おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

春のフラスカティ

2014年04月30日 | お出かけ
ちょっと前のことになりますが
大好きな大好きな
フラスカティさんへお邪魔しました。



エビス小瓶

もんのすごく喉が渇いていたので
あっという間に飲み干してしまった^^;




カッポン・マグロ お野菜と魚介のマリネ“ジェノヴァ風”

「カッポン・マグロって、どんな鮪ですか?」
と、おそらく9割の人がするだろう質問をいたしました。
カッポン・マグロは鮪の種類ではなく
ジェノヴァ・リグーリア地方の漁師料理。
カッポン・マグロとは伊語で
去勢された痩せた鶏…
と何とも貧相なネーミング。
もとは雄鶏の代わりに干し鱈を使った
漁師町の郷土料理です。




この日はメタボ級の浅蜊、
サッと火を通して旨味を増した才巻き海老(?)、
同じくサッと霜振った鱸(?)、蛸などと
馬鈴薯や人参、いんげんなどの温野菜に
セロリやリーフなどの生野菜が合わさり
香り豊かなジェノヴァ風のソースでいただきました。
最高に美味。トレ・ヴォーノ♪♪♪




蝦夷鹿のパイ包み 林檎のピューレ

アンクルート風のテリーヌです。
パイ生地で鹿の旨味が封じ込められ
処々ゼラチン質になった部分がたまりません。
自然な甘みの林檎のピュレとの相性も良し。
鹿には赤い実のソースを合わせることが多いけど
林檎もいいですね。豚と同様。




ドライポルチーニ茸と魚介のクリームソースのパッパルデッレ

いつも獣のラグーをいただきますが
この日は白ワインで完結しようと思い
このメニューを選びました。
クリームソースというより発酵バターソース。
浅蜊や海老などの海の味わいに
ポルチーニの山の香りが加わったソースを
幅広のパッパルデッレが全て絡めとり
まあ、なんて美味しいんでしょう。
熱量とか、太るとか、この際どうでもいい(笑)


因みにセレクトしたワインは
リボッラジャッラとマルヴァジーアを合わせた
フリウリ地方の骨太白ワインでした。
例のごとく写真は撮っておりません・・・




フラスカティ定番トリッパ料理 

この日はローマ風とフリウリ風から選べました。
ローマ風はトマトベースで
フリウリ風はブロードベースに白いんげん。
白いんげん大好きな私としては後者を選択。
フィレンツェのメルカートでいただいたのと
甲乙つけがたい美味しさ。
ドーンッ!バーンッ!的な
インパクトのあるメインディッシュに気をとられ
今までいただかなかった私が馬鹿でした。
いや、ドーンッ!バーンッ!も美味しいです^^;




ピスタチオのジェラート

これをいただかないと終われない。
Aさんが作るドルチェとパンは本当に美味しい。




グラッパを所望



ゴルゴンゾーラもね♪



今回も大満足させていただきました。
シェフの世界観で創り上げる「ちからメシ」。
またヨレヨレになったらお世話になります^^;


ご馳走様でした!!!

気の赴くまま作る料理たち

2014年04月29日 | 和食
私的にハードな毎日を送っています。
締切り日ばかりを考えて不安になり
何から手を付けたらいいか分からなくなって
わーーーーっ!となってしまう日々^^;
一応それなりに人生経験を重ねていますので
そういう時の対処方法は心得ているつもり。
とにかくやるべきことリストを作るのです!
やり終えたら項目に消し込み線を入れていくと
心が開放されてまた前向きに動けるようになるものです。
今日も朝6時から元気にお仕事してまーす♪



さて、小休止。


ここ数日の晩ご飯をご紹介。




蕗・蕨・筍とお揚げの炊き合わせ

蕗と蕨は自ら野で採取したもの。
筍は誰かが竹やぶで掘ったもの。
お揚げは辻豆腐さんが作ったもの。
それらを私が炊き合わせました。
なーんてことない春のおかずですが
こういうものが食べたくなるお年頃…
沁みるねぇ。




