おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

初夏のフラスカティ

2012年05月31日 | お出かけ
ブログではアップしていませんでしたが
先日、フラスカティさんにある媒体の取材でお世話になりました。
基本的に取材はお断りになっているそうですが
今携わっている媒体の主旨をお話したところ
賛同してくださってご対応いただいたんです。
感謝してもしきれなく、涙が出そうでした。
撮影時は営業時間に差し掛かってしまったので
インタビューは後日行う事に。
それが今週月曜で、気付いたら2時間超お話してました^^;
お料理に対する思い、人生観、ご家族を大切にされている姿…
このお人柄だから真っすぐで力強い料理ができるのだな~、
と改めて感じた次第です。
こうお話に花が咲いては食べずにはいられません。
ということで繁忙期を乗り切る「ちからメシ」(←シェフがそうおっしゃる)
を昨夜いただきにあがった訳です。


食べたいもの目白押しのアラカルトメニューを眺めながら
まずは白ワインでのどを潤しまして…



瞬間燻製の鱒の助の香草マリネ

青森産のキングサーモン「鱒の助」を
軽く燻製してありますが滑らかな生の食感。



この分厚さがフラスカティさんらしい。
鱒特有の臭みなど全くありません。とにかく旨い。
トマトにゼラチンを少し加えて濃度を出したという
酸味豊かなソースも絡み、ハーブも賑やかでおいしー!
目をつぶって余計な情報をシャットアウトし
鼻から息を長く吐いて香りと味を余すところなく楽しみました。



ホワイトアスパラと生ハム

実はこのホワイトアスパラ、
先日インタビューで訪れた際に
冷蔵庫にあるのを見かけて目が釘付けになってたんです。
だって、もんのすごい太かったんですもの!
産地を聞こう聞こうと思いつつタイミングを失って。
で、目出たくいただくことができました^^

ホワイトアスパラはオランダ産だそう。
今年は当たり年で極太の上物が手に入るみたい。
それを茹でて急冷してシャキシャキ感を残しています。
こんなホワイトアスパラ初めて!美味し過ぎる。
皮をむいてもこれぐらいボリュームが欲しいから
超極太でないとダメなんですって。
甲州地鶏の卵で作ったソースと相まって旨い!



パルマのプロシュートの塩分と
パルミジャーノのフリットの塩分も素晴らしいハーモニー。
幸せの骨頂。




赤ワインとポルチーニ茸風味の短角牛のラグー フェットチーネ

ラグーにはシェフが納得のいく赤ワインをドボドボ使用。
飲みたくもないワインで美味しいラグーが作れる訳ない、
というのがシェフの持論だそうです。そのお考え、大賛成!
飲めもしない料理酒で旨い和食が作れる訳ない、
と常日頃から私も思っておりますので。
もちろんラグーは余韻が長く奥深く美味しいです。
そしてこのパルミジャーノのハンパない量ときたら、アナタ。
しかもフェットチーネは大量の発酵バターで和えられてます。
自分だったらちょっと怖くて使えない量。
だからこそ信頼できる方に作っていただいて
とことん楽しむのです。それが外食の醍醐味。
カロリー?そんなの関係ねぇ(←古っ)。
お腹にも心にもガツンッと来る美味しさでした。




熊野地鶏の炭火焼 玉葱のオーブン焼きとラディッシュ添え

いつもはついつい短角牛のビステッカやタリアータに走ってしまいますが
今日は鶏にしてみよう、とオーダー。
色々な部位を外パリパリ、中レア&ジューシーに焼き上げてます。



このレバーとハツ…旨い!

平飼いした熊野地鶏は歯を押し返すような弾力で
余分な水分や脂分が無く味が凝縮されています。
骨の隅々までしゃぶりついてキレイに完食。
マダムが食べ終えた骨を見て笑ってました^^
ラディッシュも露地物だそうで味が濃い。
とにかく素材が全部元気だというのが分かるんです。




バルベーラ・デル・モンフェラート・スペリオーレ

ワイナリーが自ら飼っている牛の堆肥などを使用し
完全有機栽培のぶどうを使ったヴィオワイン。
最初に酸味と土の香りを感じましたが
抜栓して時間が経過すると酸味がこなれ
その後から熟した果実味が現れます。
香りも非常に高くて本当に美味しかった。
マダムがオススメしてくれるワインで
「あれ?」ということは一度も無いです。




最高のひとときでした。
人に感動を与える料理が作ることができるシェフ。
師匠と勝手に呼ばさせていただきます。
私は何の為に生まれてきたのか…と
哲学的なことを考えさせられるほど
心に響く料理でした。
素材の生命力をたっぷりいただいたので
私もいろいろ頑張らなくっちゃ。
本当にご馳走さまでした!



