おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

瀬戸内ぐるっと周遊の旅/讃岐うどん巡礼其の一

2018年08月23日 | 旅(国内)
先ほどから窓外では
大雨と晴天が繰り返されております。
北上しつつある台風20号のせいで
大気が不安定になっているのでしょう。
瀬戸内あたりに上陸しそうな進路。
西日本豪雨の被災地に
これ以上試練を強いらないで欲しいものです。

その瀬戸内にゴールデンウィーク
色々とお世話になってまいりました。
行きたいところを点と点で結んでいったら
瀬戸内を大周遊する旅の計画に。
新幹線で岡山まで行きまして
レンタカーを借りて出発致します。



瀬戸大橋を渡って向かうのは



中村うどん

そう、うどん県です。
1軒目は前回訪れて気に入った「中村うどん」。
今や飛ぶ鳥を落とす勢いの
一福さんが修業したお店です。



冷やかけ小

この先があるので小で。
今回はモタつかずにオーダーできました^^;
お店お店で流儀があるので
周りを見回しながら倣うのが常。
細マッチョな麺にいりこのクリアな出汁。
あっという間に食べ終えてしまい
中にすれば良かったと後悔…


この後、丸亀の「なかむらうどん」に行ったところ
まさかの玉切れで早々に閉店。
まだ1時も回っていなかったと思います。
前回はど平日に訪れたのでガランガランでしたが
さすがゴールデンウィークですね。
考えが甘かった。


ということで、別のお店へ急行。



え?お店どこ?

グーグル先生に導かれて案内終了した先がここ。
え?お店ないじゃん…
と思ったらこのビニールハウスがお店でした。
善通寺市にある「岸井うどん」です。



口頭でオーダーします

が…おばちゃん聞いてるのか聞いてないのか
オーダー間違えるは出る順番グチャグチャだわ
ちゃんと監視していないと
いつまで経ってもうどんに有り付けなさそう…
ようやく順番が回ってきたけれど
やっぱり内容間違ってた^^;
店構えもシステムもカオス。



しょうゆかけうどん小

出汁に一抹の不安を抱いたのでコレに。
しかし醤油もアレだった^^;
うどんは茹でたてで歯を押し返す弾力があり
包丁手切りのバラバラ感がいい感じ。
なかなか美味でございました。
ご主人もオーダーを聞いているのか聞いていないのか
釜の中にじゃんじゃんうどんを投入していたけれど
どうやって管理しているのだろう。謎(笑)。
訪れたのは5月だからエアコンなしで過ごせたけれど
真夏になったらどうするんだろう。謎(笑)。



うどん山下

ぶっかけうどん発祥の店と呼ばれる
「うどん山下」にお邪魔しました。
こちらも大盛況でしたよ。



冷やしうどん中

想像していたものと違うものが出てきた…
「かけうどん」「冷やしうどん」と
お品書きが並んでいたので冷やかけかと思いきやコレ。
その横に「ざるうどん」もあったけど
ざるに入っているか水張った丼に入っているかの僅差だよね。
そして汁甘め。ぶっかけにすべきであった。

色々勉強になりました。
この日の巡礼は3軒で終了!



節をたくさん買い込みまして


大好きなあのお店へ急ぎます。



続く…

初夏の「吉い」を愛でる

2018年08月20日 | お出かけ
日本列島に台風が二つも近づいております。
そのせいか先日までの爽やかな空気が一転し
ジメジメした重い空気が立ち込めていますね。
暴風雨によって秋の収穫を目前に控えた
水稲たちに影響がないことを祈ります。
ご飯・酒・味噌・酢・糠などなど
お米に人一倍お世話になっている
私めの切なる願いでございます・・・




さて、またまた遡ってGWのお話です。
名古屋随一の日本料理店である
「吉い」さんのプラチナシートを
お友達のG君からシェアしていただきました。
こちらへのお誘いはよっぽどの理由がない限り
何が何でも断りません。たとえ金欠でも(笑)
おっと、こんな言い方をすると誤解を招きますね。
他のお誘いもやんごとなき理由がなければ
お断りしませんので悪しからず^^;




