おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

江戸二日目

2010年12月30日 | 旅(国内)
昨日から東京に来ています。
夕方に豊橋を出て
横浜の港北サービスエリアまで
ノンストップで私が疾走。
都内は勝手知ったるパートナーにバトンタッチ。

品川のホテルにチェックインし、
第一食目はつばめグリルで
牡蠣のオーブン焼き、鰊の酢漬け、
ポークローストなどでお腹を満たしました。
でもそれで終わる我々ではない-_-b
品川駅高架下のラーメン屋へ寄り道。
お陰で朝まで満腹でした。


今日は朝食抜きで神田の松翁でブランチし
その足で湯島の池之端藪へ。
数時間後には銀座天龍で
ジャンボ餃子を食べておりました。

宿は赤坂プリンスなんですが、
来年春の閉館で特別な配慮か、
スタンダードをたのんだのに
何とスイートルームを提供してくれました。

80m2って、広すぎ(ーー;)
六本木、新宿辺りがパノラマで見渡せます。
バブルで賑わったシティホテルも
もう支持されなくなっちゃったんですね。
夜景を眺めながら
安ワインで時の流れを反芻しております。

まずは、一報まで。
蕎麦の感想やビジュアルは後日…。

久々のブルゴーニュ・ポマール

2010年12月29日 | ワイン
昨日は母と姉を招いての忘年会。
本当は昼過ぎにオフィスを出て
フレンチをフルコースで、
と思っていたのに番狂わせ。
今年に限って夕方まで大掃除だったんです。
テンションまる下がり(涙)。

集合時間を1時間遅くし
急いで用意と言っても
1時間でフルコース製作は無理。
結局鍋にしました。
具材はそこそここだわりましたけどね。

で、フルコースと一緒に楽しもうと思ってたワイン。



パランのポマール プルミエクリュ

ワインを勉強してた頃
こんな繊細で旨味のあるワインがあるのか!
と感動したワインです。
ブルゴーニュの中でも好きな1本。
って言ってもブルゴーニュの赤は
美味しさを求めるとかなり値が張るので
そんなに飲んだ経験はありませんけど・・・

これもセールで買って4800円。
一人で飲んではもったいないので
鍋とは相性NGでしたが
今年最後と勢いづいて開けちゃいました。

う~ん。素晴らしい。
甘いベリーをミックスしたアロマと
後から追いかけてくるスミレのようなブーケ。
ピノ・ノワールの優秀作品です。
味わいも驚くほど濃い!
果実味が凝縮されて口内にまったりと絡みつきます。
先日のサントネーはピークを超えてましたが
これは今一番花開いているかも。
また買っちゃおっかな。
浪費癖に火が付いちゃった。


そし今朝食べた一品。


鰤の三五八漬け

ちょっと焦がしちゃいましたが
ねっとりとして豊かな甘味で美味しかった。
思わずご飯おかわりしちゃいました。
ヘルスメーター、乗るのやめとこ。。。



ささっ、これから旅支度をしなければならぬ。
6泊7日の江戸・下総の旅に出て参りまする。
今宵は品川宿の旅籠まで走りますぞ。
明日は赤坂村でござる。いざ!

絶対に訪れたいレストラン

2010年12月28日 | つぶやき
昨日はオフィスの忘年会。
処は四十路手前の胃袋に
ちょいと厳しい串揚げ屋さん。



ちびちび食べてもお腹いっぱい。
日本酒の品揃えが結構良かったので
そっちに食指が動いて結構飲みました。
でも二日酔いはなし。
やっぱり日本酒と相性がいいのだわ、私の身体。

話は変わりまして昨日のエピソード。
明日から上京するので
せっかくだからいいお店を訪れようと
いろいろ検討した結果、
宿をとった赤坂グランドプリンス近くの
フレンチレストランに目星をつけました。
赤プリも来年クローズだから記念に…と。

「カナユニ」さんというお店。
「かなりユニーク」が店名の由来だとか。
歴史もあって少々値が張りそうですが
たまにだし、と電話を入れました。
しかし…29日からお休みですと。残念。
でもその対応が素晴らしくて感動!
渋い声の男性が

「私たちは田舎者ですからね。
この時ばかりは里帰りさせていただいてます。
ちなみに1月6日から営業しておりますので
お時間のご都合つけば是非お立ち寄りください。
そして良いお年をお迎えください。」

ですって。
絶対に次回行きたくなりました。
顔が見えない電話の会話って苦手だけど
初対面以前の電話だけの応対なのに
その方のプロ意識とお人柄が
手に取るように伝わりました。
見習わなければ…。


