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おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

小中山潮干狩りツアー2021

2021年05月25日 | お出かけ
体重計測開始以来、順調に増量しております。
タンパク質多め、糖質少なめ、筋トレ&有酸素運動◎
そんな日々を送っているのに
なぜどんどん増えるのでしょうか?
エコすぎる体に嫌気がさす・・・


さて、過日の出来事を振り返りましょう。
昨年はコロナ感染拡大で
開始前から中止が決まった小中山の潮干狩り。
密にならんし、換気どころかオープンエアだし
なんで中止にする?世間の空気読みすぎ!
とやり場のない怒りに体をワナつかせつつ
泣く泣くツアーを中止しました。
今年は漁協が中止にしない限り
何がなんでも行ってやろう!と
メンバーは2年分のパワーを放出する気満々。
朝から晩までしっかり予定を入れて臨みました。



塩の麦そば

豊川のガチ麺道場の後にできた「麦の上」へ。
きっと色々やりたいんだなー、という印象でした。
そんな感じですみません汗


その後はいざ小中山へ。


干潮を前に引いてきてますよ


正装にお色直し

ここからはアサリとの対峙が始まり
スマホを取り出す余裕などございません。
昨年中止になっているから
今年はそこそこ取れるんじゃないか?
という淡い期待は海に入って即崩されました。
私がここへ通い始めてから10数年。
以前は一時間もあれば規定のカゴ満タンになったのに
今は潮が引いている時間を目一杯使っても
カゴ1杯取れるかどうか。
しかも以前よりカゴ小さくなっているにも関わらず…
三河湾のアサリ、危機的状況です!
どこの海も浄化されすぎて栄養不足と聞いています。
アサリだけでなく、浜名湖の牡蠣
三河の海苔や伊吹のイリコなど
私の大好きなものばかりが不漁続き。
山、川、里、海は繋がっています。
真剣に考えないといかんぞ!これは。


運動不足が祟って私は早々に陸上がり。
友人O夫婦は潮が満ちてくるまでせっせと掘っておりました。
聞けば初めて潮干狩りに来るK子さんの息子さんに
つまらなかった印象を与えまいと
自分たちは規定量とり終えているのに
息子さんに持たせるお土産用のアサリをとっていたそうな。
なんて優しい心の持ち主なのでしょう。
私は腰が痛いと大騒ぎし、
さっさと引き上げるダメな女。
Yちゃんの爪の垢を煎じて飲まないといかん。



陸上がりして語らうK子さん親子



夫婦岩のように中洲で頭を突き合わせながら掘り続けるO夫妻

さて、狩りを終えた後はお楽しみの会場へ。
潮干狩りの後はアトワタンが定番です。
時間が経って料理の詳細を忘れてしまったので
写真だけアップしますね。
どの料理も一仕事どころか
二仕事も三仕事も四仕事も加えられています。
それがきちんと調和しているところがすごい。
楽しげに料理の説明をする山田シェフ、
あなたは誠に天才だと思う。
















一部料理を撮り忘れています。
次々と料理が登場し
このお値段でいいんですか?という印象。


お酒たち

全部飲んだわけではありません(汗)


ディジェスティブまで楽しんで
大満足な夜でした。
山田シェフ、ごちそうさまです!

フランス料理レストラン アトワタン


お腹も心も満たされて
尾張在住の我々は一路西へ。
アサリの漁獲量は少なかったものの
充実した1日が過ごせました。
K子さんの息子ちゃんが
また来年も行きたいと言ってくれてホッ。
また来年もいきましょう!
スクワットして下半身鍛えんと…

行き帰りの運転をしてくれた上
今年も寝床を提供してくれたO夫妻、ありがとう!

ビャンビャン麺を食す元旦

2020年02月13日 | お出かけ
家が仕事場でありますので
毎日決まった時間に出勤する必要はありません。
満員の通勤電車にも滅多に乗りません。
それゆえ、臭いの免疫がどんどん低下しています。
免疫というよりは、許容力の低下が正しいかも。
柔軟剤やヘアスタイリング剤はもってのほか。
普通の洗剤の臭いも厳しくなってきました。
あまりに厳しいときは
おもむろにマスクを取り出して装着しますが
マスクって臭い遮蔽効果全く無し(涙)
口で息をしても揮発臭は口からも感じるので
壁に寄りかかりダンゴムシのように丸まって
臭いテロから身を守っております。