フラスカティさんのこととなると
料理のコメントがついつい長くなってしまいます^^;



フラスカティ

徒然なる夕食、一挙公開。

2012年05月30日 | その他
北海道や蕎麦ツアーのご報告が続いておりましたが
陰ながら細々と毎日三食作っております。
夕食については備忘録としてアップさせてくださいまし。
溜まる一方なので数日分一気に行かせていただきます。


●某日の食卓その1



イサキのお造り

イサキが揚がり出してますね。
おろしていると包丁にべっとり脂がつきます。
この時期は旨味たっぷりで最高。



出し巻玉子

砂糖や味醂は使ってません。
ちょっと表皮が乾いてしまったけれど



中は出汁たっぷりでジューシィ。




豆腐ステーキ

鉄板出動。
水切りした木綿豆腐を焼いて
醤油、酒、味醂で作ったタレをジュワー!
大根おろしとジャコと葱でいただきます。



鶏の炊き込みご飯

土鍋炊きだからお焦げが美味しい。



イサキのアラのお味噌汁

いいお出汁が出ますよ~。



●某日の食卓その2



ラムコリアンダーマサラ

半額のラムを衝動買いいたしまして…
ホールスパイス、パウダースパイスを効かせ
トマトと少々のココナッツミルク、
そして大量のコリアンダーをペーストにして投入。
スパイスとコリアンダーで異国情緒たっぷり。
そして好きなお味。



季節の野菜のトーレン

茄子、新じゃが、インゲン、ベビーコーンを
マスタードシードやクミンを効かせ
最後にココナッツファインを炒め合わせたもの。
塩を効かせていただきます。
インドのおふくろの味、なのかな?



バスマティライス

やはり長粒米ですよ。



ウニのブルスケッタ

ウニが少々余ったので
ガーリックトーストに載っけて。
あああーーー、至福のひととき。




トマトと卵のスープ

脈絡無いですが汁物は欠かせない。
ラッサムまでは手が回りませんでした^^;



●某日の食卓3



白滝の桜えびコンフィ炒め

パーティ時に作った
桜えびのコンフィが少々あったので
それとニンニクで白滝を炒めました。
何となくモンスーンな味わいだったので
ベトナムで買ったバッチャン焼きのお皿にon。
なのでコリアンダーも載せました。
いい箸休めです。




茄子の味噌しぎ煮

我が家の定番おかず。
味噌と酒で炒め煮しただけ。




鯵のなめろう



有明の海苔でくるんで

最近、海苔にはまってます。
何でも巻きたくなっちゃいます。
安くて不味い海苔は食べたくない…
贅沢な舌になってしまい困りもの。
産地食べ比べを目論んでます。
ちなみにこの一品、
お酒が進んで仕方ありません。



鶏ささみの湯引きおろし和え

鶏ささみはサッと湯引きして氷水に取り
あとはぶつ切りにしておろしを載っけ
ポン酢をザザッとかけていただきます。
以前かなりの頻度で食べていて
しばらく遠ざかって復活したメニューです。
こういうパターン、多すぎ。



豆ご飯

地物のグリーンピースが出始めたので。
豆は劣化が早いので
鹿児島の高いのなどには手を出しません。
地物を見つけた時限定ご飯。
ツヤツヤに仕上げるポイントは
下茹でしたら熱いうちに下煮の汁に投入し
下煮したら汁に漬けたまま冷まします。
その時豆が汁から顔を出さないように気をつけて。
急激に温度が下がるとシワシワになっちゃうので。
あとはご飯炊きあがり3分前に投入。
一緒に炊いたり早い段階で入れると
退色したり火が入りすぎますから。
蒸らし上がったらザックリ混ぜていただきます。
初夏のご馳走^^



ゼエゼエ。。。
一気に書き上げました。


とまあ、徒然なる夕べをおくっております。
ついつい品数が多くなってしまい
エンゲル係数は上昇するばかり。
節約&節食する術を身につけたいわ。


ご精読、ありがとうございました。

(開田高原)蕎麦ツアー/にっぱち庵

2012年05月29日 | 蕎麦
高原を吹き抜ける涼風を堪能し
お腹も少々こなれたところでおやつ(笑)。
高原+ドライブ=ソフトクリーム
という公式が頭に浮かんだところで…