蛸ともずくのポン酢和え

蛸は三河産の真蛸を叩いて下茹でし
無塩蔵のもずくとキュウリと併せ
自家製のポン酢で和えてます。
疲れると酸っぱいものが欲しくなるわ。




鰯蒲焼き丼

立派な真鰯が4尾で180円。
酢〆可の鮮度だったけど
火を通した味わいが恋しくて。
手開きして余分な水分をとり
漬け汁には漬けずに粉をはたいて焼き
醤油と味醂をザッと入れて煮詰めただけ。
鰤などと違って鰯は身が柔らかいし
手開きしているので漬けると味が入り過ぎます。
鰯の風味が台無しになるので漬けません。
鰻丼とまではいきませんが、
十分美味しい丼です。




茸と海老のマカロニグラタン

山野草の会の後のディナー。
青空キッチンで忙しく動き回っていたので
身体や目やいろんなところが疲労困憊。
帰宅するや否やソファーに崩れ落ちました。
珍しく料理を作る気がしないわ…
と思っていたらふとこれが食べたくなりまして。
極度の疲労感を覚えると
コッテコテのものが食べたくなるようです^^;
疲れた身体に鞭打って
小麦粉をじっくり炒めてベシャメルを作りました。
アクセントにサワークリームも入れて。
ちょっと元気が出た気がします。
外では食べることの無いメニューですけどね。




若芽の肉巻き

NHKの今日の料理の後にやっている
おばあさんが出てくるアニメ料理番組…なんだっけ。
そこで紹介していたレシピです。
若芽を豚肉のスライスで巻いて焼くだけ。
なかなか好相性でした。
料理番組はたまにいいヒントを与えてくれます。




茸豆腐石焼きご飯

ちょっとクタッとしていた茸の数々が
ワゴンで超お買い得だったので
いろんな種類を購入して
豆腐・葱・筍とともに炒め合わせてます。
味付けは鶏ガラからとったスープと
アミ海老塩辛、それに醤油とみりん少々かな?
韓国海苔と生卵をトッピングした
無節操極まりない料理ですが味は良かった^^



モガニのお味噌汁

三河の立派なモガニが3杯280円。
身入りもとっても良かったので
パスタにすればよかったと後悔。
お味噌汁でもその実力を発揮してくれましたけど。
三河湾は甲殼類の種類が多くていいわ♪



と、食べたい素材を食べたい感じに
気の赴くまま作っておりました。
いつものことですね。


さて、仕事に戻ります!

春の恵み、野山から。

2014年04月28日 | 和食
タイトルとは全く関係ないですが
昨日、M&Bのメンバーに誘われて
福山雅治のナゴヤドームライブに行ってきました。
特にファンではないんですが、
久しぶりに4人で会えることに魅力を感じて^^;
いや~。凄かった。♀♀♀♀♀♀♀時々♂。
ペンライトプレーやらタオルプレーなど
常連さんの真似をしながら身体を動かしていたら
熱気ムンムンで最後には酸欠で倒れそうに…
歌を聴きながら
「あのバッシューはシークレットインソールだな…
足の甲の部分が不自然に高い…」
だとか
「“サンキュースタンド、ありがとうアリーナ!”とか
大観衆の前で言ってみたいな…」
とか、違った視点で見てたことはナイショ(笑)


さて、本題に入ります。
一昨日は湯谷の山荘で山野草の料理撮影会でした。
その1週間前に下見と試食をするのが
毎回おきまりのスケジュール。
ってことで、下見と試食後の試調理。




八重桜がキレイだったな~



春の恵み、野山から。

野蒜・浅葱・虎杖・芹・三ッ葉・蕨・
うるい・薮甘草・阿蘭陀芥子菜(クレソン)。
豊川支流の河原やら
ゲーテさんに教えてもらった
石巻山の麓の秘密の草園で苅りとったものです。




八重桜は塩漬けに♪




うるいとこごみ、筍姫皮のサラダ

こごみと筍は長篠の産直で買いました。
大好物のこごみ、豊川上流の河川敷に
ひっそりと生えているところがあるそうですが
ゲーテさんに連れ回されて体力的にギブアップ。
ゲーテさん、お元気だわ^^;
こごみはサッと茹でて、うるいは生。
自家製ポン酢でいただきました。
うるいは独特のヌメリと甘みがあって美味。
朝掘りの筍をすぐに茹でたので
姫皮もエグ味無く美味しいですよ~。




