おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

手打ち蕎麦 たがた

2013年08月30日 | 蕎麦
静岡市までお蕎麦をいただきにあがりました。
處は「手打ち蕎麦 たがた」さん。
前回1時過ぎに伺ったら
売り切れ店仕舞いで涙を飲んだので
今回は満を持して開店前に到着。



手打ち蕎麦 たがた

まだ暖簾が架かってません^^;




開店!

一番乗りでしたが、間もなく満席。
平日の11:30ですが、人気があるんですね~。





在来種へのこだわり

噂には聞いておりましたが
主人には相当なこだわりがあるようです。




お品書き

そりゃ静岡在来でしょ!っとオーダー。
しかし今日は打っていないとのこと…
落胆しつつ、渋々二八を頼みますと
しばらくしてから朗報が。
昨日打った静岡在来十割があるとのこと。
きちんと打ったお蕎麦なら宵越しでもいいだろうと
迷うこと無く切り替えていただきました^^




出汁巻き(京風)小

関東風と京風がありました。
関東風は甘いだろうと推測して京風に。
小と言っても十分食べ応えがあります。
濃いめの出汁が効いて甘さは無く
ワイルドな焼き方でなかなか美味しいです。




静岡在来十割蕎麦

旅館のお茶セットを一回り小さくしたような
塗りの蓋物に入れられて恭しい佇まい。




やや太めに断たれた十割蕎麦は
表面がザラッとしていて星も点在。
野趣溢れる見た目に期待が高まります。




先ず香り。とっても芳醇です。
蕎麦茶のような芳香が鼻孔を抜けて
噛むと驚くほど複雑な甘さが口内に滞留。
とにかく香りも味も濃厚なんです。
しかも宵越しとは思えない歯ごたえ。
芯があるというのではなく全身筋肉質。
凄いや、このお蕎麦。





たがたさんはお塩にもこだわっている様子。
たぶんこれはジャワ島のお塩でしょう。
お蕎麦につけていただいたら
双方の旨味で相乗効果が産まれました。
お塩で食べさせたがるお店は多いけど
正直お蕎麦が負けてしまっている処が多い中、
このお蕎麦はしっかり受け止めて昇華してる。




蕎麦汁

昆布をあまり感じません。節だけ?
甘みもあまり感じない辛汁ですが
やや線の細さを感じます。
十割蕎麦にはもう少しガシッとした汁が合うかなぁ。
二八には合うのかしら。
食べてないので判断できません。




薬味

山葵も本山葵で鮮度も良し。




かけそば

おそばがおいしいのでかけそば追加。
とっぷりと黒いお出汁に太めの麺。
かけそば用に硬めにゆでられた麺ですが
表面がザラザラしているので汁がよく絡みます。
醤油が効いた返しに香り高い出汁が馴染んだ汁は
どこか男っぽさを感じる粋な味。
お昼はご主人は不在のようで
お弟子さんらしき方が切り盛りされてますが
不在にしてご主人の性格・風貌を思わせる汁でした。
わたくし、妄想癖があるんで(笑)




かけ用の薬味

ザクザクと刻まれた白ネギと三ッ葉。
もりでもかけでもあまり葱を使わないのが常ですが
この葱は後半に全部入れていただきました。
出汁の男っぽさと粗刻みの葱が合うんです。
小口切りにはないワイルドな食感がいいわ。




蕎麦湯

クリアな蕎麦湯を蕎麦汁に注ぐと
頼りなさは消えて完成されたかけ汁の様。
蕎麦湯用に新たな器を提供してくれるところに
細かな心遣いを感じます。



いやはや。大満足です。
月に一回蕎麦会が開催されているようで
様々な土地の在来種を食べ比べできるそうです。
参加したいけど泊まりで行かなきゃ無理だなぁ。
三年熟成の静岡在来、食べてみたいけど(涙)


またきっとお邪魔します。
ご馳走様でした!


