最近思うのだが、震災以来、何を信じて、何を目指して歩んでいったらいいのか。その針路を示してくれる人がいない。言い換えれば、この国を再生させ、危機を乗り越えるための、強力なリーダーシップをとれる人がいない。皆、いろいろなことを言い、収拾がつかない状態だ。そんな中、地方紙に豪の学者の記事が掲載されていた。一読するや、妙に納得してしまった。そこで思ったのだが、今回の原発事故のような場合、当該の政府、行政、企業、学者を含めて、様々な利害関係や思惑が絡んでいて、冷静な判断、決断ができていないのではないか。それならむしろ、信頼のおける他国からのアドバイスに静かに耳を傾けた方が、かえっていいのではないか。現在の混沌とした状態では、望ましい針路は見えてこない気がする。岡目八目という言葉もある。
今年のGW。さすがに遠出する気にはならず。最初の二日はママの親友が、東京から来た。震災以来、地震トラウマになっているようだ。晴海埠頭近くで、レインボーや8チャンを望める20階の高層マンションは、半端な揺れではなかったらしい。こちらにしばらく滞在して、身体がだいぶ休まったようだ。今日は、天候が穏やかになったので、恒例の菜の花公園へ。桜は終わっていたが、菜の花の緑はみずみずしくて美しかった。