浅葱と生木耳の酢胡桃味噌和え

浅葱と生木耳はサッと茹で、
鬼胡桃入りの酢味噌で和えただけ。
浅葱の球根、生だと辛さがかなり強いけど
火を通すと辛味が消えて上品な甘みが表れます。
栽培ものにはない香味がいいわ。




芹とクレソンのオープンオムレツ

帰りにプレノワールの卵を買ったので
それでオープンオムレツに。
耐熱のココットの中にバターを敷いて
野草をサッと炒めて卵液を流し込み
半熟手前で火からおろし、
熱したオーブントースターで1分ほど焼いて出来上がり。



半熟トローリ

卵液にパルミジャーノ・レッジャーノを入れてます。
美味しいわぁ。




筍ご飯




春の味わいですね^^





三ッ葉のお吸い物

野三ッ葉は香りが格段に高いです。
一番出汁と庄内麩だけでシンプルに。





ザル海老の唐揚げ

サンヨネさんで購入した三河産。
正式名称はなんなんでしょうね。
アカシャでは無いと思いますが…
網にかかったのをザルで掬うから
ザル海老なのかな?
そうだとしたら大層雑なネーミングですが
そのネーミングのイメージに反して美味。
小麦粉と片栗粉を混ぜたものをまぶし
カラッと揚げて塩をあしらうだけ。
ビールが進んでしかたない。熱燗も。




稚ロブスター?

こんなゲストが紛れ込んでました^^
子供に人気のチリメンモンスター的存在。



泥を落としたり根の処理など大変ですが
野山で逞しく育った野草たちは味わい深い。
これで5回目が終了したのであと7回。
また新たな出会いや発見があるかと思うと
今から楽しみです^^



さ、仕事するぞ!

てんぷら専門店 天源

2014年04月25日 | お出かけ
茅ヶ崎に居る姉が帰郷しました。
毎度のことながらお店を設定しろと…
三女はいくつになってもパシリなのです^^;
いつも突然言い渡されるから
行きたいお店は既に満席だったりして
毎回苦労するんですわ。
予約ジプシーになって
こちらにお電話したところ
ラッキーなことに4人席が空いてました。




てんぷら専門店 天源さん

実家がバブリーな商いをしていたので
小さい頃から連れてきてもらってました。
久々に伺ったけれどお店の趣は全く変わりません。
大将もあんまりお変わりになってない気がします。
我々4人は積み重ねた年数分、
順調に変化を遂げておりますが(笑)


夜は天ぷらのみのコースと
お造り付きの天ぷらコース
天ぷら定食の3つのメニュー。
お造り付きの天ぷらコースをお願いしました。




こごみと筍姫皮の梅肉和え

大好きなものの組み合わせ!
梅肉が立ち過ぎず絶妙なバランス。



お造り盛り合わせ

初鰹・鳥貝・障泥烏賊(?)・小剣先烏賊・鯛。
どれも食べ頃で非常に美味しい。
特に鳥貝には感動しました!
三河特産なのに築地へ行ってしまって
こちらで手に入るのは小さい上にお高い。
大きさも厚みも味わいも三拍子揃った
抜群の状態でいただきました。



ここからは天ぷらの羅列なのでご紹介のみ。



海老



アスパラ







たらの芽



そら豆



百合根



ぎんぽ



海老の頭



蓮根



生海苔



金平牛蒡



薩摩芋




アスパラのアイスクリーム

春爛漫の味わい♪


衣は素材によって濃度を変えています。
卵の黄身が活きたしっとり目の揚げ上がり。
やたらとサクサク感を増長させ
衣を散らしまくった天ぷらがもて囃されますが
衣の主張が強いと素材の味が油まみれで分からなくなります。
天源さんの衣は素材と上手く調和しているわ。
アスパラとたらの芽、特に印象的。
蓮根も生海苔も美味しかったな~。
進んで食べることの無い薩摩芋の天ぷらを
美味しく頂けたのは私的に革命的。
いやはや、満足させていただきました。
お腹いっぱいでご飯ものの追加無し。
今思えば無理にでも食べておけば良かった。
ちなみにコースにご飯ものは含まれておりません。
お腹の状態に合わせて
お好みのものを追加するシステムです。


ご馳走様でした!