開田高原アイスクリーム




名物コーンソフト

トウモロコシのソフトクリームです。
やさしくて懐かしい味。
子供の頃に食べた「とうきびアイス」を思い出す。
知ってます?
トウモロコシを象った最中生地に
トウモロコシ味のアイスが入っているやつ。
差はあれど同じジェネレーションの我々は
そのアイスの記憶を皮切りに
ピンクレディーがイメージキャラクターだった「宝石箱」や
容器がメロンのカタチをした「メロンシャーベット」など
ノスタルジックな話題に花が咲きました^^
なつかしぃ~。


おやつを済ませて3軒目どうする?
と考えあぐね、観光も兼ねて奈良井宿へ。



風情がある街をそぞろ歩くも
どうも食指を動かされる店がありません。
我々の辞書に妥協という二文字は無し。
きっぱり諦めて作戦変更。
進行方向を下伊那方面へ。
中途半端な時間だったので
1軒目に電話確認したお店はけんもほろろ。
2軒目にピンときたお店に連絡を入れていざ出陣。



蕎麦打ち にっぱち庵

ここは蕎麦を最高の状態で食べてほしいから
撮影にうつつを抜かさないでほしい…
という店主の希望もありまして撮影禁止。
私のつたない表現でお伝えします。



●ざるそば

伸びや乾燥を憂慮してか
1人前を2回に分けて供してくれます。
中太で色はやや濃いめのビジュアル。
蕎麦の甘やかな香りが心地いいです。
少し噛んでいただくと凝縮された旨味が感じられる。
適度なコシとしなやかさのバランスもいいです。


●蕎麦汁

鯖節?ムロアジ系かな?
青魚の血合い由来のFeが感じられ
非常に力強く余韻が長いです。
醤油もキリリと立ってて旨い。
野暮ったい甘さも全くなく
蕎麦との相性抜群です。


●薬味

おろしと白葱のみ。
別オーダーで生山葵が一本100円以下。
蕎麦が旨いので薬味は殆ど使いませんでした。


●蕎麦湯

サラリとしたナチュラルなタイプ。
蕎麦汁に注ぐと節の香りが一層引き立ちます。


●デザート

蕎麦寒天。
甘さ控えめで好印象。


さほど期待していなかったのですが
そのレベルの高さに脱帽でした。
伊那谷産の蕎麦にこだわり
石臼挽きで自家製粉しているそう。
まだお若い店主なので
今後更なるご活躍に期待したいですね。
蕎麦前も充実していて
お酒のセレクトもまずまず。
夜利用もおすすめです…って運転どうすんだ?


ご馳走さまでした!



蕎麦打ち にっぱち庵
長野県下伊那郡松川町元大島1447-13
TEL/0265-36-2457
営業時間/11:30-15:00 18:00-21:00
定休日/火曜日(月曜日は昼のみ営業)




今回の蕎麦ツアーで訪れた3軒。
それぞれの打ち手の感性と個性を反映し
とても滋味深く美味しかったです。
これだから蕎麦の探求はやめられません。
知らない蕎麦にもっともっと出会いたい。
愛してます、蕎麦!


ご一緒してくださったメンバーの皆さん
ありがとうございました。
また蕎麦の魅力に取り憑かれましょうね^^

開田高原蕎麦ツアー/そば処 たけみ

2012年05月28日 | 蕎麦
時香忘を後にして開田高原をドライブ。



御岳山の麓に広がる緑豊かな大地。




残雪が美しい。



そんな景色を間近に見られるのが
「そば処 たけみ」さん。



旅館も併設していてそちらは「旅館嶽見」。
このロケーションから名付けられたのかな?