手打ち蕎麦 たがた

※店舗の構造上の問題か、フライヤーの油の臭いが髪や洋服に染み付いたのはちょっと残念…




川根温泉 ふれあいの湯

その後は川根町にある川根温泉へ。
この辺りでは珍しく源泉掛け流し殺菌無し。
源泉の温度も49度と高温でナトリウム泉。
なめるとかなり塩っぱくてびっくり。
しかも露天風呂からは大井川鉄道のSLが見られます。
入浴開始の28分後がSLの通過時間だと知り
高温の温泉に我慢して長湯しました^^;
だって一日二回しか無いチャンスに当たったんだもの。
どんな光景かは温泉施設のHPをご覧下さい。
子供たちに交じって竹の柵から顔を出し
SLから手を振る子供たちに手を振り返しました(子供かっ)
鉄橋に近づくと「ぶふぁぁーっ!」と汽笛が鳴り
とんでもなくワクワクしました♪いいもん見た^^


ちなみにこの温泉の泉質は
落合博満元ドラゴンズ監督お墨付きだそうです。


川根温泉 ふれあいの湯


以上!


炭焼きうなぎ 加茂

2013年08月29日 | お出かけ


浜名湖の北部にちょっとした用事があったので
炭焼うなぎの加茂さんにお邪魔しました。
11時開店で11時15分に到着したらもう満席。
着席の案内は12時40分になるとのこと…マジ。
どうせだから先に所用を済ませてこようと
意を決して順番待ちリストに名を連ねました。
席の用意ができたら携帯へ電話してくれますから
駐車場でじっと我慢してなくても大丈夫^^


12時20分に連絡があったので急いで帰還。




また値上がりしてる…(今年の春の記事
軽い気持ちで食べられないな、こりゃ。
しばしの決別を覚悟してうな重上をオーダー。





うな重上

合掌。





注文が入ってから捌きはじめ
丁寧に一尾ずつ炭焼きされた鰻は
皮目が非常に香ばしく身はふっくら。
待たされますが待ちがいがあるというものです。
元来、鰻は川魚でクセのあるものだから
上品過ぎるタレは求めませんが
ここのは辛すぎず薄すぎず甘すぎず絶妙。
ご飯はやや硬めに炊き上げられていて
タレが絡んでもベチャベチャしません。
そしてそのタレの量も多すぎず少なすぎず
底に池ができたりすることはありません。
いやはや、美味しい。
着席から30分経過して届く至福の時間。





肝吸い

丁寧に取られた出汁が好印象。


あとはお漬物だけなんとかなれば文句無し。



高速を使わずして行ける範囲内では
一番お気に入りの鰻屋さんです。
今年は食べ納めかな~。
お陰様で今のところ夏バテしてないし(笑)
ご馳走様でした!



炭焼うなぎ 加茂
浜松市北区三ヶ日町都筑791-8
TEL/ 053-526-2428
営業時間/ 平日11:00-14:00 17:00-20:00 土日祝11:00-15:00 17:00-20:00
定休日/水曜日

麺と丼の日々

2013年08月26日 | 和食
あちこち行ったりなんだりかんだりで
腰を据えてお料理をすることができませんでした^^;
しかも左手を痛めてフライパンが振れない…
右利きではありますが
左手の力添えが無いと
何とも生活しにくいものですね。
病気もしないしアレルギーも無いし
目もいいし鼻もいい。
しかも体力有り余って力持ち(笑)
五体満足に産んでもらったのに
その身体を傷つけまくる日々…
そのうち罰が当たるかも^^;


さて、やる気の無い中で作った品々をご紹介します。
(する必要があるのか…)




水沢うどん ぶっかけ

ホワイトバランスが気持ち悪いですね^^;
LEDの電球色、どうも上手く合わせられません。
水沢うどん、って言っておきながら
全くその姿が確認できないという…
群馬県伊香保の水沢観音の参道で食べられる
水沢うどん(半生)を持ち帰ってきました。
茹で時間より2分ほど早く引き上げて
辛味大根おろし、胡瓜、エノキ煮、ちくわ天など
思いつくままに載せまして
いりこが効いたお出汁を回しかけていただきます。
トッピングを肴にして飲みながら
〆にモチモチのうどんを楽しみました。
水沢うどん、家で食べた方が安くつきます。
お取り寄せしようかな。