その後、真ん中の姉と私は
飲み足りないね、と
母と長姉を強引に引きつれ
KADOさんで再び乾杯。




小さなラザニア

お腹いっぱいだと言いつつ
口さみしいね、とオーダー。
一番太るパターンだ(笑)


3人が覆い被さるように話すので
私はいつも寡黙な人になります。
口が達者なのは元気な証拠。
昨年韓国でぶっ倒れた母も
そんなことあったっけ?的に元気。
よかったよかった^^


美味しいものをたっぷりいただいたので
お仕事頑張らなくちゃ。
束の間のゆったり感も昨日でおしまい。
ここからはトップギアで走り続けます!
但し、遊びぶことも忘れません(笑)

タイ料理よ、サワッディーカ。

2014年04月24日 | エスニック
昨年末から今年の年始にかけて
タイへ渡航したことは紀行でお伝えしましたが
多用される化調と砂糖とココナッツミルクに食傷し
現地から持ち帰ったものを
開封する気にもなれませんでした^^;



青白陶器

4ヵ月以上経って陽の目を見た陶器たち。
この子たちにはなんの罪もありません。
旅した地に名物の焼きものがあれば
重い思いをしても必ず購入します。
ドイツではクリスマスマーケットで飲んだ
グリューワイン用のマグを8個持ち帰ったし、
アルザスでは1度目に訪れた時は大小のクグロフと
2度目はベッコフ用の蓋付きココットをお持ち帰り。
ブルターニュではシードル用の陶器カップを買ったなぁ。
とにかく全て…重かった。
この藍色使いは和食にも合いそうですね。




ガパオ

現地では食べませんでした。
ガパオはタイのホーリーバジルのこと。
それを使っていないので正式にはガパオではありません。
パクチーたっぷりのなんちゃってガパオ。




鶏胸肉を叩いてひき肉を作り
3色のピーマンと玉葱とともに炒め
ナンプラーとカピ代わりのアミ塩辛で味付け。
ナンプラーの角を丸めるために少しだけお砂糖。
現地だとシーズニングソースを使ったりしますが
私はアノ味にもやられたんだと思います。
だからシンプルな調味料だけで完成。



タイで購入したジャスミンライスとサラダ
プレノワールの目玉焼き、パクチーをのせて出来上がり!
これなら食べられる。ってか美味しい。
タイ料理が悪いんじゃないです。
日本の余計な技術がタイ料理を侵してしまった…
タイだけじゃなくアジア全土に広がる「旨味」の弊害。
何とかして欲しいものです^^;




トムヤムガイ

クンは海老、ガイは鶏。
よく知られるトムヤムクンの鶏バージョン。
鶏ガラ3羽からスープをとったので
そのスープにタイで買ったハーブミックスを入れ
ナンプラーとアミの塩辛、ライムで味付け。
ハーブミックスは調味料は入っておらず
レモングラス、カー、バイマックルー、プリッキーヌなど
トラディショナルなトムヤムのハーブとスパイスのみです。
具はガラからむしり取ったお肉で経済的。
ハーブミックスはまだあるので
気が向いたらまた作ろっと。


タイ料理が嫌いになったわけじゃなくて良かったです。
ただ、ココナッツミルクはまだ食べる気がしない^^;
デザートならいいんですがご飯との組み合わせに
少々違和感を感じてしまっている今日この頃。
牛乳とご飯が合わせられない
日本人体質の現れでしょうか…
しばらく様子を見ることにします。




Wine&Cafe夏目

2014年04月22日 | お出かけ
気の置けないメンバーで
Wine&Cafe夏目さんにお邪魔してきました。
ソムリエ&料理人である夏目さんとは
数年前から面識が有りますし
先日もそうの十周年パーティでお会いするなどしてますが
開業なさったのを知りながらお邪魔できず…
念願叶っての初訪問にワクワク。




シャンパーニュで乾杯!