お昼少し過ぎていましたがお店は盛況。
私たちは旅館側の大広間に通されました。
メンバー全員ざるそば小を注文。
レギュラーはざるそば二枚みたいですが
さっき一枚食べたし、後もあるので。
女将さんが「あんた達小食ねぇ」
みたいな表情をしましたが
いえいえ、そうじゃありません^^



花山葵の甘酢漬け

「甘めに仕上げてます」
の前振りの通り結構甘い。
山間の家庭料理 “あるある”。
甘い、とちゃんと認識した上で
アナウンスしてくれるところに好感が持てます。




山菜の天ぷら

何とサービス!
こごみ、こしあぶら、など。
採れたてのようでフレッシュな苦みが心地よい。
油も綺麗で衣も薄めでサクサク。
これはうれしいサプライズでした。




ざるそば小

レギュラーの半分ですが結構ボリューミー。
自家栽培した玄そばを使うだけ挽き
打ち立て、茹でたてを出してくださいます。



平打ちのしなやかな麺からは香りもしっかり感じられ
啜ると蕎麦の香ばしさも口内に広がります。
これぞ田舎蕎麦、という味わいでした。

汁は開田高原の干し椎茸と
北海道の昆布をベースにしているそう。
なるほど、干し椎茸が効いている。
身の回りのものを最大限に活かす姿勢、好きです。
このお蕎麦によく合うお汁でした。



蕎麦湯もナチュラル


隣席の壮年グループが
「この辺ではここのお蕎麦が一番美味しい!」
と声高に訴えてました。
きっと地元内外に多くのファンがいるのでしょうね。



ホッとする味わいで
食後感がとてもいいわ。
ごちそうさまでした!



そば処 たけみ
長野県木曽町開田高原西野4739
TEL/0264-44-2019
※不定休なので訪れる前に電話した方がいいみたいです。



その後は開田高原の自然を満喫して腹ごなし。



いいお天気。














白樺林に囲まれた草原で
木曽馬が草を食み、駆け巡る。
何て牧歌的な情景でしょう。




御岳山を仰ぎ




花桃を愛でる。


最高の休日。


さあ、次の目的地へ!



開田高原蕎麦ツアー/時香忘

2012年05月27日 | 蕎麦
蕎麦好きの面々が集結し
開田高原方面へ旅立ちました。
もちろん目的は開田高原のお蕎麦。
始発のバスに乗って意気揚々と家を後にしました。


まず初めに向かったのは
非常に人気の高い「時香忘」さん。
週末は行列必至という噂でしたが
この日は全国的に運動会が開催されていて
多くの家族は校庭で我が子の勇姿を見届けているのでしょう。
お陰様で道中は渋滞も無くスムーズに進み
お店も12時少し前でしたが待たずに着席できました。
本当にラッキー。









新緑に満たされたロケーションに
気分が高揚するのを止められません。


限定10食の「夜明け蕎麦」は既に完売。
スタンダードな「おやまぼくち蕎麦」をオーダー。



本山葵が4人で1本提供されました。



たっぷりおろします。贅沢。




薬味は晒し白葱




幻のおやまぼくち蕎麦

「おやまぼくち」という山菜の葉脈を
0.12%程つなぎに使って
通常の10倍以上の時間をかけて捏ね上げるそう。
無骨、という表現をしたくなる程
ごつごつしてワイルドな風貌です。



極粗挽きらしくホシが点在。
麺から所々せり出しています。


そば茶の香りに負けない芳香。
そして青ささえ感じるフレッシュな味わい。
噛み締めるとホシが歯に当たり
ジョリッという食感もしばしば。
噛んだ後は蕎麦の香ばしい香りが鼻から抜けます。
良質な穀物をいただいている、という感じ。
独自路線をきわめてますね。




蕎麦汁

鼻を近づけると節系の香りがフワッと立ちます。
口に含むと色のインパクトを裏切る優しさ。
甘さはほとんどなく
醤油もちゃんと主張しているんですが
何か一つが際立つ、ということがないんです。
そしてひと味、他では感じたことの無い味が。
嫌みではないのですがフルーティな酸味というか
節や昆布ではないものを感じました。
後で調べたら干したシメジ系の茸も
出汁引きに使っているそう。
それが独特の風味を創りだしているのですね。




極粗挽きの別立て蕎麦湯

お粥みたいな重量感。
副産物、というより
一つの料理として成立します。



まぎれもなく蕎麦だ、これは。




人の心をゆらす蕎麦を打ちたい
ただひたすら…
手間暇を惜しまず…



お店のリーフレットに書かれた
店主の熱い思い。

その思い、しかと伝わりました。
正統派かと問われると疑問ですが
そもそもある一定レベル以上の蕎麦に
正当とか邪道とかあるのか…?
最近様々なお蕎麦をいただいて分からなくなりました。
美味しいのが正当、としておきましょう。
逆に真の邪道はよく分かるようになりました。
粗悪な素材を使った蕎麦(蕎麦と呼びたくない)
もう身体が受け付けなくなっています^^;


いいお蕎麦をいただくと
自然に笑顔がほころびます。
ごちそうさまでした。



時香忘(じこぼう)
長野県木曽郡木曽町新開芝原8990
TEL/0264-27-6428
火曜日定休


さあ、次の目的地へ出発!

