おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

お食事処みなみさんで天然岩牡蠣

2014年08月30日 | お出かけ
家の中で仕事をしておりますと
漬物石のように動かず
貝のように口を閉ざしていることに
嫌気がさす時が多々あります。
そんな時は文明の利器にたより
ブーンとお出かけしちゃうのです。
そういう自由がきくのはフリーランスの利点かな^^;
自由すぎると不安になったりするけど(笑)


ってことで・・・




日出の石門!

ここからの景色と
伊良湖ビューホテルさんから望む
恋路が浜の景色が大好きなんです。
自然と顔がニヤついてきます。えへへ。




THE 伊勢湾




神島がすぐそこ

三島由紀夫の「潮騒」の舞台になった島。
何となく泳いで行けそうですが
日本三大急潮流に数えられる伊良湖水道なんで
間違いなく黒潮に乗ってアメリカ西海岸に漂着するでしょう。
名も知らぬ遠き島からヤシの実が着くぐらいですから…
よく分からない理論ですが。




お食事処みなみ

景色を堪能するだけで終わらないのが
究極の食いしん坊たる私ならでは。
もう一つの目的は…天然岩牡蠣ですよ~ロレイヒ♪
テンション上がり過ぎて壊れてます。
一応HPで残数を確認して向かいましたが
私の前に団体客が来て平らげていったら…
と不安で胸がザワつきます。
恐る恐る訪ねてみたら、ある!との返答。
ザワついた胸を撫で下ろしながらお茶を啜り
厨房内で大将がまるでラッコのように
貝をカンカン割っている音に耳を傾けニヤニヤ。




夏・岩・牡・蠣

むひゃー!特大。
分かりますかね?
割り箸が短い訳じゃありませんよ。
俯瞰だと分かりにくいですが
厚みも相当あります。
なんて説明したらいいんだろ…
蝶番の部分が深く掘れてて
さらに奥へ身が滑り込んでおります。
脱ぐと凄いんです状態。



私の手が大きいことは何度もご説明した通り。
きっと7年は生きてるでしょうね、この子。
殻から外して箸で持ち上げて撮影しようと思いましたが
千切れそうだし、そんな器用なことはできませんでした^^;


お味・・・美味しいに決まっとりますがね。
荒波にもまれてじっと耐え忍び生きてきたから
磯臭く無く、本当に上品で濃厚なんです。
牡蠣って、身体のほとんどが内臓だって知ってました?
一生同じ場所から動かないから
足や水管は退化しちゃってるんですよ。
だから、全身肝、レバー、ファオグラ。
海のミルクを余すところなくいただきました。
合掌。ご馳走様でした。大満足。


数年前に素潜りで岩牡蠣を採る漁師さんを取材し
みなみさんに全部おろしていると言うのを聞き
一年に一度は食べないと身が済まなくなっております。
気ではないです、身です。
大潮の干潮時・ピーカン(下が見えないと採れない)
このシケやすい海がシケてない時など、
諸条件が揃わないと潜れない難所に生息しているので
採る量も限られるからこそ
こんなふうに大きく美味しく育つんですね。
海のめぐみに感謝!

去年はフライにもしてくれたので
2個食べる気満々でしたが
今回は大き過ぎて無理ですって^^;
ちなみに岩牡蠣は一人2個限定です。
普通のセル牡蠣の5個分以上あるから
それで十分と思いますけど。




刺身定食



鰆・黒鯛・赤いか

目の前の海で獲れたものしか出しません。
鰆が特に美味しかったな~。


来年もまた情報をチェックしてからお邪魔しますね。
ご馳走様でした!



このごろのごはんもろもろ

2014年08月28日 | 和食
最近デスクワークばかりなので
足が退化しそうな気がしてならない一方、
願いもしないところがボリューミーになる今日この頃。
遠征の紀行文が続けていく中
毎日澹々と(時にアグレッシブ)過ごしておりました。
そこで、昨今のごはんをダイジェストでご紹介。



夏野菜の治部煮

合鴨が半額でした。
すだれ麩が賞味期限切れになりそうでした。
夏野菜が仕えずにありましたので
手っ取り早く治部煮にした次第です。
夏野菜は加賀胡瓜と冬瓜のウリウリコンビ。
干し椎茸の出汁と二番出汁で炊いて
冷ましながら味を入れ
その煮汁で小麦粉をはたいた鴨と
すだれ麩を煮ただけです。
夏の治部煮もなかなかオツですよ^^




