訪問3回目となります。
私よりも主人が気に入っておりまして。
とにかく量が多いのです。
中盛りが普通のお店の大盛りです。
大盛りはすり鉢レベルの容積にて
よほどの大食漢でないと無理だと申し上げておきましょう。
ご近所さんに愛されているお店で
観光客はほとんどいません。
お店の雰囲気もうどんも素朴な感じが魅力なのかもしれません。

さぬきうどん溜


その後は西へと移動しまして


三豊市の丸岡味噌麹さんでお味噌を買い


本格手打ちうどん もりの冷かけ

三豊市にあるお店です。
宿泊先がある徳島へ向かう途中で立ち寄りました。
おうどんはなかなかのコシで美味しかったのですが
お出汁は今まで香川で食べた中で一番甘かった(汗)
疲れている時には染み入る味、、、なのかな?


本格手打ちうどん もり









鳴門の海をボーッと見下ろし
しばし頭と体の小休止。
海を見ると心が鎮まる海の民です。

最終日の食べおさめは


こだわり手打ちうどん 山

さぬき市にあるお店です。


冷かけ

サービスでいりこの天ぷらをいただきました。
歯を押し返すような弾力がある麺と
いりこと昆布で丁寧にとった出汁が好印象。
店主のうどんへかける思いを感じる一杯です。
店頭で売られていた業務用の伊吹のいりこが
驚くほど安くてつい買いそうになったのですが
大きな枕ほどのボリュームがあったので
すでに諸々の仕入れで重量オーバーの身ゆえ諦めました。
今更ながら買っておけばよかったと後悔。

これにて2021GWうどん巡礼の旅は終わりです。
うどんが日常生活に密着している県民性ゆえ
下手なうどんを出していたら即淘汰されるはず。
各店が競い合って全体的にレベルが高くなる上
子供たちでも気軽に食べれる価格に抑えられています。
私は蕎麦党につきうどん巡礼はこれが限界ですが
うどん好きには天国のような土地ですね。
また記憶が薄れた頃にお邪魔します。
ごちそうさまでした!

編集後記
炭水化物と塩分取りすぎたせいか
体重がワヤなことになっておりました^^;

2021GW讃岐うどん巡礼の旅

2021年07月23日 | 旅(国内)
お久しぶりです!
鬱陶しい梅雨が明けた途端猛暑到来。
蚊の出る幕もなく
カラカラ天気の連続ですね。
湿気も苦手だけど暑いのもイヤ。
私の体質はこの国の夏に全然合ってません。
嗚呼、どこでもいいから涼しいところへ旅立ちたい。

さて、懐かしい話になってしまいますが
GWは四国へ行ってまいりました。
しばらく遠出することを差し控えていたので
鬱憤が溜まって本州から抜け出したくなったのと
うどんが好きすぎて香川に住みたいとまで言い出す
主人と意見をすり合わせて旅先が決まりました。
ちょっと前まで全行程運転することになんの疑問も感じませんでしたが
渋滞をやり過ごす時間がもったいないし
どんなに安全運転に徹しても
事故に巻き込まれるリスクがつきまといます(もちろん加害者にもなり得ます)。
ということで岡山までは新幹線、
そこからはレンタカーを利用することに。
帰りは新幹線でビール飲めるし、快適極まりないです^^



瀬戸大橋横断

久々にうどん県到着です!


1日3うどんをノルマに早速巡礼。


中村うどん 冷やかけ

言わずと知れた宇多津の名店ですね。
コロナ禍にあっても行列必至です。
何度訪れても精算のシステムがわからず
オロオロ戸惑うばかり。
お父さんの指示に従って動き
ようやく冷やかけにありつけました。
細マッチョな麺が相変わらず素晴らしい。



長田in香の香 釜揚げうどん

長田in香の香と言ったら釜揚げうどん。
私め、釜揚げうどんという料理に思い入れゼロなんですが
ここのは別格にてわざわざ足を運ぶ価値ありと思っています。
唇に吸い付くような艶めきだったテクスチャーと
羽二重餅のようなふわっとした食感が唯一無二です。
めちゃめちゃ重い通い徳利の麺つゆ入れが
恐ろしく使いにくかったって許しちゃう。




一福 冷やかけ

閉店間際にお邪魔したからか
うどんも出汁もかなり残念でした(涙)
うーん、ほんと残念。どうした!?一福!


