若林顕ピアノリサイタル

2007-12-22 23:15:38 | Weblog
21日18:30~県文。曲目は、シューマンの幻想小曲集とベートーヴェン・リスト編の第九。まず、驚いたのは脱力した打鍵でのタッチのコントロール。とにかく打鍵がやわらかで音がきれいなこと。このピアノの音ならば何時間聴き続けても飽きないだろう。また、何と音色作りが緻密なことか。あわせて、とてつもない集中力。第九でのオーケストラ的な曲作りとヴィルトゥオーゾの側面。邦人の中堅ピアニストの中でも際立った実力派ピアニストであることを印象づけた演奏会。