おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

タイミールスを食べる会

2013年09月29日 | イベント
お友達のかずくんが招待してくれた
本郷のカルナータカーさん特製の
タイミールスを食べる会に出席しました。




カルナータカーさん

総勢12人でお二階を貸し切ってスタート。




本日の設計図(スタッフさん曰く)

盛りだくさんですね~。欄外記入もあり^^




どん!




ホレ!




どうだ!

給食を彷彿させる大鍋で汁もの系到着。




シンハーで乾杯~♪




海老のヤム

ヤムとはタイ語で混ぜるという意味。
海老は才巻海老かな?生です。
ビーツ、胡瓜、パイナップルとライムのソースで。
南国らしいサラダですね。



春雨のヤム

春雨、カシューナッツ、紫キャベツ、セロリを
生姜やチリの効いたソースで和えたもの。
上に乗ってるのはミミガーかな?




揚げたピータン

ピータンって中国語圏の食べ物だと思ってたけど
タイの人も甘辛いタレをつけて食べるみたい。
揚げるのはちょっと微妙でした^^;




砂肝のナンプラー煮

シンプルで美味しいです。
ビールのおつまみにもってこい。
しこの露でもいい感じだわ。




ソムタム・プー

青パパイヤと人参のサラダ「ソムタム」に
塩漬けのかに肉(殻もw)がはいっているのが
ソムタムプー。
美味しいのですが
時折ゲリラ的に襲撃してくる
青唐辛子系の辛さがハンパでない(汗)。
目の下に汗の池ができました。




ゲーン・チュー・ファク
冬瓜と豚軟骨のスープです。
飾られているのは茹でた食用菊。
もって菊の小さいのみたい。
ソムタムプーの辛さを和らげてくれる
とっても優しいお味。




ノーマイドンとフクロタケ、もやしの炒め物

メンマ?もやし?の融合的香りが
ラーメン屋さんを思わせるから不思議。
どうやらその香りの由来はノーマイドン。
筍の塩漬けらしく、
タイ料理ではポピュラーな食材なんだとか。
塩漬け中に発酵しているのでしょうね。
結構強烈な香りを放ってました。




ケーン・トム・ソム・プラー

白身魚の酸っぱいスープです。
白身魚は今回もナマズ君。
少々臭うのでパクチーを盛りました(笑)
酸味はタマリンド由来だそうです。
金針菜とキャベツで素朴な味わい。




手羽先の唐揚げ

これは名古屋でもお馴染みな感じでした。




最後に完成形(手羽先を除く)


個別写真を撮り忘れたものが二つ^^;




ケーン・キョワーン・ガイ(写真再登場)

自家製グリーンカレーです。
これが一番美味しかったのに…
集合写真では右上端。
鶏肉と丸いタイ茄子が入っていて
青唐辛子がピリリどころか
ヒリヒリに効いてます。
でも食べるうちに慣れてきて
ジャスミンライスがすすむクン♪
二回おかわりしちゃいました。


あと撮ってないのは

素麺南瓜と木耳とヤナン菜煮

集合写真では左上端の料理。
雑木林に生える広葉樹のヤナンの葉を
柔らかく煮てペースト状にし
香りや色づけに使うみたい。
イサーン料理(タイ東北部)で多用し
本来は筍と合わせるそうです。
葉っぱが見当たらない、と思ったら
そう言うことだったのね。
香りは…覚えていません…



異国情緒溢れるお料理に出会い
気分が高揚してしまい
またゲラ子になっちゃいました。
笑わせてくれる人が多くて困る^^;


タイ料理、美味しかったです!
かずくん、ありがとう^^
マスター、ご馳走様でした♪



※ちなみにこのメニューは特別仕様です。
本来は南インド料理屋さんなので…悪しからず。



カルナータカー


質素倹約ごはん・タイ篇

2013年09月27日 | エスニック
新たなお仕事がスタートし
戸惑うことばかりで
いろいろと余裕が無く
加えてお財布にも北風が吹いているので
しばらく質素なご飯に徹します。
そうは言ってもご飯は活力の源。
心が貧しくなるような内容では
日々の生活がカサカサに乾いてしまいます。
ついでにお肌も(笑)
なので、私の知識の引き出しを全開しまして
あらゆる技術で美味しくしてみせましょう。



