デビュー作を除いてアラン・ドロンの主演作品が日本で初めて未公開となったことで有名?なフィルム
Armaguedon (1977)のサントラです。
一昨年にフランスでDVDが発売されてようやく日本でも観れるようになりましたが、
映画の内容よりもまず初めに印象に残ったのがこの映画音楽でした。
担当しているのはバンドネオンの巨匠、故アストル・ピアソラで、
メイン・タイトルのこの上なくメランコリックな旋律が、
観客を一気に古き良き70年代にいざなってくれます。
当時のピアソラはフランスに移住してきたばかりの頃で、
この時期は他にも『ローマに散る』などフィルムスコアをいくつか手がけています。
アルバムには映画の中で現実音楽として流れたジャズの曲やボサノヴァ調の女性ボーカル曲など、
かなりバラエティに富んだ曲構成となっており、
ピアソラの作品としては比較的ポップな聞き易い仕上がりとなっています。
失礼ながら映画としてはかなりの凡作にもかかわらず、
全く音楽に手を抜かない製作者としてのドロンのこだわりは、
当時の作曲家たちにとっては大変励みになったのではないかと思います。
Armaguedon (1977)のサントラです。
一昨年にフランスでDVDが発売されてようやく日本でも観れるようになりましたが、
映画の内容よりもまず初めに印象に残ったのがこの映画音楽でした。
担当しているのはバンドネオンの巨匠、故アストル・ピアソラで、
メイン・タイトルのこの上なくメランコリックな旋律が、
観客を一気に古き良き70年代にいざなってくれます。
当時のピアソラはフランスに移住してきたばかりの頃で、
この時期は他にも『ローマに散る』などフィルムスコアをいくつか手がけています。
アルバムには映画の中で現実音楽として流れたジャズの曲やボサノヴァ調の女性ボーカル曲など、
かなりバラエティに富んだ曲構成となっており、
ピアソラの作品としては比較的ポップな聞き易い仕上がりとなっています。
失礼ながら映画としてはかなりの凡作にもかかわらず、
全く音楽に手を抜かない製作者としてのドロンのこだわりは、
当時の作曲家たちにとっては大変励みになったのではないかと思います。