陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

米国での iPad 販売は順調

2010-04-08 02:44:03 | Weblog
 米国で4月3日に発売されたアップル社のタブレットPC、iPadは、初日だけで30万台以上が販売された。最低価格は、499ドル。通常のPC機能に加えて、電子辞書、百科事典、様々な電子書籍を閲覧出来る。

 専用の閲覧ソフトiBooksが必要だが、購入と同時にユーザーは100万件を越えるソフトをダウンロードしたらしい。

 日本での発売は、4月24日と言う話が流れているけれども、明確ではない。その場合、閲覧ソフトは日本語版が提供されるのだろうか。

 米国では、3つの大学がiPadを全学生に無償配布し、教育機材に利用するとのこと、理工系や、歴史関係分野ではかなり役に立つと予想される。書物としての教科書も不要になるだろう。大学などで、国際ジャーナルを閲読利用するには大変便利なはずだ。ゲームもやれるから、学生は勉強時間を確保するため忙しくなるかも知れない(笑)。

 早速、iPadの無線LAN(IEEE 802.11b/g/nに対応)接続に問題があるとの報道。本体から発信される電波が弱くて、インターネットに繋がらないと言う。CNNによると、


iPad の無線LAN接続に問題? 購入者から苦情相次ぐ

(CNN) 米国で発売されたアップルの多機能携帯端末「iPad」を購入したユーザーから、「インターネットにうまくつながらない」という苦情が相次いでいる。

iPadは無線LANでインターネットに接続する仕組みだが、アップルの技術サポートサイトには、無線LAN接続のトラブルを訴える書き込みが相次ぎ、6日午前までに11ページにのぼった。内容は「無線LANの電波が弱い」「まったく接続できない」というもので、中には「平らな表面に置くとさらに悪化する」という声もある。

トラブルを訴えた1人は「解決する方法がなく、とてもがっかりしている。(ソフトウェアの)更新によって解決できる問題なのか、それともいまのうちに返品した方がいいのか」と書き込んだ。

iPadは無線LANの通信機能だけを備えたモデルと第3世代(3G)携帯電話機能を搭載するモデルがあるが、3日に発売されたのは無線LANモデルのみ。接続問題についてアップルにコメントを求めたが、6日の時点で返答はなかった。

アップルはiPadの発売初日に30万台が売れたと発表したが、この時点でトラブルシューティングのページに、「まれに起きる問題」として無線LANの信号が弱い、信号を検出できないといったケースを紹介していた。対策として「ルーターやアクセスポイントに近づける」「電子レンジなどによる干渉をチェックする」などを挙げている。

IT情報ブログの「テッククランチ」創業者、マイケル・アーリントン氏もiPadの無線LAN問題に見舞われた1人だという。「ルーターの近くではうまくいくが、家の反対側に行くとダメになる。同じ場所でマックブックプロやネクサスワン(グーグルのスマートフォン)などの無線LAN接続に問題はないのに」と伝えている。

ユーザーの不満の対象になっているのは無線LAN接続だけでなく、カメラが搭載されていない、オンスクリーン・キーボードの操作が難しい、同時に複数のプログラムを動作させることができないなどの仕様に関する不満が表出している。
http://www.cnn.co.jp/science/AIC201004070003.html


 新製品には、故障が付きものだが、これではユーザーの信用を失う。

 ところで、国際的な携帯電話メーカー、ノキア(Nokia)もタブレットPCを年内に発売するとのこと。その時は、OSがどの様になるのか?また、日本のメーカーも黙ってはいないであろう。和書の場合、電子化が遅れているから、最初は辞典や地図などでソフト利用が進むと思われる。


Nokiaも iPad 対抗、タブレットを秋に投入へ

アナリストによると、Nokiaも年内にタブレットマシンの投入を計画している。WindowsかモバイルLinux「MeeGo」を搭載する可能性があるという。(ロイター)
2010年04月07日 10時35分 更新

 携帯電話メーカー最大手のNokiaが独自のタブレットコンピュータに取り組んでおり、年内にリリースする予定だ。ITセクターアナリストが4月6日に明らかにした。

 ほかにもSamsungやHewlett-Packard(HP)など多くの携帯電話メーカーやPCメーカーが、Appleに続いて、PCとスマートフォンの中間のデバイスという新たな分野に乗り込む見込みだ。

 Appleは週末にiPadを発売し、30万台以上を売り上げた。ウォール街のアナリスト予測とほぼ一致する、2007年のiPhone発売のときのような好調なスタートだ。

 NokiaはiPhoneの成功に驚き、約2年かけて同社初の大型タッチスクリーン搭載携帯電話を投入した。

 Nokiaは昨年、初のノートPCでPC業界に参入した。2005年にはネット接続機能のある小型タブレット端末を投入したが、あまり成功しなかった。

 「各社はAppleにあまりリードされたくないと思っている。追い越せなくなるからだ」とRodman and Renshawのアナリスト、アショク・クマー氏は語る。

 「現在、(Nokiaタブレットの)サプライチェーンは秋のリリースに向けて準備している。年末商戦に合わせるには、9~10月に店頭に出さなくてはならない」(同氏)

 Nokiaの広報担当者はコメントを控えた。

NokiaタブレットはWindowsかLinuxか

 「2010年には(iPadに)追随するタブレット製品が市場にあふれるだろうが、ユースケースが確立していない、未成熟な製品カテゴリーだ」とCCS Insightのアナリスト、ジェフ・ブレイダー氏は言う。

 「Appleのブランドとサービスがあるから、iPadは消費者に受け入れられにくいカテゴリーでも例外になるだろう」(同氏)

 クマー氏は、NokiaのタブレットはMicrosoftのWindowsを搭載する可能性が高いとしているが、ほかのアナリストはNokiaとIntelが共同で開発しているLinuxベースの「MeeGo」を採用する可能性もあると話している。

 「MeeGoはおそらく、主にタブレット市場をターゲットとしているのだろう。NokiaやSamsungはこの市場に参入しないわけにはいかないと思う」とMKM Partnersのテロ・クイッティネン氏は語る。

 「Nokiaはとにかくこのカテゴリーで成功しなければならない。ハイエンドスマートフォン市場との食い合いが起きてしまう可能性があるからだ」(同氏)

 アナリストは、iPadの4~6月期の販売台数は100万台以上と予測している。2010年の販売予測は、かなり幅があるものの、約500万台となっている。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1004/07/news026.html
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