臭いに過敏な私を窮地に追い込んだ事件。
豊橋の料理屋へ助っ人で向かった
とても寒い日のことでした。
少し早めに駅へ着いてしまったので
ホームにある待合室で時間を潰すことにしました。
待合室には電熱器のようなストーブが頭上に設置してあり
西日も差し込んでポカポカ暖かいのです。
電車が到着するまでの10分ほど読書でもしようと中へ入ると
ムワッと鼻を突くスパイスと脂の臭い。
先客であるうら若き女性の膝上を見ると
パックのご飯にレトルトのカレーをかけている最中でした。
その後、カバンから常時携帯していると思われる
細くて赤い筒に入った粉チーズを取り出し
表面がアイボリー色に埋め尽くされるまで
鬼のような形相で筒をシェイクしております。
レトルトカレー独特の脂とスパイスの入り混じった匂い
粉チーズの饐えた匂いが
頭上のストーブの熱によって増長される。
生温かいミックス臭を嗅いだ私は
一旦はプラスチックの椅子に座ったものの
弾き飛ばされるように腰を上げて待合室から退散しました。
外の空気を吸って生き返っていると
若い女性は新たなレジ袋からとんかつを取り出し
カレーにオンしてカツカレーに。
早めに退散してよかった…
あそこに揚げ油の酸化臭がプラスされたらひとたまりもない。
とても気になるので外からチラチラ見ていると
今度はカバンから銀色のカレースプーンを取り出し
ようやく美味しそうに食べ始めたのでした。
流石に私と同じ電車に乗らないだろうと思いきや
食べるスピードがどんどん速くなり
電車が到着する1分前に平げて
銀色のスプーンの柄までペロリペロリと舐め上げ
専用らしき袋に納めてカバンにしまい
カレーが入っていたレトルトとご飯のパック、
そしてカツが入っていたパックをその場へ放置して
到着した電車に乗り込んだのです!!!

ああ……とっても嫌なものを見てしまった。

注意すればよかったと思うも
彼女が乗った隣の車両まで
追いかけていくほどの勇気はなく
モヤモヤしたまま本日を迎えております。
きっと私は今後レトルトカレーの匂いを嗅ぐと
あの出来事を思い出すことでしょう。



さて、テーマのお話。
大晦日に千葉の実家を訪ねて一泊し
元旦の都内はどこもかしこも休業だからと
久々に横浜へ行ってみることにしました。
中国の方は旧正月だから
中華街はきっと通常通りだという推測で。


予想は当たり、中華街は書き入れ時と
一部を除きかなりの店が開いおります。
そこで目に止まったのが

ビャンビャン麺


中国で使われている中で最も複雑だという漢字「ビャン」。

この漢字を書くための歌もあるとか。
ここまで難しくする必要があったのか疑問ですが
幅広麺を意味すると聞けば
幅広麺愛好家としてはスルーできません。



ビャンビャン麺


麺が重い…


一本でかなりのボリューム

麺はコシが強く美味しゅうございました。
しかし、辣油が…油が悪すぎる(涙)
翌朝お腹の調子が大変なことに…
諸々の許容範囲が狭くなってきて
外食の選択肢が少なくなる一方です。

総合評価で美味しいビャンビャン麺を食べてみたい!

2019年の締めくくりはフラスカティ

2020年02月12日 | お出かけ
昨日、友人との会食があり
その場で友人が

「mieさんの書く文章、好きだよ」

と言ってくれました。

ううっ…うううっ

泣いていいですか…(号泣)

もったいないお言葉、嬉しい限り。
失笑・苦笑も大歓迎。
私のブログで「ンフッ」でも「ハッ」でもいいから
ひと笑いしていただくことができたら本望です。
励みになります!
大盛ちゃん、ありがとヨォ〜!

さて、久々にお出かけのお話です。
淑女会の備忘録を順に書く覚悟をしておったのですが
他の誰でもない、自分の決意の重圧に押しつぶされ
書くのが面倒くさくなっていた今日この頃。
気が向いた時に頭に浮かんだことを書こう…
そうでなければ長続きしない(もう10年以上細々とやっとります)
と考え直して昨年の記憶を引っ張り出すことにしました。

クリスマスイブは新規オープンするお寿司屋さんの内覧会(美味しい取材でした^^)。
クリスマスは西尾の農家さんで大豆収穫の取材
26日は豊橋の大規模工場のリクルート取材2件
27日は3日間移動と取材で何も書けなかったので書く準備で終了…
ようやく自分の時間ができたのが大晦日を目前に控えた28日。
お客様たちは仕事納めをなさって
フリーランスの私めが
悪あがきしてもどうしようもないタイミングゆえ
クリスマスでもない年越しでもない
なんでもないような夜ですが
豊橋のフラスカティさんへお邪魔してきました。


ホテルアソシア豊橋から望む故郷の景色

ディナー後に岩倉へ帰る気力も体力も残っていないだろうと
お値打ちプランで宿泊することにしました。


暮れなずむ夕日を眺めてお店へGO!

お邪魔するとシェフとマダムが笑顔でお出迎えしてくれました。
ああ…ホッとする。
この街にまだ私の居場所があるんだって感じがして。



フレッシュな蕪とシェフお手製のカラスミ、イタリアのセミハードチーズとともに

カラスミのねっとり感がたまりません!
旨味が歯に絡みつき(美味なる表現ではないが汗)
いつまでも口腔内を磯の香が席巻。
美味しすぎてフォークが止まってしまいます。
これはガツガツ食べるものではないと
小さなお皿に移していただき、最後まで時を共にしました。



西浦港直送のアンティパストミスト

これをいただかなければ帰れません!
帰れと言われてもテーブルにしがみつきますよ。ええ。
海の子が海無しタウンに住んでおりますゆえ
喉から手、どころか肩甲骨まで飛び出るほど
食べたくて仕方のなかった一皿です。
もしかしたら竜宮城ってこういうことなのかもしれない…と
訳のわからないことを考えながら
逸る気持ちを抑えてゆっくり頂戴しました。
鰯が旨い!蛸も海老も鮃も最高だ!
ゼエゼエ。