この後は香川の関所で燗酒と肴の数々をを楽しみました。
そのことについてはまた後日書きますね。


鶴丸 カレーうどん

3杯で終わらず4杯目に突入。
お酒の後は炭水化物と塩分で〆たい人々で賑わっていました。
サラリとしたカレー出汁にやわもち食感のうどん。
夜限定オープンというのが分かる気がする一杯です。

1日目の巡礼、ようやく終了。
後半へと続きます。

夏の終わりの夏休み

2020年10月03日 | 旅(国内)
駆け足で過ぎていった夏。
炎天下のもと車内での執筆も多かったため
暑いというより陽の光が目と肌に痛いと感じました
クーラーをマックスかけてもオデコが冷えるだけで
背後には高温の空気が滞留。
体の前面と裏面の温度差で
体力がみるみるうちに奪われたように思います。
ただし、食欲が落ちるような兆しは皆無で
夏バテでゲッソリとかいう現象は今年も縁なし。
ただ、クーラーの冷風には飽き飽きし
なくても済む環境に身を置きたいとひたすら願い
ようやくその希望を叶えることができた次第です。
9月の半ば、大鹿村のあの宿へ行ってきました。
かれこれ4年ぶりぐらいかしら?

駒ヶ根の初訪問のお蕎麦屋さんで
お蕎麦を食べ(イマイチだったので割愛)
温泉に入ってから宿を訪ねようと思ったところ
鹿塩温泉も小渋温泉も日帰り入浴受け入れなし。
コロナの影響でしばらく営業を見合わせるとのこと…
ガックリして駒ヶ根のこまくさの湯で湯あみし
宿へ向かうことにしました。


眼前にはこの景色

嗚呼、空気が澄んでいる!
だだっぴろい平野に住んでいると
切りたつ山の景色が新鮮極まりないです。
鳥のさえずりと葉の擦れ音、
そして虫の音しか聞こえません。
当然のことながらクーラー要らず。
これぞ求めていた環境です。
パソコンなんか絶対開かないもんね!
と思っていたけどその決意は即取り下げました。
残念ながら電話もメールも届きますので(^^;


バター用の生クリーム

一通り仕事をすませ
テラスでボーッとしていたら
Yさんが「バター作ります?」
とこれを手渡してくださいました。
食事前にちょうど良いエクササイズです。
二の腕をプルプル震わせシェイクしました。



チーズ盛り合わせ

シェイクしながらビールを飲んでいたら
Yさんが「おつまみにどうぞ」と燃料を届けてくれました。
心遣いに感謝!

バター作りのミッションを完遂したので
ダイニングルームへと向かいます。


じゃがバター

先刻作ったバターと大鹿村の山塩
そして大鹿村のじゃがいもと。
美味しいに決まってるので
登場するや否やガッつき
写真撮り忘れました(^^;;


もろきゅう

清らかな湧水で冷やしたとれたてキュウリ。
パキッパキで瑞々しいったらありゃしない。


トマトと枝豆

トマトの味が濃ゆい!
ワインのテイスティングで「ミネラリーだね」と表現すると
「ミネラルは味しませんけどね〜」などと釘刺されますが
これは断じてミネラリーです。
五味では表現できない第六味を感じます。



とうもろこしのスープ

採れたてとうもろこしを
蒸して丸かじりしているような
まんまの味がするのです。
でもスープだから歯に挟まらなくて快適w


コールド鹿肉

ニンニクなどと一緒に茹でた鹿肉です。
コールドビーフの鹿肉バージョンのような感じ。
可愛らしいお花が乗っかっているので
何かと尋ねたところ「ニラの花」でした。
ほんのりニラの風味がして鹿肉に合いますよ。
それ以外にも香味野菜たっぷり。
もちろん自家菜園(庭)のものでございます。