冷やし中華

みうらや製麺さんの全粒粉麺で。
タレは自家製ポン酢と少々の胡麻油。
具は見た目通りの定番顔ぶれです。
あ、蒲鉾の赤は自然色素で
無リン・無澱粉・無化調です。
私、具が揃っていないのがとてもイヤ。
調理に関しては意外と几帳面みたいですね^^;




トマトと卵の炒め物

とくに技はありませんが
平飼い有精卵をふんだんに使ったので
シンプルながらも贅沢な味わいでした。




冷や汁

あまりにも暑い朝は
熱いお味噌汁を飲むと
大量に汗をかいて体力を消耗するので
冷や汁にしたりします。
胡桃や松の実なども入ってパワー全開!




ザルエビの唐揚げ

大量のザルエビが何と150円!
塩しただけで片栗粉を付け揚げてます。
これが美味しいんですよ。
ビールが進むんだな♪



瓜汁

冬瓜と黒瓜のスープです。
ベースはガラスープで。
熱をとるイメージですね。




三河の赤貝

これだけで200円!




本体は飾り包丁を入れて
パーンと叩いて花開かせ、
ヒモはサッと茹でて氷水で〆てます。
身はちっちゃいけど美味しいです。
三河湾の近くに生まれ育って良かったと思う瞬間^^




秋刀魚と肥後茄子の肝炒め

新秋刀魚が出回りはじめましたね。
実はパーティのために買ったんですが
ちょっと余っちゃったので即興料理。
三枚下ろしして腹骨と血合い骨を取ったさくを
斜めにぶつ切りにして
アクを抜いて斜め薄切りにした肥後茄子を
菜種油で炒めまして
酒、醤油、叩いた肝を入れて調味するだけ。
鰻の蒲焼を思わせる味わいだったので
この春に塩漬けした実山椒をあしらいました。
これ、ヒットです!
また生秋刀魚を買ってきて作ろっと♪


と、思いつき料理に満たされている昨今です。
最近、昼頃には「パスタにしようかな」
なんて思うんですけど
夕方が近づいてくると醤油味や塩味を求める…年か…
日本酒が飲みたいってのも大きいかな。


さて、お仕事頑張ろう!

夏の肥後・天草・島原の旅/博多の焼き鳥

2014年08月26日 | 旅(国内)
島原から長崎自動車道を通って博多へ。
翌日から大雨の予報が出ているため
蒸し暑いったらありゃしない。
実は、数日前に一人でお寿司屋さんへ行こうと
いろいろ当たってはみましたが
市場が休みとなるため休業するとか
満員御礼でお断りされるとか
行きたいところには全部フラれました。
もうどうでもいいや、と半ば諦め気味で
博多駅近くの焼き鳥屋さんへ入った訳です。
ところは「炭寅」。多店舗展開してますね。
みつせ鶏専門店として人気を集めているようです。
みつせ鶏は自社養鶏所で育ててるんですって。
塩や素材もこだわっているみたい。



























食べ過ぎた^^;

腿の付け根部分「そり」と、「ぽん焼き」、
「鶏とろ」は美味しかったな。
使っている塩もいい感じだったし。
焼き加減も十分満足できる感じでした。
ただ、つくねのタレは甘すぎる…
こちらは塩で焼いてもらうのがオススメです。
最後にいただいたスープは白い粉の味。


翌朝は12:00のフライトなので
博多散策は特にせずzzzのち起床。





富士山静岡空港到着


西に向かって帰りたいところですが
曇天で富士山の気配すら感じないまま
諸事情があって東へと向かいます。
っていうことで夏の肥後・天草・島原の旅集結。


今回は鮗寿司、赤雲丹、渡り蟹ぐらいしか
印象に残る物がありませんでした^^;
いろいろと心残りはありますので
またリベンジしなくては。
歴史に触れることが出来たのは良かったかな。


ありがとう、肥後・天草・島原!