麻婆鶏豆腐石焼きご飯

そのまんま^^;
只今ダイエット期間中でして。
アツアツにすれば食べるスピードが遅くなるから
という理由でこの献立にしました。
とんでもない発汗効果も一石二鳥。




ポキ丼

鮪とアヴォカドでちゃちゃっと。
ポイントは砕いたピーナッツと
カリカリになるまで火を入れたニンニク。
オイルも香り付けに少しだけ回しかけます。
ミーハーなカフェ料理っぽいけれど
たまにはこういうのもいいです。




とろろへぎ蕎麦

へぎ蕎麦と言っておきながら
こちらも存在が確認できませんね^^;
とろろや野菜を思いつくままトッピング。
この日は確か溶けちゃいそうに暑かったんで
キッチンの滞在時間を劇的に短縮しようとしたつもり…
だったのですが…




お稲荷さん

これを作ったお陰で結局長居^^;
久々に作りました。
お揚げは辻豆腐のお揚げさんで
油抜きして醤油を効かせて煮含めてます。
中身は胡麻入りすし飯。
市販の激甘お稲荷さんは苦手なので
自分で作って食べると安心します。




冬瓜汁

これも作ったので結局大汗…
冬瓜を一個丸々買うと
使い切るのが大変ですね。
煮物も作りましたが
汁もので消費した機会が多かったかも。
お腹が膨らんで低カロリーで利尿効果があり
ダイエットにはいい食材ですね。




チキンヨーグルトマサラ

屋外クッキングでヘトヘトになった日
どうしてもカレーが食べたくなりました。
めちゃくちゃ怠かったので
サンヨネさんの真面目なルーに逃げようかと思いましたが
手に取ってしばらく考えて
やっぱり家でテンパリングすることに…
真面目なルーなんですけど
ルーなんで油脂と小麦粉が重いんですよね^^;
やっぱり自分で作って正解でした。
スパイスは漢方に通づるもの。
食べたらムクムクと元気が回復。
医食同源ですね。


と、こんな食生活を送っておりました。
ようやく涼しくなったかな?と思われましたが
また厳しい残暑が戻ってくるみたい。
私が汗拭きタオルを手放せるのは何時になるのでしょう。
一日に4~5回ぐらい着替えてますし(ジムウェア含む)。
ああ~山にこもりたい。


猛暑の旅紀行/築地さらしなの里

2013年08月23日 | 蕎麦
お肉で胃袋を満たされたため
翌日は朝昼食兼用でお蕎麦をと思いましたが
何せお盆の真っ只中ですから休業ばっかり。
よくよく考えたら東京のお盆って7月じゃなかったっけ…
今やお盆休みは全国的に8月なのですね。
経済活動や夏休みなど、地域格差が出ちゃうからかな?
かつてCVSでギフトのバイヤーをやっていた時
東京の加盟店オーナーから

「7月15日までに届けられなかったらお中元の熨斗は取って。
暑中見舞いに変えないと恥をかいちゃうから。」

と念を押されたものです。
それはいいとして、お店がやってない。
この日は猛暑で遠出する気にもなれないから
日本橋から銀座、築地辺りで探すことに。
そこで選んだのが築地さらしなの里さんです。





信州更科蕎麦処 築地さらしなの里

八重洲から歩いて滝のように汗をかきました^^;




お腹もペコペコなので早く決めたいけど
目移りして選べません。




生粉打ちそば

お店の看板にもなっている
さらしなにしようかと思いましたが
野趣溢れる蕎麦の香りが恋しかったのでこれに。




常温の流水で〆られているようでやや温く感じます。
最近は冷たければ何でもいい、とは思わないので
これはお店の方針だと思って受入れます。
そこで常温故の香りを期待したのですが
さほど立ってはいません。時期の問題でしょうか。
中太の蕎麦を噛むと鬼殻の歯ごたえがあり
それをすり潰すと穀物の甘みが感じられました。
美味しいのですが記憶にはさほど残りません。




