おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

日本酒の会堪能

2010年05月31日 | お出かけ
昨夜は「天に月地に山」さんでの日本酒の会でした。
奈良の大倉酒造さんがお見えになり
9種類のお酒とマスター渾身の酒肴を愉しみながら
日本酒へのこだわりをお伺いしたり
たわいもない話で盛り上がったりと
楽しい夕べを過ごしました。
沖縄の発酵ウコンのおかげで二日酔いもなく
朝から絶好調で仕事しています(今は別)。

しかし日本酒はすごい!
お米と水であんなにも個性豊かな味わいが出せるなんて。
初めは偶然の産物だったろうに
ほろ酔うあの感覚をもっと美味しい味わいで…
と先人が研鑽と技術革新を重ねたおかげ。
そこには人の教育という壁もあっただろうし
味覚の変化への対応もあったでしょう。
その恩恵を受けてほろ酔う喜び(“ほろ”どころじゃないか)。
この文化を次世代にも伝えていきたいです。ほんとに。

ハンバーグに果実味のチューハイや
ごはんにコーラは欠かせないという
味覚迷走時代。
確かに私も小さい頃は親に隠れて
駄菓子を食べて舌を真っ赤に染めたり
悪い油で揚げたカレーあられなんかを喜んで食べてました。
でも、夕ご飯にはおばあちゃんが作ったおからや煮しめ、
母が仕事で忙しいときは
近所の肉屋や魚屋のお惣菜などを食べ
何だかんだ手作りのもので3食を済ませていた気がします。

そのおかげで食には人一倍強い思い入れがあり
敏感な味覚を育めたと思います。

まだ遅くない。
山海の幸の旬を知り
それを愛でる喜びを
今こそ教えていくべきだと思う。
魚が切り身で泳いでいると思っている子供達に…

話が壮大になってしまいました。

取材にうきうき

2010年05月28日 | つぶやき
身体に鉛を注入されたように
だるおもな昼下がりです。
まともに休みをとっていないせいでしょうか、
地層のように疲労が蓄積しているのが分かります。
ドリンク剤の助けが必要かな…

とどんよりした心に一筋の光。
先日書いた「フラスカティ」さんの取材
快くOKいただきました。
ファットリア葦毛さんが事前に口添えしてくださったようで、
本当に感謝感謝です。
ああ、みんななんていい人達なんだろう。

カルチョフィへの想いが、
というか料理に対する想いが強いシェフは
電話で熱く料理の説明をしてくれました(20分ぐらい)。
結局少しずつ食べて
私が一番美味しいと思ったものを撮っていけば、
ということに。
責任重大。でも嬉しい!
再来週が待ち遠しい限りです。

シェフは忘れているかもしれないけれど
私が初めて訪れたときの感動を語ってみようと思います。
ドキドキするな。

料理って素晴らしい、出会いって素晴らしい。
そして不時着か運命か…
ライターをさせていただけて良かった。

あの頃の私

2010年05月25日 | つぶやき
昼ご飯の後は
何故こんなに気怠くなるのだろうか。
日だまりの猫のように
眠気に身を任せてしまいたい。

昨日お話ししたイタリア料理店「フラスカティ」さん。
約5年前にお邪魔した時のことを思い出した。
今とは全然違う仕事をしていた私。
ボロボロになりながらも11年もよくやった。
本来自分がやりたかったことに
突っ走っていってもいいはず、と退職。
幼い頃から夢だった、
食に携わる仕事がしたくて模索中だったあの頃。
姉に連れられて「フラスカティ」さんを訪れた。
食とワインを堪能し、
豊橋にもこんないい店があったんだ!と感動。
シェフに自分のイメージを伝えると
「いいアイデアだね。応援しますよ。」と言ってくださった。
この街ならやっていけるかもしれない…
この時帰郷を決定したといっても過言ではない。
「フラスカティ」さんに出逢ってなかったら
まだ名古屋?それとも東京?