ピノムニエとピノノワールの
ブラン・ド・ノワールのシャンパーニュ。
若干の渋味を感じさせながら
スッと切れていく潔い味わい。
うん、美味しい^^



デュカとEXV.オリーブオイル
バゲットにつけて頂きます。
デュカは中近東のミックススパイス。
白ごま、ナッツ、コリアンダー、クミン、
唐辛子、塩などをベースにしています。
以前バゲット嬢のKiyokoさんが作ってくれて
異国情緒溢れる香味に感動したものです。
シャンパーニュとバゲットが進むこと進むこと…




舞鶴水揚げの鰆と香草パン粉ソース
茄子のグラタン添え

皮を剥いでふっくらと火入れされた鰆に
カリッと焦げた香草パン粉が調和します。
香草はタイムとセージ。
セレクトしてくださったプロヴァンスのロゼとマリアージュ。
フランスに於いてバターを使わず香草を多用する
プロヴァンス地方の料理をイメージし
その地のロゼを合わせるところは流石です。
独り飲みでロゼを選ぶことは少ないですが
こうして大人数集まると
いつもと違った試みができるのも魅力ですね。




伊良湖の鯛と渥美小中山の浅蜊・ナンチュアソース

旬の鯛と小中山のプリップリ浅蜊に
ナント風ソースを合わせていただきます。
ナンチュアソースの定義は甲殼類のクリームソース。
本場ではエクルビスなどを用いるようですね。
魚に加え、海老の頭も入れて出汁をとっているそうです。
そこへサフランとクリームを加えることで
まろやかながらもエキゾチックな味わいに。
合わせていただいたワインはこれまたナントの白。
花や白い果実の香りでイメージを掻き立て
口に含むとクリスピーな酸を感じさせる。
温度が上がると若干オイリーな味わいも表れます。
香りと味わいのギャップがおもしろい印象的な一本でした。





経産牛ランプ肉のローストと焼き馬鈴薯

経産牛は3~4回出産を経験した雌牛のこと。
以前は価値のないものとされていたそうですが
熟成牛とともに注目を集めているお肉です。
親鳥もそうですが、年と出産を重ねることで
硬さと獣独特の香りが強くなっていく一方
いろいろ食べたり苦しんだり何だりして
人(牛)生経験を積むことで味わい深くなっていくのでしょう。
この経産牛も驚くほどアミノ酸が増していました。
噛みしめるとジュワッと溢れ出る旨味…美味い。
そしてこの馬鈴薯の美味しいこと!
はるか、というメークインタイプの馬鈴薯を
じっくり1時間かけて焼き上げているとのこと。
粉質ではなくねっとりとした澱粉質が
歯にまとわりついていいのです。
はるか、私も大好きな馬鈴薯ですが
こういう頂き方は思いつかなかったわ。
今度真似をさせていただきます^^

これに合わせたワインはローヌのグルナッシュ100%。
ル・ロワにいた醸造家がビオデナミで醸しているそう。
花と赤い果実の香りが一体となって
ブルゴーニュタイプのグラスに充満しています。
香りだけでノックアウトされました。
味わいも甘み・タンニン・果実味のバランスがよく
抜栓してからどんどん味わいが変化していきます。
あああ~幸せ。


ワインの写真は一切撮ってないから
印象しか書けません。馬鹿。


ワインを知り尽くした夏目さんだからできるお料理と
ワインのセレクトはお見事でした。
もっと早く訪れれば良かったと悔やまれます。
って、またお邪魔すればいいんですよね^^;



本当にご馳走様でした!


