おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

ときどき料理を作りたくない病発症

2021年03月01日 | 和食
なんとなく外食することはありません。
「アノ店のアレが食べたい!」
と意思を持って重い腰を上げるのが常。
なので普段は3食自分で作ったものを食べているのですが
最近、料理を作りたくない病が発症して困っています。
発症した時は食材も見たくないし
台所に立つのが苦痛でしかありません。
こんな時は人様が作ったものが食べたいな
と思うわけですが緊急事態宣言(涙)。
仕事が落ち着いてさあ出かけよう、と思っても
アルコール類が7時ラストオーダーでは
外に出る気も失せてしまいます。
ようやく解除されましたが
我が家の周辺には目ぼしい店がない…
やはり外食の障壁はぶ厚いようです。

台所には立ちたくないけれど
お腹は順調に空いていきます。
仕方がないから作り始めると
妥協ができない性分にハッとする毎日。
そんな感じで作った料理をいくつかご紹介しましょう。


天津炒飯

作りたくないけれど
最近どうしても食べたくなるのが卵。
以前から大好きな食材ですが
贅沢に一人3個使った卵料理が
無性に食べたくなるのです。
これはネギチャーハンをふんわり卵で覆ったもの。
甘くないあんかけをサラッとかけています。
卵を食べている時は口福感マシマシ。



フェンネルとイワシのブカティーニ

スフィーダさんからフェンネルが届いたので
どうしても作りたくなったパスタ料理。
松の実、レーズンを入れてシチリア風に仕上げてます。
イワシの旨味とフェンネルの爽やかな香りがたまりません。



越前そばと花巻そばのハイブリッド

飛騨の花巻そばにフラストレーションを覚え
おろしそばに海苔盛りまくったぶっかけ蕎麦。
越前おろしそばははお昼の定番メニューです。



クロックマダム

チェダーチーズと自家製ハムを挟み
フライパンにバターを引いて
押し付けながら焼いたクロックムッシュに
歩荷さんの卵をオン。
普段の朝食はご飯、味噌汁、納豆が定番ですが
この日は趣向を変えてみました。
たまにはパンもいいですね。



お昼の弁当

葬祭の取材があるときは
いつご飯が食べられるか分からないので(食べられない時もあります)
必ずお弁当を持っていき
取材の合間にかき込んでいます。
大体昼前から忙しくなるので
最近のお昼ご飯は10時ごろ…
午後の早いうちにお腹が空き始めます(笑)

外食でよく分からないものは食べたくないので
ぶつぶつ言いながらも作っております。
風邪をひかない、アレルギーもない、
怪我もすぐ治るのは
真っ当な素材たちのおかげだと思って
なるべく安心できるものを摂るように心がけています。
なんとなく食べることは
これからもできなさそう。
ぼちぼち頑張りま〜す♪

つれづれ酷暑ご飯

2018年08月09日 | 和食
暑い、暑すぎる・・・
昨日はお寺さんにお盆供養で出向き
駐車場からお寺までの徒歩で
行き倒れそうになりました。
車出発時→車降車時→外気→屋内の温度差が堪えます。
犬のように舌を出して歩いてました(←アホづら)。

こんなに暑くてクラクラするのに
全く食欲が落ちないのは何故でしょう?
大して動かないにも関わらず。
食欲に取り憑かれた私め、
忙しい忙しいと言いながらも
朝昼夕食の支度には余念がございません。
ここ最近作ったものを一挙効果致します。


もろこし豆腐

なんとなく作ってみたくなって。
トウモロコシはフープロで潰すだけでなく
しっかり裏ごしすることが大切。
ゼラチンではなく葛でまとめております。
トウモロコシ愛はさほど強くないですけど
こうして甘さを上品に活かすのは好き。



豚の角煮

煮るのではなく蒸して。
大学時代にアルバイトしていた
割烹の大将直伝のレシピです。
蒸す方が赤身が硬くならず歯ざわりがいい。
20年以上踏襲しております。



水菜と蒸し鶏の梅肉和え

暑い日の前菜にぴったりな一品。
この夏のリーピート率高し。



大根と干しエビの海老醤炒め

大根を瀬戸内の干しエビと炒めて
山形の海老魚醤で味付けしています。
ラストに花椒でアクセント。



もち鰹のヅケ

前日に余ったもち鰹をヅケで。
日本酒の熱燗が進むこと進むこと。



海老と大葉と餅の春巻き

そのまんまの材料ですが
ビールのおつまみにぴったりな一品。



冷や汁

とうとう作ってしまった冷や汁。
熱いお味噌汁で滝汗を流す時期になると
しぶしぶ作り始めます。
本当は熱い方が目が冷めるんですけど
その後の体温調整を考えると
こちらに逃げてしまいがち。
美味しいんですけどね(^_^;)



蒸しナスのひき肉ソース

大量のナスをいただいたので
大量消費のために作りました。




蒸し鶏の胡麻ソース

叩きキュウリとともに。
蒸し鶏はしっとりと仕上がっています。



中華ちまき



中身

具は家にある乾物と
前日に残った枝豆で。
もち米料理、大好き!