あれから5年強。
私は何故か文章を書く人になっている。
「フラスカティ」さんに大ボラを吹いたことになるのだろうか?
いやいや、違うと言わせてほしい。
幼い頃からまっしぐらで夢を叶える人もいる。
道草をしながら結果として行き着く人もいる。
私は多分後者。
これはこれで私らしい生き方としよう。
まだ夢を諦めた訳ではないのですから。。。

追伸
「フラスカティ」さんが豊橋で秀でていることを後々知りました。
あのレベルが基本ではなかったのですねぇ。

豊橋発のイタリア野菜

2010年05月24日 | イタリアン
昨日は嵐の中
豊橋の葦毛湿原横にある
「ファットリア葦毛」さんへ取材に行って来ました。
なのにカメラを忘れたドアホな私・・・(カメラマンさんが既に撮っているので安心)

「ファットリア葦毛」さんは岩崎学園さんが経営する
イタリア野菜の農園。
この時期にしか採れない
「カルチョッフィ(西洋あざみ・アーティチョーク)」が狙いです。
大きな株を持つ多年草で
1年の内、1ヶ月間ほどしか収穫できないので
二毛作や三毛作で稼ぐ
効率重視の日本の農家には不向き。
割に合わないから全国でも生産者は少ないようです。
それが昨年の台風でさらに収穫量が減ったそう。
苗から3年、手塩にかけて育てたのに…
と担当者さんは嘆いていました。

全国80件のレストランから引き合いがあるそうですが
豊橋でオーダーしているのは
松葉公園横の「フラスカティ」さんのみ。
私も過去に数度お邪魔したことがありますが
食材に対する真摯な態度はあっぱれです。

取材は農場だけで済ませようと思ったのですが
ここまで来たら食べてみたい。という欲求がムクムク。
調理・試食までストーリーを広げたいと思っています。

な・の・で・・・今度レストランにお願いしてみようと。
むふふ。
快く受け入れてくれるといいな。

カルチョッフィ以外にも
ルッコラ・セルバチカ種の味わいの濃さに驚いたり
バターインゲンを生で食べて感嘆を挙げたり
紫のコールラビの愛らしい姿に興奮したり…
先方の想像以上に私がはしゃいだので
担当者さんも喜んでくださったよう。
気が付いたら3時間経ってました。

あ~食って素晴らしい
自然の造形美って素晴らしい。
いい日曜日だった。

オニオングラタンスープと悪夢

2010年05月20日 | フレンチ
昨夜のディナーのメニュー補足。
汁物がないと落ち着かないたちなので
即席オニオングラタンスープを作りました。
市販のフライドオニオンでズルをするのですが
それだけだとイヤな味が口に残るので
半玉の玉ねぎを薄切りにして
きつね色になるまで炒めます。
そこへ白ワインとブイヨンを加え
フライドオニオンを投入。
しばらくグツグツ煮たら
塩こしょう、ナツメグで味を整え
耐熱カップに注ぎ
カリッと焼いた薄切りバゲットと
おろしたグリエールチーズを載せて焼きます。

あんまり簡単じゃないじゃん
と突っ込まれそうですが
市販品を二つ(オニオンとブイヨン)使ってしまった私的には
“手抜き”と言っておきたいのです。
忙しい主婦のための簡単レシピ、、、
などを愛読されている奥様には不評でしょうね。

そしてもう一つのテーマ“悪夢”。
最近、運動不足のせいか
足は貧弱になっていくんですが
胴体はだぶつく一方。
このままいくと
丸めた粘土にマッチ棒を挿した体型になってしまいそう…
と危惧し、布団の上で腿上げ運動をしていたら
そのまま寝てしまったんです。
もの凄く変な体勢で眠りこけていたせいか
昨夜は悪夢何部作見たことでしょう。
思い出しても冷や汗が出るようなものばかり。

睡眠はリラックスしてとらないと
逆にストレスを感じてしまいますね。

実はその寝相をパートナーに激写されていました。
おぞましいや~。

和と洋と歴史と

2010年05月19日 | その他
今日は朝一にそうの取材で
豊橋の老舗書店へお邪魔してきました。
明治に入ってからの
学制発布による教科書発行についてです。
明治初頭の教科書を見せていただき。
興奮する中でさらに興奮する材料を発見。

書き取り教科書で
身体の部分、という項目の最後に“月代”の二文字。
月代【さかやき】とは時代劇でよく見るお侍さんのヘアスタイル。
というか、あのそり上げた部分を指します。
「散切り頭を叩いてみれば、文明開化の音がする」
と謳った明治に入っても
教科書に残るんだ、と
ちょんまげと散切り頭が交じり合う
豊橋の東海道筋に想いを馳せ、しばし楽しみました。

昼はお気に入りの蕎麦屋「かわせみ」へ。
やっぱりここが落ち着きます。

特上天ぷらとせいろの大盛り。
大食い資質発揮です。
先に給ぜられたお客さんより
ハイスピードで完食。
蕎麦湯も飲み干しご馳走様。
本当は並を二盛りにして
伸びるのを避けたいんですが
おかわりが来るまで間が持たなくて。。。