海南鶏飯

鶏胸肉が特売の上に2割引。
調理法を誤ると味気なくなってしまう部位ですが
きちんと手段を選べば美味しく頂けます。
塊のまま塩して半日おきまして
調理する前には常温に置いておきます。
鶏肉がすっぽり被るぐらいの水を鍋に張りまして
鶏肉と白ネギの青い部分と生姜のスライスを入れ
フツフツと沸騰するまでは中火、
沸いたら弱火で10分程火を入れまして
火を止めたら蓋をして冷めるまで放置。
鶏ハムの簡易バージョンです。

冷めたスープでジャスミンライスを炊きます。
その時塩加減を見て弱いようなら添加。
ライムリーフと黒胡椒の粒も入れて炊き上げます。

お皿にご飯とサラダを盛りまして
鶏ハムのスライスとおまけで目玉焼きもトッピング。
パクチーも大量にあしらいましょう。
ちなみにパクチーは半額だったので買いました。
定価だったら買ってない。だって今高いもん…

ヌクチャムとスウィートチリでいただきます。
ちなみに両方とも自家製。
ヌクチャムはヌクマムを切らしていたから
しこの露を代用してます。原料一緒だから問題無し。

質素な材料ですがそう見えないなら成功。
ちなみに美味しかったです^^




素麺南瓜のパッタイ風

産直で1玉100円で購入した素麺南瓜。
幅広ビーフンのセンレックに見立ててます。
味付けはしこの露や朝天辣油など。
余り野菜や厚揚げでボリュームアップ。
やりくり料理です^^;


その他、冬瓜のスープを作りましたが
写真を撮り忘れました。




別の日のご飯。


鴨と米茄子

鴨ロースが半額でした。
半額でも鶏肉よりお高いので
買おうかどうか迷って買ってしまった…
塩して常温に置きまして
フライパンを使って焼成します。
ゴクゴク弱火で時々休ませて。
中心温度が60度になったら
ホイルで包んで血を落ち着かせます。

フライパンに残った鴨の脂で
米茄子に火が通るまでじっくり焼きます。
焼き上がったら鴨のスライスを載せ
麺つゆ用の返しを出汁で割り
葛粉でトロミをつけて掛けてできあがり。
白髪葱を天盛りにしてあしらいます。

鴨と鴨の脂を吸った米茄子が旨し。
ちなみに米茄子は産直で2個100円。




素麺南瓜のチャンプルー

素麺南瓜料理パート2。
ソーミンチャンプルーをイメージ。
ただ炒め合わせただけですが
チャンプルーとはそもそもそういう料理。



タイやベトナム、純和風、琉球料理など
あらゆる料理の知識を総動員。
しばらくこうやって楽しみながら節約します。


さ、仕事しよっ。

天然茸と蛇瓜でイタリアン

2013年09月24日 | イタリアン
先日、奥三河で手に入れました有精卵と
お友達のcaieさんがお手持ちの天然茸を
少しずつトレードしましょう、
という話しがまとまり
caieさんが豊橋まで足を運んでくださいました。
本来なら私が出向いてランチでも楽しみたかったのですが
何ぶん〆切手前で手も足も出ない状態^^;
caieさん、ありがとうございます!



ヤマドリタケモドキとアンズタケのセミドライ




蛇瓜




少し遊んでみる(笑)

遊んでいる暇は無いのですが
遊び心が無いと頭が噴火しますんで^^;




鮪頬肉と蛇瓜のホットサラダ

蛇瓜は半分にスライスしてワタを取りまして
斜め切りして唐辛子とニンニクで炒めます。
鮪頬肉は塩してロースターで焼き上げます。



頬肉をほぐして蛇瓜のソテーと和え
レモン汁とバジルをあしらっていただきます。
淡白だけど苦みがある蛇瓜が
頬肉の脂を纏って非常に美味しいです。
魚系の脂や肝と相性が良さそうですね、蛇瓜。
南インド風にポリヤルでも美味しいそう。
ちなみに鮪頬肉は解体ショーのおこぼれ。
この量で100円はお買い得です^^




フンギとブカーティのカルボナーラ

いただいたヤマドリタケモドキをゆっくり戻しまして
戻し汁は少し煮詰めて味を凝縮させておきます。
石巻で購入した原木のしいたけと
お土産にいただいたショウゲンジ(茸)はスライスし
ヤマドリタケモドキと共にバターで炒め
卵黄2個と全卵1個、ペコリーノ・ロマーノで作った
カルボナーラ液に合わせます。あ、煮詰めた汁も。
茹で上ったブガーティを合わせて
フライパンの余熱でトロリとするまで火入れして出来上がり。
追いペコリーノと黒胡椒をあしらっていただきましょう。