信州サーモンのマリネ

リニアのせいで近隣にあったニジマスの養殖所が閉鎖し
あのクリームソース仕立てが食べられなくなってしまいました。
町場で売っているニジマスでもトライしたそうですが
なかなか思うように仕上がらないとのこと。
昨今では信州サーモンの料理を出していらっしゃるそうです。
マリネソースに効かせたディルが爽やかで美味しかったです。


チーズフォンデュ

久々にいただきます!
色々つけていただきますが
やっぱりバゲットが一番合いますね。
バゲットばかり食べていたら
お腹が信じられないほど一杯になりました汗


翌朝も快晴

冷涼な空気に身を縮ませながら
鶏や小鳥の声で目が覚めました。
これぞ求めていた朝。



朝ごはんも盛り沢山

美味しい空気と水、電子音フリーの静寂、
Yさんの心尽くしのおもてなしに触れ
月並みな表現ですが癒されました。
「人生の豊かさとはなんぞや?」
について考える機会にもなりました。
これからどう生きていくべきか、又は生きたいか
考え始めるお年頃なのかな、とか思ったりして。
と言いつつ日々の忙しさに翻弄され
いたずらに時を費やすばかりですが(^^;


たまには立ち止まることも必要ですね〜



2018年晩夏の道東だより/やっとこさ来たよ!釧路湿原

2019年08月03日 | 旅(国内)
暑い日が続きますね。
尾張北部で迎える初めての夏。
沿岸部の故郷とはまるで違う暑さです。
クーラーをつけないと寝られないのですが
昨夜はあまりにも効きすぎて肩が冷えまくり
途中で消したらまた明け方に暑くなり…
目を半開きでリモコン操作したら
暑苦しい寝苦しい息苦しい。
どうにも耐えられなくなって
空調本体の下へ歩み寄ったら
熱風が吹き出しておりました。
まさか暖房を入れていたとは…
乾涸びなくてよかったです汗

さて、北海道も最終日。
この日は25年来の念願を叶えるために
こちらへ足を伸ばしました。



釧路湿原です

あれは大学4年生の時のこと。
海路で上陸した小樽を皮切りに
礼文島から道央・道東を巡る旅を計画しておりました。
しかし礼文島で小樽→舞鶴間の復路フェリーチケットを紛失した上
礼文の怪奇ユースにはまってしまった結果
道央・道東を巡る旅は計画倒れしてしまったのです。
その後、道央を巡る機会は何度かあるも
道東まで足を伸ばす機会には恵まれず
あれよあれよと25年も経ってしまいました。







筆舌に尽くし難い情景

息を飲む美しさに思わず涙。
大自然から
「お前はちっぽけな存在だ
ちっぽけはちっぽけなりに
意義のある人生を全うせよ」
と諭されているような心境に。
胸を打つ景色を可能な限り脳裏に焼き付けました。



手付かずの自然があちこちで見られます

釧路湿原、ありがとう!



キタキツネ!

大自然を満喫したあとは
食欲を満たすスポット探し。
前日に決意した「仙鳳趾」の牡蠣を求めて
昆布森漁協へと足を運びました。



誰もいないし漁港の活気もゼロ

漁協に電話をしても誰も出ません涙
あたりに牡蠣を食べさせてくれる
飲食店の気配もゼロです。
やけくそになって調べたところ
昆布森漁港が仙鳳趾牡蠣の管轄だけれど
実際に水揚げしているのは少し離れたところらしい。
わずかな情報を頼りに
海沿いのワインディングロードを走らせて1時間弱…



ようやく仙鳳趾の牡蠣に出会えました!