尾鷲のウニのどんぶり仕立て

いきなり丼の登場です。
クリーミーでほのかに磯の香が立ち上る
尾鷲のウニをすし飯の上にたっぷりと。
上質なウニにしか表現できない
上品な甘さと香りが広がり
特長的な余韻が舌上にリフレインします。
ミョウバン入りのウニとは似て非なる味わい。
のっけからハートを鷲掴みにされました。



岸和田の筍

これ以上引き算の仕様が無い調理法。
雑味とは無縁のクリアな出汁で炊いてあります。
素材の真っ向勝負で木の芽もワカメも不在。
されど孤高の筍様に過不足など感じません。美味!



紀伊長島の蛤潮汁

蛤を食べちゃった後の祭り…ではございません。
蛤のエキスをストレートに感じられる潮汁です。
ひと口啜って目を瞑れば
コハク酸とアミノ酸が手を取り合って
お口の中でフォークダンスを始める姿が思い浮かぶ…
そんなスットコドッコイな妄想が膨らむほど美味。






潮汁から引き上げられた蛤は
薄い出汁を張った鉢に盛られて登場。
潮汁に出汁を持って行かれたと思いきや
甘さと旨味はしっかり残っており、
箸でプニプニすると
トランポリンのように押し返す弾力が
鮮度を物語っております。
ラッコかmieか、と巷で引き合いに出されるほど(誰もしない)
貝類に目がない私め、
あまりの美味しさに号泣寸前です。



勝浦の金目鯛塩焼き

じっくりと遠火で焼かれた金目鯛は
皮目はパリッ、中心部は真綿のようにフワッフワ。
なんならでこの中で熟睡したいほど。
金目鯛のポテンシャルを存分に引き出した調理法です。
もう煮付けとかいらん。



鳥貝とうるい

鳥貝キターーーーーッ!
ラッコかmieか、と巷で……クドイ。
貝の中で一番好きな鳥貝!
あ〜浅利も蛤も捨てがたい、牡蠣も。
ランキングは置いておきまして
鳥貝を愛してやまない私垂涎の一皿です。
特大肉厚で味わいも繊細。
もう言葉はいらない(表現放棄)。




牛肉と湯葉

出汁に牛肉を潜らせて霜降りにし
湯葉と合わせてあります。
霜降りの牛肉に食指が動かないたちですが
大変優しいお味で好印象でした。



万願寺唐辛子と蛍烏賊のご飯

吉いさんのご飯もの
毎回大きな期待をしてしまいます。
そして毎回期待を裏切りません。
炒めた万願寺唐辛子の甘みと
ゲソからワタまで余すところなく使う
蛍烏賊の旨味をご飯がしっかり受け止めます。
これぞ飲めるご飯。
もちろんお代わりいたしました。



黒蜜の寒天

優しい味わいにほっこり。
美味なる宴の終焉にしょんぼり。
なんなら今すぐリピートしたい気持ち。


この度も心から楽しませていただきました。
お誘いくださったG君、ありがとう!
外食する中で最も優先順位が低いのが和食。
我が家では出汁に使う節や昆布、調味料、お米などなど、
エンゲル係数完全無視で使用しているものですから
そこそこ美味しい和食を作る自信があります。
しかし、吉いさんの足元には遠く及びません。
対価を喜んでお支払いしたい貴重なお店。
欠員が出た、貸切に人数足りない等
どんな理由であれ快くお受けいたしますので
お誘いお待ちしておりま〜す。
いつも他力本願でスミマセン。


淑女会Vol.19・卯月の章/醸しメシかもし酒糀や

2018年08月18日 | 淑女会
お盆が終わった途端
急に秋めいてきましたね。
幼い頃のお盆の過ごし方は
8月15日の終戦記念日あたりに
親戚一同がホテルや旅館に集まり
大人はドンチャン騒ぎと麻雀
子供達は海水浴やトランプに興じ
翌日8月16日は私の母の誕生日を祝う
といった感じでした。
キャッキャと遊んでいた従兄弟たちも
今や50、40代のおっさんおばさん(笑)
月日が経つのはおそろしく速いものです。
夏生まれは暑さに強いと言いますが
うちの母は大の苦手。
私と同じで暑がりの大汗かきです。
母と同様、私が旅立つのも
残暑厳しい時期でしょう。
そう確信するほど夏が嫌い。
秋の気配を感じ
心底喜んでいる今日この頃です。