カレイの中華蒸し

香味野菜とともに蒸しあげたのち
魚醤と中国醤油のタレをかけて
ラストに熱した太白ごま油をかけて。
煮魚よりも好きな食べ方です。



海老ワンタン

ワンタン大好き〜
説明になってない…



翌朝は中華粥

鶏出汁で炊いたお粥に
ピータン、揚げネギ、
ザーサイなどをトッピング。
二日酔いや寝坊で
ご飯を炊く余裕がない日のお助けメニュー。
ピータンは保存がきくので常備しています。


と、こんな日々を過ごしておりました。
飽きっぽいのに料理だけは唯一続けられる行為。
作ること自体だけが楽しいのではなく
どこかで食べた料理を再現するワクワク感や
もちろん食べる楽しみも外せません。
こうしてひけらかす楽しみも大きいかな(笑)
今日も何を作ろうか思案中。
その前に執筆してから
名古屋で取材しなきゃいかん!
そろそろ真面目に仕事します。。。。


Every Dinner 食の万博開催中!

2018年06月20日 | 和食
目覚めたら、本当に朝?
と疑いたくなるほどの薄暗さ。
気圧の関係と色々な事情があって
私の心は今日の空模様のよう。
前回の投稿では「幸せだ!」
とか世間様に向けて叫んでいたくせに
本当に面倒くさい乱高下女です。
地震で心細い思いをしている方からしたら
どーだっていいことの部類に入るはず。
比べること自体が失礼極まりない。
申し訳ございません。


と、落ち込んでいる暇もないので
手っ取り早く立ち直れるよう
最近作ったお料理について振り返ります。
食欲と睡眠欲に支配されたている私め、
この二つを満たすと
嫌なことを忘れるようにできている心身です。
昼寝があまり得意でないため
食欲にまつわる方向へ思考を追いやり
気分を高揚させる魂胆です。
しばしお付き合いくださいませ。



ここ最近、タイ・ベトナムブームでした。
単にライスペーパーとジャスミンライスの在庫が
潤沢にあったためかと思われます。




ゴイクン

一旦食べ始めると連日連夜食べ続け
しばらくいらなくなるメニューの一つ。
ヘビロテ気質の被害者(料理)ですw



カオマンガイ

茹で鷄とその茹で汁で炊いたご飯。
シンプルながらも滋味深い味わい。



ガパオライス

揚げ焼き目玉焼きも最近ヘビロテ。
それが食べたくて作ったようなものです。
現地のひき肉ソースよりも野菜多めで。


これらのメニューはここ最近
なんどもなんども作りました。
同じような写真を載せてもつまらないので
割愛させていただきます。



シュークルート

アルザスの郷土料理です。
ひっさびさに作りました。
プティサレの仕込み時間が必要なため
今日食べたいといって
今日食べれる料理ではありません。
計画立てて料理することを避けがちな昨今
珍しい行動パターンに出ました。
ザワークラウトの手作りは流石に間に合わず
キューネの市販品を利用。
これをSNSにアップしましたところ
本格的なシュークルートを作らなければいけない運命に。
まだまだ先のことなので
計画立てて頑張りますからね〜。



もちガツオ

遠州灘で水揚げされたもちガツオ。
俗称の通り身のモチモチ感がたまりません。
通常のカツオの2倍以上のお値段つくも
それだけの価値があるクオリティですよ。
出会ったら迷わず購入します。



コノシロの酢の物

ああ、今こういう気分の時こそ
きゅうりの蛇腹切りを一心不乱にやり続けたい。
一つのことに没頭すると
大音量の音楽も聞こえなくなるくらい集中できます。
集中力の持続時間は大変短いですけど(笑)



イワシとレモンのカサレッチェ

シチリアの定番パスタです。
本来はフィノッキオを使いますが
手に入らないのでセロリの茎と葉を代用。
あとはイワシとレモンと松の実
レーズン、香りパン粉が入ればシチリア流。



麻婆豆腐

甜麺醤や片栗粉は使わないバージョン。
自家製ラー油をたっぷり使っています。



よだれ鷄

こちらにも自家製ラー油をたっぷり。



酸菜の春雨炒め

リーロンのシェフから
酸菜のスターターをいただいたので
キャベツにまぶして常温で数日放置。
もう少し発酵させてもよかったかな?
とっても地味な見た目ですけど
やめられない止まらないお味なんですよ。
シェフに感謝^^



准広島風・汁なし担々麺

風な上に准(笑)
芝麻醤を入れてないので、こうネーミング。
粉ヲタの友人たちは
麺から手作りしておりますが
私はそんな根性ないし
夕ご飯に麺を食べたいと思うことが
年に数えるほどしかないので
みうらや製麺さんの全粒粉麺を活用。
こちらにも自家製ラー油をたっぷり。
お味は私のツボにがっつり入っております。



アオリイカ下足の塩レモン炒め

これ最近ハマり中。
アツミさんでアオリイカの下足を見つけたら
迷わずカゴに入れております。
ニンニクの香りを移したオリーブオイルで炒めて
塩とレモンで味付けしただけなのに
なんでこんなに美味しいのでしょう。
ビール、日本酒、ワイン、なんでもいけます。