Hさん、いつも有り難うございます^^
そしてご一緒いただいた皆さん
楽しいひと時を有り難うございました~



その後、隠れ家へと移動し
またグビグビと盃を重ねたのでした。
タカさん、ありがとー♪


山海の春の幸づくし

2014年04月18日 | 和食
潮干狩りで手に入れた海のダイヤを(私的に)
持ち帰って存分に楽しませてもらいました。
まず一日目夜。



浅蜊と筍のごはん

奥三河の筍と三河の浅蜊が
豊橋の我が家で出会いました^^
浅蜊は水出しした昆布出汁と酒とともに
酒蒸しして口を開いたらどんどん引き上げ
あら熱がとれたら殻から身を外します。
浅蜊の出汁に塩と薄口醤油で
お吸い物程度の味を付けて冷まし
研いでザルに上げておいた米を浸けます。
15分ぐらいしたら水煮した筍を散らして炊き上げ
蒸らしが終わる5分前に浅蜊の身を投入し
蒸らしが完了したらいただきまーす。



浅蜊の出汁が沁み込んで美味。
筍も朝掘りを水煮したので
エグ味も無く甘くて美味しいわ。
木の芽が無いのが残念。




エイの竜田揚げ

最近三河湾のエイがよく並びます。
しかもかなりのお値打ち価格で。
醤油と酒でよく揉み込んで下味を付け
小麦粉と片栗粉を混ぜたものをまぶし
低温でじっくり揚げ
温度を上げてカリッとさせたら出来上がり。
軟骨も問題なくいただけますよ。




茄子のしぎ煮

とくに技はありません^^



翌朝…


浅蜊の赤出しと卵かけご飯

浅蜊の出汁が身体に沁み渡ります。
卵かけご飯はプレノワールの平飼い有精卵。
1個45円するけど
ヘンなものに無駄遣いするよりよっぽどいい。
だって、とても幸せな気分になれるから♪




その日の夜…




浅蜊・鯛・小烏賊・筍・折り菜のスパゲッティ

春の幸をこれでもかっと盛り込んだパスタ。
浅蜊が少ししか無かったので
以前どこかのリストランテで食べた
筍と鯛のパスタを思い出し、追加。
ついでに烏賊も折り菜(菜花の一種)も入れちゃいました。
和のテイストにしたかったので
酒は日本酒、油は菜種を使ってます。
アンチョビとケイパー、鷹の爪でアクセント。
最後に木の芽をパンと叩いてあしらって。
旨味盛りだくさんで美味でした。
合わせたのはワインでなく熱燗です。




小烏賊のインサラータ

パスタで余った小烏賊をサッと湯通しし
氷で〆たものです。
トマト、柚子果汁、塩、菜種油で和えて
ベビーリーフのサラダにドンと持って。




鶏ガラと大根のスープ

鶏ガラ3羽分でスープを仕込んだので
大根と鶏ガラのガラの肉でスープに。
この組み合わせ、大好きです。



無事浅利ちゃんを完食しました。
浅蜊は旬のこの時期にしか食べません。
時期を外すと美味しくないし
身が痩せて不憫過ぎるから。
もう一回潮干狩り、行きたいけど
3月初旬のような身入りは期待できないだろうな~。
山恵水産さんで選りすぐりのを買うか
来年まで待つしか無いか。


山海の幸に、感謝。



潮干狩りツアー2014

2014年04月17日 | イベント
お友達たちと潮干狩りに行ってきました。
3月に三河湾の浅蜊から貝毒が検出され
一時は行けないと落胆したものですが
予定していた日の前に潮干狩り自粛が解除され
めでたく掘り掘りすることができました^^



フィッシングショップ・イシグロで
お友達たちの熊手を大量に購入。




その後の宴会に備えて肴の材料を調達。


潮干狩りの写真は・・・・・・ナッシング!


西尾の衣崎まで行ったんですが
着いた頃には人・人・人。
こうしちゃおれんと即干潟入りしたので
写真撮影どころじゃありませんでした^^;
浅蜊の写真もナッシング(T_T)


自粛が続いていたので
大きく成長しているかと思いきや
けっこう小粒ちゃんな子たちばかり。
なので選り好みせず手当たり次第獲りました。
一色魚センターで肴となる魚を買い足し
名古屋へ向かって宴会スタート。




焼き筍

竹に旬と書いて筍。
まさに旬真っ盛り。
エグ味も少なく甘いです。





ホウボウのお造り

一色魚センターで調達。
面倒なので三枚におろしてと頼み
アラも使うから入れて、と念押ししたのに
包装を開けたら入ってなかった…ううっ。
ホウボウは鮮度もバツグンで非常に美味。