美味し過ぎ…

香りのヤマドリタケモドキ(←もの凄い芳醇な香り!)
味の石巻原木しいたけ
歯ごたえのショウゲンジのコンビネーションで
五感を刺激するひと皿になりますよ。
しかも卵は奥三河の有精卵で
ブカーティはイル・パスタイオ・ディ・グラニャーノ。
もう、悶絶ものでした。



caieさん、ありがとうございまーす!

そして山海の幸に感謝!

来月の茸の会が楽しみだわ!
本も買ったし予習しなくちゃ♪


ツバメ食堂

2013年09月21日 | お出かけ
久々にツバメ食堂さんへ伺いました。
お店を開くならこれぐらいの規模がいいな~。
オーナーご夫妻、美男美女で素敵だな~。
…とメニュー決め前に店内とお二人を凝視。
自分を置き換えてみようと試みるが…想像できない^^;
やっぱり私は割烹着で小料理屋ね(笑)


そんな妄想は置いときまして本題に入ります。
メニューの構成が前回とは異なるみたいですね。
前回は定食メインだったけど
今はアラカルトとセットメニューが主体みたい。



お取り分けセットAにしました。

アラカルトでオーダーするよりお得かな?



バターナッツのヴィシソワーズ

バターナッツは南瓜の一種ですが
これはさっぱりとした甘さだし
冷たいので甘さの感じ方がやわらか。





ツバメサラダ

具沢山のおかずサラダです。
サラミ、ゆで卵と自家製マヨネーズ、
鮪のコンフィ、蒸し鶏、レンズ豆、牛蒡、
そして新鮮なサラダのコンビネーション。
この手のサラダはかなりの労力を要するので
家では敬遠しがちなメニューです。





パテ・ド・カンパーニュ

がっつり肉感があって美味しいです。
もう少し塩を効かせるか
岩塩を添えると良かったかな?
マスタードに頼らない点は好き。




カマスのハーブ焼

この日はガヤメバルとカマスから選べました。
お腹にはローズマリーが入っていましたが
お魚にローズマリーはちと強いかも。
とはいえ、カマスの鮮度と塩加減は抜群でした。
頭の固い部分以外は漏れなく完食。ネコ並。




自家製パン





ハンバーグ

表面に細挽きのパン粉をまぶしてあるのか
サクッとしていて食感がいいです。
つなぎに卵や牛乳、パン粉等を使ってないのか
フワフワ感は全くありません。
むしろそれが苦手な私にとっては好印象。
ただ、やはり塩が頼りないかな。
カンパーニュやハンバーグなど
ミンチしたお肉を使う料理って
塩加減が難しいですもんね。
もちろん好みの問題もありますが。




クレーム・カラメル

子供の頃の私なら
小躍りしているだろうサイズです。
野暮ったくない甘さでしかもかなり控え目なので
できればデザートをチーズに変えて欲しい私でも
半分以上食べることができました。



直球なビストロ料理と
美しいマダムの心地よい接客…
とても良いお店だと思います。
ご馳走様でした!


ツバメ食堂
豊橋市前田南町2-8-19
TEL:0532-55-4114
日曜・第三月曜定休

はつもの秋刀魚、他秋の幸。

2013年09月20日 | 和食
秋の気配を肌で感じるようになりましたね。
肌どころか身体全体で感じているせいか
食欲がとどまるところを知りません。
忙しくてジムへ行く時間も無くなりましたし。
天高く馬肥ゆる秋…
肥ゆるのは馬だけにして欲しいと思う今日この頃。


そんな秋の気配は鮮魚売り場でも感じられます。
その代表格はやはり、サ・ン・マ。
当て字としか思えない秋刀魚という表記からも
シーズン到来を待ち望む日本人のサンマ愛がうかがえます。
この表記は大正時代になってからだそうですけど…



秋刀魚塩焼き

今年は海水温が高かったため
南下するのがひと月近く遅かったそうです。
その為か初物なのに大ぶりで脂のってますよ。
晩夏の味覚・酢橘と冬の味覚・大根おろしの
中間でバトンパスをするような秋刀魚が
皿上で一堂に会したような組み合わせです。
美味しい。