さて、またまたタイムスリップし
4月の淑女会の備忘録。
備忘録といいながらも
先ほど写真を整理していて
「この料理なんだっけ?」
と忘却しておりまして
もはや備忘録にもなり得ません。
1章でも欠けると気持ち悪いので
とりあえず書き残しておきます(笑)


この日は柳橋界隈をハシゴ酒という
テーマを設けてまずはここへ。



鉄板ビストロ 小島

取材させていたたいて以来の訪店です。(記事はこちら



白ほのか

3品ほどオーダーしましたが
まともに写真が撮れてません。
1軒目だというのに
先が思いやられます。
どの料理もがっちり塩が効いて
ビールが間違いなく進む味付けです(笑)



醸しメシかもし酒糀や

2軒目はこちら。
取材を含めて訪問3回目にし
ようやく入れました。(記事はこちら
発酵をテーマに掲げ
全てのメニューに発酵食品が使われております。




乾杯!

Yマーケットブルワリーの生で。
タップが一つなので
樽が変わることに銘柄が変わります。



お通しのお豆腐



ブリのなめろう

お店の看板メニューで
お魚は季節で変わります。
何が入っているかは記事をお読みくださ〜い。
横着してスミマセン…



発酵ポテトサラダ

これもマストな一品ですよ。
何が入っているかは記事をお読みくださ〜い。
横着してスミマセン…PART2。



筍の味噌田楽

穂先の柔らかいところを田楽で。
季節によってメニューも変わっていきます。
グループ店ではありますが
メニューが固定しちゃうことはなく
四季に応じた変化があるのも魅力ですね。



ワインにシフト



フライドポテト

ソースのマヨネーズは自家製で
ヨーグルトか何かが入っていたのかな?



串物2品

発酵焼き鳥と発酵つくね。
塩麹で漬けてあったと思います。



蓮根の何か

どう発酵と絡んでるんだろう…
とうとう記憶がまどろみに飲み込まれ始めました。





そんなん見ればわかるわーっ!
とか言わないでください。
煮込みです。それも見ればわかりますね。
詳細は全然覚えておりませんが
美味しかったのは覚えております。

どれも手間暇かけたお料理で
食べ疲れしない味付けが好印象。
発酵食品のお世話になりっぱなしな日本人が
改めてバクテリアの働きに驚きを覚え
感謝の意を表するのに
うってつけなお店だと思います。
飲みながら腸内環境整いますよ。きっと。
我々みたいに飲み過ぎたら
発酵食品の善玉菌もお手上げでしょうけど(笑)



3軒目へ移動

3軒目は「馳走和譲すぎ」さん。
シメの炭水化物をおねだりにいきました。
脈絡も予約もなくお邪魔しましたので
お席が空くまでしばし外で待機。
いつも「突撃となりのばんごはん」
みたいな登場の仕方でごめんなさい^^;
お通しをいただいて早速炭水化物へ。




カレー!

すぎさんと言えばカレー。嘘です。
コースがメインです。
ゴールデンタイムが終了したら
アラカルトにも応じてくれます。
ちゃんとコースを召し上がってくださいね。
私たちの不躾な要望にお応えいただいてのカレーです。



今回はタイカレー風でした

スパイスとココナッツミルクが効いて
サラサラお茶漬けのようにいけちゃいます。



花山椒とホタルイカのパスタ

これがもう美味しいのなんの!
と目を輝かせていると
薹が立ったシンデレラは帰宅時間。
わかっちゃいるけど口卑しい私め、
ざるそばの様に猛然とパスタを啜り
すぎさんを後にしたのでした。