蕎麦汁

鰹と昆布の濃厚な出汁が効いた辛汁です。
江戸前な仕事ぶりで好感が持てます。




薬味

何かのサイトで「練り山葵だった」
という感想を見かけましたが
ちゃんと本山葵でしたよ^^




蕎麦湯

クリアな蕎麦湯を注ぐと
かけ出汁のようになりました。
とっても美味しい。




かけそば

朝昼兼用なのでおかわり♪
はじめは茄子の冷やかけをオーダーしたけど
途中で温かいものが食べたくなって変更。
作り始めた気配があったのにゴメンナサイ^^;




澄んだかけ出汁に中太の蕎麦。
丁寧にとられた出汁がとっても美味しいです。
野暮な甘さがないのも嬉しいところ。
大満足です。


発汗に追い討ちをかけるように熱いものを食べ
土砂降りの雨の中を歩いたみたいにずぶ濡れ(笑)
汗かきのくせに熱い汁物が大好きなのです。
止めどなく流れる汗を押さえつつお店を後にしました。

麻布の更科堀井で修業された初代から現在で4代目。
修業先よりも私は断然こちらの方が好きです。
ご馳走様でした!


築地さらしなの里


猛暑の旅紀行はこれにて終了。
やっぱり信州はいいなぁ、と再認識し
未踏の群馬と埼玉に行けたのは大収穫^^
嗚呼、旅人という職業に就きたい…


~完~

猛暑の旅紀行/オレゴン バー&グリル

2013年08月22日 | 旅(国内)
上総の国で任務を果たした後、
大江戸へと向かいました。
夜は汐留シティーセンタービル42Fの
オレゴン バー&グリルへ。
東京の夜景を眺めながら
野趣溢れるステーキがいただけるとのこと。
牛の塊を家で食べることは殆どありません。
たまにだから、まっ、いいか。



オレゴン バー&グリル




窓外にはMoonlight Tokyo

いつもはライトが変化するスカイツリーですが
この日はブルーとホワイトのコントラストで固定。
スカイツリーのホームページを確認したところ
「粋」という名のカラーリングだったみたいです。
「江戸紫」も好きだけど、これも涼しげでいいですね。


さて、先ずは前菜から



低温調理のとろける厚切りサーモン

表面にはケシの実がまぶしてあります。
このケシの実がくせ者。主張が強い。
サーモンに合ってない気がします。
ソースは白がホースラディッシュ、
グリーンはアヴォカドとバナナです。
バナナは止めてください…主張が強いから。
塩とレモン汁だけでいいのになぁ。




鴨とフォアグラのテリーヌ

合わせるのはクランベリー、ブルーベリー、
アプリコット、パイナップルのドライフルーツと
煮詰めたバルサミコソース。
フルーツのボリュームありすぎ感が否めません…
テリーヌは濃厚で凝縮した旨味があり
とても美味しゅうございました。
アメリカンサイズ的厚切りなのも嬉しい^^




クラムチャウダー

良い素材を使っているのでしょう。
クラムの味と香りもしっかりあって
美味しかったです。




ウルトラドライエイジングサーロインビーフ8oz

専用庫内で30日間熟成させた国産サーロイン。
8オンスなので230グラムぐらいでしょうか。
焼き加減はミディアムレアでお願いしました。
新鮮な肉にはない熟成した香りと旨味があります。
サシはそれほど入っておらず
炭で焼いているので適度に脂が落ち
最近サーロインが苦手な私でも完食できました。



たまにはお肉もいいですね。
茹だるように暑い東京を練り歩いて
サッパリしたものばかり食べていたら
暑さに負けてしまいそうですから。



ご馳走様でした!