秋刀魚ご飯

今年二回目の秋刀魚ご飯。
ウロコをとって塩して常温に置き
内臓を傷つけないように
背から肛門にかけて斜めに切り
強火のグリルで焼き目をつけて炊き込みます。
米は薄口醤油と酒で調味した昆布だしに浸水。
炊きあがってから骨を抜く作業が大変ですが
頭から尻尾まで炊き込んでこそ、旨いです。




美味しい^^


ここからは昨今のその他献立。



ローストポーク

即席で作ったけど美味しかったです。
中心部68度まで焼いて余熱で仕上げてます。




村のじゃがいものトリュファード

最高に美味しい!




茄子のそぼろ煮

秋茄子は皮が柔らかくて美味しいですね。




素麺南瓜と獅子唐炒め

余り物集結献立ですが
素麺南瓜がいい味出してます。
栗南瓜系は苦手だけど
素麺南瓜は別次元の食べ物だから好き。




茶豆枝豆

茶豆もシーズンに入りましたね。
茹で上りの香りがたまりません。
そろそろ丹波黒豆の枝豆も食べたいところ。




インゲンの胡麻生姜和え

村で食べたものを再現。
生姜、合いますわ。




八名丸のコロッケ

雑誌で里芋を取り上げることがありまして
どうせならと、新城まで八名丸を買いに行きました。
八名丸は新城が誇る里芋の品種でして
甘みと粘りと香りが強いのが特徴です。
ちょうど新芋が入ったところでラッキー。
蒸して潰したところに酒煎りした鶏胸ひき肉、
茶豆、炒めた玉葱などを混ぜ込み
半熟の茹で鶉卵を芯にして成形しています。



クリーミーで美味しいですよ。




平飼い有精卵

先日百間滝まで足を伸ばしまして
湧き水を汲んで参りました。
途中の道がエライことになってまして
肝がひえひえに冷えちゃいました。
その帰りに購入した有精卵です。
これはフランス品種の鶏さんの卵。




卵かけご飯

湧き水で土鍋炊きしたつや姫です。
まさにツヤツヤ^^
生卵をドバッとかけると黄身の味が薄れるし
ご飯のツヤツヤ感や粒感が失われるので
白身は焼いて、黄身は生のままでトッピング。
いいとこどりで美味しいですよ。
ご飯を見せたかったので白身は後で登壇。




ポーチドエッグサラダ

購入当日はこれで卵を堪能。


卵は農場前の自販機でも購入できますが
どうせ買うなら生産者の手から…
というのが私の方針なので
作業場に併設した直売所へ伺いました。
勝手が解らないので

「卵をいただきたいんですけど…」

と声を掛けたところ

「25個?60個?普通の?いいやつ?」

その後にそれぞれの値段を矢継ぎ早に…
60個って…店じゃないからそんなにいらない^^;
どうせならいい方を購入しようと思い、
25個入りのいいやつに。

「じゃ、600円」

とおば様がおっしゃるので
お釣りをワンコインで貰おうと1100円渡したところ

「だから、600円」

と突き返そうとなさいます。

「おつりが500円玉になると思って…」

と遠慮がちに伝えましたら
怪訝そうに受け取って100円玉5個くれました。
500円玉無かったのかな…^^;
清算が終わるとおば様はさささっと卵を詰めて
上記写真の梱包のまま「はいね」と手渡し。
え…めっちゃ無防備な姿…(汗)
帰りの山道はポンピングブレーキを駆使し
後部座席の卵ちゃんが大惨事に遭わないよう
細心の注意を払って運転しましたとさ。


長くなりましたが
秋の味覚特集、これにておしまい。


味ご露

2013年09月18日 | お出かけ
愛知県界隈のスタンプラリーに便乗しまして
名古屋に用があった際、こちらへお邪魔しました。



そば処 味ご露


そば処ですが目的はきしめん。
うどん圏に産まれました私は
元来小麦粉から作られるうどんが好きでした。
もっと言えばペラペラのきしめん。
私の生家は旧東海道沿いにありまして
豊橋でも老舗が軒を連ねる街。
きく宗さんや、丸よさんや、若松園さんや…
6月ともなれば毎日夜店が立ち並ぶ目抜き通りでした。
丁度真ん中に位置するのが老舗のうどん屋「篠島屋」。
そこのきしめん、「海老くずし」が大好物。
暖簾分けされたお弟子さんのお店に行くも
やはり本家の味が好きなわけです。