セロリと猪のラグーのリガトーニ

だったかな?
炸裂するラグーの旨味が
リガトーニの溝に引っかかりまくり
お口の中が幸せに満たされます。



トリュフとポルチーニのノルチア風

こちらも秋と冬の定番パスタ。
バターに移った芳香がたまりません。
トリュフもお飾りではなく
この場に居る正当な理由を主張してきます。
美味しいなぁ。


短角牛の炭火焼き

牛肉にさほど愛のない私ですが
こちらのお肉は選択から外せないのです。
少ない経験値ながら
日本一美味しい牛肉であり
素晴らしい調理技術だと思います。

信頼できる方から仕入れ
適切な手当がなされ
提供するタイミングを見計らい
肉を焼くためにタイムリーな炭おこしをし
然るべく塩をほどこし
厳しい目と熟練の技術で焼き上げる。
そして肉を引き立てる付け合わせにも
一切手を抜かない。
これら全てが漏れなく整い
私の目の前にやってくる。
ドラマだ…

噛むほどに旨味が溢れ出て
短調さが微塵もないのです。
記憶を反芻し、ただいま垂涎しております。




素朴な焼き菓子(トルタなんとか)



落花生のジェラート



グラッパ

幸せの極みでございました。
萎んだ心身に入魂された感じです。
まさに「力メシ」。
出産前に妊婦さんが食べにくるというのも
深く深くうなずけます。
シェフの人生と魂がうんと込められたお料理の数々…
私はフラスカティが大好きです!アモーレ!

実は先日、名古屋の「ヴィチーノ」さんへお邪魔したのですが
なんとシェフはフラスカティの榊原さんに師事したんですって。
「とてつもなく美味しい」という共通点は見出せるのですが
方向性はあまりリンクするものが無いなぁ…
と思っていたら
ヴィチーノのシェフ・ケンさんいわく
「榊原さんの料理は真似できるものではありません。
ボクばボクのやり方でイタリアンを極めようと思いました」と。

なるほど!
スピリットはしっかり受け継ぎつつも
自分の道を切り開いて進んでいらっしゃるのですね。
その話をお伺いし、感動して涙が出てきました(無駄に涙もろい今日この頃)。
お二方とも素晴らしい人柄、そして素晴らしいお料理。
エピソードをお聞きして
ますます両店が好きになった次第です。

思わず熱がこもり
長々と書いてしまいましたね^^;
最後までご高覧ありがとうございました!

尾北の女、麺活に精を出す。

2019年07月19日 | お出かけ
いつまでたっても梅雨が明けませんね。
人様からはどうみられているか謎ですが
こう見えてめちゃくちゃ洗濯好きです。
洗濯物を1日でも溜めるのがダメでして
土砂降りだろうが台風だろうが
洗濯をしない日はありません。
二日以上の旅なら洗濯セットは必需品。
そしてなるべくお日様の下で干したいのです。
多少の雨なら軒下に干してしまい
微弱でもいいから紫外線に当てたいもの。
しかしこの湿気ではかえって洗濯物が重みを帯びそう・・・
先日一瞬蝉しぐれが聞こえてきましたけれど
フライング気味で羽化したセミさんたちも
「しまった!早かったか…」と後悔していることでしょう。
このままだと日照の積算時間も足りなさそうだし
梅干しの土用干しもできません。
さっさと梅雨前線に遠ざかってほしいものです。

さて、テーマのお話です。
尾張地方北部に引っ越しまして
早くも4ヶ月近くが経過しました。
ナビの表示をノースアップにして道を覚え
東西南北の土地勘もできてきましたし
買い物のパターンもできました(三河で買うことが多いけど)。
ところが市内全土が自転車圏内といわれる岩倉市、
足しげく通いたくなる飲食店がごくわずか。
昼の部は今の所1軒のみ、夜の部は壊滅的です…
よって、行動範囲を広げざるを得ず
昼の部は近隣の市にせっせと足を伸ばし
比較的失敗の少ない麺活に精を出しております。
そんな麺活の成果をサクッとお伝えします。


1.蕎麦おがわ

イチローの生まれ故郷・豊山町にございます。







真っ当な出汁と生山葵が好印象。
やや麺が柔らかい点が気になりましたが
蕎麦の香りもちゃんと立っています。
ざるのお代わりでかけを頼んだら
かけをお代わり代金にしてくださいました。
蕎麦1人前では到底満腹にならない私にとって
2品オーダーで計1100円は有り難すぎる!
帰り際、ご主人が玄関までお見送りしてくださいました。
多くの方が頼まれる丼物には手を出さず
蕎麦2人前平らげたことに喜びを感じていただけたのなら
蕎麦食いとして本望です。



2.蕎麦の三心

春日井にございます人気店。






日曜日に一人でフラリと…
と思ったら開店前から駐車場満車。
私と隣の若い男性以外はご夫婦かファミリーでした。
一人一台で駐車場占領してスミマセン。
お隣の若い男性のオーダーは蕎麦一枚のみ。
そんなんで夕方まで持つのかなぁー、と
いらぬ心配を抱きながら定番の組み合わせをオーダー。

蕎麦の加水具合やかけの出汁が
紗羅餐っぽいと思ったら
やはり卒業生のようですね。
好みからは少し外れるものの
非常に綺麗なお蕎麦でございました。
高い人気を誇るのも深く頷けます。
今度は平日にお邪魔しよう。


3.そば処桔梗

多治見にございますこちらも人気店。
平日にもかかわらず開店と同時に満席になりました。





田舎蕎麦とかけをオーダー。
田舎はかなり麺が短め。
主人が頼んだ「ざる」の方が断然好みです。
今度はざるを大盛で頼んでかけで〆よう!