オレゴン バー&グリル

猛暑の旅紀行/弓削多醤油 醤遊王国

2013年08月21日 | 旅(国内)
伊香保を後にしまして関越自動車道を南下。
その後の予定までに時間があったので
途中下車して埼玉の弓削多醤油へ立ち寄りました。

埼玉で醤油と言うと川越が有名ですが
弓削多醤油の本社がある坂戸市と
醤遊王国がある日高市には
県内で最も綺麗だという高麗川が流れており
伏流水も豊富に上がり温暖であることから
醤油造りには適しているそうです。
しかも工場見学を随時受け付けており
インターから5km程度だったので
早速向かうことにしました。



弓削多醤油 醤遊王国

王国、というから凄い施設を想像していたら
工場に飲食ブースと販売ブースが併設してるだけでした。
逆に商業臭くなくてホッとしましたけど^^;




みたらし練乳氷

工場見学の手続きを済ませ
余りの暑さに珍しくかき氷。
そうか…埼玉は全国でも有数の酷暑県でしたね。
醤油の甘塩っぱい氷はなかなかイケました。
熱中症対策にもいいかも。



夏休みの子供たちに交じって工場見学へGO!



麹を作る部屋

この部屋で小麦を炒って大豆を蒸して
麹を作っています。
これに塩水を加えて醪を作成。
弓削多醤油では丸大豆のみを使用しているそうです。
お兄さんがそのことを子供たちに伝えていたら
親たちから「えー知らなかった」との声。




醪を木桶へ



杉の木桶に入れて約1年熟成

この工場は比較的新しいので
蔵付き酵母は壁面のみに広がっている様子。
これから天井までビッシリ付くのでしょうね。




ふむふむ




下から木桶を見る

子供たちも興味津々。







編んだ箍のある木桶

今や貴重な存在である竹の箍で束ねた木桶。
ずっと大切に使われることを祈ります。






醪搾りの工程

熟成された醪を布で包み
上から重ねていき重みで絞ります。
この工房は二階にありまして
重ねていくと階下に下がっていく仕組み。
最後にプレスして仕上げるそうです。
小豆島のヤマヒサさんとは少し違う手法。






醤油かす

プレスしてできた醤油かすが布から表れます。
子供たちも興味津々。
「段ボールみたーい」とはしゃいでます。
私も同じリアクション(笑)



醤油かすは基本牛の飼料になりますが
中の酵母はまだ生きているため
この酵母を使ってパンを焼きはじめたそう。
売店で売ってましたが
これには食指が動きませんでした^^;
スミマセン。




高麗川水系の伏流水

敷地内の薮に伏流水が湧いています。
なんだかんだ言っても醤油の大部分が水。
これが美味しくなくては
お酒同様元も子もないですもんね。




醤油ソフト

暑いので^^;
小豆島で食べたマルキンのより美味しい。
マルキンって今や盛田の傘下なんですね。



販売コーナーに試食ブースがあったので
いろいろ試食して大量買いしました。
どれも真面目な材料でシンプルな造り。
中でも興味を引かれたのがこちら。




吟醸純生醤油

酵母菌と乳酸菌が生きているので要冷蔵。
大豆も小麦も国内の有機栽培原料で
仕込みの水は高麗水系、塩は海の精。
熟成は木桶で二年だそうです。
醤油の会に持っていきたかった~。
賞味期限は約6ヵ月ですが
開けたら1ヵ月を目安に使い切って欲しいとのこと。
今、封を開けた醤油が冷蔵庫に乱立してるから
もう少しそれらを消費してからにします^^;


弓削多醤油の初代は

「醤油は食品なので安心して口に入れられるものでなくてはいけない。
醤油は調味料なのでうまくなければ意味がない。」

と常日頃から述べていたと言います。
その考えを是非守り続けて欲しいですね。
親御さんに改めて醤油というものを
見つめ直してもらうのには
いい場所じゃないでしょうか?
子供にも分かる丁寧な説明付きなので。


ありがとうございました!