話しが逸れましたが、
私のきしめんは篠島屋さんのイメージ。
そのイメージを引きずりながら
味ご露さんの暖簾をくぐります。




海老おろしきしめん

シンプルにいこうと思いましたが
お腹が空いてて揚げ物トッピング。




一反もめん・・・


群馬のひもかわうどんに引けを取らない幅広さ。
しかもモッチモチでなかなか美味しいです。
きしめんの先入観を覆す弾力。


天ぷらとカツレツ系を同じ油で揚げているのか
油がやや焦げ臭く獣系の香りがしたので
揚げ物は無くて良かったかも。
今度訪れる際はざるでいかせてもらいます。

ご馳走様でした。



そば処 味ご露
名古屋市昭和区白金1-1-4
TEL/ 052-881-3564
営業時間/ 11:00-14:30 17:00-21:00
定休日/ 日曜日・第2土曜日

よかったら、コレもどうですか?の会

2013年09月17日 | イベント
前回の女子会で持ち上がった会話…
「開けるタイミングを失ったお酒って、あるよね」
そんなひと言で決まった今回の会。
私は若かりし頃に買ったはいいけど
完全に開けるタイミングを逃したワインを持参しました。




就職したての頃に
なけなしのお金で購入したワイン

薄給でいろいろ入り用だったので
正直、超貧乏でしたけれど
毎月無理してでも1本ずつ買いためようと
しばらく買い続けてきたワインの一部です。
買ったはいいけどセラーがあるわけでなく
実家の床下収納庫に預けた後に退去命令が出、
度重なる引っ越しで劣悪な環境下に置かれたという
何とも不遇なワインたち。申し訳ない…




シャトー・ジスクール1989/マルゴー

三級に格付けされたメドックはマルゴーの赤。
カベルネ・ソーヴィニヨン55%、メルロー40%、カベルネ・フラン5%。
安定したビンテージを誇るシャトーとしても有名です。




シャトー・スゥデュイロー1986/ソーテルヌ

世界三大貴腐ワインの一つ、ソーテルヌの白。
セミヨンの配合が高いのが特徴です。
これはセミヨン80%、ソーヴィニヨン・ブラン20%。
プルミエクリュの格付けではありますが
グランクリュのイケムと地続きという好立地。
どちらもバブル真っ盛りのビンテージです(笑)


さて、蘊蓄はこの辺にしまして…



かんぱーい♪




S子さんのテーブルコーディネイト、素敵^^


お料理の紹介へと移ります。
今回も料理好きの面々が集まっているので
妥協の無い品々が食卓を彩ります。




フライパンの上でバターが溶かされてる。
しかも半パウンドまるまる!
このバターの行方はいかに…



K子さんのバゲットに豚ヒレのローストが挟まれ
その上から焦がしバターをたら~りたっぷり。




焼成してできあがり




バゲットポーク

香りが官能的過ぎて、これは…




危険だわ。

バターを吸いまくっているはずなのに
脂っこさを感じさせないバゲットマジック。
食べた人にしか解らない美味しさです。
感動したっ!太ってもいいっ!





K子さんバゲット2種

粉の名前を忘れてしまいました^^;
扱いにくい、と言ってた方が美味しかったな。
いえ、どちらも美味しいんですけど
あえて好みを言うならば、です。




ぱぴぱん vs くまくる

師弟対決のバゲット食べ比べ。
くまくるさんの方が好みです^^
れじーさん、ありがとう!




Kさんの1年ものサワー種のパン

もっちりしてフルーツの配合も抜群!
赤ワインに合うから赤ワインが進んで仕方がない(笑)




Kさんのブリオッシュ

一般的なブリオッシュが好きではないという
Kさんが試行錯誤して創り上げたブリオッシュ。
だから創意工夫が活かされていて本当に美味しい。
しっとりしながらも卵の風味が生きているの。
私も敢えてブリオッシュに手を伸ばす方ではないし
裏切られてばかりだったから、
美味しさに驚きと喜びを覚えました^^