さて、ここまで麺活を時系列で紹介していますが
期せずして後半はうどん編になっています。


4.釜揚げ饂飩 鈴屋

尾張一宮の人気店です。



エビ天おろしぶっかけをオーダー。
麺は讃岐ナイズされたプリプリ食感。
出汁は地元を意識してか
いりこよりも節の存在が際立ったタイプです。
引越し以来何度か訪れており
多くの方がオーダーされている
カレーうどんを一度は食べようと思いつつ
どうしてもぶっかけに食指が動いてしまう。
カレーうどん、実は苦手なのかもしれない(笑)


5.きしめん むさしの

岐阜県各務原市にあるきしめん店です。
きしめんに飢えていた時に
お店のHPを見てロックオン。
県境を越えてしまいました。




きつねきしめん通称「コンコン」。
期間限定で提供されています。
正直、私にはお揚げが甘すぎました^^;
きしめんは期待以上のピロピロ感!
この後、すぐに再訪しました。
お揚げは抜きで(汗)。



3回目の訪問時の模様。
手打ちの冷麦なるものを見つけたので
すかさずオーダーしました。
唇をすり抜ける滑らかさが素晴らしく
なおかつ食感もしっかりあるのです。
この技、只者ではありません。

そして訪問3回目にして
きしめんに幅広バージョンがあると知ることに。
デフォルトでも十分幅広なのに
あえて幅広と宣言するとはいったい…






驚愕の幅広麺。もはやワンタン超え。
温玉がすっぽり隠れて尚幅が余ります。
迂闊に啜ってはいけません。
恐ろしく下品な音が鳴り響きます。
上品に折りたたんで口に送り込むと
艶かしいピロピロ感で私を魅了…
歯を押し返す確かな噛みごたえが
「食べてる感」ももたらします。
私の基準よりもお汁が甘めであることを差し引いても
この麺を食べるために木曽川越えする価値あります。



6.煮込みうどんかにや

一宮にある煮込みうどん専門店。





天丼セットをオーダー。
痛恨の極み…煮込みに卵入れ忘れた(号泣)

メニューをきちんと読めば避けられたミス。
青ネギとかまぼこと鶏肉の破片1片…
あまりのショックで何も覚えていません。
出直します。


7.いち川

一宮市萩原にあるうどん店です。
稲沢の「歩荷」さんへ卵を買いに行く途中
私の嗅覚が反応しました。





ころ天丼セット

「ころ」とは冷たいかけうどんのこと。
本来は「香露」と書き
東海地方のみで通用するうどん用語です。
讃岐とは異なる方向性で
手打ちのうどんも汁も好印象。
ただし、生の卵黄に戸惑うばかり…
卵黄が潰れて流れ出し
せっかくのお汁がぼやけるのは避けたいところ。
レンゲですくって薬味皿に避難させました^^;
温かいかけ蕎麦に生卵を投入する方を見かけますが
お汁がぼやけるし冷めるし、私はNG。
半熟玉子天は大好物ながら
レンゲの上で完結し
汁にダイブさせることはありません。
先日噛んだら卵黄が飛び出して
お汁が汚れた(私的に)時はテンションダダ下がりでした。


麺活の近況報告は以上です。
写真撮り忘れた佳店がありますので
またの機会に綴ります。
実はラーメン店も何店か訪問済み。
ただし再訪はなさそうなので載せません^^;


このような地道な活動を通し
尾北に馴染んでいく所存です。
生温かい目でお見守りください。





清流育ちの天然鮎尽くしは「大崎屋旅館」で

2019年07月14日 | お出かけ
一年も前のことをタラタラと書こうとしております。
「そう」編集長こと
味岡伸太郎先生と雑談をしていた時のこと。

「そういえば露久保さんは東栄町の大崎屋旅館、知ってる?」

と問いかけられました。
首を横に振ると実に魅力的な情報が。
夏の間は天然の鮎尽くしコースがあり
内容は地元の名士も太鼓判を押すクオリティ。
しかもお値段は三河の奥座敷価格!
天然鮎尽くしを都会でいただこうとしたら
少なくとも1諭吉さんとお別れする覚悟をしなければなりません。
それがそれが1樋口さんで済むと聞けば
「行きましょう!すぐにでも!」
と前のめりにならずにはいられません。
その場で先生が予約してくれまして
当日、意気揚々と東三河の奥座敷へと向かいました。



大崎屋旅館

振草川沿いに建つ料理旅館で
130年の歴史を誇ります。
この土地は国の重要無形民俗文化財である
花祭りが脈々と受け継がれているため
その研究に携わる民俗学者が常宿にしていたとか。
中央から訪れる気難しい学者を満足させるために
自ずとレベルが高くなっていったのでしょうか?
そして振草川といえば日本一に輝いたこともある
天然鮎が生息する清流です。
期待値マックスになるのは言わずもがな。