~完~

夏の肥後・天草・島原の旅/小浜ちゃんぽん

2014年08月22日 | 旅(国内)
朝から潮湯につかって
また胎児の気分になりまして



蛸釜飯

天草の上島には蛸街道があるように
蛸の水揚げ高は多い様です。
日間賀島みたいに姿干しが
凧のようにヒラヒラ揺らめいていました。
この釜飯は蒸らす前に
少し蓋を開けて水気を飛ばした方がよいかな。
蒸気がこもって少しベタついてました。
味は濃すぎずなかなか良かったです。



有明海のアオサとフノリのお味噌汁

有明海は言わずと知れた海藻の宝庫。
磯の香りがぷーんと立って心地よいわ。


ということで宿を後に。
突っ込みどころはありましたが
天草の方って物腰が柔らかい方が多いのか
接客には安らぎを覚えました^^
お世話になりました。




鬼池港到着

フェリーの出発時間ギリギリ^^;




天草四郎さん、さようなら。




乗船

船のカードックに入るこの瞬間
いつもながらワクワクする♪





天草、さようなら~





島原半島が見えてきました。




お天気がよければ雲仙普賢岳も見えるのでしょう
生憎の荒天で霞んでます。




口之津港

約30分の船旅で島原へ到着。
ここは長崎です。
口之津港に着いて車を走らせると
前が全く見えなくなるぐらいの雨。
はじめは長崎市内まで足を伸ばそうと思いましたが
尋常じゃない雨のため
近場で昼ご飯を済ませることに。





小浜チャンポン温玉載せ

三大チャンポンの一つに数えられます。
長崎市・天草・小浜の3つがそれ。
といっても特に定義がある訳でなく
スープの取り方など店それぞれ。
行きたかったお店が1店閉店、
1店は定休日だったので
地元の車で混み合っているお店を選びました。
お店に入った途端、暖簾を片付る女将…
まだ13:00なのに^^;
それから何組も訪れてましたが
けんもほろろに追い返してました(笑)

さて、実食。
凄い色の蒲鉾…全部除けて…
お味は案外まともでした^^;
臭く無い豚骨ベースのスープに
野菜と干し海老の出汁が効いていて
見た目よりあっさりして優しい味わい。
フライパンで全て仕上げるから
アツアツなのもいいですね。
ご馳走様でした。


雲仙普賢岳はすぐ側のはずですが
ひどい天候でまったく姿を表しませんでした。
残念!
活火山のお膝元とあってか
源泉が100度にもなる小浜温泉。
宿の軒先で温泉卵を売る姿が見受けられます。
あれ?温泉卵って65度ぐらいであの状態になるよね…
と思ったら、温度調整して作ってるみたい。
濃くて熱い温泉、入ってみたいな~



さて、土砂降りの中博多へ向かいます。
運転に集中し過ぎて
島原そうめんと海苔を買うの忘れた。悔!


つづく…

夏の肥後・天草・島原の旅/岬にある宿

2014年08月21日 | 旅(国内)
天気も怪しく陽も傾きはじめたので
天草海岸を離れました。
またまた下島と上島を結ぶ橋は大渋滞。
ここでしか繋がってないからそりゃあ渋滞しますわ。
こんなに交通量が多いのは盆暮れだけなのかなぁ。

2時間近くかけて本日の御宿に到着。




藍の岬

内容にボヤキが入っているので
あえてメインテーマはボカシました^^;



有明海に浮かぶ小島に位置します。
岬を二つ持つからその名が付いた様。






玄関先には生簀があり
渡り蟹や鯵、蛤がわんさか。
ほぼ地物を食べさせてくれる料理と
海を一望できる露天風呂に惹かれて選びました。
っていうか、宿選びのタイミングが遅過ぎて
選択肢が無かったって言うのがホンネ^^;


海水を沸かしたという潮湯はなかなか良かった。
身体を委ねるとプカンと浮かび
まるで胎内の羊水にいる感覚(覚えてないけど)。
リラックスできました^^


さて、晩ご飯です。
ムーディとはかけ離れたイメージの
食堂に集合させられました…





八寸

出汁などもまともです。
野菜は全て自家製無農薬・有機栽培ですって。





活き車海老

活きた車海老が目の前に供されまして
お刺身か塩焼きかの選択を促されました。
どっちも美味しかったです^^
天草は車海老養殖が盛んですが
養殖臭さは全くなかったですよ。