食べて飲んで笑ってまどろみ
19回目の淑女会もつつがなく終えられました。
つつがないの使い方に
いささかの違和感を禁じ得ませんが
まあ良しとしましょう。してください。
リアルタイムでは来月で23回目。
もうすぐ2周年を迎えます!
1月も欠かすことなく続けている
私たちの持久力?執念?
なかなか凄いではありませんか。


終わり。

私的アンガーマネジメント

2018年08月17日 | つぶやき
お久しぶりです。
お盆休みが終わってしまった方
今週末まで続く方
そもそも皆無で頑張っている方
それぞれお疲れ様でございます。
私は昨日まで福岡→熊本→佐賀の旅に出ておりまして
本日より通常運転に戻っております。
旅の話はおいおいお伝えするとして
今夜は徒然なる話題にお付き合いくださいませ。


昨日23時ごろに帰宅し
夜食の準備やら片付けをしまして
早朝から仕事をしないと間に合わないため
睡眠時間は4時間ほどでした。
8時間必要な私的には少々辛し。
今日も名古屋で取材があり
心身ともに少々疲れていたんだと思います。
そうは言ってもこの4日間、
ご飯作りを他人様(飲食店様)にお任せし
ラクさせていただいた身ゆえ
今日の夕食ぐらいは自分で作ろうと
取材から帰って座る間も無くご飯作り。
ようやく腰を落ち着けられる!と
食卓に皿を並べて安堵していると
家人が私の蔵書に目を向けるではありませんか。

ん?と思われると思いますので説明します。

我が家のダイニングテーブル横に
天井まで届くほどの本棚がございまして
私が30年間かけて収集してきた料理本が収めてあります。



こんな感じ

写真の中心部のエリアを
家人が凝視しているので
先日同行したビストロに感動し
ビストロ料理ってどんな感じ?と
興味を持ったかと思ってニンマリしていたら
おもむろに抜き取って
メイン料理のお皿の下に敷こうとするではありませんか。



ちょーーーー、ちょちょちょっ!
ちょっと!ちょっと待って!!!!



慌てて阻止する私め。
心拍数が10は上がりました・・・
テーブルの高さがちょっと低めなので
私の大切な本で高さを調節しようと思ったんですと。
電話帳レベルの認識だったとか。


「これは私が大切にしている本なんだよ」
「普段は読まないけど宝物なんだよ」


ふつふつ煮えたぎる怒りを抑え
事実だけを訴えました。
びっくりするわ。
でも、それ以上は言わないよう
まずは沈黙。


ここで私の持論を展開します。
腹が立っても感情に任せて言葉を放ってはいけない。
まずは無条件に30分待て。
30分待っても腹が立ったら
理論立てて相手になぜ腹が立つか説明しよ。
翌日になっても説明がまとまらないなら一生言うな。


以上。
今日も30分待って
下記の結論が見えてきました。


・蔵書がそこまで大事と説明が行き届いていたかどうか私的に自信なし。
・相手には全く悪気はない。
・相手は謝っている。
・私にとって大切なものだと十分に説明したから今後はないだろう。


感情に任せて怒り散らさなくてよかった。


時には怒ることも必要かもしれませんが
私はもう怒り爆発卒業チームでいいかな^^

その辺で怒り狂っている私を目の当たりにし
あの時あんなこと言ってたじゃん!
て言わないでくださいね。
人の気持ちはミズモノですから^^

つれづれ酷暑ご飯

2018年08月09日 | 和食
暑い、暑すぎる・・・
昨日はお寺さんにお盆供養で出向き
駐車場からお寺までの徒歩で
行き倒れそうになりました。
車出発時→車降車時→外気→屋内の温度差が堪えます。
犬のように舌を出して歩いてました(←アホづら)。

こんなに暑くてクラクラするのに
全く食欲が落ちないのは何故でしょう?
大して動かないにも関わらず。
食欲に取り憑かれた私め、
忙しい忙しいと言いながらも
朝昼夕食の支度には余念がございません。
ここ最近作ったものを一挙効果致します。