オリエンタルな茄子

台湾帰りのS子さん作。
ウェイシャンフンが効いていて
とってもオリエンタルなテイストです。
効かせたあじめこしょうもいい感じ。




チキンとエリンギの包み焼き

こちらもS子さん作。
八角が効いていてまたまたオリエンタル。
お肉もしっとりしてて
エキスを吸ったエリンギが美味しいの。





パクチーメガ盛りカレー

Kさん作のカレー。
スパイスが効いて旨味が凝縮されたカレーに
メンバー全員とも目がないパクチーメガ盛り。
アルザスのリースリングのハーブ感に合いました。




酸茎のお漬物

Mさんの京都土産。
今回はメインディッシュがメインだったから(笑)
こういうサッパリ&酸味はうれしかったです^^




つるむらさきのお浸し

Mさん作。
野菜がうれしい&やさしい♪




手羽餃子

Mさん作。
ジューシーな手羽の中に餃子ダネ。
これはビールが進む!とビール戻り(笑)
美味しかったぁ。




八名丸コロッケ

私作。
先日新城の取材帰りに産直で八名丸ゲット。
新芋だから臭みも無く絹のように滑らかです。
それを潰した中に炒めた玉葱と酒煎りした鶏胸ひき肉、
枝豆を混ぜ込みましてうずら卵を芯にして丸めてます。
あとはバッター液とパン粉をつけて揚げるだけ。
シンプルなトマトソースで召し上がれ。
皆さんに好評だったようで何よりです^^




村のトリュファード風

私作。
って言っても大したことしてません^^;
激ウマの村のじゃがいもを茹でまして
皮付きのまま乱切りにして手造りバターで和え
村のチーズをかけて焼いただけ。
素材の全てが美味しいから手抜きしても問題無し。
皆さん喜んでくださいました。
じゃがいも、これにて終了。
再び仕入れたい…



ここからフロマージュタイム♪



サン・マルスラン

Yさんが提供してくれたパリ土産。
サン・マルスラン、私の大好物!
しっかりアフィネしてて美味しいこと。
許されるなら全部平らげたいほどです。




ヴァランセ

同じくYさん提供のパリ土産。
灰かぶりのシェーブルでAOC。
締まっては無くしっとりとしてましたが
山羊乳独特の芳香と余韻は健在。
美味しかったなぁ。




大地のほっぺ

北海道のニーズさんのチーズでK子さん提供。
実は15年近く前に工房を訪れたことがあります。
まだ国産ナチュラルチーズが評価されてない時代から
ヨーロッパの製法を参考に日々改良を重ねてられました。
大地のほっぺはその当時からあったブランド。
確かフランスのルブロションをイメージしてたような…
当時は若干雑味が気になった記憶がありましたが
洗練されてとっても上品な味わいになってましたよ。




レモンのタルト

Kさん特製のスウィーツ。
酒飲みでも心から楽しめるスウィーツです。
がっつり洋酒や酸味が効いていて
飲んだ後にもサラリといただけるから嬉しいわ^^


あ、れじーさんのイカ、食べてない…


台風接近のため、早々と会場を後にし
最後はバタバタになってしまいました^^;
お片づけもせずにお暇して申し訳ありません。

ちなみに持参したワインはダメかと思いきや
ちゃんと生きながらえておりました!
やはりグランヴァンはグランヴァンたる所以あり。
まだ80年代ワインの在庫がありますので、
次の機会にご提供させていただきますね。
Mさんのビールも美味しかったです^^


皆さん、ありがとうございました!

初秋の村合宿/2日目昼

2013年09月16日 | 旅(国内)
美味しい美味しい朝ご飯の後片付けを
チームワーク抜群の全員野球のように終え
しばらく私はにゃんこ鍋パズルにハマり(できんかったっ#)
気がついたらお昼ご飯を用意する時間になってました(笑)

うたた寝したり遊んだり喋ったり…
思い思いの過ごし方をしていたメンバーが
誰かの号令があるでもなく集結。




鱧の骨切り開始

昨夜は飽食のため辿り着けなかった鱧。
Iさんが骨切りに着手してくれました。





いろいろ野菜チャンプルー

村やcaieさん調達の野菜を諸々用いて
私めが鍋を振らせていただきました。
報道陣がカメラを構えるので
得意げに、そして無駄に多く振り、
辺りに野菜が散乱したのは言うまでもない…
味付けは干し海老を炒ったのとお醤油のみ。
卵は前日のかずくん特製出汁巻きの余りを使用。
だから必要最低限の調味でいいのです。