ザ・漁港の風景

牡蠣の周りのフジツボなどを削っています。



選り分けられた牡蠣



後先考えず買ってしまいました^^;

生産地価格だから驚くほど安い!
しかも女将さんが
「せっかく遠くから来てくれたから
一個おまけしておくね」
とLLサイズをおまけしてくれました。
取り寄せたら商品と同等の運賃がかかりますが
持って帰ればそれもナシ(厳密に言えばかかる)。
また来ます!といつ果たせるかわからない約束をし
足取りも軽く港を後にしました。



所々で昆布を干す風景に遭遇



牛&牧草でまさに牧歌的シーン





どこだったっけ?ここ



玉川庵

釧路に戻ってきました。



貝塚の素(笑)



名物牡蠣蕎麦



牡蠣ブリンブリン

牡蠣のおさらいをしました。
牡蠣大好き。



後ろ髪を引かれながら釧路空港へ



車を返却したのでビアブレイク

炉端も行った、ウニも牡蠣も食べた
釧路湿原もようやく行けた。
思い残すことなしと自分に言い聞かせるも
また来たいという気持ちが募ります。
近々また来ます(実際に行きました)。




セントレアに到着

持って帰ったはいいけど
この状態で豊橋まで帰るのは結構大変^^;
そして釧路と愛知の温度差湿度差に辟易。



昼まで漁港にいたLLサイズの牡蠣11個



生牡蠣で


焼き牡蠣で


仙鳳趾の牡蠣最高!!!


お仕事のおかげで
念願を色々叶えられることができました。
心から感謝します。
合掌


2018年晩夏の道東だより 〜完〜



2018年晩夏の道東だより/知床〜厚岸海鮮街道

2019年07月30日 | 旅(国内)
前日と打って変わって翌朝は快晴!
カラリとした空気が私を歓迎しているよう(な気がする)。
この日は知床方面へと行く気満々だったので
早朝からホテルを飛び出しました。



遠くに見えるは知床半島

釧路市内から150kmぐらい走ったあたりでしょうか。
雲の間から半島がうっすら見えますね。



羅臼町に到着

知床半島巡りは流石に時間がないので
根元の羅臼町でお目当のアレをいただきます。



知床食堂のウニいくら丼

北海道のウニといえば
礼文・羅臼・積丹・奥尻。
夏の羅臼に来たらウニは外せませんね。
とはいえ、ウニオンリーだと
食堂とはいえかなりのお値段。
調子に乗りすぎるとギャラを食いつぶしそうなので
不本意ながらシーズンではないイクラと
丼の表面積を折半しました。
ウニは磯の風味が炸裂して美味!
イクラはまあそれなりに(笑)。
ゆっくり堪能しようと心に決めたのに
5分足らずで平らげてしまいました。
丼、麺類をゆっくり食べるのムリ!


知床峠到着


羅臼岳




北方四島は雲に隠れて見えませんでした

峠に着いたら折り返そうと思っていたのですが
同じ景色を辿るのはつまらないと
峠の反対側へ降りていきます。
すると突然土砂降りの雨!
岬の気候は変わりやすいですね。


買いたいけど買えない


斜里町から南下したら美しい虹!

美しい風景を拝めました^^


足を伸ばして厚岸へ

厚岸といえば牡蠣が有名ですね。
湾のようになった厚岸湖が
ぷっくり肥えた牡蠣を育みます。
そして特筆すべきは
季節を問わず生で食べられること。
これは食べない手はないと
だいぶ大回りして立ち寄りました。





肉厚プリプリ

口に含むと磯の香りが立ち上り
舌の上にミネラルが広がります。
ああああーーー美味しい。
これなら1ダース食べても足りません。
前日に隣り合わせになった紳士が
「厚岸は汽水に近いから塩分が穏やか
仙鳳趾は外海だからシャープな塩分」
と教えてくださいました。
なるほど、穏やかな厚岸湖内で
荒波に揉まれずすくすく育った
箱入り娘的な印象です。
これは仙鳳趾と食べ比べないと…
と翌日の予定をここで心に決めたのでした^^
牡蠣に翻弄される旅。



釧路に戻って夜のお酒調達

この日は部屋飲みしようと決めていたので
目星をつけていた「ひこやちや」さんへ。
ご主人、とてもダンディで親切な方でした。
根室のチーズ工房の話を聞いてしまったけれど
さすがに根室は遠いなぁ〜
そしてオススメのお店も聞いてしまったので・・・