札幌二条市場~北海道物産展 at 我が家

2012年05月25日 | 旅(国内)
最終日、皆さんのフライトは三々五々。
中でも私は一番早い便だったので
ゆっくりしている暇はありませんでした。
だけどそのまま空港直行ではあまりにも寂しいと
5時半に起きて狸小路を抜けた先にある二条市場へ。



サッポロクラシック飲み納め

早朝からスミマセン。
前夜にたらふく飲んでも
飲めちゃうんだな、これが。




海鮮丼

やはりやめておけば良かった。。。



鉄砲汁

う~ん。蟹スカスカ&“素”味。

観光客向けの食堂ですもんね。



その後、商店を物色するも、
鮮魚関係は特に食指を動かされません。
唯一購買意欲をそそったのがホワイトアスパラ。
ここに至るまでの先々で見かけたのですが
鮮度が落ちやすいので最終日に、と決めてました。




ホワイトアスパラ

現在はハウスものの出盛り期だそう。
今後は露地物が出回るらしいですが
柔らかさは断然ハウスものが勝るとか。
太さもかなり立派で表皮もツヤツヤ。
当然悩むことなくお買い上げです。




茹でホワイトアスパラ ラヴィゴットソース

ホワイトアスパラは塩を入れた湯で
2分強茹でて茹で汁に浸したまま冷まします。
こうしておけば2~3日は持ちます。
当然劣化はしますが。
あとは冷たくしてお好みのソースでどうぞ。
私は玉葱・ゆで卵・パセリ・コルニッションを刻み
レモン汁・オイル・塩胡椒で味付けした
ラビゴットソースでいただきました。



おいしぃ。ホワイトアスパラ最高!



その他、2日目に中央市場から送った海の幸。




生ウニ

ミョウバンは入っておりません。
旅先のノリだから購入できちゃう価格です。
家の近所だったら絶対手を出さない。出せない。




有明の極上海苔とともに




包みまして…

美味し過ぎて目眩がする。




手のりウニ丼

ちょっとご飯なぞ添えてみまして。
丼ものは余り好きではないので
これぐらいの小ささがちょうどいい。
だったら何で海鮮丼を…
という質問は無しでよろしく^^;




石狩鍋

市場で時鮭のアラが安かったので購入。
それをジャガ芋等と石狩鍋に。
頭の部分がトロンとして美味。
写真を撮ったのですが
少々グロテスクなのでアップは控えます。


おうち物産展を堪能しました。
北海道は山海の幸に恵まれているけれど
それを活かした郷土料理に
お目にかかる機会が少ない気がします。
江戸後期から明治にかけての新開地だからでしょうか?
アイヌの方達には受け継がれた味があったかもしれませんね。
文字を持たない民だから継承されなかったのか…
隠れた郷土料理があったら知りたいなぁ。


北海道はでっかいどう…よく言ったものです。
延々と続く地平線、
悠々と草を食む牛たち、
真っすぐに伸びるカントリーロード。
人間なんてちっちゃいぞう…と思わされました。


また鮭遡上のシーズンにお世話になります!

サッポロビール園ガーデングリル

2012年05月24日 | 旅(国内)





サッポロビール園内のハイグレードレストラン
「ガーデングリル」を訪れました。
私が前回訪れたのは18年前の夏(もうそんな前…)。
一人ぽっち舞鶴から小樽へ向かうフェリー内で
たまたま相部屋になった女の子二人組と意気投合し
三人でビール園に行って以来。
その時は庶民的なジンギスカンホールで
熱気ムンムン、煙モウモウの中で汗をかいては飲み
飲んで食べては汗をかき…を繰り返してたなぁ。
お肉はよくある冷凍のロールマトン。
あんまり美味しくなかった…という感想でした。
今回は厳選されたグレインフェッドラムがいただけるというから
期待が高まるのを押さえられません♪


MIYAさん、masakoちゃん、
ギャラリーオーナーのHさんも合流し乾杯!



エーデルピルス

最初の一杯にふさわしい軽やかさ。



グレインフェッドラム肩ロース

美しい赤身に適度なサシ。
はじめはジンギスカンスタイルで食べたけど
タレで食べるのはもったいないと
後半はレアに焼いて塩でいただきました。
美味しかったー!