天草大王

国内最大級の天草の地鶏・天草大王。
一時は絶滅したそうですが
平成12年に復元(?)されたそうです。
卓上コンロの陶板焼きは止めて欲しかった。
冷めてもいいから炭火で焼いて~。
なんならガスコンロでもいい。
この、グズグズと不味くなるのを目の当たりにする
卓上陶板調理は撲滅して欲しいです。
温かい物を温かく…という言い訳付の怠慢。
ちゃんと焼けば美味しかった気がします。
真価は問えません。





お造り

さすが四方八方海というだけあって
鮮度はとてもいいです。
鮪や甘エビなど、
無関係な土地の素材がないのも好印象。
お醤油は当然のごとくマイ醤油で。




蛸の桜煮

蛸の質がいいし、なかなか美味しいです。
醤油の質が悔やまれる。



渡り蟹

かなり大きい!これは美味しそう。
…と黙々とチマチマ作業をこなします。
鮮度がいいから身離れもいいわ♪




完成

私は全部処理してから食べる派です。
葡萄や柑橘類も全て剥いてから。
作業と食べることは全く別にして
両方に没頭したいタイプの様です。
渡り蟹、これは美味!
今まで食べた中で一番美味しいかも。
一番小さな足の先っぽまで平らげました^^




鯛のあら煮

醤油の悪さが際立つなぁ。
鯛はいいのに、もったいない。



カニグラタン

なぜセイロで…
グラタンはいらないです。




浅蜊のお吸い物

シンプルな味付けで美味しかったです!
熊本県は愛知県に次ぐ浅蜊の産地ですからね。
この時期なのに身もプリッとして良かったわ。


醤油と陶板が残念でしたが
素材の良さは光ってました。
あ、ヒトデは出てきませんでしたよ(笑)



ご馳走様でした。



夏の肥後・天草・島原の旅/天草へ

2014年08月20日 | 旅(国内)
山鹿温泉を後にしまして天草へと向かいます。
ところが、天草方面へ向かう道はことごとく渋滞。
FM熊本のリスナー投稿に耳を傾けていると
「天草へ里帰りする途中ですが大渋滞してます!」
という内容が複数にわたって寄せられています。
地図に目をやると天草へ入る道は1本しか無いのね^^;
いろんな道を通ってきた人々が
一気にそこへ集中するから混む訳だ。
しかもお盆初日だったので
この日に上陸するのは大誤算。
が、宿をとってるので引き返す訳にはいきません。
辛抱強くノロノロ運転に甘んじました。



特製赤ウニ丼!

予定よりも2時間近く遅く到着。
天草ではそこそこ有名なお料理屋さんです。
天草は年中雲丹が捕れるらしいですが
赤雲丹は7~9月限定だそうです。
せっかくなので奮発して特製赤ウニ丼に。
九州の醤油に信頼を置いていないのもあって
マイ醤油持参で臨みましたが
既にご飯側へ甘い醤油が掛かってた。ショック。
雲丹は濃厚で磯の香り高く、非常に美味でした。
自然な甘さが十二分に味わえるので
甘露醤油は掛けて欲しくなかったなぁ。
練り山葵もうずら卵もいりません^^;



その後は少し観光しようと
二つのカテドラルを目指しました。
しかし…天草の土地勘が無い私は
日間賀島を一周するぐらいの軽い気持ちで
下島の天草海岸へ向かった訳ですが
とんでもない…めっちゃ遠い(T_T)






崎津教会

海の天主堂と呼ばれるように
漁港近くでひっそりと佇んでいます。
重厚なゴシック様式と説明がありましたが
内部から見るステンドグラスの様子は
ホッとするような温かみ溢れるもの。
床は畳敷きで日欧の文化が融合していますね。
明治以来3回に亘って立て直しされているそうですが
キリスト教禁教時代には
このような立派な教会は無く
隠れキリシタン達の拠り所として
人目を避けた造りだったんでしょう。



トウヤ

昔から生活と生業のために使用された路。
崎津は平地が少ないので海に「カケ」という
ベランダのような物を張り出して
そこに船を着けたり干物などを作ったそうです。
そして玄関は海側にあって、
対岸へは船で移動したそうですよ。
よって、トウヤは玄関から買い物などに出かける
生活道路として活躍したのでしょうね。
平成23年に国の重要文化的景観に選定されたそうです。