客室から望む振草川

前日に雨が降って増水していますが
エメラルドグリーンの美しい色をキープ。




南蛮漬け

野暮ったさのない南蛮酢で漬けてあります。
なので鮎の味わいが際立ちますね。




鮎寿司

山間の料理旅館はふんだんに砂糖を使いがち。
こちらの寿司酢も甘すぎず好印象でした。



塩焼き

腹にガブリとかぶりつくと
川苔由来のワイルドな肝が天然モノを物語ります。
日本酒欲しくなる…ドライバーなので我慢(涙)



魚田

味噌も甘すぎません。
これまで魚田の存在意義を疑っていましたが
鮎の肝と味噌って合いますね。



天ぷら

蓮根で作られた器におもてなし心を感じます。
天ぷらの衣も重くなく
素材の味を邪魔していませんでした。




鮎飯

稚鮎に見えますが土鍋が大きいのです。
大人5人、子供2人では到底食べきれない量。
このボリューム感は山奥スタンダードかも(笑)



手でさばいてくれます

お子様たちがファースト鮎で小骨が刺さり
ネガティブなイメージを持ったら大変です。
女将さんが綺麗にほぐしてくれるから安心ですね。
私もたまに鮎飯を作りますが
炊きたては指を火傷するほど熱いし
全て取り去ったつもりでも小骨が潜んでおり
主人が顔をしかめるのを見ると
「もう2度と作らん!」と決意することしばしば。
人様にやっていただく幸福感を噛みしめました。



完成!

色が濃いので野暮ったいと思われるかもしれません。
ところがどうして、これが大変上品な味わいです。
美味しさに喜び勇んで2回お代わりしても
鍋が空になる気配ゼロのため、
パックをいただいてお持ち帰りしました。


参加者全員大満足。
東栄町というと同じ東三河の豊橋からも
別天地とのイメージが強い土地ですが
新東名から三遠南信道が接続した今
かなり行きやすくなっております。
天然鮎は9月中旬までの提供です。
今シーズン中に再訪でしたいな〜。
岩倉市民にはハードル高めだけど^^;


ご馳走様でした!


大崎屋旅館HP

第2回CHIHOちゃん会@モカイオ

2018年11月06日 | お出かけ
今年の5月に天へ召されたお友達のCHIHOちゃん。
会った回数は驚くほど少ないにも関わらず
驚くほど親密な関係が築けた唯一無二の友人です。
そんな彼女と愉快な仲間たちが
SNSをきっかけにして食事に行ったのが三年前。
その時の模様がこちらです。
彼女がこの後、病魔に襲われるとは
一ミリも考え及ばず大いに楽しんだ夕べでした。
「このメンバーで次はモカイオへ」と約束ましたが
その約束は遂行されることなく幻に…
では寂しすぎるので
彼女を偲んで残されたメンバーで実行することに。
第1回が蕎麦つづらだったので第2回CHIHOちゃん会!
彼女の席も設えてみんなで献杯いたしました。
あとは思い出話に花を咲かせて飲んで食べるのみ^^



ポレンタのフリット

無駄を一切省いた素朴な味わいと
カリッ!トロッ!の食感がたまりません。



トスカーナパン

食事に寄り添うパンです。



生ハム盛り合わせ

少人数だとなかなか頼まない一皿。
この日はよく食べる人五人なので躊躇なく^^



トンノデルキャンティ

モカイオの前菜といったらこれ!
お豆のサラダと侮ることなから
何度もいただいてますが飽きることなく
リピート率100%のお料理です。



ヤリイカのズィミーノ

ほうれん草とヤリイカのクタクタ煮。
見た目の衝撃的な漆黒具合とは
かけ離れた優しい味わいなのです。
少ない素材の持ち味を最大限に活かす手法に
和食と通づるものを感じますね。



ソプレッサータ

豚頭肉の焼きテリーヌです。
これもリピート率100%。
一人一枚ペロリと食べるのがマイドリーム。
すぐ叶えられそうだけど(笑)



ラビオリ


断面

この時はホロホロ鳥だったかな?
お肉の出汁がつるるん生地に包まれ
噛んだ時にジュワッと飛び出す口福感。
幸せを約束してくれる律儀者の一皿です。



ラザーニャ!

特別注文のラザーニャです。
レ・コステの会でいただいて
あまりの美味しさに失神しそうになった…
は大袈裟ですが、衝撃を受けたお料理。
食材が調達できて、尚且つシェフに余裕がないとダメ、
尚尚且つ健啖家が集まらないとダメ、という
諸条件が揃って初めていただけます。
特大グラタン皿から溢れんばかりのボリュームなので。




ヴォーノ!!!(ほっぺたグリグリ)


美味しすぎる・・・
お腹がはちきれて残すかもしれないという危惧は
取り越し苦労に終わりました。
5人で奪うように食べてペロリと完食。




イノシシのローストで締め!!

ドヤ感の伝わってくるトドメの塊肉料理です。
そもそもイノシシだったか曖昧ですが^^;
美味しいものをいただくと
唾液の分泌と胃腸の働きが促進され
消化が早くなるのかも…
という仮説を立ててみましたがいかがでしょう?
同じように同店で浴びるようにワインを飲んでも
翌朝頭が痛くようなことはありません…
これはモカイオセレクトのワインがなせる技ですね(笑)


シェフ、Eriさん、ご馳走様でした!