30日ディナーのレストラン
赤坂離宮に続きまたふられてしまった。
どこにしようか思案中。
幸せな悩みです。

小さなジェントルマン

2010年12月27日 | つぶやき


iPhone モノ撮りカメラで撮影。
なかなか面白い感じです。


お昼に驚きと幸せを届けてくれたエピソード。
私はお昼ご飯は自作のお弁当を食べるんですが
汁物がないとダメなので
近所のコンビニで野菜スープをプラスするんです。
で、今日もいつものパターンでスープを買い
お湯を入れて駐車場へ出ようとしたところ…
どうみても小学校低学年のお子様なのに
扉をさっと開けてくれて
手のひらで「どうぞ」のポーズをし
満面の笑みで下方から私の目を見つめてくるんですよ。

思わずお姫様ポーズでお礼しそうになりました。
※スカートの両サイドを摘んで足をクロスさせるあのおじぎ

素晴らしい!
牟呂小学校で教えたのか
ご両親の教育が行き届いているのか
そこにはジェントルマンの貫禄がありました。

最近、車で道を譲ってもお礼しない、
向こうからぶつかってきて舌打ちする、
そんな情けない大人が多いというのに
あっぱれ、ボク。その精神を忘れないでね。

なんだか幸せな昼下がりになったわ♪

ひつまぶしでひまつぶし

2010年12月27日 | 和食
今年もあと1週間を切りましたね。
つい先日年女だと思ってたのに
来年はうさぎさんですか!
この一年も突っ走ってすっ転んでさあ大変!
な年だった気がします。
例えではなくマジゴケも頻繁です。
今朝も起きたらおでこに小さなコブ…。
どこでこさえたのかなぁ~。

昨日も忘年会、今日もオフィスの忘年会。
明日は母と姉と忘年会。
身体が悲鳴を上げそうです。
パートナーも呆れ返っているよう。
ま、お呼びが掛かるうちが花ですね。
ウコンとヘパリーゼとオルニチンで乗り切ります。

さて、ちょっと前に食べたお料理について。
名古屋名物ひつまぶしです。





あつた蓬莱軒が登録商標を取ってるらしいですね。
知らなかった。
蓬莱軒の本店にもお邪魔して
生前の名物女将にお会いしたこともありますが、
この食べ方って本当に名古屋っぽい。
一粒で三度美味しい…的な感覚。
合理的な名古屋人らしい発想ですね。
丼は壊れやすいからお櫃に入れて出前した、
というエピソードも頷けます。

細かく切った鰻がご飯に乗っており
それを十字に切ってお茶碗に盛り
1杯目…そのまま
2杯目…薬味を付けて
3杯目…お茶漬にして
というのがスタンダードな食べ方。
でも、私は3杯目も薬味だけでいいな。
お茶漬けに行き着く頃には出汁が冷めてるから。
蕎麦湯みたいに後で持ってきてくれれば最高なのに。

写真のひつまぶしはジャズドリーム長島の
フードコートでいただいたもの。
そういうお店にしてはまあ、美味しかったです。
でも、ひつまぶしのタレって
だいたい濃くて甘すぎなんですよ。
これも名古屋の味覚かな?
名古屋は長く住んでいたこともあって大好きな街。
ただし、甘辛にくっきり感を求めすぎるところが
どうにも気になったりするんです。
味噌かつ・手羽先・小倉トースト・あんかけスパなどなど。
味覚っていったい何に左右されるのかしら?
やっぱり基本は醸造系?
赤味噌・たまり・濃いめの味醂
なるほど、基礎調味料の影響が大きいのね。
納得できた気がします。

私は関西と三河のハイブリットかな?

連日忘年会

2010年12月26日 | 旅(国内)
年末まで肝臓がフル稼働です。

昨日はMさんとmasakoちゃんと
一年の反芻会。反省はしません(笑)。
旅や食やイベントなど
思いつくままお喋りして楽しかったな。
今年も台湾、韓国、沖縄2回、直島&岡山
九州2回、そして度々の上京など
結構動き回って充実しておりました。

来年もどんな旅と食が待っているのかしら?
考えるだけでワクワクします。

今日もまた忘年会。
嫌なことだけ忘れてきます。

クリスマスイブのディナー

2010年12月25日 | フレンチ
実家は神道で今は仏教のお家柄。
大学がキリスト教系でしたが
はっきり言って聖書の授業は苦手でした。
新約聖書って結構人間臭い紀行文で
どうもクロスに掲げられたあのお方と一致せず
世界観に入り込めなかったんですよね。