山東菜と椎茸の煮浸し

caieさん作。
とっても優しいお味でした^^
食べづめに食べてる胃に優しいわ。




甘長と鱧切れ端の炒め物

Iさん作。
鱧からいい出汁が出てます。





かけそば

Fさん作のお蕎麦とかずくん汁コラボ。
飲んだ翌日に沁みるねぇ~。
一部男子は昨夜中に夜鳴きそばを食べたらしいけど(笑)




メルゲーズ

caieさん作。
昨日に食べきれなかった分で。
もう一種類、また撮り忘れました^^;
ラムの香りがお口一杯に広がります♪




オカヒジキのニンニク炒め

caieさん作。
このオカヒジキ、元気のよさが半端でない。



豆腐のチーズ焼

村特産の豆腐とチーズで。
両方とも味がしっかりしてて旨い!




鱧の子卵とじ

女の子の鱧は卵でお腹パンパン。
村の生みたて卵で綴じてます。




鱧♂




鱧♀




鱧のアラ出汁



しゃぶしゃぶ




鱧の親子しゃぶ

美味しい!
めちゃくちゃお腹いっぱいでしたが
思わず出る手を引っ込められませんでした。
何切れ食べたのかしら?^^;
最後は出汁へ豆腐を投入しまして
柑橘を絞って食べたところ…ウマ。



みなさん、ご馳走様でした!



と、お腹がいっぱいになったところで
生クリームを撹拌…バター造り開始♪
いつまでキッチンに居座り続けるつもりでしょう^^;

濃い生クリームは泡立て器で撹拌し
薄いのは瓶に入れてシャカシャカ撹拌。
運動不足を解消しようと
生クリームを手に4人でヒンズースクワット。
異様な光景を写真に撮られてしまいました。
何度見ても笑えるけど、アレはお蔵入りだわ(笑)


無添加、作り立てバターは絶品です!





村のスペシャルグラタン

お家にて。
村のジャガイモを茹でて手造りバターで和え
村の塩と村のチーズを掛けて焼いただけですが
これが涙が出るほど美味しいんです。
素材がいいから余計なことをしなくていいの。



後ろ髪を引かれつつ宿舎を後にし
松川の産直で皆さん方は梨やリンゴを購入。
その量たるや「仕入れかっ!」と見紛わんばかり。
満足した一行はようやく帰路へついたのでした。

美味しい水と美味しい空気と
丹誠込めて育てられた野菜、乳製品、卵たち…
プライスレスな贅沢を味わうことができました。
Iさん夫妻、今回もお膳立てをありがとうございます!
そしてご一緒してくださった皆さん、ありがとうございます!

また合宿しましょうね~♪



初秋の村合宿/2日目朝

2013年09月13日 | 旅(国内)
雨のため超インドア低運動量という環境下で
あれだけ食べて飲んで
倒れ込むように眠ってしまって
朝起きたらお腹が空いてるから不思議です。
眠っている間に何かしてたのでしょうか(笑)


明け方に強い雨音で目が覚めましたが
クーラー要らずの冷涼な夜気のおかげで
久々に布団を被ってじっくり眠りました。
私にとって夏の布団は
オットマンのようなものですから。


お酒も全くといっていいほど残っておらず
軽快な足取りで食堂に向かうと
お味噌汁の芳しい香り…クンクン♪
素晴らしい光景が眼前に飛び込んできました。




茄子とお揚げと茗荷のお味噌汁

この組み合わせ、大好きです。
帰宅してからのお味噌汁は毎朝コレ。
美味しさのあまり、おかわりしました。




ご飯

村のお米を村の水で炊いた
極上の銀シャリですよ~。
美味しさのあまり、おかわりしました。
新米が出たら買い出しにいこう。





宿舎の牛さんのお乳

低温殺菌したてでまだ温かいです。
味わいが濃くて美味しいのです。
紙パックの味がしないのも素敵。




虎豆

ほんのり甘くやわらかく煮えてます。
お家でも作ってみたけど
ここまでふっくら仕上がりませんでした。




ジャコと夏野菜

ジャコの下にはオクラや大葉など
夏野菜がたっぷり隠れてます。
朝からしっかりお野菜がとれるのも嬉しい。





村のお豆腐

幻の大豆を使ったお豆腐。
お豆の味もさることながら
お水の良さをダイレクトに感じます。
日本の料理ってお水が命ですね。
改めて認識した次第です。





インゲンの胡麻生姜和え

胡麻和えはよくやるけれど
生姜が加わるとまた違った趣に。
今度真似してみます。




ゴーヤチャンプルー

豆腐は入っていないチャンプルー。
ゴーヤの苦さがまろやかで美味しい。
トッピングされた卵も味が濃いの。




三種盛り




胡瓜のぬか漬け




伽羅蕗




甘長唐辛子の醤油煮

どれもシンプルでホッとする味わい。




美味しいお水で炊かれたご飯やお味噌汁、
同じく美味しいお水で育った野菜を沢山頂き
身体が浄化された気がします。
理想的な朝ご飯だな~。
許されるなら住み込んでしまいたい…



ご馳走様でした!