弓削多醤油


未訪問だった埼玉ですが、
これで訪れたことにしてもいいでしょうか?
って自分の気持ち次第ですね^^;
基本はお泊まりを伴うものとしているのですが…
訪れたとするならば、未訪問県はあと茨城と鳥取のみ。
島根は学生時代に行っていたことを最近思い出しました。


さて、江戸へ向かいます。

猛暑の旅紀行/水沢うどん 水澤亭

2013年08月20日 | 旅(国内)
清水屋さんを後にしてホテルにチェックイン。
ホテル…昭和の香りムンムンの建物を
リノベーションして屋号を変えたよう。
屋号にオリジナリティと伝統的なものを感じたけれど
それは後づけの演出だったみたいです。
もとは〇〇ニューグランドホテル、や
〇〇観光ホテル、的な屋号だったようですね^^;
手抜きして某旅行サイトで予約したのが間違いでした。
やっぱり調査を重ねて選択しなければダメ…


落ち込んでいても仕方ないので
伊香保名物の石段へと向かいました。



見上げただけで汗が出る。




伊香保神社

最上段まで登ったら喉がカラカラ。
途中の酒屋さんでビールを購入し
息つく暇もなく一気飲み。
ここ数年で一番美味しいと感じました^^
味じゃなくて喉越しですけど。





ここにお住まいの方は大変ですね。
ビールのケース買い、できないなぁ…
と、ついつい自分の生活目線で見てしまう。



伊香保のミネラルたっぷりの温泉につかり
夕食会場に向かった訳ですが
やっちゃった感満載の雰囲気。
写真を撮る気にもなれません。
食べてる途中で涙が出そうになりました。
会場には即席出汁の香りが充満し…
嗚呼。無念。




おっきりこみ

群馬を代表する郷土料理なので
記念にこれだけ撮影しました。
柔らかい「ほうとう」のような食感です。
でも、出汁がアレなんで完食できず。


朝餉もため息が出てしまう感じでした。
夕餉の際、心がどんよりしながらも
塩辛くてお酒が進む肴を探して
ヤケクソ気味に日本酒を飲んでいたら
夕餉と朝餉をお給仕してくれた仲居さんが

「お酒お強いんですね。東北の方ですか?」と。

東北の方…今まで何度言われたことでしょう。
私のルーツは富山の氷見と岐阜の土岐と
静岡の御殿場と愛知の豊橋です。
東北に親戚はいませんけど…どうして?^^;


ホテルを出て伊香保グリーン牧場へ行ったのですが
ふーん、な感じだったので
気を取り直して水沢うどん二軒目。
一軒では評価できないと思いまして。



水澤亭




ここは清水屋さんより良心的な価格です。




胡瓜の一本漬け

一本100円だったのでカリウム補給。




ざるうどん



お店によって載せるものが違うんですね。




ツヤツヤしていて長方形の断面。
この辺は清水屋さんと殆ど変わりません。
ただ、塩分含有量はこのお店のほうが低め。
コシもいい具合に出ています。
コストパフォーマンスを考えるなら
こちらのお店の方がいいかもしれません。



つゆ

レギュラーは醤油ベース。
セットメニューにすると
いろんなつゆで楽しめるみたいです。
ちなみにこのつゆは市販的なお味でした。



薬味


たかだか2軒しかうかがっていませんが
何となく水澤うどんたるものが分かった気がします。
讃岐よりコシは弱いけど粘りはあり美味しいです。
だけどおつゆや薬味はあまり期待できないので
家に持ち帰って好きな食べ方をした方がいいかな。
元々が半生麺だから
家調理でもクオリティはガタ落ちしません。
お店でいただくよりリーズナブルですしね。
ご馳走様でした。


水澤亭



未踏の地、群馬を訪れることができました。
伊香保の泉質はかなり気に入りましたが
水沢うどん以外のお料理は判断できません。
この一泊二日だけで語ってはならない気がする…
群馬の方たちに失礼極まりないですよね。

次は同じく未踏の埼玉へと向かいます。

猛暑の旅紀行/手打ちうむどん始祖 清水屋

2013年08月19日 | 旅(国内)
下諏訪を後にしまして伊香保へ向かう訳ですが
どうせなら景色の良いルートを通りたかったので
ビーナスラインを走って霧ヶ峰~白樺湖経由にしました。



霧ヶ峰上空は快晴で空は真っ青



美しい草原とのコントラストが素晴らしい!