夜は牛すね肉のワイン煮こみ
久しぶりにいいワインをあけて楽しみました。
明日からの地獄をしばし忘れる為に。
嗚呼、締め切り前の怒涛はじまりはじまり・・・

アンテナショップ廻り功を奏す

2010年05月15日 | お出かけ
先日上京したとき出逢った調味料をご紹介。

私はアンテナショップ廻りが大好き。
東京から銀座周辺は
各県のアンテナショップが軒を連ねます。
何とも羨ましい限り。
物産展よりも商業臭くなく内容も濃厚。
現地でしか手に入らないものも多数。
廻らない手はありません。

八重洲の北海道アンテナショップで
「三笠の鶏醤」なるものを見つけました。
調味料売り場ではなく冷蔵オープンケースで。
名前から何も想像できず
裏面を見ると何と鶏のレバーを発酵したとか。
何とも恐ろしい光景を想像しましたが
見た目は薄口醤油のよう。
「生のアミノ酸たっぷり」といううたい文句に
半信半疑で小瓶を1本購入しました。

家へ帰って使用して早速後悔。

大瓶買っときゃ良かった。。。

鶏ガラスープの塩分補給に使ったところ
グンと旨味がアップして美味。
溶き卵も落として
親子スープならぬ
親族大集結スープ。
盆と正月がいっぺんに来たような
そんな味わいに仕上がりました(少々オーバー)。

鶏の臓物を廃棄物として捨てるのではなく
何か利用できないか、
と研究の結果生み出された一品です。
どこかで見かけた時は是非手に取ってみてください。
楽天市場でも購入可能です。

もう梅雨?

2010年05月11日 | つぶやき
極寒の春が終わったと思ったら
梅雨のような日々が続きますね。
カラッとした五月晴れは訪れるのでしょうか…
先日、ブライダル雑誌の表紙撮影を行ったのですが
1週間前から曇りの予報。
日が近づくほどに悪くなっていき
GW中ため息ばかりでした。

しかし当日
予報を裏切り快晴!
素敵な写真がとれました。
ロケハン運使い果たしジンクス
ここに破れたり。
GWで費やした憂鬱時間を返してくれ…

写真のアップが伴いませんが
ここでGW中に堪能し食をご紹介。

まずは東京入りしてすぐ

お決まり銀座天龍のジャンボ餃子。
残してもいいから、と1人前8個をオーダー。
15㎝はあるかという餃子を6個完食しました。んまかった!

その後実家訪問で2日空けて


サラリーマンと明大生御用達の
神田駿河台のとんかつ駿河のとんかつ。

丸の内の新丸ビル6階の
四川豆花飯荘で黒酢酢豚(絶品!)、他。
夜食
ツオップのパンとワイン。

翌日昼
銀座キャンドルで世界で一番美味しいチキンバスケット、他。
おやつ
神田まつやでもりそば。

また新丸ビルに戻り
4階随園別館でまたた黒酢酢豚(パートナーのリクエスト)、他。
夜食
ル・ジャルダン・ゴロワのキッシュとワイン

翌日昼
麻布永坂更科でカレー南蛮を食べて一応〆。

この途中にバゲットを買っては試食と称し
ガツガツ。
胃袋に休憩など与えない勢いで
フードファイターのごとく食べました。
丈夫に生んでくれた両親に感謝するとともに
列記すると無謀さを改めて実感。
そして反省。
しばらく粗食を心がけます。

東京食べ歩き

2010年05月07日 | 旅(国内)
食べ三昧の旅から帰ってきました。
よくまあ食べたこと・・・
我ながら感心します。

数々食べた中で今回はバゲットをご紹介。


千葉県松戸市のZopf。
住宅街にポツンとあるお店ですが
ネットや雑誌で有名になり
訪れたときには既に行列。
狭い店内は入場規制され
30分待ってパンにありつきました。
運よく焼き立てで
外はパリッ、中はモチッ、
の定義はバッチリ。
優しい味わいで
日本人の味覚にぴったりです。


渋谷と丸の内に店を構えるVIRON。
私の中では今までナンバーワンです。
フランス小麦を使ったバゲットは
味わい深く香ばしい。
塩分も適度にあって
チーズ無しでもワインのお供OK。
今回も私を満足させてくれました。


最後は世田谷区の下馬にある
シニフィアン・シニフィエ。
日本人オーナーですが
フランスの味わいをしっかり再現しています。
甘味・酸味・塩味のバランス抜群。
食べ飽きせず主張もあります。流石!

とパンだけでもうん千円使いました。
食事したところもおいおいアップします。
情報量多すぎて自分でもまとめ切れません。
まずはショップカードの整理ですかな・・・