大穴子重

サンヨネさんの魚コーナーに
鰻と思しき長ものが横たわっておりました。
しかしお値段を見ると鰻のそれとは価格帯が違う。
よくよく見たら穴子ですと!
長さも分厚さも体高も
鰻を上回るボリューム感。
お魚コーナーの担当者さんも
「これは珍しいよなぁ」とひそひそ話。
耳をダンボ(死語)にして会話を聞き取り
希少価値があることを理解し1尾お買い上げ。
半分にしても一番大きな表面積を誇る鍋に入らないので
3等分して煮穴子にしました。
少々の泥臭さが気になりましたが
眉をひそめるほどではありません。
粉山椒と実山椒をあしらって
美味しくいただきまたよ。




カマスと大根の炊き込みご飯

カマスは塩焼きに。
大根はさいの目に切ってゆっくり炒め
水分を抜きながらじわじわ甘さを引き出します。



ミョウガと大葉をトッピング

秋刀魚もいいけどカマスもね。


と、食の万博的な日々を送っておりした。
今日何を作ろうか、何を飲もうかと考えるだけで
心が晴れ晴れとしてくるから不思議です。
おかげさまで気分も上向きになってきた様子♪
まったくもって単純だわ〜(笑)


さて、頑張りますか^^


津軽塗に伝統工芸を思ふ

2017年11月06日 | 和食
青い森紀行は終了いたしましたが
青森の津軽地方にまつわるお話を一つ。
今旅の最大の目的は
アルチェントロを再訪することでした。
そしてサブ目的が津軽塗の器を買い足すこと。
10数年前、人生の節目で
津軽塗の小さな重箱をいただきました。
漆塗りと言えば
朱や黒に艶っぽく仕上げられたものが代表的ですが
津軽塗は螺鈿の細工のように
一つとして同じでない文様が
一面に施されております。
その精緻な伝統工芸に初めて触れた私は
なんて美しい重箱なんだろうと
事もあろうに仕舞い込んでしまったのです。
使ったのは片手の指で数えられる程度かしら。



そこで今回はもっと気楽に使える
汁椀を求めようと
重箱と一緒に入っていた
お店の案内を頼りに
弘前の街へ向かいました。


弘前城のすぐ近くにある
田中屋さんの前に到着すると
お店が閉まっているではありませんかっ。
臨時休業とはなんと運の悪い…
と自分の運の悪さを恨みつつ張り紙を見ますと
臨時休業ではなく閉店してしまったとのこと!
ななな、なんと数日前に。
そんなはずは、とネットで検索すると
老舗の閉店を惜しむ記事が多数見受けられました。
どうやら諸事情で
商売が立ち行かなくなったみたいです。


がっくりと肩を落としてしばらくボー然するも
気を取り直して他の製造販売店を検索。
中心部から少し離れた
小林漆器さんがヒットしました。
もうすぐ閉店時間だというのに
「ちょっ、ちょっと待っててください〜」
と電話で引き止める図々しさよ…
そこで念願だった唐塗りのお椀を購入。
包装していただいている間に女将さんが
「津軽塗は50回近く塗り重ねるんですよ。
『馬鹿塗』なんて揶揄されますが
ちょっとやそっとでは剥がれません。
もし欠けたり剥がれたりしたら修理します。
だから毎日じゃんじゃん使ってくださいね」
と津軽塗の頑丈さを説いてくれました。

この言葉を受け止めて
物の価値観について考えさせられた次第です。
確かに津軽塗の椀一つ買うお金で
100円ショップのお椀が80個買えます(数字に表すと凄いな…)
しかし職人が数ヶ月かけて作った工芸品とは
一線も二線も画すと思うんです。
料理を食べる楽しみはもちろん
作る楽しみももたらしてくれます。
それに職人から直接購入すれば
修理してもらえるので使い方次第では一生物。
いや、子から孫へと継承できるかもしれません。
100円の椀は100円の使い方しかしないし
きっと壊れたらゴミ箱行きでしょう。
手軽に入手できるから
手放す時も罪悪感や未練はない。
そんなファスト文化が
老舗を閉店へと追い込んだ一因かも、ですね。
私はこれからも愛ある買い物をし
大切に使い続ける道を選びたいと思います。
お重も使用頻度を上げなくちゃ。




これがきっかけとなったお重



ある日の昼食

前日の残り物と常備菜、
最近のお昼の定番「ネバネバ丼」、
煮干しの出汁ガラとくず野菜のスープ。
なんてことないどころか
質素極まりない内容ですけど
職人の魂が宿った器に盛ると
ゴージャスに見えるから不思議です。
器の力は偉大だわ♪


他にも津軽土産がありました。


津軽りんごTシャツ

弘前のセレクトショップ
THE STABLESで一目惚れ。
りんごの絵は「彦様木版工房」が手がけています。
遠目に見ると日の丸に見えるとか見えないとか(笑)




八戸の鯖グリエとトマトのクーリ

八戸で購入した塩鯖に
オリーブオイルをかけてオーブンで焼成。
酸味が合うと思ったので
トマトのクーリの優しい輪郭をレモン汁で締め
オリーブオイルでコクを与えています。
お豆は津軽の毛豆です。
大粒で味わいが濃いんですよ。