最後は第1回CHIHOちゃん会で撮影した写真と
同様のポーズ、アングル、衣装で撮影会。
彼女が座るはずだった椅子が空席なのを見て
みんなでホロリとしてしまいました。
私たち忘れないから、CHIHOちゃん、貴女のことを…

きっとどこかで馬鹿騒ぎっぷりを聞いていて
「ウケる〜」と手を叩いて笑っていたはず。
スピリチャルなことは信じておりませんが
そう考えるのは各々の自由ですし、
心がホッと温まりますもんね^^
今月は第3回目が開催されます。
CHIHOちゃんのご参加、お待ちしています♪

選ばれしレディの会「やきとり千亀」へ行く。

2018年10月30日 | お出かけ
万亀さんに引き続き千亀さん。
今回は「選ばれしレディの会」でお邪魔しました。
誰が選んだのだ?誰がレディなのか?
といった質問は一切お受けいたしませんので悪しからず。
一つ言えることは食べることに対して
毎回入魂するメンバーだということです(笑)
SNSで万亀の投稿をして「千亀行きたい」
と呟きましたところ
あれよあれよと話が決まりまして
お友達のNりんが予約を入れてくれました。
Nりん、ありがとう!

Y子ちゃんとお店訪問前に
ゼロ次回を催しておりましたら
メンバーのマダムYさんが
「大幅に時間を間違え
フライングで一人ビール」
という哀愁溢れる投稿をSNSに上げていたため
救済せんと我々も現地へ急行。
お仕事を終えたNりんも合流し
めでたく乾杯と相成りました^^



砂肝ときゅうりの和え物

コリコリの砂肝ごま油風味。



せせり


ぼんじり


砂肝


エリンギ


白肝


手羽先


つくね


ちょうちん


そぼろご飯


コーチンガラスープのきしめん


以上です。ズバリ私は千亀派。
焼き方と塩加減が断然いい!
焦がさず火を当てながら中心部に火を入れる…
炭火の遠赤外線効果を存分に活かしていますね。
特にせせり、つくね、ちょうちんは絶品でした。
もちろん好みの問題もあると思います。
あくまでも個人の意見なのでご承知おきを。
裏メニューの親子丼を食べるためにも
もう一度訪れたいわ♪
レディの皆さん、また行きましょう〜。


大変美味しゅうございました。
ビールもワインもしっかりいただいて
お会計時にビクビクしていたら
なんと万さんよりリーズナブルではありませんか?!
余計に謎が深まりました…
実はあのお会計、他の人と間違えてないかい?と。
何はともあれ
お財布に優しいお代金で笑顔が綻びましたとさ^^
ご馳走様です。

お味もお代金も大満足でしたが
小上がり席で隣り合わせた男性客が
まーっ騒がしいことと言ったら。
お酒が入っているとはいえ
興奮状態に入って周りが見えなくなる人、嫌い。
あんなに口角泡飛ばす勢いで喋られたら
斜向かいでも食欲が減退しますわ…
ようやく帰ったと思ったら
今度はギャル集団が着座して
これまたやんややんや大騒ぎ。
一様に声の低い四人のレディーは
お互いの意思を伝達するのに四苦八苦。
運が悪かったとしか言いようがありません(笑)

人のふり見て我がふり直せ。
周りに迷惑をかけない飲み方をしたいと思います。
我が振り直ってなかったら
誰か注意してくださいね^^;

しなもろ会「やきとり万亀」へ行く。

2018年10月29日 | お出かけ
なんだかやたらと眠いです。
睡眠時間は子供並みにとっているのに
なにこの眠さ?
一瞬「春眠暁を覚えず」と頭に浮かびましたが
季節は真逆の晩秋です。
ってことは、冬眠入り?クマかっ
クラクラするほど眠いので
先ほど机に突っ伏して10分寝ました(笑)

さて、時を5月に戻します。
自然発生的に出来上がった「しなもろ会」で
やきとりの老舗「万亀」にお邪魔しました。
ちなみに会名の由来は「死なば諸共」です。
入会条件に「アクの強い人」と決めたわけではありませんが
ぐつぐつ煮てもいつまでもアクが浮いてきそうな
アク強め三人女衆で構成されております。
多分私が一番弱め(笑)




万亀

一本入った路地裏にございます。
この日は憧れのシェフのお店の取材があり
試食でほぼフルコースをいただいてしまいました。
試食があるかどうかは
取材が始まってからでないと分からないのです。
取材中にお腹がグーグー鳴って集中力が途切れないよう
昼食もしっかり目に食べました。
早めの現地集合だったため
お腹が全然空いていない…(汗)。
他のメンバーは食べる気満々なので
つべこべ言わずいただくことにします。
この日はカウンターは予約でいっぱい。
二階席が1時間半使えるというので
それで十分と通していただきました。
二階に登りますと
平衡感覚がおかしくなる傾き度。
「今地震が来たらヤバイよね」と
ひそひそと感想を述べながら乾杯。











ねぎま



手羽



アスパラ



海老



モモ



つくね

お任せで人数分お願いして
私はここでギブアップ。



ちょうちん

二人が頼みました。

色々お噂は聞いておりましたが
かなりしっかり目の焼き加減。
一部炭化しているものもありました^^;
なるほど、いい勉強になりましたと
お会計をお願いしたところ「えっ!」
お腹がいっぱいすぎて
飲み物は生ビールとハイボールを1杯ずつだけで
ちょっとびっくりなお値段でした。
伝えられた金額を素直にお支払いし
お店の外に出てから
「何か地雷踏んだ?」
「海老がめっちゃ高かったとか…」
と三人頭を突き合わせて反省会。
もともとお高めの設定なのかな?
庶民の食べ物代表格の焼き鳥にしては
カジュアルじゃないお値段でした。


釈然としないまま帰るわけには行かず
タクシーに乗り込んでこちらへ移動。



モカイオです!

