おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

豚バラと白インゲンのカスレ風

2009年11月19日 | フレンチ
ただ今現実逃避中です。
やらなくてはいけないことを
指折り数えると
胃が収縮するのを感じます。
胃ってストレスと戦っているんですね。
実感…

昨日はパートナーの誕生日プレゼントを買おうと
名古屋に行きました。
結局私のショッピングがメインとなってしまいましたが
堂島ロールで行列必至の
サロン・ド・モンシュシュで
バースデーケーキ「アントルメ」を購入。
スウィーツに目がないパートナーは大喜び。

私は行きつけのメルサ地下にある
チーズ王国に向かいました。
いつもはハード系かウォッシュ系をセレクトすることが多いんですが
ボージョレー解禁前、ということもあり
モンドール系のトロトロチーズや
ダブルクリームのこってりチーズが顔を揃えており
久々にブリアサバランのトリュフサンドを買ってしまいました。
身体に悪いものって、なんであんなに美味しいんでしょう。
ポールのパンとブルゴーニュの少々お高い赤ワインと合わせたら
もうボン・マリアージュでした!

メインのおかずはタイトルのメニューに
3日前から下ごしらえして、
三枚肉のラードを茹でて冷やし固めて取り除き
白インゲンとともにトマトで煮込んだ代物です。

実はお昼にマリオットアソシアのビュッフェレストランで
ビーフストロガノフを頂いたんですが。
全然コクがなくて美味しくない…
それに比べて私の作ったカスレったら
美味い!
自我自讃ですがお許しください。

やっぱり時間を掛けて作ったものは
深みがあって美味しいですね。
スローフードなどと俗っぽい言い方はしたくありません。
やっぱりお母さんの味かしら。
ちなみに私の母は
「カスレ?粕漬けした何か?」と言うでしょう。
作ることもなければ知りもしません。
フランスのお母さんの味です。
カスレはフランス南西地方の郷土料理なんです。

つれづれなる現実逃避、以上!

肉食系

2009年11月17日 | つぶやき
草食系男子が増殖中と
巷で耳にいたしますが、
私の周りにはそれらしき人物が
見当たりません。

草食系…定義がよく分かりませんが
肉食獣のようにガツガツしていない
との意味でしょうか?

しかし皆さん
草食獣は肉食獣に食べられないよう
賢く生き抜く術を身につけ
キリンなんて少しでも高い木の葉を食べようと
あんなに首を長くし、
遺伝子へその学習能力を
インプットしてしまったんですから。

肉食獣だって常に飢えている訳ではなく
自然の掟に従って
強く賢くサバンナの王者として
生態系ピラミッドの頂点に立っているんです。


それを軟弱男子を捕まえて草食系だの
コンパでアタックしまくる女子を肉食系だの
非常におこがましい。

と一通り俗批判をしたところでテーマの話題。
拙宅には肉命の生き物が棲んでおります。
今週末に3●回目のバースデーを迎えるため
何が食べたいか訪ねたところ
「ユッケ!」と世界のナベアツごとく雄叫びました。
世の中に存在する食べ物の中で
一番好きなんだそうです。
確かに美味しいですが
所詮生肉…
料理探求人を名乗る私の足元を
すくうような発言です。

ということで、今夜のユッケ用に
特上ランプ肉をオーダーしてあります。
ちょっぴり心躍る私も
やはり肉食系なのでしょうか。



love麩

2009年11月13日 | 和食
味噌・醤油と並んで
私の麩好きは尋常ではありません。
市内外へ出かけたとき、珍しい麩を見ると
値札も見ずに購入します。
高くても知れているというのもありますが…