嶽きみと八戸塩うにのスパゲットーニ

岩木山の麓で採れるトウモロコシ「嶽きみ」を
ピュレ状にしたものとホールを使って。
八戸の市場で買った塩ウニで塩梅を調整。
なかなか美味しゅうございました。


こうして津軽を振り返っていると
夕暮れをバックに突如として現れた岩木山が思い起こされます。
津軽平野にどんと腰を据えるシンメトリーな形状が
なんとも美しくて感動しました。
頭に浮かぶBGMはもちろん吉幾三の「津軽平野」。
リアル岩木山を見た後に太宰治の「津軽」を読み返し
この山が津軽の人々の誇りであり心の拠り所だと改めて知り
一層威厳ある山に見えるようになったんです。
豊橋でいう「石巻山」かしら…規模が違いすぎるか。


津軽、いいところです。
また行こう、必ず。

青い森紀行2017/AL CENTRO

2017年10月16日 | 和食
青森市内も雨がシトシト降り続け
空は鈍色に染まっております。
そんな寒々しい環境に身をおいても
今から始まるディナータイムを思えば
「Singin’ in the Rain♪」
なんて歌い出したくなります。
そう、この日のディナーの舞台は
昨年忘れられない思い出を作ってくださった
Cucina Italiana AL CENTROです。


かなり前から予約をし
お任せコースを頼んでおりました。
シェフと1年ぶりの再会を果たし
まずは泡もので喉を潤わせます。
ここから一皿につき
ワイン一種をペアリング。
昨年の経験からお料理全てに
ピタリと合わせてくれると分かっていたので
完全にお任せいたしました。
写真は全く撮っておりません(笑)



ブーダンノワールのコロッケと
鴨のスモーク・ブラッドオレンジのピュレ
自家製ピクルスです

塩がしっかり効いて
どれもワインを誘って仕方ありません。
アルチェントロに来たんだな〜って実感^^



大間のマグロのパン粉焼き
青森県産アスパラのソース

分厚く切ったマグロに
極々細目のパン粉をつけてカリッと。
中心部のレアな状態の旨味と
火が入ったあたりの旨味がそれぞれ異なり
コントラストを楽しませてくれます。
アスパラのソースも塩梅グッド。



蝦夷鮑の肝ソース

鮑の魅力を余すところなく楽しませる一皿。
磯の香りを凝縮した肝ソースが美味しいこと。
鮑の火入れもベストな状態でした。



パンとオリーブオイル

グリーンアップルのニュアンスを感じるオイルでした。



うさぎのインボルティーニとささげ

うさぎの肉をくるくると巻いて火入れし
スライスにしたのがインボルティーニ。
巻き込んでいたものは忘れました^^;
二種の肉の旨味が口内に広がります。
サラミが淡白なインボルティーニに塩分と脂を与え
これまたワインを誘うんです。
ささげ豆の味わいも濃厚でした。




鰺ヶ沢の金鮎のリゾット添え

鰺ヶ沢の金鮎の肝や頭などを全て入れたリゾットと
鮎のグリルを握り寿司のように合わせてあります。
ほろ苦い肝や旨味をたっぷり吸ったリゾットが美味。
パリッと焼いた鮎が食感と味わいを引き締めてくれます。




岩木山山麓の「嶽きみ」のカッペレッティ

契約農家直送のブランドとうもろこしの嶽きみ。
甘さだけでなく旨味が強いこの嶽きみに
イタリアのウォッシュチーズ・タレッジョを合わせ
手打ちパスタのカッペレッティで包み込んでます。
上からはざっくり削ったトリュフとトリュフオイル。
不味くなる要素が見当たりません。
トリュフオイルも自家製なので
付け香っぽい不自然な感じは皆無ですよ。



青森産短角牛のグリル

ありきたりな表現ではありますが
噛めば噛むほど旨味がほとばしります。
これなら300グラムは行けそうです。



桃とパンナコッタ

飲み助のツボを押さえたドルチェ。
これと合わせるのはやはり…



レヴィのグラッパ♪

嗚呼、ヴォーノ極まりない。



お店にお邪魔した時は
千客万来で声をかけるのも申し訳ないほどでしたが
帰り際には厨房も落ち着いて
ご挨拶に来てくださいました。
っていうか、ワインは全部シェフが選び
サーブまでしてくれるので
何度も会話はしているんですけどね。
この日は雨降りとあって
アルバイトさんを車で送迎するらしく
一緒に飲めないと残念がってました(笑)
名古屋に絶対来ると宣言していらしたので
そのうち来てくださるでしょう。

気軽に行ける距離ではありませんが
まるで青森物産展のように
青森の幸目白押しのイタリアンは
ここでしかいただけません。
そして奇を衒わず素材を活かし切る
シェフのセンスが私は大好き。
ワインのセレクトもツボです。
これは再訪するしかありませんね。


きっとまた来ます!
葛西シェフ、ご馳走様でした〜!