高原とは言え、この日はかなり暑かったので
トレッキングしている人はまばらでした。
天高く馬肥ゆる秋に歩いてみたいな~。
日向で立ち止まると暑いですが
車の窓を開けてドライブすると風が気持ちいい♪
佐久まで快適にドライブして上信越道に入り
関越自動車道を経由して
群馬県渋川市伊香保の水沢に到着。
目的は日本三大うどんに数えられる
水沢うどんを食べること。
水沢観音の参道にうどんやが立ち並び
独特の製法で打ったうどんなのです。
登録商標もあり名乗ることができるのは数店のみ。
中でも水沢うどんの始祖と名乗る
こちらのお店に伺いました。




手打ちうむどん始祖 清水屋

天保年間創業で最古のお店だそうです。
かつてうどんのことをうむどんと呼んだとのこと。
創業当時の呼び方をそのまま踏襲してるのかな?
隣に元祖田丸屋さんというのがありますが
始祖とか元祖とか本家とか本店とか…
日本語には同義語が沢山ありますね^^;




お品書き

おうどんはざるうむどん限定です。
お昼ご飯もしっかり食べたことだし
夕ご飯も近いので小盛りをオーダーしたところ
ご主人自らがテーブルまで近づいてきて

「小盛りは本当に小盛りだよ」と。

小盛りだからそりゃそうだろう、と思って横を見たら
丁度隣の席のお子様の元に小盛りが運ばれてきて…

少なっ!

目を疑うほど少なく、ふた口で食べられる量。
それじゃ味の善し悪しもつけられないと
中盛りをオーダーすることにしました。




ごまつゆ

清水屋さんはごまつゆのみです。
鰹と昆布だしで割られたごまつゆは
かなりシャビシャビな感じです。




ざるうむどん中盛り



何度も踏んで打った生地を長方形の断面に切り
天日で乾かして半生に仕上げるのが水沢うどん。
適度に水分が抜けた麺は茹でてもコシが残ります。
ツルンとした喉越しも好印象。
そして麺の塩分含有量はかなり高めですね。
ごまつゆのシャビシャビ感は
そのあたりを計算してのことかしら。
私はお醤油ベースのつゆの方が好みですけど…

うーん。美味しいけどこれで1,000円超えは高い。
讃岐のコストパフォーマンスと比較すると
観光地価格と言わざるを得ませんね。


お陰様で日本三大うどんを制覇しました。
ご馳走様です。


手打ちうむどん始祖 清水屋
TEL/ 0279-72-3020
住所/ 群馬県渋川市伊香保町水沢204
営業時間/ 月~土 11:00-17:00 日・祝 11:00-17:30
定休日/ 木曜日


猛暑の旅紀行/うなぎ 水門

2013年08月16日 | 旅(国内)
御宿まるやさんを後にしまして
諏訪湖周辺に点在する鰻の有名店に行こうにも
諏訪と下諏訪の「小林」はどちらも定休日。
まるやの女将さんに「水門」の評判をうかがい
行ってみることにしました。
ただ、女将さんと若旦那は
下諏訪の「小林」が贔屓だそうです。残念。