大江教会

崎津を出まして大江教会へ。
昭和8年に建てられたそうです。
崎津教会よりも明るい印象を受けます。
中にはシスターがいらっしゃって
祈りを捧げていらっしゃいました。


今回、天草を訪れることができたので
改めて島原の乱について調べましたところ
キリシタンの反乱的な要素よりも
年貢の重圧に耐えきれなくなった
農民達の一揆の要素が強かったんですね。
相次ぐ飢饉に見まわれるも重税は軽減されること無く
心の拠り所であるキリスト教も禁じられ…
カリスマ性のあった天草四郎は
16歳という年齢にも関わらず
総大将に担がれて命を落とした悲劇の主人公ですが
その裏には4万人近くの死者がいたとは。
重税の根本は大名が幕府に対し
石高を過大に算定して申告したことだというから
何とも皮肉かつ悲しい出来事です。
当時江戸城改築で幕府も台所事情が厳しく
大名もルソン島遠征や島原城の新築など
散財による年貢所望もあったのでしょう。
いつの時代も金や名誉に目がくらんだ権力者に
庶民は翻弄されて不満を訴えれば叩かれる…
歴史は繰り返されると言いますが
「昭和の後半と平成の半ばまでは
日本が一番いい時代でした」
と後の人々に懐古されないことを祈ります。



さて、宿に向かって車を走らせます。


つづく…

夏の肥後・天草・島原の旅/豊前街道

2014年08月18日 | 旅(国内)
山鹿温泉のぬるーいお湯で目覚めの湯浴み。
その後は残念な朝食をモソモソといただきまして
情緒溢れる町並みをそぞろ歩きます。





豊前街道

江戸時代には参勤交代の大名行列がここを通り
街の人々は頭を垂れたのでしょう。
篤姫もこの道を通って江戸へ上がったそうですよ。




分厚い漆喰の壁がいいですね




千代の園

熊本名物の赤酒を作っている醸造所です。
一度口にしたことがありますが
甘くて咽せた記憶が…



木屋本店

ここで塩以外の原料は熊本産という
麦と米の合わせ味噌を買いました。
酒精などの添加物不使用。





山鹿灯籠民芸館

大正14年築のレトロモダンな建物。
そうそう、山鹿は灯籠祭りで有名ですね。




翌々日に迫った灯籠祭りのために
街では青年団の方達が
提灯を吊るすなど準備に追われていました。




鰻の寝床

昔は間口の広さで税金が課せられたので
この町も鰻の寝床状の家々が軒を連ねます。
風が通り抜けて気持ち良さそう。




金剛乗寺の石門

空海が開いたとされる山鹿最古の名刹。
眼鏡橋築造技術を活かした
国内でも数少ない構造だそうです。
縁結びのパワースポットだとか…




さくら湯

山鹿の元湯です。
もとは細川藩の御殿湯だったそうですが
明治以降は民間に開放されました。
道後温泉と同じ設計者が手掛けたといわれています。
一度は取り壊されましたが
平成24年に復活したんですって。
どおりで新品ピカピカ。






八千代座

明治43年に造られた演芸座。
ドイツ製のレールを使った廻り舞台など
数々の趣向が凝らされているようです。
残念ながらこの日は中に入ることができませんでした。
最近では市川海老蔵さんが舞台に立ったことで
一躍脚光を浴びましたね。




朽ち果てた家屋

家は住人を失うと
自ずと幕引きするのでしょうか…




このしろすし!

前日のリベンジを果たします。



あった~

想像していたのと異なりました。
押し寿司みたいな物かと思ったら
パックリ開いたこのしろの中に
すし飯がギュッと詰められています。




鰯の煮付け

鰯もよく獲れるみたいですね。




いただきます♪

〆られたこのしろがまるっと一尾。
甘さはさほど気にならないすし飯には
黒胡麻が混ぜられていいアクセント。
鮮度のいいこのしろが手に入ったら作ってみよう。
アニーさんの存在に一抹の不安が過りましたが
新鮮だったからか大丈夫でした^^;



さて、天草へ向かいます!