人の運命や生命の創造を司る存在が神なら
その存在は認められるんですけど
罪を許してもらうとか、
祈って成就とかは「無いな」と思ってしまう。
本当に辛いとき、人は何かに縋りたいもの。
でも最後には自分で這って立って進まなければならない。
そう思っているから「宗教」や「占い」は
私には必要ないんですよね~。
信心深い方に叱られそう。。。

なのに、です。
クリスマスの雰囲気には
俗っぽくもワクワクしてしまいます。
敬虔な信者の皆さん、申し訳ございません。

昨日のディナーはちょっと時間をかけて製作。
というより執筆しながら時々鍋をかき回してただけ。
手間はそんなにかかっておりません。

オードブル



鯖のタリアータ

鯖に塩をしてしばらく置き
黒胡椒を強めにあしらって
超レアに焼き上げます。
そこへ橙とはちみつ、
オニオンクラッシュで作ったトッピングを載せ
最後に今年一番絞りのオリーブオイルをたらり。




スペインでDHCが提携しているオリーブ農園
ヌニェス・デ・プラドの
アーリーハーベストEX.バージンオリーブオイルです。
完熟前のオリーブを絞っているので
本当にジューシーでフルーティ。
昨年感動したので今年も買いました。
今朝HPを見たらなんと完売。
買っといて良かった。
このオイルと塩があれば
バケットがたくさん食べられますよ。



ちなみに昨日のパンは
シニフィアン・シニフィエのカンパーニュ。
もっちもちで美味すぎる!


メイン



牛すね肉のワイン煮込み

ほったらかし豪華メニューです。
お肉をワインと香味野菜で半日漬け
ワインから上げたお肉に粉を付けて表面を焼き
香味野菜も炒めて風味を付けて
漬け汁とトマトで4時間ほど煮込みました。
硬いすね肉も驚くほど柔らかくなります。
ソースも抜群に美味しいですよ。
赤ワインが欲しくなります。

昨日開けた赤





ブルゴーニュ・サントネーの1998ビンテージ。
かなり枯れた色合いになってますが
味わいはピノらしいエレガントさが残ってます。
ただ、ピークは過ぎてるかな…という印象。
ワイン煮込みにマルベック種を使っちゃったので
完全にサントネーが負けてました。
セレクト大失敗。ボルドーを開ければ良かった。

早飯食いのパートナーは
私がメインにさしかかる頃には完食。
一人であーでもないこーでもないといいながら
マリアージュを検証しておりました。

日本酒もいいけどワインもやっぱり面白い。
腐敗に向かうはずのフレッシュフルーツが
12年を経て私の元へやってくる。
醸造技術って、酵母ってすごいな。

キリスト様、楽しいひとときをありがとうございました。
そして食材のみなさん、ごちそうさまでした。

台湾の想い出2

2010年12月24日 | 旅(海外)
さて、昨年の台湾の旅第二弾。

ティンタイフォン(漢字が探せない)の後は
台湾の名物・夜市へ。
中でも大きさは最大級の士林夜市へ行きました。
観光客もたくさんいます。

露店・屋内など縦横無尽に市が立ち並び
どこで何を食べたらいいか迷います。
美味しそうな香りもあちこちから漂ってきて・・・

むむむ?時折とんでもない臭いが鼻を襲う。


その原因臭を鼻でくんくん探った先にあったのが


臭豆腐です。


私、ゲテモノ系も結構イケル派ですが
あの臭いは絶対ダメ。
だって何年も掃除していないト〇レの臭いがするんですもの。
ちなみにそういうト〇レにフランスで仕方なく入りました。

ウォッシュチーズ、シェーブルチーズ、クサヤ
パクチーなどなど私は全然平気。
だけど臭豆腐だけは写真を撮る気にもならず。
冬であれだと、夏はどんな臭いを放つのだろう?
美味そうに頬張っていた子供が印象的でした。


気を取り直して屋内の夜市へ。


こんな風にド派手な看板がひしめき合ってます。
那覇の牧志公設市場を派手にして
香港のチムサーチョイの通りを地味にした感じ。
中国・台湾・琉球の共通点を見た気がします。

そんな中で名物の牡蠣のお好み焼きをチョイス。
決して衛生的だとはいえないけれど
牡蠣と聞いちゃあ牡蠣キチがだまっておりません。
出されたのはこんなもの。


脂っぽい牡蠣のチヂミみたいなものに
自然界ではありえないような色のソース。
味は超ジャンキーですが食べられるんですけど
このソースの色が毒々しい。
まるでヌーディカラーの口紅のようでした。


