おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

淑女会Vol.27・師走の章/東京進出その2

2019年06月02日 | 淑女会
いい感じでアイドリングできまして
東京のカリスマパン講師
高橋雅子先生といよいよ合流!
雅子先生に予約していただいたのは
場所非公開で完全予約制のイタリア料理店。
店、と言っても決まった名前もないみたい。
もともと他でお店を出していらっしゃった女性シェフが
自分の作りたい料理に特化したスタイルを追い求め
この地(非公開ですが)で始められたようです。
お店というよりは個人宅な印象。
日常感と非日常感を併せ持つ屋敷が
我々の期待感を煽ります。
エントランスをくぐると
ショートカットで小柄な女性。
この方が主人の鈴木シェフです。
大きな業務用のキッチンに隠れそうなほど小柄なのに
胸を張って鍋やフライパンを振る姿は
堂々として数倍大きく見える・・・
不思議です。



バーニャカウダ

「適当に出しますから」的な説明で
最初に登場したのが新鮮そのもののお野菜。
切って盛っただけなのに
美味しいだろうオーラがムンムン出てます。
パッキパキのニンジンや
瑞々しい青菜やカブなど本当に美味。
みんなで奪い合うようにいただきました。



ロールキャベツ ブルーチーズのソース

家庭料理のようでそうでない。
豪快なようで繊細でもある。
矛盾する言葉をたくさん並べたくなる一皿です。
確かな技術と持ち前のセンスが光ります。



米ナスのチーズ焼き

こちらもロールキャベツと同じ印象。
誰でもできそうでできない味。
うーん、素晴らしい。



マッシュルームのフリット

マッシュルームってこんなに瑞々しかったっけ?
とマッシュルームの定義にハテナがつく料理。
カリカリの衣とジューシーなマッシュルーム、
コントラストに惚れ惚れしました。



エイのパスタ

海の嫌われ者、エイをここまで美味しく!
いや、エイはそもそも美味しいんですけど
鮮度がモノを言う素材なんですよね。
お魚屋さんと信頼関係を築かれているのでしょう。
パスタの硬さもベストでした。




ホロホロ鳥のニョッキ

ニョッキが美味すぎる!
ホロホロ鳥のエキスを余すところなく含み
噛むと未知の食感と味わいが広がります。
これには一同沈黙、のち感嘆の声(笑)



プリムールのマグナム登場!

そうそう、こちらのお店は
一人あたりワイン一本ぐらい飲むのがお約束。
「皆さんなら飲めますよね」
と出していただいたのがこのマグナム!
「飲めますって言うか、飲ませてください!」と大騒ぎ。
官能的なアリアーニコの香りに悩殺されました。



ブレス鶏のボッリート

香味野菜と茹でただけのブレス産鶏。
国産のブロイラーとは次元の違う旨さです。
素材が良ければ余計なことをしなくていいお手本。
素材の目利きこそ
料理人に一番求められる資質かもしれませんね。



豪快な牛タン

無造作に焼いたように見えますが
火入れ加減が素晴らしい。


素材選び・火入れ・塩加減
料理の良し悪しはこの3つで決まりますが
この基本を忠実に守りつつ
ご自分のエッセンスをお加えになる。
カッコよすぎます、鈴木シェフ。


私たちだけでは一生お邪魔できないだろうお店です。
予約をしてくださった雅子先生に心から感謝申し上げます。
願わくば、もう一回お邪魔したい…
ご馳走様でした!


朝から夜更けまで飲んで食べ
ようやく淑女会@東京は幕を下ろしたのでした。
ホテルへ帰って各自睡眠をとり
翌朝は皆バラバラの行動。
付かず離れず、ではなく
付いて離れる、がサラッとできるメンバーに感謝。
淑女会、万歳!


淑女会Vol.27・師走の章/東京進出 〜おわり〜

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