青い森紀行2017/八甲田山〜奥入瀬渓流再びへ続く

新しいお茶碗仲間入り

2017年05月21日 | 和食
テーマのお話に行く前に…


昨日、神島に行ってまいりました。
神島といえば三島由紀夫の「潮騒」の舞台。
本は読んでますし映画も見てますし
伊良湖岬から島も見ていましたが
上陸するのは初めてです。
伊良湖岬から連絡船でジャスト15分。
前々から泳げそうな距離だとは思ってはおりましたが
こんなに近いとは・・・
しかし、上陸してみたら
言葉は思いっきり三重弁です。
目と鼻の先なのに文化は全く異なるようですね。


渡航の目的は季刊誌「そう」の取材。
神島で活躍する海女さんたちの
大漁安全祈願祭を見学するためです。
祈願祭は9時半からスタートですが
連絡船は6時の始発の次が10時。
10時では間に合わないため6時の始発に乗船しました。
伊良湖岬に5時45分ぐらいに着くとなると
自宅を4時30分には出ないと間に合いません。
結局起きたのは3時半で寝たのは0時過ぎ。
3時間ぐらいしか寝られませんでした・・・
フラッフラで乗船しましたが
海風に当たったら突然目も体もシャキッ!
やっぱり私は海の女だわ(笑)


到着してもしばらくやることが無いので
カメラマンのAさんと島内散策。
神島には車が通れる舗装道路は1本しかなく
生活道路はほぼ階段です。
家々を縫うように階段が張り巡らされており
足腰にきます。
とにかく平坦な地がないので
猫の額のようなスペースで
皆さん玉ねぎやらキャベツを育ててみえる。
あちこちに現役の井戸もありました。
ここは・・・ラビリンス、
私たちは・・・エトランゼ。
凄いところへ来てしまったという感じです。
会う人会う人皆フレンドリーで
聞いてもないのに「どこへ行くん?」
と道先案内をしようとしてくれます。
腰が曲がったおばあちゃんなのに
階段を上り下りして神社まで案内してくれたり。
なんだか心がホッと温まりました。
思いのほか子供も多く
トラックの荷台に積まれて
ガヤガヤ遠くへ消えて行く姿や
同じ名字が多いので
みんな下の名前で呼び合う様子などを見
「豊かさって、なんだろう」
と考えてしまったのです。
確かに不便な土地でしょう。
そして都会に比べて刺激は少ないでしょう。
でも皆さんにはちゃんと「居場所」がある。
お互いがリスペクトし合う「営み」がある。
隣の芝は青くみえると言われれば
それまでかもしれませんが
ちょっと羨ましくなってしまいました。


道がよくわからないので
不必要なアップダウンを繰り返し
島内をぐるぐる回っていたら
膝がゲラゲラ笑います。



伊良湖岬

おかげでこんな絶景にも会えましたけどね^^
絶景に見とれていたら
祈願祭の時間が迫っているのに気づき
山道を全速力で登頂。
遅れたら「何しにきたんだ」って話です。
これが本当にキツかった。
足もさることながら、心臓にきた…


5時間あまりの短い島旅でしたが
心と体にグッとくるものがありすぎて
今も余韻い浸り、筋肉痛と戦っています。
祈願祭に集まった海女さんたちの
晴れやかな笑顔と
楽しいお喋り声が忘れられません。
久々にソフルフルなひと時を過ごしました。



前置きが長くて嫌気がさしましたよね?
ようやくテーマの話に移ります(笑)


先日、兵庫の出石で器を購入しました。





出石焼の蓋付飯碗

出石焼は有田の影響を受けた白磁です。
彫り物をしたのが有名ですが
私が一目惚れをしたのはこの二つ。
昔の型で作られているため
大変大変小さいのでございます。
旅館で出されるような
白磁で広口の茶碗が欲しいなと
思っていた矢先の出会いでした。
文様もレトロで気に入っています。
ごく繊細で蓋付ってところも
私の心を鷲掴みにしました。







豆ご飯

もう一つの利点は
小さいからご飯が少ししか盛れないところ。
つい食べすぎてしまう私にはもってこいです^^;
お茶碗としてだけでなく
蒸し物などにも使おうと思っています。
大切にしよっと。




ホウボウのお造り

伊良湖の昼競りに
ホウボウが混じるようになりました。
春ですね。
三河では大衆魚扱いされていましたが
最近はどんどんお値段が良くなっています。
高い評価を受けて当然のお魚ですよね。




カンパチの漬け

前日に購入したカンパチを漬けに。
いい調味料を使えば美味しいに決まっています。




アスパラの肉巻き

2Lサイズのアスパラで。
最近アスパラばかり食べている。




大根の親鳥そぼろ煮

親鳥の出汁がこれでもか、と効いています。
大根は完全無農薬のもの。
皮や葉は富山で教えていただいた
「よごし」にしてあります。
お弁当のおかずや酒の肴に重宝する一品。



茶碗蒸し

ホウボウのアラから取ったお出汁で。
ホウボウの卵も入っておりますよ。
茶碗蒸し修行継続中。


ちなみに豆ご飯にも
ホウボウの出汁を使っております。


あとは青菜のおひたしがありましたが
写真は撮り忘れ。


料理と器は私にとって・・・
ん?なんだろう?
潤滑油?心の安定剤?
よくわからないので、
またゆっくり考えておきます(笑)




譲り受けた器たち

2017年05月10日 | 和食
おはようございます。
と申しましても今更感が。。
起きてからすでに3時間が経過しております。
ちなみに現在6時半。
こんなに早く目覚めてしまうのには
いくつかの理由があります。