つづく

夏の肥後・天草・島原の旅/山鹿温泉

2014年08月17日 | 旅(国内)
タイトルの旅から帰ってきました。
急遽決めたので無計画極まりない内容でしたが
歴史や文化に触れることができて
まずまず満足な旅になりました^^



富士山静岡空港

今回はこちらからFDAで福岡に向かいます。
小牧便よりも比較的空いていて
お値段も少々安いです。
お盆休みに入っている企業が多い中
そこそこ空席があったから
普段はどうなんでしょう…
存続が危ぶまれますね^^;


7:45のフライトで9:20福岡着。
レンタカーを借りて南下する前に




長浜ラーメン

福岡港近辺の長浜エリアへ。
24時間やっている元祖のあの店でいただきましたが
白い粉too muchでした。




そして更に南下。



久留米のあの店のあのラーメン

ミシュランのビブグルマンに選ばれたとか…
豚さんの香りと白い粉がキツいんですけど…
もうラーメンは結構です。




熊本市内のこのお店

このお店は面白かった!
九州内の真面目な調味料が勢ぞろい。
ここで得た知識が後の旅で役立ちました。
って…ここで買わない失礼な物見遊山客。
九州の食卓、定期購読しようかなぁ。

九州の食卓




道すがら馬刺を買う



ようやく山鹿温泉に到着しました。
山鹿温泉は豊前街道の宿場町で
今もその風情を残しています。
ここの泉質はヌルツルタイプで温度は低め。
じっくりと浸かると身体の疲れがとれるといいます。
細川のお殿様がいたく気に入られたとか。
別名、美人の湯と呼ばれているそうですよ。
町並みのお写真はまた後で。




このしろずし

気になって仕方ない。
お店を訪ねると本日は売り切れたそう。
明日リベンジすることを宣言して退店。



御宿にチェックインしてさっそく湯浴み。
なーるほど。
確かにお肌はツルツルになりましたが
真冬にこの温度は風邪ひきそう^^;
沸かすのかな?



御宿のご飯を紹介したいところですが
いろいろ思うところあって一部のみ。



馬刺

ツマで肉が隠れてる^^;




ツマ撤去



他の部位

どこの部位なのか説明がありませんでしたが
黒褐色に近い赤身は思いのほか美味でした。
上品な味わいで臭みが無く筋張ってません。
隣の宿泊客をもてなしていた別の仲居さんが
「こんな色してますけど、一番おいしい部分なんですよ」
と説明してました。
私もその説明聞きたいんですけど…
でも、他の料理のおかげで元気が削がれていたので
ムシャムシャと無言で平らげました。



岩魚

お料理、以上!
お部屋に戻ります。



道すがら買った馬刺(超極上バラ)

御宿の赤身の方が美味しかったです^^;
脂が溶けてなくなると
筋張った赤身が口の中に残り
咀嚼する間に風味が消えてなくなりました。
やっぱり霜降りタイプの肉は苦手。



さて、この日の朝は4:00起きだったので
早々に眠りますzzz


つづく…

真夏の月鍋

2014年08月11日 | 和食
雑誌そうで馬肉について書く機会がありました。
一品料理を作って撮影するのが恒例なので
信州の山奥から馬刺と馬の腸を取り寄せた訳ですが
ネット通販の目論みにまんまとはまりまして
全く関係ない物までポチッと…



熊肉と雉子のガラを買ってしまいました^^;

月鍋は若い頃、新穂高スキー場近くの宿で食べたのと
余呉湖の徳山鮓さんで2度食べたので
計3度しか経験がありません。
若い頃食べた月鍋は硬くて臭い印象しか残ってないので
正直もう食べなくていいかな、と思っていましたが。
その印象を払拭してくれた徳山さんの食べ方を倣いつつ、
下諏訪はみなとや旅館さんでいただいた
桜鍋の技法を取り入れてみました。
ちなみにみなとや旅館さんは
桜鍋に雉子の出汁を使用。




猟で捕らえた熊肉

害獣対策のワナではないそうです。
2ランクぐらいありましたが
せっかくなんで特上・極上品をセレクト。
脂の融点が低いです。





一番出汁と雉子の出汁をミックスしました。
ヤマヒサの薄口しょうゆと酒、塩のみで調味。
そこへ岩手の原木なめこをはじめとする茸類を投入。
舞茸はアクが出て色と味が変わるので入れません。



味をなるべく変えない葉葱をon。
白葱は甘さが出るので避けました。




美味しい…

大汗をかきながらいただく贅沢。
全く臭みがなく適度な歯ごたえで
噛めば噛むほど旨味がリフレインします。
ちょっと高かったけど買ってよかった。




〆の雑炊

出汁を余すところなくいただきます。
美味しいに決まってますわ。




原木なめこおろし

2パックもかっちゃったので^^;


鍋は冬の物というのが常識ですが
私は鍋の湯気に晒されながらガツガツいただき、
汗が蒸発していく爽快感が好きです。
よって、カセットコンロは年中休みなし。
また機会があったら月鍋、やってみます^^


ご馳走様でした!