開店までの小一時間を何処で過ごしたらいいか?
とお訪ねしたら諏訪大社春宮をおすすめいただきました。
昨年も訪れていながら春宮も秋宮もお参りしていません…




諏訪大社下社 春宮




木陰に入ると気持ちがいい~
暑いとは言えここは信州♪
そよ風が頬を撫でてくれます。




小川のせせらぎも清涼感たっぷり。

万治の石仏のまわりで三回転もしました…


ということで水門さんへ。




うなぎ水門

小林さん定休日のしわ寄せもあってか
11時前に到着したところ既に行列。
何とか第一陣で着席することができました。




お品書き

この後のことも考えてメニュー決め。
お店の壁面に
「当店は三河一色産の鰻を使用しています」
と誇らしげに掲示…
私、そっち方面から来てるんですけど^^;
ま、三河が誇る鰻の一大産地なので良しとしましょう。
きっと信州の清流で泥吐きさせてるから
准信州産ということで。




うな丼上




ムンッと張り出した肉厚な身です。
備長炭で焼かれているとあって
皮目はかなり香ばしくし上がってます。
しかし…タレから感じる砂糖の主張が強過ぎ。
醤油の存在をも凌駕する勢いです。
こんなに砂糖主体のタレ、初めて食べたかも。




しじみ汁

肝吸いではなくしじみ汁。
この汁自体は美味しいです。
でも、鰻にはお吸い物がいいなぁ。
とくにこの甘いタレには。




野沢菜

お国柄が表れてますね。


鰻はなかなかいいんですが、
タレが・・・・・・・・・



今度は是非小林さんに行ってみたいものです。



さて、東へ向かいますか。


うなぎ水門
長野県岡谷市湖畔4-1-30
TEL/ 0266-22-7493
営業時間/11:00-13:30 17:00-20:30
定休日/ 木曜日

猛暑の旅紀行/御宿まるや 朝餉

2013年08月16日 | 旅(国内)
翌朝も信州地方は快晴。
昨年よりも明らかに気温が高いです。
昨年はクーラー無しで朝までグッスリでしたが
今年はそうはいきませんでした^^;

朝風呂に浸かって滝のような汗を流し
化粧もできぬまま朝食会場へ。



囲炉裏のあるお部屋で朝食を…

クーラーはかかってません。
温泉の余熱で汗は止めどなく流れ続けますが
通り抜ける風で徐々にクールダウン。
風が抜けるお部屋、羨ましいなぁ。




囲炉裏を囲んで朝のお膳




ワカサギの佃煮

肝がほろ苦くて美味しい。




ヘボ

幼虫と少し手足が生えたのの炊き合わせ。
故意にピンぼけさせた訳ではありませんが
一部の人には苦手な映像かもしれませんので
丁度良かったかもしれませんね(笑)
山の貴重な蛋白源で元気モリモリ。




御漬物

どれも自家製で美味しいです。
胡瓜の糠漬けが最高!
沢庵の古漬けも持ち帰りしたい。




夏野菜の胡麻味噌炒め

夏バテにもってこいの一品。
そう簡単にバテないけど(笑)




鯉の塩焼き

うかがうまで鯉だとわかりませんでした。
骨切りされて塩こしょうで焼かれてます。
女将さん曰く、鯉には胡椒が合うそう。確かに。
鯉嫌いがここでも払拭できました^^




温泉卵




夏野菜の炊き合わせ

冬瓜、モロッコインゲン等。
丁寧に取った出汁の美味しさが光ります。




信州牛のステーキ

牛肉への愛情は薄いですが
朝餉の贅沢感は急上昇。




冬瓜とオクラと茗荷のお味噌汁

この組み合わせ、真似させていただきます。
麩入り…麩好きにはたまらないし。




ご飯

やっぱり美味しい^^


お料理はほとんど女将さんが作っているそうです。
夕餉についても朝餉時に聞くことができました。
お魚をどこで仕入れているとか
お味噌はどこのが美味しいだとか
前日の天然岩魚のエピソードだとか
諏訪湖近辺の鰻屋さん事情だとか…
いろいろお話が伺えて大満足でした^^
一日三組しか予約を受入れていないので
サービスもアットホームで心地よいです。
朝食は某テレビ番組において
旅館の朝食第一位に選ばれたらしいですね。
後ほどHPで知りましたが
滞在中アピールなど一切せず好印象でした。
また是非お邪魔したいです。

お世話になりました!


御宿まるや