ちょっと一杯

カフェとバル「Repas(ルパ)」さん。
ひこやちやさんのご紹介とお伝えすると
相好を崩し、フレンドリーに接してくださいました。
道産の優れた食材にも大変お詳しく
ここでも美味しいお勉強を。
まっすぐホテルに帰らなくてよかった^^



釧路の街をゆるゆる歩き



お部屋飲み

総走行距離400km。北海道なら普通か。
素敵な景色と美味しい味覚に恵まれた1日でした。
大自然と親切な皆様に感謝♪

翌日に続く…



2018年晩夏の道東だより/釧路の夜

2019年07月29日 | 旅(国内)
ようやく梅雨が明けました。
「梅雨が明けたってことはもう夏休みか」
と一人納得しておりましたら
とっくの昔に夏休みに入っていたんですね。
そういえば先週選挙の期日前投票に行ったら
市役所の自由スペースで
子供達が一生懸命宿題に取り組んでおりました。
子供時代の私には考えられない勤勉ぶり。
私はラスト3日で思い出したようにやり始める振りをし
結局出し遅れて「でき次第提出します」的な言い訳をするも
先生が夏の宿題のことを忘れるまでひたすら待つ…
とんでもない悪童ですね^^;
「夏休みくらい勉強のことなんか忘れさせてよ」
「たいした内容でもないのに毎日やらせようとする魂胆が気に食わない」
というのが小学生mieの言い分でした。
だからと言って平常時も全く勉強しておらず
その結果が今の私でございます。
良い子は真似しない。ダメ、絶対。


さて本題に移ります。
「2018年晩夏の道東…誤植?」
とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
いえいえ、読んで字のごとく昨年の話です。
話がどんどん過去に遡りますね。
備忘録しておきたいので
お暇ならお付き合いくださいませ。

昨年の8月下旬、緬羊牧場の取材で道東に行きました。
以前からとても気になっていた生産者さんなので
取材が決まった時は小躍りしたほど♪
8月いっぱいまでは名古屋→釧路の直行便があるため
取材日当日に釧路へ到着。
お天気が芳しくありませんでしたが
モコモコの羊の群れを間近に見ながらの取材は
非常に楽しく有意義なものでございました。
無事取材を終えてフリータイムに。



雨の釧路

濡れた路面にネオンが映り
過ぎ行く人の表情にはどことなく最果て感…
演歌が似合う街ですね。


炉ばた 万年青(おもと)

釧路といえば炉端焼きとザンギ。
ザンギはお腹に余裕があれば食べるとして
釧路感を味わうために炉端焼きは外せません。
色々調べていたら
私の嗅覚を刺激するお店が見つかりました。
それがこちらでございます。






期待通りの雰囲気です。

一応見た目女と認識されたのか
私が暖簾をくぐるや否や
「ん??」と奇異の目で見られました。
こちらも期待通りの反応です(笑)。



まずはビールで喉を潤しましょう



おでん

北海道といえばつぶ貝ですね。



仙鳳趾の焼き牡蠣

炉端の火で焼いてくれます。
牡蠣を頼んだらお隣さんから
北海道はどこどこの牡蠣が美味しい的な
レクチャーが始まりました。
ここから飲めば皆友達状態に^^



イカ焼き

ワタ入りのまま焼いてくださいます。
一人で食べるのには大きいかな。

両隣の紳士と意気投合し
北海道各地と釧路の違いや釧路自慢など
ここへ足を運ばなければ
決して聞くことができない情報を
惜しみなく教えていただきました。



お隣の紳士から頂いたCD

サラリーマンの傍歌手活動?
はたまた歌手活動の傍サラリーマン?
何れにしてもCDを発売するほどの
玄人であることは間違いありません。
演歌が似合う街で演歌のCDを歌手本人からいただく…
それも味のある炉端の席で。
反対側の紳士からはお酒を一杯ご馳走になりました。
こんなやり取りをしていると
脳内のジュークボックスが
五木ひろしと木の実ナナの
「居酒屋」にスイッチ。
これだから一人旅はやめられません。
ご一緒いただいたお二人に感謝!


翌日に続く…