グレインフェッドラムショートロイン

ヒレ肉です。
これもジンギスカンより焼いて塩の方がよろし。
鮮度も良く、非常に美味しかったです。



アルト

ちょっとビターで余韻が長い。
とはいえスルスル飲める濃さです。



栗山産二食のアスパラ

これはかなり美味しかった!
この美味しさに魅せられて
翌朝アスパラ求め二条市場を彷徨うことに。
本州や九州のものより柔らかく
自然な甘さが口の中で炸裂します。
北海道の春のご馳走を堪能できました。



サッポロファイブスター

サッポロビール園限定のビール。
味わって飲んでないので感想はございません。
美味しかったと思います。多分。



栗山産アスパラと島牧産行者ニンニク

これも北海道の春の味覚。
アスパラ、外皮を剥かなくても柔らかいんです。
これも美味しかったなぁ。




活きアワビのカルパッチョフレッシュ肝ソース

ソース、ちょっと安っぽく感じたのは何故?
活きアワビは適度な歯ごたえでなかなかです。




白老産黒毛和牛のグリル

サシたっぷりなお肉は一切れで満足。
最近、サーロイン系はどうも…。



白アスパラ おかわり!

ワガママ言って白オンリーにしてもらいました^^;
皆で奪い合うように食べてあっという間に完食。



北あかりのカチョカバッロ焼き

北あかり、ホクホクして美味しい。



活きホッキ貝のソテー焦がしバターソース

色々食べてからの追加オーダーなので
お姉さんの舌にはバターが重かった。



北海道チーズプラッター

カマンベールとセミハード系。



開拓史麦酒

限定品は飲んでおかねば。
結構苦みが強く、
子供の頃に盗み飲みした(時効)味がしました。



海鮮塩ダレ焼きそば

味王(ウェイパー)系の味がします^^;
そりゃそうですよね。



タラバガニのグラタン

覚えてない。



大人数でお邪魔したので
いろいろなメニューが食べられました。
中でも白アスパラとラム肩ロース!
感動的な美味しさでした。



ビールしか写真に残っていませんが
ワインもグビグビ飲み
暑くなったとウッドデッキで夕涼み。





体育座りで寛ぎながらパチリ。


サッポロビール園ガーデングリル



北海道最終日の夜も充実できました。
MIYAさん、今回も誘ってくださってありがとうございます。
そして北海道のAさん、本当にお世話になりました。
とってもとっても楽しかったです^^
秋は鮭の会、やりましょうねー!


ちなみに鮭の会とは…
厚田にあるA氏の別荘は石狩川河口すぐ。
遡上する前の鮭を名人達が釣り上げて
それを板前・私めが捌いて腹子を出し
鮭と腹子でどんちゃん騒ぎ♪
という何とも浮世離れした会。
エア捌きで鮭入刀の練習しよっと!


見目麗しき美瑛の丘

2012年05月23日 | 旅(国内)
北海道滞在も3日目。
この日は北海道在住のA氏による
ミステリーツアーに出かけました。
昨年北海道を訪れた際も
A氏が様々な趣向を凝らしてくださったお陰で
普通の観光旅行では味わえない
ローカル&ディープな旅になりました。
A氏のホスポタリティに感謝感謝です。


で、どこへ行くのかも告げられず
朝9時に大通公園のテレビ塔に集合。







北海道の5月は新緑とお花に彩られ
ため息が出るほど美しい。
長く厳しい冬の後に訪れる春。
道産子にとっては特別な思いがあるのでしょう。
皆さん春を謳歌してらっしゃいました。


このツアーに参加したのは
MIYAさん主宰の写真教室の生徒さんも3人いらっしゃいます。
デザイナーのSさんも一眼レフ持ってるし
私もコンパクトとはいえ一応一眼。
撮影スポットに着くや否や
みんな本気(マジ)カメラを首から下げて
ワンボックスからワラワラ散っていくので
傍から見れば異様な光景だったと思います^^;



室蘭本線・遠浅【とあさ】駅




A氏オススメの撮影スポット。
延々と伸びる線路と鄙びた駅舎。
冬はもっと情緒があるらしいです。
ここから都会へ旅立っていった若者をイメージし
セピアな色味にしてみました。