もろこし豆腐

なんとなく作ってみたくなって。
トウモロコシはフープロで潰すだけでなく
しっかり裏ごしすることが大切。
ゼラチンではなく葛でまとめております。
トウモロコシ愛はさほど強くないですけど
こうして甘さを上品に活かすのは好き。



豚の角煮

煮るのではなく蒸して。
大学時代にアルバイトしていた
割烹の大将直伝のレシピです。
蒸す方が赤身が硬くならず歯ざわりがいい。
20年以上踏襲しております。



水菜と蒸し鶏の梅肉和え

暑い日の前菜にぴったりな一品。
この夏のリーピート率高し。



大根と干しエビの海老醤炒め

大根を瀬戸内の干しエビと炒めて
山形の海老魚醤で味付けしています。
ラストに花椒でアクセント。



もち鰹のヅケ

前日に余ったもち鰹をヅケで。
日本酒の熱燗が進むこと進むこと。



海老と大葉と餅の春巻き

そのまんまの材料ですが
ビールのおつまみにぴったりな一品。



冷や汁

とうとう作ってしまった冷や汁。
熱いお味噌汁で滝汗を流す時期になると
しぶしぶ作り始めます。
本当は熱い方が目が冷めるんですけど
その後の体温調整を考えると
こちらに逃げてしまいがち。
美味しいんですけどね(^_^;)



蒸しナスのひき肉ソース

大量のナスをいただいたので
大量消費のために作りました。




蒸し鶏の胡麻ソース

叩きキュウリとともに。
蒸し鶏はしっとりと仕上がっています。



中華ちまき



中身

具は家にある乾物と
前日に残った枝豆で。
もち米料理、大好き!



カレイの中華蒸し

香味野菜とともに蒸しあげたのち
魚醤と中国醤油のタレをかけて
ラストに熱した太白ごま油をかけて。
煮魚よりも好きな食べ方です。



海老ワンタン

ワンタン大好き〜
説明になってない…



翌朝は中華粥

鶏出汁で炊いたお粥に
ピータン、揚げネギ、
ザーサイなどをトッピング。
二日酔いや寝坊で
ご飯を炊く余裕がない日のお助けメニュー。
ピータンは保存がきくので常備しています。


と、こんな日々を過ごしておりました。
飽きっぽいのに料理だけは唯一続けられる行為。
作ること自体だけが楽しいのではなく
どこかで食べた料理を再現するワクワク感や
もちろん食べる楽しみも外せません。
こうしてひけらかす楽しみも大きいかな(笑)
今日も何を作ろうか思案中。
その前に執筆してから
名古屋で取材しなきゃいかん!
そろそろ真面目に仕事します。。。。


潮干狩りアフターはA trois temps

2018年08月02日 | お出かけ
暑いですね〜
取材が立て込んでおり
車中・外気・店内の温度差にやられております。
8月末発行の媒体特集に向けて
夏バテに効くお料理を取材しているのですが
発行する前に自分がバテそうです^^;
皆様もお気をつけあそばせ。

さてさて毎年恒例の
潮干狩りにタイムスリップ致しましょう。


鯉のぼりがはためいている

そう、あれは3月ラストの週末でした。
絶好の潮干狩り日和で
小中山は過去最高の混雑具合。
他のスポットが大不漁だからか
伊良湖岬の先端まで
足を伸ばす方が増えているみたい。
かくいう私の友人も
西三河と尾張から駆けつけてくれました^^



身を乗り出してやる気満々なお2人さん(笑)



とったどーっ!