オーナーご夫妻がイタリア研修から帰国したてで
イタリアから直輸入したチーズをいただきました。
美味しかったなぁ〜



ソプレッサータ

これを食べなくては始まらない。
食べているうちにお腹が空いてきました。




ラビオリ!

これもマストなメニューです。
初訪問の二人も大興奮♪



グラッパタイム

ワインを1本空けて
私はグラスの赤をいただいてからのグラッパ。
この光景、いつ見てもうっとりするわ。



レヴィ三兄弟

この中から2ついただきました。



何かのパイとアイスクリーム

甘いものがないと〆らないメンバーがオーダー。
でも、ここの甘いものは私も積極的にいただきたい。



ジェラート盛り合わせ

蒸留酒に合うジェラートです。
嗚呼、美味しい。
気づけばお腹はスッキリしているから不思議。
お昼ごはんと試食と焼き鳥は
順次消化されていった模様です。
健啖家でよかった。


とりとめもない話で盛り上がり
夜は更けていったのでした。
デカダンスを感じさせるしなもろ会、
素敵すぎる集まりです(笑)


次は万亀を卒業した
千亀についてリポートします!
お楽しみに♪

初夏の「吉い」を愛でる

2018年08月20日 | お出かけ
日本列島に台風が二つも近づいております。
そのせいか先日までの爽やかな空気が一転し
ジメジメした重い空気が立ち込めていますね。
暴風雨によって秋の収穫を目前に控えた
水稲たちに影響がないことを祈ります。
ご飯・酒・味噌・酢・糠などなど
お米に人一倍お世話になっている
私めの切なる願いでございます・・・




さて、またまた遡ってGWのお話です。
名古屋随一の日本料理店である
「吉い」さんのプラチナシートを
お友達のG君からシェアしていただきました。
こちらへのお誘いはよっぽどの理由がない限り
何が何でも断りません。たとえ金欠でも(笑)
おっと、こんな言い方をすると誤解を招きますね。
他のお誘いもやんごとなき理由がなければ
お断りしませんので悪しからず^^;




尾鷲のウニのどんぶり仕立て

いきなり丼の登場です。
クリーミーでほのかに磯の香が立ち上る
尾鷲のウニをすし飯の上にたっぷりと。
上質なウニにしか表現できない
上品な甘さと香りが広がり
特長的な余韻が舌上にリフレインします。
ミョウバン入りのウニとは似て非なる味わい。
のっけからハートを鷲掴みにされました。



岸和田の筍

これ以上引き算の仕様が無い調理法。
雑味とは無縁のクリアな出汁で炊いてあります。
素材の真っ向勝負で木の芽もワカメも不在。
されど孤高の筍様に過不足など感じません。美味!



紀伊長島の蛤潮汁

蛤を食べちゃった後の祭り…ではございません。
蛤のエキスをストレートに感じられる潮汁です。
ひと口啜って目を瞑れば
コハク酸とアミノ酸が手を取り合って
お口の中でフォークダンスを始める姿が思い浮かぶ…
そんなスットコドッコイな妄想が膨らむほど美味。






潮汁から引き上げられた蛤は
薄い出汁を張った鉢に盛られて登場。
潮汁に出汁を持って行かれたと思いきや
甘さと旨味はしっかり残っており、
箸でプニプニすると
トランポリンのように押し返す弾力が
鮮度を物語っております。
ラッコかmieか、と巷で引き合いに出されるほど(誰もしない)
貝類に目がない私め、
あまりの美味しさに号泣寸前です。



勝浦の金目鯛塩焼き

じっくりと遠火で焼かれた金目鯛は
皮目はパリッ、中心部は真綿のようにフワッフワ。
なんならでこの中で熟睡したいほど。
金目鯛のポテンシャルを存分に引き出した調理法です。
もう煮付けとかいらん。



鳥貝とうるい

鳥貝キターーーーーッ!
ラッコかmieか、と巷で……クドイ。
貝の中で一番好きな鳥貝!
あ〜浅利も蛤も捨てがたい、牡蠣も。
ランキングは置いておきまして
鳥貝を愛してやまない私垂涎の一皿です。
特大肉厚で味わいも繊細。
もう言葉はいらない(表現放棄)。




牛肉と湯葉

出汁に牛肉を潜らせて霜降りにし
湯葉と合わせてあります。
霜降りの牛肉に食指が動かないたちですが
大変優しいお味で好印象でした。



万願寺唐辛子と蛍烏賊のご飯

吉いさんのご飯もの
毎回大きな期待をしてしまいます。
そして毎回期待を裏切りません。
炒めた万願寺唐辛子の甘みと
ゲソからワタまで余すところなく使う
蛍烏賊の旨味をご飯がしっかり受け止めます。
これぞ飲めるご飯。
もちろんお代わりいたしました。