・昨日見た展覧会に衝撃を受けて胸がザワザワ
・やらなければいけない仕事が山積していて心臓がドキドキ
・夜明けが早くなったので目がパチパチ
・昨夜軽めに済ませたので早々にお腹がグーグー
・単なる加齢現象(自虐)


まあ、そんなこんなで
空が白んできたことから目覚めまして
本日のルーティーンワークはやり終えました。
あとはアレとアレとアレとアレ・・・
再びドキドキ。


先日義母(以下、母)と会いましたときに
彼女がとても大切にしていた器を譲り受けました。
母も筋金入りの器道楽で
お財布に余裕があるとき
少しずつ買い足してきたと言います。
病気が発覚する前にも
「こんなに重い器はもう使わないから」
と一部譲り受けてはいたんですが
盆正月に必ず登場する一点ものの器は
大事に梱包して食器棚に収めてありました。
それを

「mieさんに使ってもらいたいの」

と母。

母の体力ではもう持ち上げられないくらい重厚な皿。
御節やお造りなどが盛られる様子を見る度に
「この器、素敵ですね」
と母に伝えると
「そうでしょ?へそくりで買ったのよ」
と自慢げに答えていたものです。




お造り盛り合わせ

母が一番大事にしていた器に盛りました。
本当に重いんですよ、これ^^;
見た目の分厚さまんまの重量感。
なんてことない鯛とスミイカのお造りが
堂々として見えるのは私だけでしょうか?
この写真、母に見せるつもりです。



アスパラベーコン

北海道の無農薬アスパラと
舘ヶ森アーク牧場のベーコンを合わせて。
これも母が気に入っていた器。
父も気に入っていたようなので
ウィンクしながら口元に人差し指を立て
「これも持っていきなさい」
と、キッチンでこっそり渡されました。
今頃「あの器はどこへやった」と探す父に
母はとぼけているかもしれません。
大事に使いますね^^




スミイカのゲソとえび、春野菜の炒め物

これは数年前にもらった器です。
寒色系なので茶色いおかずを乗せると
非常に寂しい印象になりますが
カラフルな取り合わせだと映えますね。




牛すじの煮込み

これも同じタイミングでいただいた器。
母は重厚系が好きなようです。
「こういうのが大好きなんだけど
歳をとると持ち上げるのが大変なのよね
最近使うのはもっぱら軽い磁器よ」
と少し寂しそうに言ってたっけ。


母の思いがギュウギュウに詰まった器は
まだ他にもあります。
全て大切に常用させていただきますね。
毎回言ってますが器は使ってなんぼですから。
私もいつか持ち上げられなくなる日が来るでしょう。
最近フィスラープロシリーズの鍋を
吊り戸棚に仕舞うのがしんどいし…

とにもかくにも母に感謝!



さて、朝ごはん食べよう。

春の山、春の海の恵みたち。

2017年04月25日 | 和食
こんにちは!カラ元気!

PCをMacBook Airに機体変更し
見た目ががスッキリするという理由だけで
USキーボードを選択。
そしてそいつに翻弄されている今日この頃です。
欧米人には英数⇆かな・カナ変換という概念がありません。
アルファベットを打てばそのまま文章になります。
それに比べて日本語操作はなんて複雑怪奇なのでしょう。
漢字・ひらがな・カタカナを文脈に合わせて使い分け
それらをローマ字で入力するのが主流という…
英数⇆かな変換のキーがなくなるだけで
こんなにも作業がモタつくとは思いもしませんでした。
しかもエンターキーのスペースが半減したため
小指がかつてあった辺りの「¥」キーを押して
何度も何度も訂正しまくってます。
そうか、変換するという概念がないから
変換を確定するという概念もない。
エンターキーなんか改行の時にしか使わないのか。
ああああアアーーーーー。
もう買っちゃったからしょうがない。
嘆くより慣れろ、ですね…


さて、気候も食材も春真っ盛りになりました。
最近いただいた山海の春の幸をご紹介します。



真鯛のお造り

伊良湖直送便に
いい真鯛が入り始めました。
中ぶりで体高があるものを見つけると
無計画にも買ってしまいます。
これは♀ちゃんでございました。
抱卵し始めているので
脂はアッサリ目でございます。
寝かせた4日目が大変美味しゅうございました。




茶碗蒸し

修行は続いておりますよ。
これは鯛の出汁と



鯛の卵を入れて

親子茶碗蒸しならぬ
他人茶碗蒸し。
かなり満足度高かったです^^




オムレツ

時知らずな料理ではありますが
彩りは春らしいですね。
70年代にフランスで流行った
強化ガラスのお皿をLoomさんで手に入れたので
是非ともオムレットを盛りたいと思いまして。
ノスタルジックなルックスが素敵です。



鯛のお造り2種

味岡伸太郎氏作のお皿、
約束どおり頂戴しました!
先日の瀬戸陶磁美術館のワークショップで
氏が即興で作った平皿です。
湯谷の山荘で交わした
うまく焼けたら下さるというゆるーい約束を
「覚えとる」と味岡氏。
失礼いたしましたm(_ _)m
このお皿にも鯛のお造り。
ノーマルなお造りと
ごま醤油で和えたものを盛りました。
無造作に盛っても空間が絵になりますね。
ありがとうございます!