お昼ご飯へとつづく…

初秋の村合宿/1日目夜

2013年09月12日 | 旅(国内)
お昼ご飯を食べて片付け終わったら
もう15時近くになっておりました。
なのでそろそろ晩ご飯の準備。




蕎麦を打つ人

道具一式持ち込みです。




チャバタの材料を計量する人

奥に見えるオーブンは持ち込みです。




鱧を捌く人

研ぎ澄まされた柳刃は持ち込みです。






ソーセージを作りはじめる人

ミンサー&腸詰め機は持ち込みです。

どんだけ機器を持ち込むのでしょう(笑)
こんなに持ち込んだ人たちは初めてだ、と
宿舎のオーナー様もびっくりしてました^^;




合間に鱧のひれ酒でガソリン注入。




蕎麦道場開校




チビ姫様も♪




できた~♪

Iさん、汗だく(笑)




加水100%のチャバタ生地



パン生地の概念を覆すドロドロ感



成形して焼成!




焼き上がり~♪




バゲット準備開始




仲良く腸詰め作業




肉を切る人


職人集団の作業が落ち着いたところで
楽しい楽しい晩餐の始まりです。
料理の品数が多過ぎるので
個々の感想は割愛させていただきます。
いろいろ妄想を膨らませてください(笑)




出汁ガラとピーマン炒め煮

かずくんの十八番。



岩魚の塩焼き

さっきまで生きてた子たち。


茄子の味噌炒め

即興で私めが調理。



天然鰻の白焼き

浜名湖の魚波さんから連行。




胡瓜の茗荷レモン漬け

私めが即興で調理。
レモンはcaieさん持参の愛媛産。



山羊のモッツァレラのカプレーゼ・海ぶどう添え

宿舎の山羊乳製。caieさん作。


かずくん出汁巻き

焼きたて最高!



イエローパプリカのムース


レッドパプリカのムース

両方ともMさん特製。
使用した生クリームは搾りたて。




K子パン

事前にお家で焼かれたパンたち。



焼きたてチャバタ

モッチモチで美味しい!



焼きたて冷めたてバゲット

バリッバリのクラストが美味しい!
オーブン持参して大正解でしたね^^
K子さん、ありがとう!



小玉葱とチーズの天ぷら

チーズは宿舎製。もちもち。



ズッキーニと椎茸の天ぷら




インゲンの天ぷら



宿舎のお野菜は味が濃い!




小玉葱オーブン焼き

塩で甘みが引き立ちます。




豚腹身の醤油漬け

かずくん特製。
だいぶ熟成したのかな?
これでいただくの3回目^^




メルゲーズ

羊肉のソーセージ。
宿舎に自生したミントがいい香り♪

もう一種辛いソーセージがあったけど
写真を撮り忘れてしまいました^^;


そしてFさんの水蕎麦写真が無い!
出されるや否や平らげたせいです…
村の水で打って水でいただく水蕎麦。
絶品でしたっ。



ここから村のチーズ。



山羊乳のクロタン

いい感じにカビが付いてます。
まだ締まりは若かったけれど
凝縮された山羊乳の味わいがたまらないのです。




夏草を食べた乳のチーズ



熟成したチーズと青カビチーズ

作った時期と夏草か干し草かによって
全然味が違います。美味しかった~。




飲んだお酒たち

日が変わる頃に脱落したので
飲んでないワインが1本含まれてます。
しかしよく飲んでよく食べましたわ^^;
全てにつくり手の思いが込められていて
とんでもなく美味しいのです。
みんなが厨房でワラワラ動いている姿を見るのは
壮観であり、笑えました(笑)


皆さん、ありがとうございます!
そしてオーナー様、貴重なチーズをたっぷりいただき
心から感謝してます。美味しかったです!

朝食へとつづく…