なんとか規定量に到達しましたけど
数年前はこんなもんじゃなかった。
砂に手を入れれば
ハマグリ級のアサリがザックザクだったのに
目を皿のように、手を触手のように働かせなければ
簡単には採らせてもらえません。
河川や海の環境が変化しているのかしら・・・
ラッコといい勝負なぐらい
貝を愛してやまない私にとっては
非常に深刻な問題です。


漁が終了してはいサヨナラでは
東三河くんだりまで来ていただいて申し訳ない。
ということで大好きなお店へ
友人2家族をエスコートしました。



その前に水分補給

藤川酒店さんの店前で失礼^^;


晩餐の舞台は「A trois temps(アトワタン)」。
カジュアルな雰囲気とお値段でありながら
本格的なフレンチが楽しめるお店です。
オーナーシェフの山田さんが腕をふるうお料理は
いつもサプライズをこれでもかと届けてくれます。
今回はお子様もいるので
大皿取り分けスタイルにしてもらいました。



アミューズ

のっけからハートを鷲掴みにして来ます。
見た目がキュートなだけでなくお味が素晴らしい。



手長えびの赤ちゃん

理由は忘れましたが
私用に作ってくださいました。
一つだけ味が違ったのかな?
唸る美味しさだったのを覚えています。




サーモンのパイ包み

甲殻類のソースをたらり垂らして。



断面

手のかけ方が半端ない。
そして凝縮されたお味がたまらない。



カリフラワーのスープ仕立て

これには一同唸り声。
素材選びにも余念がない山田シェフ。
素材のポテンシャルをあます所なく引き出す
センスとテクニックが光ります。
美味しいかったなぁ。




魚料理

サワラのグリルだったかな?
火入れ加減が絶妙です。
身が割れやすいサワラをしっとり焼成。
炙りに近い仕上がりでした。







チキンの料理三変化

それぞれの部位を
ふさわしい調理法で提供してくれます。
中にはアサリを組み合わせたものもありました。
山と海の幸をコラボさせる
山田シェフの真骨頂ですね。
付け合わせの野菜がいちいち美味しいのも
アトワタンならではです。



平貝のパスタ

フレンチですがパスタも得意な山田シェフ。
年に一度居酒屋企画をされるんですけど
その時のパスタが美味しいのなんの。
こちらも貝の旨味がショートパスタに移り
フォークの動きが止まりませんでした。



雲竜豚のロースト

スチコン等を使わず
手間と時間をたっぷり使ってロースト。
タンパク質が凝固しきる前の
ギリギリの温度を狙っています。
肉の旨味とジューシー感がたまりません。

えーーと…これで1人3,500円!
値段を公表するのも申し訳ないほどリーズナブル。
これ以上のコストパフォーマンスの良さを
未だかつて経験したことがありません。
しかもファーストドリンク付きですよ!
一刻も早く値上げしてくださいと
声を大にして訴えたい。
倍とっていただいても納得&満足な内容です。



同行してくれた大盛ちゃん一家も
caieさん親子も大満足してくれて
エスコートした甲斐がありました。
私はお店を予約しただけですけどね^^;


山田シェフ、ご馳走様です!

アトワタン


片田舎の町ではございますが
心から満足できるお店がチラホラあり
私は大変幸せでございます。
と、潮干狩りの無理な姿勢で
痛くなった腰をさすりながら思うのでした。


小中山潮干狩り部のみなさん、
来年もまた潮干狩り&アフター楽しもうね!

夏休みだョ!山形集合/3日目「タケダワイナリー〜帰路へ」

2018年08月01日 | 旅(国内)
楽しいひと時は
どうしてああも早く過ぎ去るのでしょう。
Yちゃんに夜更かしを嗜められながらも
「人生思うようにいかないよね〜」
的な話に花を咲かせていた酔っ払い3人。
長老のKちゃんはその様子を隠し撮りしながら
一足お先に夢の国へと旅立ちました。
ありったけのワインも全て飲み切り
気がついたら右にはY子ちゃん親子が
シンクロ姿勢でスヤスヤ眠っており
左には一足お先に目覚めたKちゃんが鎮座。
私はといえば目が覚めたはいいものの
前夜の深酒と夜更かしがたたって
なかなか起き上がれません。
またまたビリビリと体を布団から引き剥がし
シャワールームで身体を清めてなんとか覚醒。
そうこうしているうちに
大盛ちゃんもゾンビのように起き上がってきました(笑)
全員揃ったところで…



「こめやかた」のK!