黒蜜の寒天

優しい味わいにほっこり。
美味なる宴の終焉にしょんぼり。
なんなら今すぐリピートしたい気持ち。


この度も心から楽しませていただきました。
お誘いくださったG君、ありがとう!
外食する中で最も優先順位が低いのが和食。
我が家では出汁に使う節や昆布、調味料、お米などなど、
エンゲル係数完全無視で使用しているものですから
そこそこ美味しい和食を作る自信があります。
しかし、吉いさんの足元には遠く及びません。
対価を喜んでお支払いしたい貴重なお店。
欠員が出た、貸切に人数足りない等
どんな理由であれ快くお受けいたしますので
お誘いお待ちしておりま〜す。
いつも他力本願でスミマセン。


潮干狩りアフターはA trois temps

2018年08月02日 | お出かけ
暑いですね〜
取材が立て込んでおり
車中・外気・店内の温度差にやられております。
8月末発行の媒体特集に向けて
夏バテに効くお料理を取材しているのですが
発行する前に自分がバテそうです^^;
皆様もお気をつけあそばせ。

さてさて毎年恒例の
潮干狩りにタイムスリップ致しましょう。


鯉のぼりがはためいている

そう、あれは3月ラストの週末でした。
絶好の潮干狩り日和で
小中山は過去最高の混雑具合。
他のスポットが大不漁だからか
伊良湖岬の先端まで
足を伸ばす方が増えているみたい。
かくいう私の友人も
西三河と尾張から駆けつけてくれました^^



身を乗り出してやる気満々なお2人さん(笑)



とったどーっ!

なんとか規定量に到達しましたけど
数年前はこんなもんじゃなかった。
砂に手を入れれば
ハマグリ級のアサリがザックザクだったのに
目を皿のように、手を触手のように働かせなければ
簡単には採らせてもらえません。
河川や海の環境が変化しているのかしら・・・
ラッコといい勝負なぐらい
貝を愛してやまない私にとっては
非常に深刻な問題です。


漁が終了してはいサヨナラでは
東三河くんだりまで来ていただいて申し訳ない。
ということで大好きなお店へ
友人2家族をエスコートしました。



その前に水分補給

藤川酒店さんの店前で失礼^^;


晩餐の舞台は「A trois temps(アトワタン)」。
カジュアルな雰囲気とお値段でありながら
本格的なフレンチが楽しめるお店です。
オーナーシェフの山田さんが腕をふるうお料理は
いつもサプライズをこれでもかと届けてくれます。
今回はお子様もいるので
大皿取り分けスタイルにしてもらいました。



アミューズ

のっけからハートを鷲掴みにして来ます。
見た目がキュートなだけでなくお味が素晴らしい。



手長えびの赤ちゃん

理由は忘れましたが
私用に作ってくださいました。
一つだけ味が違ったのかな?
唸る美味しさだったのを覚えています。




サーモンのパイ包み

甲殻類のソースをたらり垂らして。



断面

手のかけ方が半端ない。
そして凝縮されたお味がたまらない。



カリフラワーのスープ仕立て

これには一同唸り声。
素材選びにも余念がない山田シェフ。
素材のポテンシャルをあます所なく引き出す
センスとテクニックが光ります。
美味しいかったなぁ。




魚料理

サワラのグリルだったかな?
火入れ加減が絶妙です。
身が割れやすいサワラをしっとり焼成。
炙りに近い仕上がりでした。







チキンの料理三変化

それぞれの部位を
ふさわしい調理法で提供してくれます。
中にはアサリを組み合わせたものもありました。
山と海の幸をコラボさせる
山田シェフの真骨頂ですね。
付け合わせの野菜がいちいち美味しいのも
アトワタンならではです。



平貝のパスタ

フレンチですがパスタも得意な山田シェフ。
年に一度居酒屋企画をされるんですけど
その時のパスタが美味しいのなんの。
こちらも貝の旨味がショートパスタに移り
フォークの動きが止まりませんでした。



雲竜豚のロースト

スチコン等を使わず
手間と時間をたっぷり使ってロースト。
タンパク質が凝固しきる前の
ギリギリの温度を狙っています。
肉の旨味とジューシー感がたまりません。

えーーと…これで1人3,500円!
値段を公表するのも申し訳ないほどリーズナブル。
これ以上のコストパフォーマンスの良さを
未だかつて経験したことがありません。
しかもファーストドリンク付きですよ!
一刻も早く値上げしてくださいと
声を大にして訴えたい。
倍とっていただいても納得&満足な内容です。



同行してくれた大盛ちゃん一家も
caieさん親子も大満足してくれて
エスコートした甲斐がありました。
私はお店を予約しただけですけどね^^;


山田シェフ、ご馳走様です!

アトワタン


片田舎の町ではございますが
心から満足できるお店がチラホラあり
私は大変幸せでございます。
と、潮干狩りの無理な姿勢で
痛くなった腰をさすりながら思うのでした。


小中山潮干狩り部のみなさん、
来年もまた潮干狩り&アフター楽しもうね!