生麩では蓬・粟・紅葉・加賀のすだれ麩
乾麩では車麩・庄内麩・沖縄の麩、などなど
一口に麩といってもバリエーションは豊富です。

今、家に5種類はストックしているでしょうか。
毎朝のお味噌汁に小巻麩は欠かせません。

そして先日物産展で珍しい麩を見つけました。
車麩の端っこです。
すき焼きや金沢のおでんなどでおなじみの車麩ですが
その端っこを売っているのは始めて見ました。
戻し時間も何と5時間!
どんな姿に変身するかと5時間後を心待ちにしていると
巨大化していました。
分厚くて多層構造になっていて
正直食べ物っぽくありません。
でっかいドアノブのよう。。。


すき焼きに入れてみましたが
スポンジのように割り下を吸ってしまい
お肉や野菜が干上がってしまいました。
パートナーには「それ入れるのやめて」といわれるほど。

好き→たくさん食べたい→大きい方がいい
という単純な思考でしたが
何事もほどほどが一番、と思い知らされた次第です。
まだまだ在庫があるので、
もっと彼らを活かす調理法を研究しなくては。

さて、なぜ私がこんなに麩が好きか
というルーツをたどってみると
多分、即席のお味噌汁に入っていた
あの小巻麩の物足りなさが原因かと思います。
即席みそ汁の味はさておき
あの麩が大好きでした。
もう一個多く入っていたら、
といつも満たされぬ想いを抱いておりました。

大人になった私。
お財布の中のお金も自由に使え
お麩の一つや二つ、
はたまたケース買いだってできる。
今の私はお味噌汁のお椀に
ザラザラ~と小巻麩を入れ
毎朝優越感に浸っております。

味噌蔵取材

2009年11月12日 | その他
昨日は豊田市にある味噌蔵へ「そう」の取材にいってきました。
今回のキーワードは「玉」。
味噌を造る行程で蒸した大豆を団子状に丸めて
麹菌をつけたものを味噌玉と呼びます。
「そう」に取り上げる訳ですから
三遠南信地方にあり
こだわりや歴史があることが条件です。

今回お邪魔した「桝塚味噌」の野田味噌商店さんは
申し分のない(上から目線でスミマセン!)造り手であり
素晴らしいロケーションの持ち主でした。
カメラマンのYさんも興奮気味で蔵内を走り回るほど。

私が感銘を受けたのは
社長の食に対する取り組み姿勢。
「食育」とかいうお題目ばかりを訴えるのではなく
具体的に行動していること。
どんな重要な会議よりも
どんな重鎮の来訪よりも
子供たちの蔵見学を優先し
味噌を通して日本人である誇りを植え付ける。

今は思いつくままに書いているので
適切な表現ができませんが
「そう」を通じて社長の想いを
冷静に、そして深く書込めればいいなあと思っています。

しかしあの安心感は何だろう。
味噌蔵にいて豆と麹と香りと
味噌の息づかいを感じていると
とっても満たされた気分になるんです。

遺伝子はアミノ酸の結合でできていると言いますが
アミノ酸の塊のような味噌が
私達日本人の遺伝子に
なにか影響を与えているのでしょうか。

今も目をつぶると
昨日嗅いだあの香りが甦ります。

みそ汁を毎日堪能できる
日本人で良かった。本当に。

現実逃避

2009年11月09日 | つぶやき
人は切羽詰まると
どうしてよそ事を考えようとするのでしょうか?
締切が刻一刻と迫り、神経もぴりぴりとしつつあるのに
頭の大部分を占める思惑が今晩の献立。

もうここまでくると病気です。。。

結婚式場のキャッチコピーを考えようにも
野菜室に何があったか、に気がいってしまい
脳みその中にはキャベツや白菜が飛び回っております。
帰りには何のお肉を買おうか、
今日は帰りが遅いだろうからあのスーパーは閉店しているだとか・・・

そんなことを考えているうちに
さっさと執筆を進めて
スーパーの営業時間に間に合うように帰れば、
と自分でも思うのですがどうにもこうにも気が散って。

さらには将来なにをやろうかなど
壮大なことを気が付くと考えていたりします。
遠い将来よりも近い未来。
まずは今やらなければならないことをきちっとやりなさい。

それができないのを人のせいにすると…

私が座っている場所、人がバタバタ行き来して
うるさ~い!