ある日の昼食

家でのお仕事がメインですが
お昼ご飯は必ずお弁当箱へin。
食べる量をちゃんと把握したいのと
勤務中と自分に言い聞かせる目的で。
いつも曲げわっぱに詰め込んでおりますが
気分を変えてそれぞれお皿に盛り付けました。
これはこれで楽しいんですが
お皿を洗うのが面倒くさいことに気づく。
やっぱり曲げわっぱに戻します。



若竹煮

ようやく地物の筍が出回り始めました。
朝一番に買って速攻茹でます。
竹冠に旬と書いて筍。
短い旬をしっかり堪能したいと思います。



山菜サラダ

先日天龍村に訪れた際
購入した山菜類でサラダを作りました。
うるい・花山葵・こごみ・山ウド
あとは新わかめと新鮮なちりめんじゃこで。
こういうのをたっぷり頂いて
春は毒出ししないとダメですね。
ようやく本調子に戻っております。




筍と親鳥の炊き合わせ

親鳥の骨つきもも肉からとった出汁と
その出し殻で炊き合わせております。
かつお出汁ももちろんいいですけど
鶏の出汁もコクがあって美味しいですよ。



筍ご飯

これを食べないと春じゃない。
しみじみ美味しいです。


芽吹く春を堪能中。
これからは蕗や豆類などが出回りますね。
楽しみだわ^^

冬の名残と春の事触れ

2017年04月03日 | 和食
我が家の横を流れる川辺の
桜の蕾がちらほらほころび始めました。
春本番ですね。
新しい出会いもお別れも
特にない生活を送っておりますが。
出回る山海の幸で季節の移ろいを感じます。
肌が敏感になる春
暖かいと思えば急に寒くなる春
微生物が活性化する春が
あまり好きではないのですが
味覚においては一番好きな季節かもしれません。

そこで…
冬の名残と春の事触れが入り混じった
昨今の夕ご飯を一挙ご紹介いたします。



治部煮1

この日は「はちきん鶏」のもも肉で。
出汁はタイのアラから取っています。
自分的には80点かな…
味がボヤッとしてしまいました。
治部煮は思い切って濃いめに味付けした方が
満足度が高い気がします。



鶏の唐揚げ

何て事はありませんが
火入れ加減がモノを言う料理。
火を入れすぎると
ジューシーさが途端になくなります。
火加減とタイミングが難しいのです。
この時はうまくいきました^^
ビールが進みますね。熱燗も。




和風ロールキャベツ

加熱して本領発揮する
縮緬キャベツを使っています。



具は親鳥のモモと胸を叩いた自家製ミンチ。
ロールキャベツはトマトソースよりも
母が作ってくれたこのタイプが好き。
何気にかんぴょうが美味しかったりする。



大根と鶏そぼろの煮込み

冬大根の名残を使って。
みずみずしくて火通りが早い冬大根。
下ゆでしすぎるとガタガタに崩れますので要注意。
出汁の要素はミンチに頼り魚系は一切なし。
鶏のミンチから出る出汁は最強に美味ですから。




牛すじの煮込み

無性に食べたくなる一品。
これと熱燗があれば文句無し。
一味を振るよりも
練りカラシをつけるのが好きです。



このわたの茶碗蒸し

先日吉いさんでいただいた
この子の茶碗蒸しをヒントに。
中にパルミジャーノのブロックを入れ
外にも少しふりかけています。
十分美味しいし
火入れもうまくいったのですが
あの黄身感には到達していません。
茶碗蒸し、奥深い。
いいえ、卵料理全般、奥深い。


あさりご飯


おひつへ移して



完成

先日小中山で収獲したあさりです。
数的には全くもって納得がいきませんが
トップシーズンということもあり
身入りは大変よく殻からはみ出んばかりでした。
この時期のあさりは
火入れしても身縮みもしません。
春の貴重なご馳走です。



あさりの茶碗蒸し

茶碗蒸し修行が続きます(笑)。
あさりの出汁で作った茶碗蒸しに
あさりの銀餡をかけて。
強烈においしゅうございましたが
やはり黄身感に納得がいきません。
修行は続く…



あさりの四川風土鍋煮込み

親鳥の出汁であさりを炊いて身を取り出し
そこへざっと炒めた野菜と
戻した春雨を投入し
ぐつぐついったら
作ったばかりのラー油をジュッ!
最後に取り出したあさりをトッピングし
熱々をいただきましょう。
もーーたまらん。そんな味です^^




鯛オス1日目

伊良湖で揚がったオスの鯛を
一尾まるごと購入しました。
まず1日目のお造りです。
アミノ酸はまだ増しておりませんが
適度に脂が乗って美味でございます。
婚姻シーズンに入る前の今が食べごろ。




あさりチャウダー

潮干狩り後のレパートリー代表格。
時期外れでは作る気が起きません。
あさりの出汁は最高の調味料ですから
シンンプルな材料でも豪華な一皿になるんです。




舌平目のムニエル

こちらも伊良湖で揚がったもの。
体高のあるものを選びました。
ソースはフェンネルの葉とゴルゴンゾーラで。
付け合わせのアスパラも美味でした。
春爛漫の一品にホクホク笑顔^^



