40年も昔のことだが、私は山本周五郎の作品に強く惹かれた時期があった。それで彼の長編・短編を問わず乱読した。取り分け印象に残っているのは、短編集《小説 日本婦道記》(新潮文庫版)である。これは親しく付き合っていた人々に贈呈したりして、清冽な感動を語り合ったりした。山本の作品に溢れる真・善・美の世界には心打たれるものがある。
同短編集については、10年位前このブログでも取り上げたことがある。
https://blog.goo.ne.jp/charotm/e/61b4167318b926c91db1285f4aafc3fc
今、私の視力は著しく低下し、文庫本の活字を追うことが出来ないが、幸い YouTube でその一部を朗読で聴くことが可能だ。まずは、上記短編集から<墨丸(すみまる)>を聴いて見よう。この朗読をupして下さっている方に、感謝しています。
山本周五郎 真説吝嗇記【朗読】
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