今日もまた研修。キャンパスは銀杏が色づいていて、綺麗。落ち着いた雰囲気だ。年齢こそ、とってしまったが、また、大学生に戻ってキャンパス生活を謳歌したい気分だ。
最近よく聴いているのが、ブライロフスキーする演奏するリスト曲集。昔、中古レコード屋で手に入れたもの。曲はメフィストワルツ、小人の踊り、ハンガリー狂詩曲６番、１２番、エステ荘の噴水、愛の夢、忘れられたワルツなど。楽器を熱く、存分に鳴らしきり、ピアニスティックな要素を満喫できる。ブライロフスキーというとショパンのスペシャリストという感じがするが、実はリスト弾きとしても有名だった。自身の芸を前面に出すのではなく、作品のよさをあるがままに語らせる。その純度の高い音色に、聴いた後、いつも爽快感が残る。今、こういうピアニストは、世界中を探してもどこにもいない。
先日、クラシックコンクール本選会が行われ、ちゃゆみんがピアノ部門に出場した。本選で８０点を獲得すると、全国大会に進むことができる。出場者の様子を見ると、旅行バックをもっていることなどから県外者が多いように思われた。また、曲目もすごい。リストの小人の踊り、ショパンやシューベルトの即興曲、グリーグの叙情小曲集など。かなり学習が進んでいる子ばかりだ。これが全国の高学年のレベルなのか？ちゃゆみん、かなりの集中度をもって弾き、満足のいくパフォーマンスとなった。審査員は4人。点数は上下カットでまん中の2人の平均が得点となる。ちゃゆみん、上が８３で下が７８点二名。結局７８となった。あぁ残念！ただ１人の審査員が点数をつける際、迷ったらしく、１度８１点と書いて消した形跡があった。そのまま書き直さなければ次に進出できたのだが・・。ともあれ９人中4人が全国大会へ。最高点は８２点。僅差で勝負が決まった。まさに大学入試のような感じだった。結果は残念だったが、いい勉強になったと本人も思っているようだ。