白花豆の甘納豆

ちょっと甘い物が欲しくなった時用。
正味3日間かかる超面倒なお菓子です。
市販よりもあっさりした味わいに仕上がりました。
執筆が行き詰まった時にピッタリな一粒。



治部煮2

おろした鯛のアラで出汁取り。
鯛をおろしてから
出汁を取るまでにやや時間が空き
若干アラの臭みが気になりました。
治部煮修行もまだまだだな…



鯛オス4日目

アミノ酸の宝庫と化しています。
丸中の醤油と合わせると
旨味の相乗効果でほっぺが落ちますよ。
昆布締めなんか小手先の技と思えてしまう。
丸で買って変化を楽しんでこそ
鯛を賞味したといえるでしょう。



牡蠣豆腐

冬の名残の牡蠣を手に入れまして
先日酒甫手さんでいただいた牡蠣豆腐を再現。
豆腐にスが入るほど出汁でクツクツ煮、
最後に牡蠣を投入して火入れし
おぼろ昆布をかけていただきます。
出汁はいりこ出汁と巽醤油薄口と酒のみ。
酒甫手さんの域には達していませんが
出汁で飲めるアテにはなりました。
冬の定番料理になりそうです。




あさりの茶碗蒸し2

この時はかなり卵黄を増やしています。
だいぶ納得のいく仕上がりになりました。
火入れ具合に改善の余地がありますが
出汁と卵の割合は最終形に近づいてきた気がします。



やっぱり料理は楽しいです。
「料理に打ち込むようになったきっかけは?」
とたびたび質問を受けます。
その答えは決まって

「どんな美味しいフランス料理も中華料理も懐石料理も
人間が作っているんだから、私にもできるはず、と思ったからです」

かなり傲慢かもしれませんが
自分にもできるかもしれない…
そう思ったって別におかしくはないですよね?
異様に早く走るとか絶対音感があるとか
驚異的な計算能力があるとか
特殊能力は別として。
よって中学の時に見よう見まねで
懐石料理を一通り作ってみたんです。
今考えたらとても人様にお出しできる代物ではございませんが
家族が喜ぶ顔を見渡して
料理って楽しいな、と思った次第です。
だから外食で美味しい料理と巡り会うと
なんとか自分のものにしたくなる…
それが私の原動力。
最近はもっぱら和の味覚ですけどね。


さて、夕食まで頑張りますかっ

徒然なる夕食

2017年03月14日 | 和食
ただいま香川の高松に向かう車中です。
明日、明後日と香川県内で朝からお仕事のため
本日前乗りします。




おにぎり朝弁当を食べ


岡山からマリンライナー乗車

快速マリンライナーは
1両目だけが指定席で2階建て。
何も知らず予約した私は1階席でした。
自由席より目線が低いとは…
何となく解せませんが我慢します。
新幹線の中で本日のノルマは終えたので
この時間はブログで小休止。

ここのところバタバタしており
ブログの更新が滞っておりました。
綴りたい食の備忘録は山ほどありますし
つぶやきたいこともありすぎて頭パンク気味。
ガス抜きしたい気持ちを抑え
お仕事に専念していた次第です。
遊びで忙しいのもありますが^^;


あと20分強で高松に到着するので
ささっと書けるもの一稿。
ある日の晩ご飯です。
家で缶詰状態になっており
鬱憤を晴らすため
しばしキッチンに張り付きました。



一本釣りうるめいわしのお造り

なんと、昨年初夏に取材させていただいた
土佐の一本釣りうるめいわしが我が故郷に。
丸魚なら100円、お造りに仕立てて150円。
当然私は前者を選択します。
3尾購入して早速お造りにしました。
夏の方が脂がのっていますが
冬のうるめいわしも味は乗ってて美味。
6時間お手洗い我慢大会を思い出しながら
熱燗とともにいただきました^^
青魚ラブ。


ほうれん草のおひたし

なんて事はない1品ですが
乗っているのは伊予鯖節。
これがいい仕事するんです。
ほうたれイワシ節も絶品でしたが
鯖節も上品で絶品。
お取り寄せできるかしら?



椎茸の肉詰め

原木の椎茸に
豚肉と海老と生姜を叩いたタネを乗せて。
具と椎茸が分離してしまいました^^;
衣をつけて揚げるのが一番まとまりあるかも。
反省点は多々有りますが
味は非常に美味しいです。
辛子酢醤油で食べるのが私流。



茶碗蒸し

最近ブームです。
少しずつ卵液と蒸し温度&時間を調整中。
先日吉いさんのフグ尽くしでいただいた
黄身感の強い卵液が目標です。




角煮

角煮と言っても煮てません。
蒸しています。
京都の割烹でアルバイトしている時に
板さんから教えて貰った手法を踏襲。
1晩煮汁につけた半熟卵がたまりません。









今年初の豆ご飯

母が大好きだったので
遺影に少しお供えして^^


料理は心のサプリメントです。

さて、もうすぐ高松到着。
うどん屋巡り3軒目標。
行けるかな?^^;