お昼ご飯はアルファトマムリゾートへ。
バブル期は一大リゾート施設として
全国に名をとどろかせた庶民憧れの地。
しかしその現状は、兵どもが夢のあと…。
ホテルやゴルフ場も閑散としており
かつてのクラブハウスも廃墟と化してました。



ホエー豚タレしゃぶ丼

ブランド尽くしのゴルファーで賑わっただろう
ゴルフ場のクラブハウスでお昼ご飯。
さすがに景色は素晴らしかったです。



その後は富良野方面に向けて発進。



ドライブ+富良野=ソフトクリーム

普段食べることはありませんが
シチュエーションが欲しがらせます。
サッパリして美味しかった^^



自転車通学する小学生

冬はスキー通学?
新一年生が慣れない足でヨタヨタと漕ぎ
それを上級生が心配そうに見守っていた姿が
とっても微笑ましかったのでパチリ。


ラベンダーにはまだ早い富良野を抜けて美瑛へ。


秋と冬は訪れたことがありますが春は初めて。
冬に一人で訪れた時は十勝岳にクロカンで登り
途中吹雪いて足止めをくらい
穴に身を寄せて吹雪が過ぎ去るのを待った…
なんて経験を思い出してノスタルジックに。
あの後の温泉は格別だったな~。
そういえば当時、混浴だったぞ?
どうやって入浴したかは記憶にございません^^;
同年代の男の子もいた気がしますが
間違いは起きませんでしたので悪しからず。




ジャガ芋畑がパッチワークのように広がる
「パッチワークの路」を進みながら撮影タイム。



ケンとメリーの木



セブンスターの木



マイルドセブンの丘


何故そう呼ばれるかはコチラをご覧ください。


私のつたない撮影技術では表現できません。
実際にはもっと雄大で瑞々しく美しいです。
きっと私以外のメンバーは
数倍ステキに撮ってらっしゃるはず。



素晴らしい景色に癒されました。
地平線、久々に見た気がします。


予定よりもだいぶ時間が押して
A氏の疾走で札幌に戻り
夜はビール園で極上生ラムを堪能。
その模様は次のアップでご報告しますね。

写真展パーティ~MINI BEG

2012年05月22日 | 旅(国内)
帰ってきちゃいました。。。
札幌のカラリと乾いた空気が恋しいです。
私の天然パーマも大人しくしてくれてたし
梅雨になったらあっちに移住したいわ。



さて、何度も言いますが今回の第一目的は
写真家・宮城谷好是氏の写真展パーティお手伝い。
取材をきっかけにお会いしてから
いろいろお世話になり続けているMIYAさん。
そのMIYAさんの為であればマイルも体力も使うわよ!
ということで札幌滞在2日目はお手伝いメイン。




と、その前に腹ごしらえね。
札幌中央市場へ出向くことに。



私たちらしく飲む朝ご飯♪

MIYAさん、すみません。
ガソリン注入しました^^;



お通し



鮭ハラス



脂が凄い!




天然帆立お造り



カニ汁

朝ご飯らしく…と
固形の炭水化物も無いのにオーダーしたら
ものすごい“素”の味と香りがして食べられませんでした。。。



すみませーん!ご飯おかわりー。



と朝からすっ飛ばしましたが
夜からのパーティはシャンとしましたよ。
もちろん。



ワインも開けまして



小樽ビールのサーバーも到着

ビターでコクがあって美味しかったです♪



今回は流石に料理はできませんでしたので
テイクアウトしたお惣菜等をサーブ。



パティシエさんからの差し入れケーキブッフェ

壮観ですね。



MIYAさんが様々な国を旅して撮影した
情緒たっぷりの写真を眺めながら
皆さん、本当に楽しんでいらっしゃった様子。


豊橋をはじめ、東京や道内各地からいらっしゃったゲストの皆さん。
MIYAさんの交流関係の広さと
築いた関係の深さを目の当たりにしました。
私も出会い、大切にしよう。
そして旅、もっとしよう。



お開き後、さくさくと片付けて
スタッフ4人は夜の狸小路へ。
N氏が目星をつけていたバー「MINI BEG」へ。
JAZZ、BLUES、LATINのナンバーを
アナログ音源で聴きながら
シングルモルトをはじめとするハードリカーと
バーにしては手の込んだお料理が楽しめるお店です。


