針路

2011-05-12 18:51:02 | Weblog
最近思うのだが、震災以来、何を信じて、何を目指して歩んでいったらいいのか。その針路を示してくれる人がいない。言い換えれば、この国を再生させ、危機を乗り越えるための、強力なリーダーシップをとれる人がいない。皆、いろいろなことを言い、収拾がつかない状態だ。そんな中、地方紙に豪の学者の記事が掲載されていた。一読するや、妙に納得してしまった。そこで思ったのだが、今回の原発事故のような場合、当該の政府、行政、企業、学者を含めて、様々な利害関係や思惑が絡んでいて、冷静な判断、決断ができていないのではないか。それならむしろ、信頼のおける他国からのアドバイスに静かに耳を傾けた方が、かえっていいのではないか。現在の混沌とした状態では、望ましい針路は見えてこない気がする。岡目八目という言葉もある。