Mさん、お帰りなさいの会

2014年08月09日 | イベント
お友達のMさんが、関西から名古屋へ里帰りされました^^
ということで、恒例のお帰りなさいの会♪
本来、長旅を労って
手厚くおもてなししなくてはならない立場ですが
Mさんの手作りカレーを期待してしまう名古屋・三河組(笑)
だってひじょーに美味しいんだもん♪


コルセンドンク・アグヌスのマグナム

かずくんが提供してくれました^^
ベルギービールは1杯目が美味しいね。
たくさんのめない身体になってしまった…




フレンチバスクの生ハム
AくんとMちゃんの新婚旅行土産♪
しっかり熟成して独特の芳香。
これはワインですね。
イタリアの微発泡リースリングを持参しまして
あっという間に空けましたが写真無し…




ズッキーニと胡瓜のピクルス

caieさん作。
ディルが芳しくてさっぱり!



グリーントマトのピクルス

caieさん作。
完熟とは全く異なる世界観。
肉料理の箸休めにピッタリですね。




ゴーヤーと厚揚げのンブシー

かずくん作。
茄子やヘチマではやったことあるけど
ゴーヤーは初めていただきました。
ゴーヤーは油脂との相性がいいです^^




ギアラのトマト煮込み

Aくん作。
塩加減が酒好き好み(笑)
食感もベストです。
この料理をいただきながら
塩加減に臆病な料理人の話や
トリッパは何であんなに臭いのだ、
という話に花が咲く。




小鮎のコンフィ

caieさん作。
お腹が破れてないですね^^
少し焼いたら香ばしくなり
味も凝縮されて美味でした。




バッターゴービーアールー

舌を噛みそうな名前です。
バッターゴービーはキャベツ
アールーはじゃが芋ですって。



パクチーをon!

Mさん作。
キャベツとじゃが芋のサブジ、
つまり蒸し炒めです。
スパイスの香り豊かで美味!




シシトウのテルダーラ

かずくん作。
シシトウとモルディブフィッシュなどを炒め合わせた
スリランカの野菜料理です。
いつもとは違った「ダシ」が効いてるね^^




キーマカレー

Mさん作。
とんでもなく美味しかったです!
シナモンの香り豊かなバスマティライスと
豚キーマにライタをトッピング。
息子さんがホールスパイスを挽いてくれたそうで
フレッシュなスパイスの香りが鼻孔を満たします。
塩加減も絶妙で「美味しい」を何度連呼したか。
ご馳走様でした!


写真以上。
いつも通り後半はテコでも動かなくなります。
のわりにはスツールから落下してたけど(笑)


私、何もしていない訳じゃないんです^^;
豊橋産の合鴨のロティをテキトーに焼いて、
出た脂でマー坊茄子(茄子品種名)を炒め
K家の冷蔵庫から勝手に“いしる”を出し
テキトーに味付けしたものをご提供しました。
今回に限ってはテキトーぶりがなかなか良かったようです。
まだそんなに酔ってなかったからかな?
前にも宣言しました通り
ホームパーティ全行程の1/3終了までに
料理は作らないとダメです。
失敗するのはもちろん、ケガします。


毎度のごとく、塩をはじめとする調味料談義、
料理談義で大いに盛り上がりまして
ビックリするほど時間が早く過ぎていきました。
みんな料理に対するこだわりが半端でございません。
だからこそ遠慮なく意見交換できるので本当に楽しいわ。
いつか合宿して夜通し語り合いたい(笑)


Aくん&Mちゃん、いろいろありがとう!
お片付けできずに退散してごめんなさいm(_ _)m
Mさん、カレー本当に美味しかったです!
不躾ですが、次回もお願いします!
かずくん、caieさん、また近々お会いしましょう!


美味しくて楽しかった♪