いい音楽でも聞きながら
おいしいコーヒーとクッキーでも楽しみながら
ホテルとはいいませんが、個室で書かして頂戴。

そして今夜の献立へまた注意が戻ります。
車麩の含め煮と野菜の蒸し鍋をメインにしようと今決まりました。

落ち着いたところでさあ執筆!

太るということ

2009年11月06日 | つぶやき
昨日エステサロンのオーナー様と
太るメカニズムについてお話をしました。
最近の若いこって足太いよね~。が話の発端。
諸悪の根源は「冷え」なんだそうです。

身体の一部が冷えると、
そこを守ろうとして脂肪細胞が増大。
脂肪細胞が増大すると血管を圧迫して血行が悪くなる。
血行が悪くなるとまた冷えて脂肪細胞が増大し…
悪循環が悪循環を生み
ついにはにっくきセルライトになるんですって。
いや~なメカニズムですね。
身体の気になる部分を触って冷たければ
セルライトと疑った方がいいようです。

私の下腹部が死体のように冷たいのは
セルライトのせいか…納得。

本来代謝のバランスが良ければつかないものですが
真夏の汗をかくべき時にかかず
真冬に生足を出したり
身体を冷やすものばかりを食べていると
脂肪を燃焼させる能力が低下するらしいです。
だから若い人に冷え性が多く
下半身おでぶちゃんが多いようです。

こわいですね~。

セルライトを撃退するためには
食事の摂取量を減らすだけではダメ。
身体を温める食べ物を意識して摂り
身体を動かしてリンパの流れを良くし
汗をかいて毒素を排出する

毒素…ドクロマークの老廃物が
身体のすみずみに行き渡っている様子が
目に浮かぶようです。

「mieさんの場合はまずはビール断ちね」
オーナーの鋭い指摘が私の心をズタズタに。

そんなのできるわけな~い!

セルライトと仲良く生きていく道を選択しました。
別にグラビアアイドルになるわけでもないし。
自分の甘さに苦笑。。。


取材でお邪魔した結婚式で大泣き

2009年11月03日 | つぶやき
次に発行されるブライダル雑誌はずばり「和婚特集」。
ということで、私の住む町周辺の由緒正しい神社を駆け巡っている訳ですが
昨日本物の神前式を拝見しよう、とこの地域随一の神社で執り行われた
厳かな結婚式に参加しました。

新婦は新郎が中学一年生の時の音楽の先生!という驚き年の差カップル。
生年月日の開きと、出会いが新郎の中学の同窓会…
というプロフィールに頭がハテナだらけで首をかしげていたのですが
友人たちのスピーチで判明しました。
取材を依頼した時の「私でいいのかしら…」と謙虚すぎる新婦の態度も納得いきます。

ご友人たちの爆笑余興や、新婦父エスコートによる中座など
笑いと涙を繰り返しているうちに、私にとって一番ヤバイプログラム。
そうです。新婦手紙朗読です。

何度見ても聞いても慣れることなく、泣かずに通り過ぎたことがありません。
新婦は長い間ご自宅にいた、ということもあって
ご両親との想い出は溢れ出るほどある様子。

あ~だめ!私の目から溢れる涙を拭こうとハンカチを探したら
新婦からの花束を今受けようと佇むお父様の横に私のハンドバッグがあるではありませんか!
ハンカチはあきらめました…。
平常心へ戻ろうにも気分が100%高まった私の涙腺は決壊しています。

子供のように手のひらで交互に拭いながら
その様子をメモに取り、あれもこれもで慌ただしいひとときでした。

でも、結婚式って本当に素晴らしい。
アンチ結婚式だった私が手のひらを返したような発言です。

好きでなければこの仕事、やってられませんよ。

さ、今から和婚特集のサムネイル仕上げ。
思いを込めて頑張るぞン♪