時は過ぎ翌朝台北中心部をブラブラ。
乾物街として有名な迪化街で
お茶やカラスミなどを買いあさり
お昼になって小腹が空いたので
庶民でも気軽にふかひれを食べられるという店へ。

「三元号」という店です。


肉だんご入りふかひれスープ

そもそもフカのヒレにはそんなに味わいは無いので
味付けが料理人の腕の見せどころ、という食材。
美味くまとまっていました。
ふかひれはチリヂリバラバラですが
ここで三日月型の姿煮は求めません。
だって、これで約150円ですよ。
福臨門なんたらかんたらに行ったらあなた・・・
だから文句は言いませんし
コストパフォーマンス高いです。


台湾名物ルー(魚の下に日)肉飯もいただきました。
台湾風そぼろ飯です。
おっかさんの味、という印象。


最後に我々が泊まったホテル
圓山大飯店にある「圓苑」。
空港へ出発するギリギリに店へ駆け込み
昼にしてもう3食目だというのに
名物の羽つき餃子をぺろりと平らげました。


その名も氷花煎餃子。
美しい名前ですね。
このレストランはもう一度訪れて
じっくり味わいたいと思います。
灯台下暗しだったわ。

他にも様々なものを食べましたが
どれも味覚が拒絶するようなものではありません。
台湾、かなり面白いです。
過去には我が国がいろいろとご迷惑をお掛けしている国ですが
皆さんとってもお優しい。
また訪れたい国です。ご近所さんだし。
ありがとう、台湾・台北!


ただ今クリスマスイブに向けて
ディナーの仕込み中。
ご報告はまた明日♪

空手と琉球舞踊/台湾の想い出

2010年12月24日 | 旅(海外)
昨日は豊橋市に本部を置く
空手「豊空会」のスーパーライブにお邪魔しました。
空手のルーツは沖縄にあり。
今回は私も沖縄で拝見した
琉球舞踊館「うどい」さんとのコラボが見ものでした。

空手の型、はじめてちゃんと拝見しましたが
とっても美しいですね。
無駄の無い動きと俊敏さ。
武器を持たない琉球の民の
護身術だそうです。
二の腕やヒップアップにも効きそう・・・
と不謹慎なことを思っていたのは私だけ?

琉球舞踊も3曲見せていただき
その手の動きやリズム感に魅了されました。
ひととき沖縄の湿った風に包まれたかのよう。
よい夕べが過ごせました。

が・・・しかし。

終了時刻が想像以上に遅く
不覚にも私は腹ペコ、
いや飢餓に近い状態。
身体が萎んでいくのが分かりました。
その後のビールの美味しかったこと!


とにかく素敵な夕べでした(強制終了っぽい)。


突然ですが一年前を振り返ります。
一年前、年末から台湾は台北に旅に出ました。
主に食を堪能するのが目的で。
ブログでアップしたかったのですが
ずっとカードリーダーが壊れており
写真がアップできなくて断念。
で、食事ネタが無いので
今更リバースするわけです。


阿宋麺線


麺に好きな薬味や香辛料を入れて



こんな感じ。

観光客にも地元客にも人気のお店。
そうめんのような細めんが
トロトロのスープで煮込まれてます。
飛行機で散々ビールを飲んだ後だったから
身体に染みますんですわ。これが。
二日酔いの後でもイケる味です。
台湾にお越しの際は是非。



店名は忘れました。
部活帰りの中高生が店先に群がっておりました。



焼き物二種、ご飯と漬物で
確か200円ぐらいだったかな?
牛丼より安い。
そりゃ学生の支持を得るわけです。
大人の我々にはヘビーな味でした。


そ・し・て

台北に行ってあそこへ行かなかったの?
と言われそうな超有名店「ティンタイフォン」。
小龍包で全世界を席巻した(大げさ?)店です。



並ぶのはイヤだったので
そこへ行く専門のオプショナルツアーに参加。
ツアーらしくベルトコンベア式に料理が給ざれます。
何だか家畜になった気分でしたが
小龍包はやっぱり美味い。



これだけの大型店になっても
きっちり作りこんであります。
ほとばしる肉汁が素晴らしかった。
名古屋の高島屋上のレストランのは
あんまりだったのにな~。
本部はちゃんとチェックしてるのかしら?


と、だいぶ長くなったので
後半は別アップでお届けします。
お楽しみに。