エトワール・ド・ノルド

労働の後はやっぱり泡が欲しくなります。
フランスの白ビール。
小麦ビール系のフルーティーな香りと
ビターテイストのコントラストがなかなか面白かった。




チカのフリット

北海道では馴染みのある「チカ」。
キスをもっと小さくしたようなお魚で
堤防から針を落とせば入れ食いで釣れます。
礼文島の浜で1ヵ月自炊生活をしている時
港に出向いてよく釣ったものです。
別に怪しいもんじゃありませんよ~。




ソイのカルパッチョ

ソイも北海道ではポピュラーですね。
弾力のある白身がおいしかったです。
お刺身で食べたいというのが本音ですが。




トマト羊のグリル

北海道産の有機栽培トマトと
チーズ作りで出たホエーで育った羊だそう。
肉質は非常に柔らかく
適度なラム香も感じられて美味しかった。
火の入れ方もかなりレアで私好み。



何だったっけ?

鶏肉の何かだった気がしますが忘れました。
ビールの後にシングルモルト2種ストレート
ラムをロックでクピクピ飲みまして…
パーティ中に飲みましたビールとワインと
心地よい疲労感も手伝って…
いい感じに酔いました。楽しかった。


ただこのお店、この時だけかもしれませんが難点が。
カウンター内の狭小厨房の換気が悪く
調理の香りがお店中に充満していたのと
その調理に使っている油の酸化臭がキツかったです。
チカのフリットはギリギリ大丈夫でしたけど
燻し出されるようにして店を後にしました。


音楽は私のハートを鷲掴みにするセレクトだし
お酒と料理の方向性もいいだけに、ちょっぴり残念。



MINI BEG





長い一日も無事お開き。
翌日は道央まで足を伸ばしました。
それにつきましてはまた今度。

バール ワインズ

2012年05月21日 | 旅(国内)
快晴ですが金環日食の見られない札幌からお届けします。

北海道上陸3日目の朝を迎えました。
ほぼ3食ビール付きの日々を送っておりますが
お陰様で体調は絶好調です。
敬愛するMIYAさんこと
写真家・宮城谷好是氏の写真展パーティも無事終了。
お手伝いのしがいがある大盛況ぶりでした^^
お手伝いという第一目的を果たす前に
前夜祭を行っちゃいましたのでそのリポート。


ところはススキノのど真ん中にある
「バール ワインズ」さん。
実はここ、私がちょくちょくお世話になっている
ワインのインポーターさん直営なんです。
去年の夏に北海道を訪れた際も
社長さんが是非、とご紹介してくださったんですが
日曜日の定休日と訪札が重なってしまい
なくなく諦めた次第です。
今回は花の土曜日。満を持して伺いました♪


私たちが座った壁面にはワインがずらりと並び
ボトルにカンタンな説明と価格が表示されています。
もちろんソムリエさんもいるので相談可能。
そして驚くのは良心的なワインの価格!
私の大好きなワインもリストに多数あり
いつも購入している価格にちょっと上乗せされただけ。
管理費とサービス料を考えても安すぎます。
それだけでこのお店を気に入ってしまいました。




サッポロクラシック

北海道を訪れたらコレですよね♪
ハッピーアワーは1杯350円(だったかな?)で
数分経過していたのに
ハッピーアワー価格で提供してくださいました。
感謝感謝!




お通しのペンネ

ハーブが効いたボロネーゼタイプのソース。
ちゃんとおいしい。




自家製ピクルス




亀さん



鳥さん


良心的な価格なのに手抜き無し。
若干甘く感じましたけれど
好みの問題でしょうね。




砂肝のコンフィ

玉ねぎやニンニクの風味豊かなオイルで
砂肝が柔らかくコンフィされています。
アヒージョとも言える一品です。
ワインが進みますよ~。




季節の野菜のあっさり炒め

いろいろ野菜が塩ベースで炒めてあります。



肝心なワインの写真が無い。。。
白を一本オーダーしたんですが2000円だったかな?
他店で頼んだら3000円台半ばになるはず。
さすがインポーターさん直営です。



近くにあったら絶対通うだろうバール。
グラスワインも常時10種以上あるようなので
試飲して気に入ったら仕入れる(業者かっ)ことも可能ですね。
いやー。いいお店を紹介してくださいました。
社長様にお礼のメールを送ろう。うん。

ごちそうさまでした!


BAR WINE'Z



本州では金環日食が始まってますね。
テレビ中継中のみのもんたのコメントに
いちいち突っ込みを入れつつ
お出かけの準備をしております。


今日はA氏プロデュースによるミステリーツアー。
どこに連れて行っていただけるのかな?