K子さん作カンパーニュ

安定の美味しさ!
バゲットも美味しかったなぁ。




caieさん特製・燻製牡蠣のオイル漬け

浜名湖の身縮みしない牡蠣で。
身が美味しいのはもちろんのこと
このオイルがたまらんです。
K子さんバゲットをぬぐぬぐしてパクっ。




鳳来のコゴミ

茹でて胡麻と醤油をかけただけ。
なので料理名は無しです(笑)
何もしなくても美味しいのです。







炙りボラと野菜のサルサ

Mさんが碧南で釣ったボラを炙り
caieさんの作ったソースで。
お刺身でいただける程
鮮度もよくて臭みもなかったけれど
こういう食べ方の方が生きるかな。
美味しかったです。




独活とコゴミ、浅蜊出汁のサッと煮

私めが即興で作った料理です。
浅蜊を酒蒸しして身と出汁に分け
塩茹でしたコゴミと生の独活を
浅蜊の出汁でサッと煮まして
上から浅蜊をトッピング。
味付けは塩と香り付け程度にお醤油。
お醤油を入れすぎると
せっかくの浅蜊の風味が引き立ちません。
足りない塩分は塩で補うのがミソ。
皆さんに評判よかったです^^


ここから続々と登場した
Nさん特製中華風の浅蜊酒蒸しや
caieさん特製メンマ風干し筍、
かずくん特製黒鯛の潮汁
隠れメインゲストだった亀の手などなど
写真が全くないでーす。いつものこと。
亀の手、久々に食べたけれど美味しかった~。
スペインのサン・セバスチャンのバルで
隣り合わせた現地の方におごってもらい
その美味しさに感動したのが初体験。
その後、越前海岸で打ち寄せる波と戦いながら
シュノーケリングで岩場まで移動し
群生する亀の手を命がけで獲ったものです。
グロテスクな見た目に反して
非常に上品な味わい。
フジツボも美味しいけれど亀の手もイケますよ。


私が持参した2年ものの唐墨と
プレノワールの平飼い有精卵も好評で何より^^



アクアパッツァ

急遽お仕事が入って潮干狩りには参加できなかった
Fさん謹製のアクアパッツァ。
写真のブレブレ感が私の酩酊具合を如実に表してますね^^;
三河のキンキと三河の浅蜊。
ドライトマトにしたプチトマトが相まって
非常に美味でございました♪


この後、何故か腕相撲大会が始まったり
お姫様抱っこをされたり
思春期の少年がいる前で
大人トークがガンガン飛び交ったりと
同世代(一人若手)トークで大いに盛り上がり
気がつけば終電間際に…
どうしようもなく楽しい夕べでした。



宴会場所を提供してくれたM家のみなさん
片付けもろくにせず飲み倒して帰ってスミマセン^^;
そして心から感謝しております!

潮干狩りと宴を楽しんだメンバーの皆さん。
潮干狩りはこのシーズンの年中行事にしましょう。
そして来年は渥美半島に遠征しましょうね。
ウェーダーとゴム手袋は必須ですよ~♪


超厚切り牛タンなど

2014年04月15日 | つぶやき
霜降り牛肉はもう卒業しましたが
赤身と牛タンは好きなんですよね~



超厚切り牛タン

アツミさんで週末だけ登場する
愛知県産の超厚切り牛タン。
平日はアメリカ産しか無いので買いません。
でも…お値段が数倍するので
ホイホイとカゴへ入れることはできませんけどね^^;
この状態のままスキレットで焼いて
鋏でチョキチョキ切っていただきますと…

ど・ん・ま・い!