ゲストハウス「こめやかた」の女将に促され
まどろんだ体にカツを入れてポージング。
体幹に問題アリな人、約1名(笑)


日本ワインのスペシャリストである
Kちゃんとはここでお別れのはずだったのですが
前夜の会議でワイナリー見学に便乗する提案が採決され
わちゃわちゃみんなでついていくことに。



タケダワイナリー到着

「蔵王スターワイン」で知られる醸造場ですが
諸事情あってこの名前は使用されなくなるそう。
なんだか寂しいですね。



熟成庫見学

ひんやりして気持ちがいいです。



試飲コーナー

迎え酒…じゃなくて試飲をします。
サンスフル白が気に入りましたが
運搬中に暴発する危険性大なので
危険を避けてシードルを購入しました。
地域思いで大変面目な作り手さん、
日本ワイン界を牽引する存在として
これからも頑張ってくださいませ。


ここで寸劇「あいのり」はフィナーレに。
私に帰国を断られたKちゃんは
トボトボと葡萄畑に沿って歩き出し
ラブワゴンに別れを告げましたとさ・・・
とまぁ、グダグダな動画が撮れました(笑)
実際にKちゃんとはここでお別れ。
次のワイナリー見学に旅立ちました。
いい収穫があったら
次の日本ワインとパンの会に還元してくださいよ〜。



めかぶ塩中華

無化調ラーメンの「つるつるかめや」にて。
ここも高加水のチリチリ麺でした。
胃の調子が良い時は問題ないと思うのですが
暴飲暴食の果てで胃の動きがストップした状態に
多用したごま油がかなりきつかった^^;
ニュートラルな状態で普通のラーメンを食べてみたい。


この後、高畠駅の駅舎に併設された
温泉施設で汗を流してお酒を抜き(笑)
個室を借りてしばし爆睡。
ここからの長い長い道のりを控えた
運転手の2人には特に爆睡していただきました。
Y子ちゃん、お子様達の相手を任せてごめんね〜
あの時私は廃人の一歩手前だった…

全ての行程が終わりまして
後ろ髪をぐいぐい引かれながら帰路につきます。
車中で生ハムとビールを楽しむY子ちゃんを横目に
「サンドイッチマン」のお笑いライブDVDを見て
せっせと胃腸のリハビリを図る私め。
行き帰り合わせ、何度繰り返し見たことでしょう。
そして何度も同じところで爆笑する(笑)
表情筋と腹筋を駆使したおかげで
陽が沈む頃にはガラリと好調になり
「おコメが食べたい」「おにぎり食べたい」
とブツブツ呟き続けておりました。
ようやくありつけたのは
やる気あるんかーい!と突っ込みたくなるほど
売り切れ続出のサービスエリアのカフェテリアで
白ご飯と納豆(笑)
Yちゃんに干し梅もらってホクホク^^
やっぱりお米がないと生きていけない。
大盛家に着いたのは0時近くぐらいだったかな?
体に活力を注入して俄然元気になり
豊橋まで安全運転で帰宅しました。


大盛ちゃん、Yちゃん、
長時間・長距離の運転、本当にお疲れ様でした!
すっかり甘えてしまい、申し訳ないと思いつつ
行動が伴ってなくてごめんよ〜
このご恩はなんらかの形でお返しします。
本当にありがとう!

車が走り出すや否や
「居酒屋ラブワゴン」を
共に楽しんでくれたY子ちゃん
思い出に残るひと時をありがとう!
王子様とシンクロしてる寝姿が可愛かった♪
また一緒に旅しよう!


長老のKちゃん、一緒に帰れなくてゴメン…
岩塩なめて熱中症に気をつけてね〜
以上!


てなことで、笑いと美味しいものに彩られた
「夏休みだョ!山形集合」は大団円を迎えました。
子供達もいい表情で過ごしていたので何よりです^^
わがままな大人達に付き合った時間も
きっといい思い出といい経験になったはず。
そういうことにしておこう(笑)
ひとり旅も大好きですが
大勢での珍道中も楽しいものです。
子供達が嫌がってついてこなくなるまで
テーマを決めてまたどこかへ旅しよう!


夏休みだョ!山形集合 〜完〜