久々に三河弁を使っちゃったじゃんか(笑)
美味し過ぎて写真撮るの忘れました。
またご褒美に食べたい一品です。




白菜の浅漬け

これはなかなか美味しかった♪




コゴミの胡麻和え

産直でコゴミが一束120円。
野蒜とともに大好き山菜ツートップ。




親鶏のグリル

とある場所で親鶏を見つけました!
宮崎や鹿児島ではこれを炭火で焼いて出してくれます。
あの美味しさと言ったら…
という記憶を辿って購入しましたが
炭火もあのカゴも無いのでガスコンロのグリルで。
噛み応えありすぎですが、
噛めば噛むほど泉のように旨味が涌いでる。
親鶏、好きだわ~。
キンカンが二つついてたので食べましたが
これは若鶏の方が美味しいな。
かなり強烈な味わいでした。
若いものにはかなわん。。。



里芋メインの筑前煮

疲れるとこういうのが食べたくなります。
ほっこり癒されるお味。





酢砂肝

定番おかず。
酸味をしっかり効かせてます。




本柳葉魚♂

自家製一夜干し。
味わい深いですよ。
樺太柳葉魚とは訳が違います。





ホウボウ丼

ホウボウの丸魚が2尾で350円。
丼にしました。
ご飯はすし飯にしています。
練習を兼ねて握れば良かったな。
ラクな道へ走ってしまったわ。




ホウボウのアラのお味噌汁

ホウボウのアラからは
非常に上品な出汁が出ます。
お澄ましにしようと思ったけれど
お味噌汁の気分だったので。




芽株



茹でて

包丁でトントンするのは面倒くさかったので
FPでガーッと刻んでしまいました。
最近、納豆と混ぜていただいてます。
海の香りがいいですよ~。



と、こんな感じの食生活を送っておりました。
食は命。パワーをいただいて今日も頑張りまーす!

ピッツェリア CIRO

2014年04月10日 | お出かけ
いつもお世話になっているH氏の
生誕〇〇周年をお祝いするために
愉快な仲間たちが集まりまして
ピッツェリア チーロさんへ伺いました。


その前にT氏からH氏のプレゼントされた
国産のホワイトラムをご紹介。


ナインリーブズ クリア

ブランドストーリーはこちらをご覧ください。
滋賀県大津市で作られているというラム。
もちろん原料はサトウキビなのですが
パイナップルのような香りが印象的。
50度あるので、もちろん揮発香はします。
でも、ツンとくるような類いではありません。
ラム好きのH氏もお喜びの様子^^
私も個人的に購入しようかしら。お高いけど…


H氏とマスターのおとぼけやり取りの後
お料理はマスターにおまかせで。




水牛のモッツァレラと生ハムのサラダ




素材がいいから間違いないです。
とくにモッツァレラ、美味しいなぁ。




ラムのグリル

ラムの話をしていたからラム。
Rum と Lambで異音異義語ですけどね。
ローズマリーが効いてジューシー。




鰊のピッツァ

塩気のかなり強い鰊がいいアクセント。
これはお酒が進みますよ!




ゴルゴンゾーラと蜂蜜のピッツァ

加熱したゴルゴンゾーラ、大好き。
蜂蜜はチョンづけぐらいに留めました。




小ヤリイカとサフランのピッツァ

イカとサフラン、ケイパーの相性はバツグンですね。
ヤリイカもやわらかくて美味しいわ。




サーモンとチーズのリピエーノ



パフッ♪





中から溶けたチーズとサーモンがとろ~り。
不味くなりようがありませんね。
チーズは何だったか忘れました^^;




オリーブ・アンチョビ・トマトソース・モッツァレッラ

アンチョビとBlackオリーブの塩気がいい感じ。
こういう塩気の強いピッツァって、
ソフトドリンクやお水では厳しそう…
飲める体質で良かった(その分散財が半端でないが…)。




ポークのロースト

ピッツァ釜で焼いてます。
パサついておらずジューシーでした。



クワトロフォルマッジョのパスタ

食べたと思うけど詳細は覚えてません(涙)
美味しいと思います。多分。


大人数でお邪魔したから
いろいろ楽しめて大満足!
主役のHさん、改めておめでとうございます!
Tさん、ありがとうございました^^



食べ終わった時点で
閉店時間を大幅に過ぎていた気がします。
マスター、いつも長居してスミマセン^^;



そしてこの後は大人のアジト的なBARに移動し
真っ暗闇のカウンターを陣取って
遅くまで大騒ぎしたのでした…
本当に暗かったな~
目が順応するまで結構時間がかかったもん。


みなさん、また近々お会い致しましょう^^